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2013年3月11日月曜日

GXRとE-420、RIKENON 50mm F2Lで写り比較

2013年1月20日に誕生した新旧RICOHコラボシステム、
RICOH GXRボディ+MOUNT UNIT A12+RICOH XR RIKENON 50mm F2Lレンズ

2013年2月2日の初ショット以来、約1ヶ月間テスト撮影で修行中です。
ピントが狙い通りにビシッと来たときに吐き出す映像は、あらためてこのレンズの良さを再確認するとともに、新しく導入したMOUNT UNITに組み込まれた撮像素子と映像処理システムのすばらしさを実感します。
ただし、歩留まりがかなり低いのが難点ですが・・・

RICOH XR RIKENON 50mm F2Lというレンズ、これまでにもOLYMPUS E-シリーズの4/3 一眼レフカメラと組み合わせて楽しんできました。
特に、E-420との組合せでは「実際に見たイメージを忠実に再現する」という写りではなく、「シャッターを押した瞬間見ていたイメージからは想像できないような“絵画的”な描写をする」写りで、とても気に入っていました。

そして2013年3月6日、ついにGXR+MOUNT UNIT A12とE-420という二つのボディでこのレンズを使って描写比較をやってみようと思い立ち、実行に移す機会を得ました。

舞台はお昼のお散歩コースの定番、良覺院丁公園に咲くタネツケバナの花です。
2,3日前にこの日当たりの良い公園で、オオイヌノフグリ、ハコベの花とともに、今シーズン初対面となったタネツケバナ。

石垣のあいだから突き出し、ひとつだけ開いていた花を撮影モデルに選びました。
まずはE-420での映像から

E-420, P3069025
PENTAX K CLOSE-UP RING No.3 (28.5mm)
F2開放, 1/640sec, -1.0EV, ISO200

光学ファインダー、手持ちでのピント合わせはかなり困難ですが、スプリットプリズムが入ったフォーカシングスクリーンと、1.22倍のマグニファイアのおかげで何とか花のまんなかにピントを持ってくることができました。
相変わらずの「濃厚な」ボケ味です。

花周辺をトリミングして切り出してみると・・・

trimmed 1480x1110
しべにピントが来ているのですが、さすがに「ビシッ」という感じではなくかなりソフトな印象です。
よく見ると、わずかに前ピンだったようです。これで「解像感が足りない」と評してしまってはちょっと可哀想かも。

それでは、GXRとのコンビネーションでほぼ同じアングルで撮った映像と比べてみることにします。

GXR, R0013954
PENTAX K CLOSE-UP RING No.3 (28.5mm)
F2開放, 1/570sec, -1.0EV, ISO200

同じ条件では、撮像素子のサイズが異なるGXRとE-420ではライカ判換算でそれぞれ75mmと100mm相当となるはずですが、ほとんど同じ画角になっています。これはおそらく、GXRではレンズのヘリコイドをいっぱいにのばして最短距離である60センチにセットしていたのに対して、E-420ではヘリコイドを最短距離まで回しきっていなかったのかもしれません。詳細は記憶にないのでなんともいえませんが・・・

そういう意味で、厳密に同じ条件とは言い難いのが残念ですが、とりあえずこちらも花周辺をトリミングしてみます。

trimmed 1280x960
 ピントが合っている部分の解像感がかなり違います。
こちらのほうが、よりジャストにピントが来ているということも影響しているかもしれませんが、それでもかなりの違いです。

しかし、ピント合わせはかなり苦労しました。
フォーカスアシストによって合焦部分が白い縁取りで強調されるのですが、花自体が白くてコントラストが明確ではないので、ほとんど勘で合わせたという感じです。たまたまラッキーだった・・・

それでもF2開放でこの解像感、
ちなみにF4でも撮りましたが、さらに解像感が増して合焦部分を見ればマクロ専用レンズにもひけをとらず、そこに独特のボケ味が加わって、最近のデジタル専用レンズでは絶対に出せない味がとても魅力的です。

ボケ味や全体の雰囲気では、E-420を使ったときほどのインパクトはなく穏やかですが、ボケの中にカッチリした解像感を出したいときにはこちらのほうが相応しいようにも思います。

また、F4のときにはGXRで1/203sec、E-420で1/160secというシャッター速度設定になりましたが、たまたまとは思いますが・・・E-420のほうはブレてしまいました。
GXRではばっちりでしたので、もしかしたらこちらのほうが重心のバランスやグリップ性に優れているのかもしれません・・・が、やはりたまたま?

