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2024年12月9日月曜日

【雑談】XR RIKENON 50mm F2Lのはなしふたたび

 2024/12/09

RICOH XR RIKENON 50mm F2の初代が世に出たのは1975年のことだったそうです。

富岡光学が設計したいわゆる「和製ズミクロン」と呼ばれたレンズです。

以前、いろいろと調べたことについてまとめて記事にしました。

今回は、もう少し突っ込んでXR RIKENON 50mm F2Lについて考えてみたいと思います。

私が持っている「F2L」は同じ光学系でパーツの大部分をエンジニアリングプラスチック製にしたもので、未確認ですが1980年発売とのこと。

どちらも富岡光学製で、これ以降は設計がガラリと変わり、日東光学製となりました。

ということで、F2を「前期型」、F2Lを「後期型」と呼ぶこともあるようです。

ちなみに、日東光学設計の3代目以降は

3代目「XR RIKENON 50mm F2S」が1981年発売、4代目「RIKENON 50mm F2」が1982年発売、5代目「XR RIKENON 50mm F2P」が1984年発売

となっており、私の「XR RIKENON 50mm F2L」は1980年に発売されたものの、すぐ翌年に「F2S」が出たということで、短命だったというわけではないでしょうが、このシリーズは全体的に早いサイクルで次々と新世代版が登場していたということになりますね。

同じ富岡光学の手による「前期型」F2と「後期型」F2Lでは最短撮影距離が異なり、前期型0.45メートルに対して後期型は0.6メートルとなっていますので、光学系を再設計したようだとコメントする記事もみられます。

実際のところはどうなんでしょうね。

個人的には、当時高い精度が求められるカメラレンズのパーツをほとんどエンジニアリングプラスチックで組んだときの精密さに自信がなかったのか、部品の寸法精度が十分ではなかったのか、実際に出来上がったF2LをF2と性能比較したときに近距離での写りが基準を満たさなかった(あるいはばらつきが大きかった?)ために、安全を見越して撮影距離を0.6メートルまでに制限したのではないか、と思っています。

このF2Lレンズで0.6メートルより近づきたければ、エクステンションチューブ(PENTAXの接写リングK、いちばん短い9.5mmのNo.1)を使えばよいわけで、同じ0.45メートルの距離で同じ被写体を撮影して比較してみればよい・・・実験してみる気はないですが、もしかしたらそのうち試してみることがあるかもしれません。


2024年12月4日水曜日

初の組合せ、GXRとTAMRON 28-105mmズームレンズ -2024/12/04

RICOH GXR
RICOH GXR MOUNT A12
TAMRON SP 28-105mm LD Aspherical IF (176A)

ポツリ、ポツリと極々たまにしか持ち出すことがないレンズ。
大きく、重い。特段写りが良いというわけでもない。
所有している他のレンズにはない特別なスペックというものもない。
メーカーのHPを見ると・・・

発売は1997年、最短撮影距離0.5メートル。
APS-CのGXRでは42mmから157.5mmまでの準標準から中望遠の領域となります。
テレ端ではそこそこ寄れる、という感じですがワイド端のほうでは「ふつう」。
フィルターサイズが82mmと、かなり大きくて
最近ほぼ常用しているC-PLフィルターをとりつけることが可能かどうか、微妙なところです。(現在このサイズのフィルターは持っていない)

このレンズ、気に入っている点は
非常にソフトな写り
丸ボケもやわらかくてウルサくない

これまでは、購入当時のOM-2 spot/programとの組合せに始まり、フォーサーズの一眼レフ、そしてマイクロフォーサーズのミラーレス一眼・・・
最近になってGXRのマウントユニットにOMマウントレンズが装着できるようにアダプターを導入したにも関わらず、いままで一度もこのレンズを装着して撮影したことがありませんでした。
今日は、初の組合せで片平の放送大学宮城学習センター(旧東北帝国大学理学部生物学教室)の庭をフィールドに、終盤に差しかかった紅葉のようすを撮影してみることにしました。

GXR+T28-105, R0021804

かなり葉が落ちて地面を落ち葉が覆っています。
でも、まだ木の枝にも葉がある程度残っていて、バランスとしては悪くないです。

GXR+T28-105, R0021820

この写真は望遠端105mm、絞り開放で撮ったものです。
丸ボケの大きさも柔らかさも申し分ないと思います。
ISO1600で撮影したのでけっこうノイズが入りましたが、Luminar Neoの強力なノイズ除去で滑らかに、そしてピントが合っていても収差のせいかシャキッとしない部分はスーパーシャープ処理でメリハリをつけました。

