OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 135mm F4.5
OLYMPUS E-620
RICOH XR RIKENON 50mm F2L
先日、「絞りと被写界深度の微妙な関係」記事でも取り上げたヒメキンミズヒキの花。じつはとても小さな花です。
マクロで花ひとつにぐーっと寄ると、普段の目線や視界では気づかないような造形のディテールが見えてきてとても面白いのですが、「そもそもこの花、どんなところに、どんな風に咲いているの?」
花の時期になると、青葉の森では当たり前のようにどこにでも咲いています。
もちろん、「引き」で周囲の状況も記録しています。
いくつか異なる焦点距離のレンズで撮影したヒメキンミズヒキの写真は、Fotopusに投稿していますのでよろしかったらご覧ください。
「森のキンミズヒキ」投稿写真は【こちら】
かなりまばらに、しかも細長い茎にポツポツと咲くヒメキンミズヒキを引きで撮るには、構図をまとめるのに大変苦労します。
E-620, P8135341 |
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 135mm F4.5
F4.5, 1/200sec (-0.3EV), ISO400
E-620, P8135342 |
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 135mm F4.5
F4.5, 1/160sec (-0.3EV), ISO400
望遠レンズで撮ると、圧縮効果で画面内にたくさんのヒメキンミズヒキを入れることができます。その中のどれにピントを持っていくかが重要かつたいへん難しくなってきますね。
P8135341のほうは、散策路も背景に取り込んで、花が咲いている状況を説明するために撮ったものです。
写っている花をより解像度よく捉えるには、もう少し絞ったほうがよいのかもしれませんが、そうすると背景がうるさくなってしまいます。兼ね合いが難しいです。
E-420とRIKENON50mmレンズの組合せでも撮っています。
E-420, P8136132 |
RICOH XR RIKENON 50mm F2L
F4, 1/200sec (-0.7EV), ISO400
手前の散策路からすこし距離を置いて、道に平行にずらっと並んでいる様子がわかると思います。さらに奥は木が生えている林です。
ヒメキンミズヒキは茎の先に花がずらっと並んでいます(花穂といいます)が、一斉に咲くわけではなく下から順に先のほうへ向かって咲いていきます。
ですので、先にある花が咲いているときには、付け根のほうの花は終わって実になっていくのです。花として見栄えがするのはやはり花穂の先の花が開いているときなのでしょうが、なかなかタイミングが難しいです。
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