E-420でも、ISO感度を上げるなどしてシャッター速度をある程度速くすれば問題なく対応できるレベルとは思いますが。

なお、GXRのほうの画像は、RAW画像を現像したものではなく撮影時に保存されたJPEG画像をリサイズしたものです。なので、若干画質の劣化はあるかもしれません。
RAW現像して少し整えれば、もっと画質が良くなる可能性があります。

こうしてみると、E-420の出番はますます少なくなりそうですが、なんとかこのカメラ「ならでは」の被写体やシチュエーションを探索して、ほかの機材では絶対出せないような映像を追求してみたいと思います。

2012年8月18日土曜日

E-420、AF動作せず

デジタル一眼レフカメラデビューから大変お世話になっている
OLYMPUS E-420。

ほとんど、カメラ店の店頭で一目惚れ、衝動買いに近い
おつきあいの始まりでした。

2007年初夏のことです。

そして2009年にE-620を購入してからは、メイン機からサブ機へとポジションをシフトし、主にE-620でアップのマクロ撮影をしているときのスナップショット撮影用という位置づけに。

さらには、弱点だったMF操作性の問題を改善するために、
ファインダー覗き窓へのマグニファイングアイピース装着
スプリットプリズム付きフォーカシングスクリーンへの換装
グリップ感向上のためのボディージャケット装着
で、ほぼ完成に近いMF専用機となりました。

以降は、AFでの撮影はほぼ皆無となり、OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8やAUTO-W 28mm F2.8、TAMRON SP 28-105mm F2.8 LD Aspherical IF、そしてRICOH XR RIKENON 50mm F2/Lなどのレンズたちとのコンビネーションで、気軽な撮影をメインに
OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWDレンズと組み合わせてAF撮影テストを行った以外は、一貫してMFでやってきました。

しかし、RICOH GXRを導入した2011年11月末からはこのカメラがお散歩スナップや朝の通勤スナップ担当になり、OLYMPUS E-5を導入した2011年末からは(実に大晦日購入、実質2012年明け早々)、これ一台でマクロからワイド、テレまでオールラウンドにこなすようになってしまい、E-420はおろか、E-620すらも出番が激減している現状に。

いままでにも何度か考えたことなのですが、いっそのこと
Panasonic製のレンズ内手ブレ補正機構付き4/3レンズでAFスナップ専用機にしてしまう
というのはどうかと。

そこで、久しぶりにキットレンズのOLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6をつけてAF動作の確認をしてみることに。すると・・・動かない

色々試してみてわかったのは、S-AFはダメ、C-AFは動く、ということ。
ずいぶん長い間、AFを使っていなかったので、いつからこんなことになってしまったのかわかりませんが、お金をかけて修理するというのも大げさだし、S-AF使用不可の状態で新しいレンズを買うのももったいない気がします。

なんとか、E-420の出番をつくってあげたいと思うのですが・・・
E-5では作れない絵を追求するしかないでしょう。
いまのところ考えているのは、暗いバックに白や黄色の小さな花や波打つ花びらをもつ花をアップで撮ったときの独特なこってりした油絵のようなムード。

ここで少し、過去の写真から引っ張り出してみます。
レンズはRICOH XR RIKENON 50mm F2Lです。

E-420, P5264686

E-420, P5264689
この2枚は、ヘビイチゴの花と実です。花のほうはちょっと盛りを過ぎた感があり、実のほうはこれから熟してくるまだ若いものです。
撮影日は2011年5月26日、撮影地は東北大学片平キャンパス。

E-420, P5264721

E-420, P5264722
こちらの2枚はシャガの花です。
撮影日は上のヘビイチゴと同じ、撮影地も同じく東北大学片平キャンパスですが、片平会館の玄関前に植えられている大群落だったと記憶しています。

E-420, P5264713
引いて絞ると、「ならでは」感がグッと薄れてしまいます。これでは、E-420, RIKENON 50mm F2Lを組み合わせた甲斐がありません。
やはり、絞りを開けてググッと寄ってこそ、このカメラ(撮像素子、グラフィックエンジン)とレンズの個性が前面に出るのだと思います。

なんとか出番が増えるよう、考えてみたいです。

2012年3月4日日曜日

昨年夏に見たホツツジの花 -2011/08/27青葉の森

OLYMPUS E-420
RICOH XR RIKENON 50mm F2L

ホツツジの、実やタネを飛ばしたあとのカラなど、新しい発見のような気がしていましたが、やはり昨年の夏には花を撮っていました。
でも、夏にはいろいろと派手で美しい花々がたくさん咲いているので、どうしてもホツツジは(自分の中では)通りがかりにスナップする「おまけ」的存在でした。