片平丁の通りに面した日当たりの良い木では、モミジの葉も鮮やかな赤色まで紅葉しますが、ちょっと中に入り内側に向けて枝を広げる木では、日当たりがあまり良くないせいか完全に紅くなりきることができていません。しかしこれがかえって良い色合いになっています。葉脈周辺だけが紅くなり、縁は色が薄くてまだ黄色いものもある。このグラデーションは一様にベタッと真っ赤になっている葉よりも風情が感じられます。

GXR+T28-105, R0021853

これも望遠端105mmですが、F5.6まで絞りました。
このレンズは絞り羽根が9枚、F4くらいまでは丸ボケが丸いですが、F5.6まで絞ると九角形がわかるようになります。
とはいっても、まったく気にならないですが。

さて、このグラデーション紅葉、とても良い雰囲気を感じるのですが、それは撮影したRAW画像を現像、処理して仕上げる段階になるとまた新たな難しさをもたらします。
トーンを落とせば葉の中心部分の赤がより濃く出ますが全体的に暗く重たくなります。
上げれば明るく、柔らかさがより強調されますが葉の中心部から縁にかけての色の変化が不明瞭になります。
さてどのようにすればよいか・・・非常に悩みました。

GXR+T28-105, R0021855

この写真では上から見下ろすアングルにしたので、バックは地面。
丸ボケが入ることもなく「葉のトーン」だけを気にすれば良いのですが、ちょっとしゃがんで水平くらいのアングルへ持っていくと

GXR+T28-105, R0021856

背景が地面ではなくなり、木々の間から漏れてくる光が丸ボケを作ります。
この丸ボケを活かしたいですが、背景の明るさ、主役の葉の色合いやグラデーションの明瞭さなどをベストなバランスに持っていくのは容易ではない・・・

この写真の処理について、facebookの「開放レンズライフ」グループに投稿してそのあたりを訊ねてみました。

いただいたコメントでは、
トーンをさわるならS字カーブにしてはどうか
ヒストグラムのハイを下げ、ローを上げて上下からギュッと圧縮する手もある
と教えていただきました。

撮影そのものについてもまだまだ修行が必要ですが、撮った写真を画像として処理する際にも、まだまだいろいろと身につけなければならないテクニックがありそうです。
経験数を増やしていくしかないでしょうね。
あまり「プリント」しないのも問題かもしれません。
PCの画面で見るだけではダメかも・・・

2024年3月7日木曜日

XZ-2用のバッテリーLI-90B膨らむ・・・LI-92B購入 -2024/03/06

 2012年12月30日に購入したOLYMPUS STYLUS XZ-2。

バッテリーは1個付属していますが、予備のバッテリーを本体と一緒に1個購入しました。

最近、付属のほうか追加購入したほうか、どちらかわかりませんがひとつが膨らんできているのが気になっていました。

XZ-2, P1144837

この写真は1月14日に撮影したものです。

充電しても、もうひとつのほうと比べるとすぐにヘタってしまうように感じます。
「2012-05-27」と書いてありますが、2012年5月製ということですね。その半年後から使い始めているので、もう11年以上になります。

2024年3月6日、たまたま出張先の八王子でヨドバシカメラを冷やかしに行ったとき、話の流れで新しいバッテリーを購入することになってしまいました。

XZ-2で使っていたバッテリーはLI-90B。3.6Vで1270mAhという容量。でも同じものは新品で手に入れることはできません。

しかし、いま販売されているTG-7用のバッテリー、LI-92BがXZ-2にも使えます。こちらは3.6Vで1350mAhと、同じ電圧ですが容量が大きくなっています。充電器UC-90はそのままLI-92Bの充電にも使用できるようですが、充電電流が400mAとなっていますが、LI-92B充電用のLC-92は800mAとなっており、その分充電時間も短縮されます。

八王子のヨドバシで、なにげなくXZ-2のバッテリーが膨らんじゃって・・・という話をしたら、「膨らんで取り出せなくなったり、発火したりする可能性もありますよ」と、脅し文句が。

