2011年9月5日月曜日

PENTAX QにKQマウントアダプター?

6月にPENTAXからミラーレス一眼「PENTAX Q」が発表され、8月末から一部発売が始まりました。
レンズに新しい規格「Qマウント」を採用し、昔フィルム時代にあった「auto 110(ワンテン)」を彷彿とさせる、ミニシステムなのですが・・・

なんと!Kマウントのレンズも取り付けられるアダプターが、9月4日(日)に大阪で行われた「PENTAX Q 驚愕のナノ一眼体験イベント in 大阪」で参考出品されたとのこと。

impress デジカメwatchの記事(こちら)をご参照ください。

参考出品ということで、発売未定、仕様も未定ということですが、なかなか魅力的ですね。
もしかしたら、私が今持っているKマウントのオールドレンズたち(smc PENTAX 24mm F2.8, RICOH XR RIKENON 50mm F2, F2L, 135mm F2.8)が別の形で活きる場面がでるかも、と期待してしまいます。

レンズの焦点距離は、35mm判換算で5.5倍ということですので、
24mm ---> 132mm
50mm ---> 275mm
135mm ---> 742.5mm
となります。
特に、RIKENON 135mm F2.8レンズが742.5mm F2.8!という驚異的な超望遠レンズになる・・・よだれが出てしまいますね。
ボディ内手ブレ補正機構もついているということなので、もしかしたら手持ちでOK?

・・・しかしKQアダプターには電子接点がない。ということは、レンズ情報がカメラに入らないから手ブレ補正も効かない?
E-620のように、レンズの焦点距離を入力して手ブレ補正する機構などはないのでしょうか?
ちょっとその点は悩みどころですね。

マウントアダプターを介して装着するほかのレンズは、たぶんQシリーズにとってはどれも望遠系にならざるを得ないでしょうから、そのようなレンズを使う場合には手ブレ補正が不可欠になると思うのですが。
しかし、またアダプター自体どんな仕様になるかも、販売自体されるかどうかもわからない現段階では、議論しても仕方ないかもしれませんね。

その他PENTAX Qの機能やアクセサリーで気になるのは、外付けファインダーです。
EVF(電子式ビューファインダー)のオプションがなく、光学式のVF(レンズから入る映像を直接見るのではなく、別に照準機がついたようなかたち)、しかも標準レンズにのみ対応・・・ここがちょっと残念。
液晶画面を見ながら・・・という、私がいちばん嫌う撮影スタイルになってしまいそうでがっかりです。
やっぱりカメラは「ファインダーを覗いて撮る」が基本ですから。
三脚に立てて、じっくりピント合わせするようなときなら、背面モニターを睨みながらレリーズ、というのもアリですが。

今、私が所有しているOLYMPUS E-シリーズ2台のボディには、アダプターを介して古いKマウントレンズを接続することができ、おおいに楽しんでいます。
そして、PENTAXには綿々と続くKマウントの歴史があり、現行のPENTAX製デジタル一眼でも昔のKマウントレンズがそのままつけられるという大メリットがあります。
ということは、逆に考えれば最新のデジタル用レンズたちをそのままOLYMPUS E-シリーズでも使えるのか?!と(一瞬)期待してしまいます。
しかし、最近のDAレンズたちは手動で絞り調整できないという大問題があり、いくつかの興味あるコンパクトなレンズたちも、それだけを現行のシステムに導入するというのは断念せざるを得ませんでした。

そこへ、このKQマウントアダプターのおはなし!
いわく、フランジバックの差による空きスペースを活用して、マウントアダプター内に絞り調整機構を備えているようです。
これが製品版(もし発売されるなら、という仮定がつきますが)でも装備されるなら、Qを一台手元に置いて、古いKマウントレンズたちはもちろん!気に入ったDAレンズたちも導入して、これまでのOLYMPUSシステムを中心としたスタイルとはまた違った方向のカメラライフを楽しめそうです。

オールドレンズたちは必然的にすべて望遠になってしまいますが、それでも超コンパクト超望遠カメラが実現するというのはかなり魅力的です。

しばし期待しながら動向を探りたいと思います。

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