この日、2011年8月27日はE-620とOMマクロレンズを使ってヤマジノホトトギスやコバギボウシを撮るのが主目的でした。
E-420にRIKENONレンズをつけて肩からぶら下げていたのは、三脚を立ててじっくり狙うターゲットの被写体以外に、ちょっと目に止まった花や草木などを撮るためでしたので、このカメラ、レンズで映像に収められていたということは、やはり「ついで」だったんでしょうね。

でも、撮影して10日ほどあとにはすでにRAWデータを現像し、「ホツツジ」という名前も探し当てていて、「不明花」ではなく「ホツツジ」という名前のファイルフォルダにストックしていました。

なぜそこまでしてこのブログに記事を書かなかったのか・・・それは、それらの写真の写りが「イマイチ」だったからにほかなりません。
やはり、散策路を歩いている途中に見かけた主目的以外の被写体、手持ちで数枚、パシャパシャ撮ってすぐ先を急ぐ・・・という状況では、ある程度致し方ないですが。

そんな事情ですから、ここでは大きなサイズでお見せするほどの品質ではないので、小さいサイズで掲載します。
写真はこちら。

E-420, P8276235
F4, 1/160sec (-1.0EV), ISO400

うっそうとした森の中で、ちょうど手前の花のところだけ木漏れ日が射していたので、白い色が暗い森の中にぼうっと浮かび上がるようでした。

E-420, P8276236
F4, 1/100sec (-1.0EV), ISO400

ひとつの花(房?)に近づいていって、見下ろすように撮ってみました。
すでに花の盛りは過ぎつつあるようで、葉の上にしべや花びらが落ちていました。

もう少し早い時期に見つけていれば、もっときれいだったかもしれません。
次のシーズンでは気をつけて見てみようと思います。

E-420, P8276237
F4, 1/150sec (-1.0EV), ISO400

複数の花房がフレームに入ると、ちょっと豪華な感じになりますね。
背景が日かげなので、より白い花が強調されます。

マクロレンズなどで、もっとクローズアップ撮影しておけば良かった、と今になってみれば少々後悔しますが、おそらくそのときはE-620にOM 65-116mmエクステンションチューブと 135mm F4.5マクロレンズをつけて三脚に取り付けられていたと思いますので、三脚の足を伸ばしてアングルと距離を探しながらじっくり撮るという気持ちはなかなか起きない状況だったのでしょう。

いつか、大きいサイズで堂々とご披露できるよう、がんばりたいと思います。

2011年9月8日木曜日

「寄り」と「引き」 -2011/08/28青葉の森(ヒメキンミズヒキ)

OLYMPUS E-620
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 135mm F4.5

OLYMPUS E-620
RICOH XR RIKENON 50mm F2L

先日、「絞りと被写界深度の微妙な関係」記事でも取り上げたヒメキンミズヒキの花。じつはとても小さな花です。

マクロで花ひとつにぐーっと寄ると、普段の目線や視界では気づかないような造形のディテールが見えてきてとても面白いのですが、「そもそもこの花、どんなところに、どんな風に咲いているの?」

花の時期になると、青葉の森では当たり前のようにどこにでも咲いています。
もちろん、「引き」で周囲の状況も記録しています。

いくつか異なる焦点距離のレンズで撮影したヒメキンミズヒキの写真は、Fotopusに投稿していますのでよろしかったらご覧ください。
「森のキンミズヒキ」投稿写真は【こちら】

かなりまばらに、しかも細長い茎にポツポツと咲くヒメキンミズヒキを引きで撮るには、構図をまとめるのに大変苦労します。

E-620, P8135341
OLYMPUS E-620
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 135mm F4.5
F4.5, 1/200sec (-0.3EV), ISO400

E-620, P8135342
OLYMPUS E-620
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 135mm F4.5
F4.5, 1/160sec (-0.3EV), ISO400

望遠レンズで撮ると、圧縮効果で画面内にたくさんのヒメキンミズヒキを入れることができます。その中のどれにピントを持っていくかが重要かつたいへん難しくなってきますね。
P8135341のほうは、散策路も背景に取り込んで、花が咲いている状況を説明するために撮ったものです。
写っている花をより解像度よく捉えるには、もう少し絞ったほうがよいのかもしれませんが、そうすると背景がうるさくなってしまいます。兼ね合いが難しいです。