ちょうど在庫があったので、ひとつ購入することに。

古いバッテリーは回収して処分してもらえるということなので、預けました。なのでいまは手元にありません。

SHARP AQUOS Sense7, 240307091518880

かっこいい箱に入ってます。

240307201004997

収納袋に入った状態で箱の中に納められていました。

240307201344586

古いバッテリーを入れていた袋と比べてみると、(当然ではありますが)ぜんぜん違います。バッテリーの製造日は2023年4月1日。

これでしばらくはバッテリーの心配は要らないですね。

2023年10月14日土曜日

いまさら情報:XZ-2のレンズと素子サイズ、RICOH GR DIGITAL IVと同じだった

 私のカメラライフの歴史を振り返っていました。

そのなかで、「コンパクトデジカメの葛藤とRICOH GXR購入」という記事を発見。

当時のお散歩カメラはFuji Finepix F11でしたが、その買い換え更新を検討していたとき候補に挙がったカメラのなかのひとつに、RICOH GR DIGITAL IVというのがありました。

購入には至りませんでしたが、当時話題になっていたフィルムカメラ時代のGRをそのままデジカメにしたGR DIGITALの4代目で、ずっと28mm F2.8単焦点レンズにこだわってきたシリーズの最新版(当時)が大いに気になっていました。

結局、広角28mm単焦点に踏み込む勇気がなく、単焦点28mmも後々選択可能なGXRに、とりあえず無難に24-72mmズームを備えたS10ユニットをつけたセットを購入した、というエピソードがありました。

さて、このとき候補に挙がりながら購入に至らなかったGR DIGITAL IVのスペックを見てみると・・・

28mm相当レンズの実際の焦点距離は6.0mm(開放絞り値はF1.9)、撮像素子は1/1.7インチのCCDでした。

後にGXRがお散歩カメラからMマウントのレンズユニットGXR MOUNT A12をつけてKマウントアダプターを介してオールドレンズを使うシステムに生まれ変わったあとを引き継いだXZ-2をいまもお散歩カメラとして常時携帯しています。

そのXZ-2のレンズはズームではありますが、広角端は28mm相当(絞り値はF1.8)で、実焦点距離は6.0mm・・・あれ?同じ6.0mm?ということは

XZ-2の撮像素子、当時新開発の1/1.7インチ裏面照射型CMOSセンサーを搭載しています。CCDとCMOSという違いはありますがサイズは同じ。1センチまで寄れるところも同様のスペックです。

いまの使い方は、8割方広角端でのスーパーマクロ撮影(最近接撮影)が主体なので、もしかしたらRICOH GR DIGITAL IVを選んでいても良かったかもしれません。

もしもあのときGRを選んでいたら・・・多少はお散歩カメラライフも違ってきていたかもしれません。が、あまり変わっていなかったかもしれません。そんなことを熟々考えた次第です。

2023年4月1日土曜日

悩んだ末、ついにM.ZUIKO 45mm F1.8レンズ入手 -2023/04/01

 3月の東京出張時に立ち寄った、新宿のOMシステムプラザではじめて意識することとなったM.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8レンズ。

レンズ交換式デジタルカメラ(デジイチ)を使い始めてまもない時期から、ずっと愛用していたOM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8レンズの後継として考え出すと、同時に他の選択肢がひとつ、またひとつと浮上してきました。

PanasonicのZUMILUX 42.5mm F1.7、そしてSIGMAの56mm F1.4・・・

そのなかでもM.ZUIKO 45mm F1.8は、ずば抜けて小さく軽い、また写りも良いとの評判です。しかし唯一といってよい短所は、50センチまでしか寄れないこと。

Panasonicレンズは寄れるが写りは(悪くはないが)M.ZUIKOより見劣りする(らしい)、それといま持っているM.ZUIKO 12-40mmの望遠端との差別化が難しい・・・

SIGMAレンズはF1.4とほかより明るく、写りも良いようだがこちらも寄れないのと、3つの中でもっとも高価で大きく重い・・・SIGMAのHPを見ると、ソフト的に収差補正などが施されることを見越して、コンパクトさを優先した設計ということでしたので、一気に熱が冷めました。

Panasonicレンズも同様の思想があるように感じていましたので、やはり物欲の熱量は低めでした。

M.ZUIKO 45mm F1.8レンズを選択するにあたっての不安点は、画質的にはボケ具合、ハード面ではMFのフィーリングです。また近接撮影する際に使用可能なマクロコンバージョンレンズ(ゴージャス、専門設計のクローズアップレンズ?)が用意されていますのでそれを使えばマクロ撮影時の写りは問題ないとは思いますが、あえてメーカーが用意していない(サードパーティ製)エクステンションチューブを使って寄ることにし、すでにMEIKEのチューブを入手済みですので、これらの組合せで寄ったときにどのような映像となるのかが心配でした。

