2011年8月14日日曜日

ヌスビトハギ -2011/08/06青葉の森

OLYMPUS E-620
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8
OLYMPUS OM EXTENSION TUBE

8月6日(土)、久しぶりの青葉の森です。
先の記事でも触れたとおり、この日最初の被写体はヌスビトハギ。
雨が降り出す直前です。

この日は、荷物を最小限にする目的で、いつもは欠かさず持ってくるOM 50mm F3.5マクロレンズを敢えてバッグに入れず、50mm F1.8を持っていって単体で引き、エクステンションチューブとの組合せで寄りの一本二役体制で臨みました。

P8065109
with OM EXTENSION TUBE 25mm
F2.8, 1/125sec (-0.7EV), ISO400

まずは、エクステンションチューブ25mmを1個つけて。
ヌスビトハギはヒョロヒョロ長い茎の先にポツポツ小さい花をつけるので、クローズアップ撮影が非常に難しいです。

カメラを三脚に固定するとかえってピント合わせが大変なので、三脚に左肘を乗せて手持ち撮影スタイルで撮りました。
絞りをこれ以上絞ると、風で揺らぐ花の被写体ブレが避けられないので、F2.8が精一杯でした。

さて、せっかくなのでここで25mmチューブ2個付けにチャレンジしてみました。

P8065119
with OM EXTENSION TUBE 25mm X2
F2.8, 1/60sec (-0.7EV), ISO400

なんとかぎりぎり人に見せられるものが撮れました。
少し逆光気味(といってもかなり曇っていて薄暗く、太陽の方向は大きな意味を持たないかもしれませんが)に、バックに暗い森の奥を選んで、花をぼうっと浮かび上がらせる作戦です。

50mm F3.5マクロでは、収差でにじむこともなくもう少しカッチリ写ることになるかもしれません。
しかし周囲のこの暗さでは、F3.5開放にしたとしてもブレて全滅になっていたかも。
F1.8開放だと被写界深度が浅すぎるのと収差が強く影響して、「過剰にファンタジック」な映像になってしまう・・・と考えると、このレンズでF2.8というのはぎりぎり余地のない選択といえるかもしれません。
同じ絞り設定でも、チューブを1本増やすとずいぶん暗くなってしまうようです。シャッター速度がかなりスローになりました。
また、F2.8に「絞った」といってもやはり被写界深度は相変わらず浅いですから、ちょっと油断するとボケボケファンタジー写真になってしまいます。

P8065120
with OM EXTENSION TUBE 25mm X2
F2.8, 1/100sec (-1.3EV), ISO400

雨が降る直前で、風も吹いてきたので
とても撮影の難しいヌスビトハギでした。



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