E-420とRIKENON50mmレンズの組合せでも撮っています。

E-420, P8136132
OLYMPUS E-420
RICOH XR RIKENON 50mm F2L
F4, 1/200sec (-0.7EV), ISO400

手前の散策路からすこし距離を置いて、道に平行にずらっと並んでいる様子がわかると思います。さらに奥は木が生えている林です。

ヒメキンミズヒキは茎の先に花がずらっと並んでいます(花穂といいます)が、一斉に咲くわけではなく下から順に先のほうへ向かって咲いていきます。
ですので、先にある花が咲いているときには、付け根のほうの花は終わって実になっていくのです。花として見栄えがするのはやはり花穂の先の花が開いているときなのでしょうが、なかなかタイミングが難しいです。

2011年9月7日水曜日

ヤマザクラの葉 -2011/08/27青葉の森

OLYMPUS E-420
RICOH XR RIKENON 50mm F2L

8月27日(土)の青葉の森での撮影は、先の記事でも述べたとおり「ヤマジノホトトギス」が主役でした。

森の中を歩いていると、薄暗い散策路の向こうにヤマザクラの木が一本、見えてきました。
ふつうは、ひろがった枝の先につく葉ですが、幹に直接ついている葉をみつけました。しかもいい具合に虫喰い、さらに木漏れ日を受けて輝いています。

・・・これは逃す手はない!

E-420, P8276249
F4, 1/125sec (-0.7EV), ISO400

いい感じに仕上がったのですが、葉の右側がピンぼけになってしまいました。葉をななめから撮ったためです。厳密に正面から撮っていれば葉の全面にピントが来ていたのに・・・残念。
絞りをもう少し絞るという手もありますが、それだと背景の木々がよりはっきり写ってしまい、うるさくなってしまうのでF4が限界でしょう。
もし、きっちりと葉全面が合焦する方向からレンズを向けることができたら、絞り開放にしても良いくらいのシチュエーションですね。

木の下に回り込み、下から見上げると今度は明るい空が背景に。

E-420, P8276254
F4, 1/100sec (-0.7EV), ISO400

残念ながらかなりの前ピンになってしまい、手前の木の幹にピントが来ています。
これもうまくアングルを調整できれば、絞りを開放にして背景のボケを六角形ではなく、完全な丸ボケにしてみたいところでした。

しかし、ヤマザクラを楽しめるのは5月~6月の花の時期だけではないということがわかった、という点で貴重な発見です。

ヤマジノホトトギス(RIKENONバージョン) -2011/08/27(土)青葉の森

OLYMPUS E-420
RICOH XR RIKENON 50mm F2L

去る8月27日(土)、2週間ぶりに青葉の森へ行きました。
この日のターゲットはずばり!「ヤマジノホトトギス」です。

しかも、アップで見ると意外とグロテスクなこの花ですが、RIKENONのほんわかムードでうまくまとめられないかと目論んでの撮影です。
撮ってみたら、やっぱり思った通り!いい仕上がりです。

写真のほうは、フォトパスに投稿したアルバム作品をご覧ください。>こちら
・・・と、それだけでは寂しいので、いくつかここに披露いたします。



E-420, P8276191
 riverse
PENTAX K CLOSE-UP RING No.3 (28.5mm)
F4, 1/40sec (+0.7EV), ISO400

キリッとピントのあった部分がまったくありませんが、雰囲気は出ていると思います。
撮影中、ハチがやってきて蜜をなめ始めましたので、それも撮りました。しかし・・・



E-420, P8276202
 reverse
PENTAX K CLOSE-UP RING No.1+2+3 (57mm)
F2開放, 1/15sec, ISO400

どアップを狙って、ありったけの接写リングを連結し、さらに逆付けまでしてしまっていたので露出が暗くなってしまって、絞る余地がありませんでした。
開放でもシャッター速度はなんと1/15秒!ぎりぎりです(すでにアウト?)
接写リングを外す余裕もなく、そのまま撮るしかありませんでした。

でも、若干の被写体ブレはあるもののピントはまずまずではないでしょうか。
ハチさんは、花のまわりをぐるぐる歩き回りながら、付け根にあたまを突っ込んで蜜をなめていました。

つぼみが開き始める、そんな花もRIKENONアップで狙います。
さすがに、影になって暗いので、ある程度絞った上で内蔵フラッシュを焚きました。



E-420, P8276222
 reverse

PENTAX K CLOSE-UP RING No.1+2+3 (57mm)
F4, 1/100sec(内蔵フラッシュ使用、光量1/64), ISO400

右側には、先に開いた花がいます。隠れるようにひっそり、開くのを待つつぼみです。
ディテールをきっちり出すためには、もっと絞ってF8あたりにするべきだったかもしれません。
でも、少し絞っただけでずいぶん「ほんわか」感が影を潜め、RIKENON本来の「カッチリ」感が出てきます。