でも、3万円程度というお手頃価格のレンズなので、いろいろ考えてないで実際に手にして試せばいいだろう、ということでヨドバシカメラへ出向き、現場でもうひと悩みしてから決めようと思いました。

しかし、店舗へ行ってみると、なんとPanasonicとSIGMAのレンズはいずれも在庫がなく取り寄せになるとのことで、M.ZUIKOなら黒でもシルバーでもすぐ出せると。

これはもう、M.ZUIKOを買え!という神のお告げだと思うことにしました。

XZ-2, P4015634
OM-D E-M1 Mark IIIボディに装着してみたところ、かなりコンパクトなセットになりました。フィルター径はなんと37ミリ。
XZ-2, P4015635
前日ヨドバシで入手していたMEIKEのエクステンションチューブ(10mm)MK-P-AF3Aを入れてみたところです。

これからいろいろと試していこうと思います。



2022年10月23日日曜日

OLYMPUS M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PROの新旧フード比較 -2022/10/23

 先日(2022年10月14日)朝、衝撃の「レンズウードバラバラ事件」発生後、新しいフードを入手したOLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROレンズ。

組み直してテープで留めた旧タイプのフードと、新しい(PRO IIレンズ用)フードを比較してみます。

まず、とりあえず新しいフードがどんな感じなのか。こちらです。

XZ-2, PA23406

旧型では花形部分とリング部分が分かれていて組み合わせるようになっていましたが、新型は一体になっていて、着脱ボタンが埋め込み式に変わっています。
XZ-2, PA233410

ボタン部分を比べてみるとこのとおり。
着脱の操作性という点では、旧式の大きくて出っ張っているボタンのほうがいいように思いますが、壊れにくさを優先すれば新式のようになるのでしょうね。
XZ-2, PA233409

フードのかたちとしては、どちらもまったく同じです(当たり前ですが)。
PRO IIレンズは、旧型と同じ光学系ながらコーティングを改善したり、マイナーチェンジが施されているそうです。
旧型レンズと比べて写り自体がどれくらい違うものか、ほんの少し興味はあります。
でも買い換えるほどではないですね。

現在、私が所有する唯一のM.ZUIKOレンズ(マイクロフォーサーズシステムに最適化された光学設計とオートフォーカス機能がついたレンズという意味で)ですので、大事に息長く使っていきたいです。



2022年10月15日土曜日

レンズフードが壊れてしまいました -2022/10/14

普段、通勤は徒歩です。

たいていは、広瀬川にかかる広瀬橋の上から広瀬川の上流側、はるか泉ヶ岳方面を眺め、空模様とともに写真を撮っています。

何年も続く定点観測。

この日は、いつものスマートフォン(SHARP AQUOS Sense4 SH-M15)カメラのほかに、OLYMPUS STYLUS XZ-2、そしてこの日リュックに入れて持ってきていたOLYMPUS OM-D E-M1 Mark III、OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROつきでも・・・