さて、こうやってE-420, RIKENON 50mm F2Lコンビによる「ほわほわ写真」撮影は進んでいきましたが・・・
もちろん、OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5とE-620とのコンビでの「カッチリ」も抜かりはありません。
もし、「ヤマジノホトトギスってどんな花?RIKENONのぼんやり写真だけじゃわからない!」という方には、こちらもフォトパスに投稿した作品をご用意させていただいておりますので、こちらをご覧になりお確かめください。
こちら

また、昨年もヤマジノホトトギスを撮っていて、このブログでも記事にしましたのでよろしければ
2010年9月11日付「青葉の森でフラッシュ初挑戦(ヤマジノホトトギス)」の記事

おお、そういえばあのころ、フラッシュ(FL-36R)を買って、森での撮影に使ってみたりしていたんだった・・・今はぜんぜん使ってないなあ

そのときフォトパスに投稿したヤマジノホトトギスの写真はこちらです。

~~~
ちなみに、ホトトギスの仲間はほかにもたくさんあるようです。
この、ヤマジノホトトギスとは別に「ヤマホトトギス」というのもいるみたいです。
ややこしいですね。

2011年9月5日月曜日

絞りと被写界深度の微妙な関係(ヒメキンミズヒキ) -2011/08/28青葉の森

OLYMPUS E-420
RICOH XR RIKENON 50mm F2L

8月28日(日)の青葉の森での撮影は、ショット数も滞在時間も少なかったのですがいろいろと収穫が多く、けっこう楽しみました。

今回の話題は、絞りをかえることによる被写界深度への影響についてです。
これまで何度も触れてきた話題ですが・・・

撮影においては、いずれもRIKENON 50mm F2Lを逆付けしてPENTAX K接写リングNo.3 (28.5mm)を装着するという条件が共通です。

まず、絞りを開放にして撮ってみたのが次の写真。

E-420, P8286297
F2開放, 1/80sec, ISO400
フラッシュを焚かず、自然光のみで撮りました。
少し薄暗い森の中に浮かんだ黄色い花が、幻想的な雰囲気を出しています。

しかし、ピントがどこにきているのか、ぱっと見ではわかりにくいです。
実は、右に伸びた花びらの付け根あたりに来ているのですが、合焦部分の位置も微妙ですし、画面の大部分がピンぼけ状態で、じっくりよく見ると・・・残念ながら失敗作といわれてしまいそうです。

続いて、絞りをF4にしたときの写真。

E-420, P8286299
F4, 1/100sec (内蔵フラッシュを光量1/64に絞って照射), ISO400

F4まで絞ると、かなり合焦感が増してきます。
上に伸びたしべの先がクッキリ写っています。
しかし、これでもまだピンぼけ部分が多すぎるような気がします。

ちなみに、この写真は内蔵フラッシュを焚いています。
フラッシュなしでも1枚撮ってみたのですが、シャッター速度が1/15秒まで遅くなってしまい、さすがに手持ち撮影では手ブレが避けられませんでした。

さて、もう一息絞ってみましょう。

E-420, P8286300
F8, 1/100sec(内蔵フラッシュを光量1/64に絞って照射), ISO400

実は、絞りを開けて撮った写真ではボケてしまってわかりませんでしたが、花の真ん中にぼんぼりのついた2つのめしべがあったのです。
このめしべの先にピントを合わせて撮ってみました。すると、花びらの合焦具合、手前側のおしべの先のクッキリ感が出て、いい感じになりました。

この構図、この被写体では、ここまで絞るのがよかったということでしょう。
ただし、フラッシュの光量を絞りすぎたようで、全体に露出不足になってしまいました。RAW現像のときにかなり強引に持ち上げたので、少しノイズが目立ってしまっています。

そのままフラッシュ光量を上げると、コントラストが強くなりすぎたかもしれません。ディフューザーでやわらげてやれば最適な写りになったでしょう。少し心残りです。

やはり、レンズを逆付けした上に接写リングを使うなど拡大率が高い条件での撮影においては、ある程度絞り込むことも大切でしょう。
特に今回のように、とびだすしべなどがあるなどかなり立体的な被写体の場合には重要です。

・・・とはいっても、F8まで絞ってしまうと、わざわざRIKENONを逆付けして接写リングまで入れ、アップで撮る意味が薄れてしまいますね(OM 50mm F3.5マクロにエクステンションチューブ25mmでもかましてF8に絞れば、同等のカッチリ写真は撮れます)。
でも、近接撮影用に設計されたマクロレンズでなくても同様の写真が撮れるという意味では、驚異のレンズといえますが。