と思ってリュックから取り出し、ひっくり返してあったレンズフードを外して付け替えようとしたら・・・バキッ、カラカラ

なんと、レンズフードが分解してしまいました。

こうなってみて、よく見ればこのフード、花形部分と付け根のリング部分が合わせられており、そのあいだに着脱用のボタンが向かい合わせに2つ付いています。

バネでロックがかかるようになっていて、金属の細くて短いピンで留めてあります。

ピンがひとつ、飛んで行ってしまいましたが、それ以外のパーツはなんとか確保できました。

事件の翌日、2022/10/15

写真を撮ってみました。

XZ-2, PA153193
いちおう、組み直すことはできますが、またすぐにバラバラになってしまうでしょう。

XZ-2, PA153194

バネ(細い針金)がクルクルッとコイルのように巻いてあり、細いピンを通して穴に差し込みます。

ヨドバシカメラへ行って、フードだけ入手可能か確かめに行きました。このフードは型番がLH-66。

しかし、私が持っている12-40mm F2.8 PROは、OM system OM-1発売とともに二代目となり、12-40mm F2.8 PRO IIに。

光学系は変わっていないということなので、フードも同じかと思ったら・・・違う。

型番もLH-66Dになっていました。そして少々お高い。ちょっと悩みましたが購入することにしました。

仙台店には在庫がなかったのですが、1個だけ福岡店にあるとのことで、取り寄せになりました。

そして、ふたたびバラけたフードに向き合います。

とりあえず、ピンは一本失っていますが、組み直して、花形とリングの合わせ目をテープで留めてみました。

XZ-2, PA153203
このままずっと使うことはないですが(新しいフードを注文してあるので)、これでもとりあえずは使えそうです。



2022年4月9日土曜日

RICOH GXRでOMレンズを使えるように~OM-LMマウントアダプターをついに -2022/04/09

 RICOH GXR・・・

RICOHがPENTAXをHOYAから買い取る前に販売されていた、ちょっと個性的なミラーレス一眼カメラです。

レンズと撮像素子をパックしたユニットをボディと組み合わせて使うというユニークなシステム。

そして、LeicaのMマウント(LMマウント)レンズが装着できるレンズマウントユニット、GXR MOUNT A12が出てから、これを手に入れてLMマウントをKマウントに変換するアダプターを介して、主にRICOH XR RIKENONレンズ2本、そしてカビだらけの状態から復活したsmc PENTAX 24mm F2.8レンズの計3本を装着して電子ビューファインダーVF-2を組合せ、使っていました

いまさらという感はありますが、ついにLMマウントをOLYMPUS OMマウントに変換するアダプターを入手、そしてOMレンズを使えるようにしました。

これは、ベローズエクステンションチューブ65-116mmと組み合わせて使う望遠マクロレンズ2本、OM ZUIKO AUTO-1:1 MACRO 80mm F4OM ZUIKO AUTO-MACRO 135mm F4.5をGXR MOUNT A12ユニットのAPS-C素子で撮影してみたいというのが動機です。

(マイクロ)フォーサーズシステムにこれらのレンズを装着すると160mm, 270mm相当というかなりの望遠マクロとなってしまうので、なかなか使う場面がありませんでした。そのような状況を、より大きなサイズの素子と組み合わせることで改善し、より使いやすくなるのではないかと期待して、いちど試してみたいと考えたわけです。

ヨドバシカメラでマウントアダプターを見てみると、K&F ConceptというメーカーOM-LMアダプターが意外に安かった(税込み3,360円)ので、「えーい、買っちゃえ!」と。

OLYMPUS STYLUS XZ-2, P4091611

今回は、テストとしてOM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8レンズを装着します。

P4091606

この状態で35mm判の75mm相当、45センチまで寄って撮れます。
もっと寄りたいときには、7mm, 14mm, 25mmのバリエーションがあるOM AUTO EXTENSION TUBEを入れます。
その中の14mmのチューブを入れてみます。

P4091607

この状態で、このカメラはこんな感じになります。

P4091608

けっこうイイ感じです。コンパクトでありながら、ちょっとずっしり感もあります。
グリップの形状がとても握りやすく安定するのがGXRの特徴です。

このシステムで、仙台城三の丸の花を撮ってみました。

GXR+OM50/1.8, R0018610

F1.8開放, 1/500sec
ISO200

R0018611

F1.8開放, 1/440sec
ISO200

レンズ単体で寄れるのはここまでですが、14mmのエクステンションチューブをつけて、レンズは無限遠(最も縮めた状態)にすると

GXR+OM50/1.8+EX-14, R0018616

F1.8開放, 1/380sec
ISO200

ここまで寄れます。さらにヘリコイドをいっぱいまで繰り出すと

R0018613

F1.8開放, 1/310sec
ISO200

少し右へ回り込んで、少し下がります。

R0018617

F1.8開放, 1/410sec
ISO200

タチツボスミレなのですが、まっすぐ立たずに脇をのぞき見るような姿勢。
けっこういいボケ具合ですね。

RICOH GXRは2009年12月18日発売、そしてレンズマウントユニットは少し遅れて2011年9月9日の発売ですが、私が購入したのはGXR本体とズームレンズユニットのセットを2011年11月30日、そしてレンズマウントユニットは2013年1月20日でした。

10年以上前のカメラですが、まだまだ活躍してくれそうです。
手ぶれ補正機構がないので、手持ちでは薄暗い場所でのスローシャッターで手ブレが心配です。
OMのベローズ望遠マクロレンズを使うときには三脚が必須でしょうが、フラッシュまたはライトでの照明も必要になってくるかもしれません。
いろいろと構想中です。

2022年3月30日水曜日

OLYMPUS STYLUS XZ-2不審な挙動、さらに悪化

 常に身につけ、いつでもどこでもサッと取出しパシャッとスナップ。

そんなカメラとして長年愛用しているOLYMPUS STYLUS XZ-2。

2011年11月30日に購入し、それまでスナップ用に愛用していたRICOH GXR + S10 24-72mm F2.5-4.4VCから引き継ぎ、オリンパスオンラインショップで購入して2012年12月27日に手元に届いたOLYMPUS STYLUS XZ-2