比較的フラット、平面的な被写体の場合は、あえて絞りを開ける必要がある場合でも対応できそうですが、そのときは面全体にピントが来るように、カメラ位置とレンズの向きの調整を慎重に行う必要があるでしょう。

クロケシツブチョッキリ? -2011/08/28青葉の森

OLYMPUS E-420
RICOH XR RIKENON 50mm F2L

先日投稿した記事で話題にしたボタンヅルのすぐ脇で、黒い小さな虫を見つけました。
黒く光沢のある身体は魅力的です。

E-420, P8286330
PENTAX K CLOSE-UP RING No.3 (28.5mm)使用
F4, 1/80sec (+0.3EV), ISO400

E-420, P8286332
PENTAX K CLOSE-UP RING No.3 (28.5mm)使用
F4, 1/100sec (+0.3EV), ISO400

上の写真は若干前ピン、下の写真は少し手ブレが入ってしまいました。残念。

調べてみたところ、たぶんクロケシツブチョッキリというゾウムシの仲間なのではないかと思われます。
クロケシツブチョッキリは、園芸の世界では目の敵にされているようで、バラなどの害虫として扱われるWebページがわんさかヒットしました。

たしかに、この虫が乗っている葉もバラ科のもののような・・・
なにやら征服した感も漂うこの出で立ち。

庭に植えられた花に悪さ(といってもこれは人間側からの一方的な見方に過ぎず、彼らにとってはごくあたりまえの日常活動なのでしょうが)するのは困ったものですが、森の中ではただただ自由に生きる美しい昆虫なのです。

2011年9月4日日曜日

ボタンヅル -2011/08/28青葉の森三居沢付近

OLYMPUS E-420
RICOH XR RIKENON 50mm F2L

8月28日(日)、この日は三居沢のほうから青葉の森に上がっていくルートで、夏の終わりの花を探しに行くことにしました。

この日は気温もそれほど上がらず、猛暑だった7月、8月に比べれば山の中を歩き回っても比較的“楽”なのではないかと期待したのですが、甘かったようです。
とにかく湿度が高くて、30℃を超す暑さのときと変わらない発汗量です。
そして群がる蚊の数もまったく減ってませんでした。

この日は
E-620ボディにOM 50mm F3.5マクロ、135mm F4.5マクロの組合せ「ガッチリ撮影組」と、
E-420ボディにRIKENON 50mm F2Lの組合せ「ほんわか印象派撮影組」という
全く性格の異なるコンビネーションで臨みました。

結果的には、シャッター数はほとんど「ほんわか組」の圧勝でした。
被写体は、カノツメソウ(シャッター数多め)、キンミズヒキ(少し)、そしてこの記事の主役「ボタンヅル」、最後に(たぶん)ゾウムシとヒヨドリバナをちょこちょこ撮って上がり!というメニューで、トータルの滞在時間も短め、移動範囲も三居沢からあまり奥へは入らず・・・という感じでした。

さて、前置きが長くなりましたが、ここからボタンヅルの話題へ。
実はこの日、森に入っていくときにはこのボタンヅルの存在に気づきませんでした。
帰りの下山途中で初めて目に入ったのです。

同じ道でも歩く方向によって、また通りかかったときの光の具合や本人の気持ちの具合などで、周囲の情景から受ける印象も全く変わってしまいます。

場所は、ほとんどうっそうと木が茂るこのルートにあって、ほぼ唯一開けて日当たりのとても良いエリアです。

現場の状況はこんな感じでした。

E-420, P8286333
F4, 1/160sec (+0.3EV), ISO400

露出をプラス補正に設定したままで撮影したので、白い花が若干飛んでしまっていますが、雰囲気はわかると思います。

細い花弁のように見えるのは萼片だそうですが、これが4つあります。真ん中にまっすぐ突き出た多数のしべと、その周りにやや長めの花糸があります。
白く丸いつぼみもいくつか見えます。

葉は切れ込みが入ったぎざぎざの形をしており、これがボタンヅルの特徴だそうです。
よく似ているセンニンソウという花があるのですが、葉の形が決定的に違うのでその点をきちんと観察すればかんたんに識別できます。

それでは、RIKENONレンズにPENTAXのK接写リングをつけて、クローズアップ撮影した写真をご紹介しましょう。

E-420, P8286317
PENTAX K CLOSE-UP RING No.3 (28.5mm)使用
F2開放, 1/400sec (+0.3EV), ISO400

この花はまだつぼみから開いたばかりのようで、萼片は開いたもののしべや花糸は開いておらず束ねられた状態を保っています。
こうしてみると、真ん中の黄色いしべと外側の白い花糸の長さの違いがよくわかります。
絞り開放でも、まだそれほど拡大率が大きくないためか、ソフト感も比較的抑えられています。

もしOM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8レンズとエクステンションチューブの組合せで撮ったら、もっと溶けるようにボケることでしょう。

通常、暗い背景に白く輝く被写体の場合は、露出をアンダー補正するのですが、接写リングをかませるとカメラの自動露出では光量が足りずかなりアンダーよりになる傾向がありますので、暗い部分のノイズがめだってしまいます。
特に狙ったわけではないのですが、少しオーバーめの露出補正をかけたのは正解だったようです。(もう少しオーバーにしても大丈夫だったかも)

E-420, P8286319
PENTAX K CLOSE-UP RING No.3 (28.5mm)使用

F2開放, 1/640sec (+0.3EV), ISO400

こちらの花は全開ですが、少し盛りを過ぎて一部茶色く傷んできているようです。
もし、絞りを絞って撮ったとしたら、傷んだ茶色い部分がもっと鮮明に写ってしまい、魅力が薄れてしまったかもしれません。

わかりにくいですが、萼片の裏にクモが隠れていて足が見えています。
たしか最初レンズを向けたときは萼片の上にいたはずだと記憶していますが、接近したときに「くるっ」と裏に隠れてしまったのです。残念。

さて、次にご紹介する2枚は、RIKENON 50mm F2Lレンズでのクローズアップ撮影の神髄ともいえる写り(と私が勝手に思っている)です。


E-420, P8286320
PENTAX K CLOSE-UP RING No.3 (28.5mm)使用

F2開放, 1/500sec (+0.3EV), ISO400

E-420, P8286324
PENTAX K CLOSE-UP RING No.3 (28.5mm)使用
F2開放, 1/800sec (-0.3EV), ISO400

後ろにいる花のボケ具合が絶妙だと思います。
ボケつつも、しっかり形を残しています。

RIKENON 50mm F2(L)レンズは、固めのシャープな写りが特徴とよくいわれます。
たしかに、開発・設計時に想定された使い方(ノーマルにつけて最短撮影距離である60センチ(初代「Lなし」では45センチ)より離れた被写体を撮る場合)では、絞り開放からすばらしい解像です。
しかし、接写リングを入れて想定以上に被写体に接近して撮影する場合には、収差も出てかなりソフトなボケ味に「変身」します。
しかも、F4程度まで絞れば本来のシャープな写りを取り戻す、絞りに応じて大きく変わる写りが魅力です。

E-420, P8286315
PENTAX K CLOSE-UP RING No.3 (28.5mm)
reverse
F2, 1/320sec (+0.3EV), ISO400

この写真は、接写リングを使用した上にレンズを逆付けしてさらに接近し撮影したものです。
逆付けしない場合よりもはるかにソフトな仕上がりになっています。
これなら、F2.8か4あたりまで絞ってもよかったかもしれません。
試さなかったのが悔やまれます。
ただ、あまりにもアップになりすぎたために前景も背景もなにもなく、少しつまらない写真になってしまいました。

最後に一枚。

E-420, P8286328
PENTAX K CLOSE-UP RING No.3 (28.5mm)使用
F2開放, 1/640sec (-0.3EV), ISO400

やはりこれくらいのフレーミングで、主役と脇役が入った構図が良いですね。
F4まで絞ると、OM 50mm F3.5マクロの絞り開放と大差なくなってしまうので、やはりここはF2開放にこだわりたいです。

2011年8月15日月曜日

MF撮影はやはり難しい -2011/08/14櫻岡大神宮のネコ

OLYMPUS E-420
RICOH XR RIKENON 50mm F2L
※撮影はすべて絞りF4

この日は午前中、自転車で広瀬川をゆっくり回って鳥などを撮りました。
午後はまた、自転車で仙台市青葉区西公園にある櫻岡大神宮を訪ねました。

E-420にRIKENON 50mm F2Lレンズ一本というシンプルな装備です。
何か花が咲いていたらアップも狙おうと、レンズの先にはリバースアダプターをつけて。

しかし、残念ながら神社の中には花はまったくなく(花期を過ぎて枯れたアジサイの花はありましたが・・・)、逆付けマクロは実現せず。

それでも手ぶらで帰りたくない!と、境内の中を見回していると、暑さでぐったりしたネコを発見。

P8146147
慎重にピントを合わせたつもりが、かなりの後ピン・・・なぜこんなにもピントがずれたのか?
腰のあたりをずりずりとなめ、今度は後ろ足のほうへ移動です。

P8146151