電源スイッチを入れてすぐ撮影可能で、28mm相当の広角から112mm相当の望遠までをカバーするズームレンズ、しかもコンパクトデジカメのレンズなのに「ZUIKO」を冠する「i.ZUIKO DIGITAL」「F1.8-2.5」「1センチまで寄れるスーパーマクロ機能」など、私のフォトライフにぴったりの仕様です。


スナップカメラとして使用し2年ほど経った2014年12月、XZ-2について見つめ直した記事をアップしたりしました。

2014年12月30日付「XZ-2について考える

このときは、単に「広角端をもう少し広く」「望遠端をもう少し長く」というような、スペック自体への不満などについて述べていただけですが、その後機械的な不調が表れてきて、そちらへの不満(というより心配)が膨らんでいきました。

2020年5月24日付「XZ-2、不審な挙動

さらに最近では、AF撮影そのものに影響が出始めています。

それは・・・

普段の撮影スタイルに関係します。画面中央のAF枠がピントを合わせたいものに入るようにカメラを向けて、シャッター半押しで合焦させた状態をキープしながらフレームを決め、シャッター全押しで撮影、という具合の流れになるのですが、ピントを合わせた状態で半押しから全押しにシャッターボタンを押し込むと、なぜかあらためてピントを合わせ直してからシャッターを切る、となってしまう。

なので、せっかく合わせたピントが無限遠の山や空に合わせ直されてしまったりして、何度取り直してもうまくいかず、結局MFに切り替えて半押ししなくてもいいようにするしかない、というようなイライラが地味~にフラストレーションを積み上げていきます。

スマートフォンのカメラがもう少し優秀ならば、スナップ用のカメラは廃止しても良いかもしれませんが、やはり「寄り」と「望遠」、暗い室内などのシチュエーションにおいても、「写真用」カメラはまだ必要です。

2022年3月12日土曜日

丸2年ぶりに持ち出したE-5をKマウントオールドレンズとともに -2022/03/12

OLYMPUS E-5

RICOH XR RIKENON 135mm F2.8

RICOH XR RIKENON 50mm F2L

smc PENTAX 24mm F2.8


OLYMPUSのフォーサーズシステム最後のフラッグシップ機であるE-5。

最後にシャッターを切ったのはちょうど2年前の2019年3月でした。このときは趣味の撮影ではありませんでした。

最後に趣味で写真撮影したのはなんと、2015年6月!仙台城のお堀、長沼のスイレンでした。

なぜ今、E-5を持ち出したかというと、リコーイメージングが張ったキャンペーン、「#集まれ一眼レフ好き」の情報を見かけたからです。

このキャンペーンは、InstagramもしくはTwitterで、「#集まれ一眼レフ好き」と「#PENTAXキャンペーン2022」をつけて、メーカー問わず一眼レフカメラで撮影した写真を投稿し、抽選で2名がPENTAX K-3 MarkIIIのレンズキットをいただける、というものです。

私が持っている一眼レフカメラは、RICOH XR-500、OLYMPUS OM-2 spot/programと、今回の主役OLYMPUS E-5です。

フィルムカメラのXR-500とOM-2 s/pは、持ち出して撮影できる状態ではないので、唯一キッチリ動くのがE-5というわけです。

そして、PENTAX(リコーイメージング)のキャンペーンに触発されたということで、どうせならKマウントのXR RIKENONレンズとsmc PENTAXレンズを装着して何か撮ってみようかと思い立ったのです。

OLYMPUS STYLUS XZ-2, P3131482

P3131483

どちらのレンズも、高性能には定評があります。XR RIKENON 135mm F2.8レンズも出してきましたが、E-5に装着した姿を写真におさめるのを忘れてました・・・

E-5は丸2年、バッテリーも抜いておいてあったので、電源を入れたらまずカレンダーの設定から始める、という状態。「2010年1月1日」からスタートするところが時代を感じさせます。

そしてカメラとレンズ、それにPENTAX K 接写リングセットを持って仙台の西公園へ。

まずは、西公園にある「臥龍梅(がりょうばい)」の花を撮ってみました。

XR RIKENON 135mm F2.8, P3129687
F4, 1/2000sec
ISO200

絞りは一段絞ってます。開放でも一枚撮ったのですが、残念ながらピントがずれてしまいました。この日はちょっと風が吹いていて、枝が揺れたのでピント合わせがたいへんでした。