 これはいいポーズ!
しかし今度は極端な前ピンに・・・
手前の木にばっちりピントが来てしまいました。
おかしい、ほんとうにおかしい。

気を取り直して、
ずりずりやっている「ベロショット」を狙いますが、なかなかタイミングがうまくいかず・・・
ようやく撮れた一枚がこれ

P8146153
それでもやっぱりピントはいまいち。

P8146155
これもいいポージングなのですが、ピントはしっぽのほうに・・・

*****

なんでこんなにピントを外しまくるのか?
やはりこのような「引き」の撮影では、ピントを合わせる部分もファインダー内でかなり小さくなり、スプリットマイクロフォーカシングスクリーンではなかなかピント位置をつかめないのかもしれません。

特に縦位置で構えると、スプリットプリズムの切れ目は縦になり、ますます合わせるのが難しくなります。

*****

さて、境内のもう少し中へ進んでいくと、日陰にたくさんのネコたちが寝ていました。
近づいてカメラを向けると、一匹が気づいてこちらを見ます。

P8146159
左奥の二匹はかなり仲よさそうです。
暑さにやられてぐったり昼寝をしていると思われるのですが、それでもこの二匹は暑がりもせず身を寄せています。

*****

それにしても、ピント位置は恥ずかしいほど手前に来てしまいました。
真ん中の草よりさらに手前、フレーム下端の土のあたりです。
もういやになってきました。

*****

右側の警戒していたネコは、急に「やばい」と思ったのか、少し向こうへ走っていき、振り向いてこちらをにらみます。

P8146161
ちょっとわかりにくいですが、顔の部分を切り出して見ると


ピントは後ろに積もっている葉っぱのほうに来ています。
それにしてもこのネコは、目つきがとてもきついです。

左側にいた二匹は、まだ寝ています。回り込んで上から覗いてみました。

P8146162
いい感じでだらしなく寝ています。
しかし、木の枝が邪魔で顔が見えませんね。
もう一枚撮ろうとしたら・・・

P8146163
さすがに気づかれ、二匹仲良く逃げられてしまいました。

・・・むむ?右側のネコ、模様に見覚えが?
じつは、今年の3月に(東日本大震災の前日、3月10日です)この神社へ梅を撮りに来たとき見かけたネコかも。
そのとき撮った写真がこちら

E-620+OM135macro, P3109021
OLYMPUS E-620
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 135mm F4.5
F4.5, 1/800sec, ISO400

背中のブチが目印です。

このネコにはその後も会っています。
たとえば、3月19日には・・・

E-620+OM50, P3199354
OLYMPUS E-620
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8
F4, 1/500sec (+0.7EV), ISO 100

これは横位置撮影したものを縦位置にトリミング(3024x2268)したものです。
ピントがかなり後ろのほうに行っています。

この日は境内脇のガレージ横にある白梅がターゲットだったのですが、このネコがちょこちょこと周りを歩き回っていたのでほかにも何枚か撮りました。が、ことごとくピンぼけを量産。
まともに撮れたのは一枚だけでした。

E-620+OM50, P3199357
OLYMPUS E-620
OLYMPUS OM  ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8
F4, 1/80sec (+0.7EV), ISO100


しかし、今回は会心の一撃!等倍で見てもばっちりです。

・・・と、かなり脱線してしまいましたが、はたしてこのネコは、逃げた後もこちらの様子をうかがいます。

P8146165
またもやピンぼけ・・・
そのまましゃがんで木の枝の間からぱちり。

P8146166
アップで見てみると、


ジャスト、とはいきませんが、まずまずのピントです。
また後ろに回り込んで・・・

P8146167

若干トリミングしています。左が、先ほどのネコ。何度も写真におさめたネコです。
最初のネコのところへ戻ってみると

P8146168
やっぱりそのままねそべっていました。

暑い日のお昼時は、ネコたちもへばって寝ているので、じっくり観察、撮影できそうですね。

ただし、50mmレンズでの引きのMF撮影は、ピント合わせがとてもしんどく、ヒット率がかなり下がります。28mmではもっと悲惨なことになりそうです。
数打つか、目を鍛えるか・・・

MFはクローズアップだけに絞って、引きはAFレンズに任せるという手もありますが・・・