しかも、どうせ一眼レフカメラで撮っているからと、すべて光学ファインダーを覗いてピント合わせをしようと決めたので、ちょっとキツかったです。

でもこの写真は、なかなかの出来だと思います。

後ろに下がって、引きでも撮ってみました。

P3129690
F2.8, 1/6400sec
ISO200

ちょっと後ろのボケ具合がうるさい感じになっているように見えますが、ピントを合わせた花の部分は

P3129690 (1600x1200サイズにトリミング)

ソフトな雰囲気に仕上がっています。これをF4で撮った写真と比べてみます。

P3129691
F4, 1/3200sec
ISO200

花の部分もクッキリ、背景のボケ具合もピントを合わせた花のジャマをしない、いい具合になっているようです。でも同じように花の部分を拡大して見てみると

P3129691 (1600x1200サイズにトリミング)

ちょっと「ガチッ」としすぎている感じもします。

最初の写真のように、最短撮影距離1.5メートルギリギリまで寄って撮ったときには、F2.8開放では被写界深度が狭すぎてピント合わせもたいへんだし、ボケがさらにうるさくなってしまうかもしれません(結局全体的にピンぼけになってしまったので確かめられませんが)。

135mmレンズとしては、OLYMPUSのOM E.ZUIKO AUTO-T 135mm F3.5、OM ZUIKO AUTO-MACRO 135mm F4.5を持っていますが、無限遠まで対応するマクロレンズの描写は一流ではあるもののF4.5と暗めで、エクステンションチューブ65-116mmと併用するという操作の難しさがあり、135mm F3.5レンズはマルチコートでなくシングルコートレンズなので、この写真のような強い日光を受けている被写体の撮影や逆光撮影ではかなり不利です。

このRIKENON 135mmレンズは、私が高校生のときに大阪心斎橋の「カメラのナニワ」の中古コーナーで、かなり悩んだ末に思い切って当時9800円で買ったものです。

西公園の臥龍梅は、2012年にも同じE-5とRIKENON135mmレンズのコンビで撮影していました。ついでなので何枚か披露しようと思います。

P4101831
(2012年4月10日撮影)
OLYMPUS E-5
RICOH XR RIKENON 135mm F2.8
F4, 1/1600sec
ISO200
※撮影当時のメモにはPENTAX K CLOSE-UP RING No.2 (19mm)を装着したとなっていますが、おそらく着けていなかったと思います
P4101825
(2012年4月10日撮影)
OLYMPUS E-5
RICOH XR RIKENON 135mm F2.8
with PENTAX K CLOSE-UP RING No.2 (19mm)
F2.8, 1/1600sec
ISO200

こちらはPENTAXのK接写リングNo.2(9.5mm, 19mm, 28.5mmと3種類あるリングの真ん中の長さのもの)を着けて望遠マクロ的に撮ってます。

絞りは開放です。一段絞ってF4で撮ったものもあります。

P4101826
(2012年4月10日撮影)
OLYMPUS E-5
RICOH XR RIKENON 135mm F2.8
with PENTAX K CLOSE-UP RING No.2 (19mm)
F4, 1/500sec
ISO200

なかなかです。

今回の撮影では、K接写リングを入れて撮ることはありませんでしたが、けっこうマクロ撮影にも堪えるレンズだと思います。

つづいては、smc PENTAX 24mm F2.8レンズで石垣のオオイヌノフグリを被写体に、撮影してみました。

smc PENTAX 24mm F2.8, P3129693
F5.6, 1/80sec
ISO200

こんな状況です。ただ、なぜか絞り開放F2.8のときは1/500secで適正だった露出が、F5.6に絞ると1/80sec、完全に露出オーバーです。上の写真は現像ソフトOLYMPUS Viewer 3で「-1.0 EV」アンダーに露出補正しています。

とりあえず、まずはこのレンズで寄れるだけ寄ってみます。最短撮影距離は25センチです。

P3129695
F5.6, 1/80sec
ISO200

これも露出オーバー、ソフトで-1.0 EV補正をかけています。ここに、PENTAX K接写リングNo.1 (9.5mm)を着けて寄ってみます。

P3129699
with PENTAX K CLOSE-UP RING No.1 (9.5mm)
F2.8, 1/1000sec
ISO1600

これまでの撮影で、シャッター速度が遅かったのでISO感度を200から1600まで上げています。このときは、露出がドオーバーになっていることに気付いていませんでした。

この写真もやはりオーバーだったので、あとでソフトで-1.0 EV補正してます。

同じアングルでF5.6まで絞ってみると

P3129697
with PENTAX K CLOSE-UP RING No.1 (9.5mm)
F5.6, 1/160sec
ISO1600

こちらもさらにオーバー露出になってしまったので、-1.6 EV補正かけています。おそらく適正露出で撮った場合よりも、色のバランスがおかしくなっている可能性があります。

しかし、描写としては今のデジタル用レンズに引けを取らないものがあると思います。

ここまでアップにすれば、光学ファインダーでもピント合わせはそれほどたいへんではないです。

同じオオイヌノフグリをXR RIKENON 50mm F2Lレンズでも撮ってみましたが、やはり露出が異常にオーバーしてしまう現象は続きました。

しかし、仙台城三の丸に場所を移して、ハコベの花を撮ってみたときには、露出の異常はなくなっていました。

XR RIKENON 50mm F2L, P3129746
F2, 1/800sec
ISO200

これがXR RIKENON 50mm F2Lレンズ単独で最も寄って(60センチ)撮ったハコベ。これにPENTAX K接写リングNo.1 (9.5mm)をつけて、まずはレンズのピントリングは無限遠(最も引っ込めた状態)にして。

P3129747
with PENTAX K CLOSE-UP RING No.1 (9.5mm)
F2, 1/640sec
ISO200

そして、レンズをいっぱいまで繰り出して、寄れるところまで寄ってみます。

P3129749
with PENTAX K CLOSE-UP RING No.1 (9.5mm)
F2, 1/640sec
ISO200

絞りをF2開放からF4に絞ります。

P3129751
with PENTAX K CLOSE-UP RING No.1 (9.5mm)
F4, 1/160sec
ISO200

同じアングルで絞りを変えたペアでないのですが、絞り開放ではピントを合わせた花以外はすべてボケているのに対し、F4に絞ると背景のようすがわかるようになります。

今回は、しばらくご無沙汰していたE-5を久しぶりに触ってみました。

グリップを握ってみて驚いたのは、かなり厚みがあって大きいということでした。マイクロフォーサーズ機であるOM-D E-M1、そしてMarkIIIのコンパクトさに慣れてしまっていたことを実感します。

また、電子ファインダーや液晶画面を見て撮影することに慣れすぎて、光学ファインダーでの撮影が実にたいへんだとも感じました。

かなりの倍率のマクロ撮影では逆に、被写体が画面上で大きくなるのと被写界深度の浅さでピントの山がつかみやすいので、それほど厳しくはなかったように思います。

もう少し、機会があればE-5を使って撮ってみたいです。



2021年8月12日木曜日

OM-D E-M1 MarkIIIでの初撮りは良覺院丁公園のシモツケの花 -2021/08/12

一週間ほど前に、ついに購入したOLYMPUS OM-D E-M1 MarkIII。

ようやくこの日、外へ持ち出して試し撮りをやってみました。

場所は仙台市青葉区にある良覺院丁公園。

五ッ橋通りの道路に面して、ツツジとともに植えられているシモツケがちょうど咲いていたので、これが最初の被写体に。

レンズはとりあえず、わたしが所有する唯一のM.ZUIKOレンズである12-40mm F2.8 PROを装着。

記念すべき第一号のショットはこちらです。

P8120001
OLYMPUS OM-D E-M1 MarkIII
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.9 PRO
40.0mm, F2.8
1/640sec
ISO800

ちょっと左側の背景に色がついてしまっているのが残念ですが・・・
絞りを開放にしているので、ピントが合っているのは最前列の花だけです。

ここで、絞りは開放にしたまま「AFブラケット」撮影にチャレンジしてみることに。
いままで使っていた初代E-M1でも、ファームアップによって手持ちAFブランケット撮影が可能となっていたので、何度か試したことはあります。

さて、まずは通常の1ショット撮影。

P8120022
40.0mm, F2.8
1/160sec
ISO800

ちょっと背景が暗かったので、被写体のほうがすこしオーバー加減になってしまいました。
少し調整を入れたのがこちら。

P8120022(tone curve調整)

このフレームで、AFブラケット撮影し、合成された画像がこちら。

P8120037
手持ち撮影でのブランケット撮影なので、周辺が少しカットされてしまいます。
そしてこの合成ショットはJPEGファイルのみ記録されます。

花のあたりを拡大して見てみると・・・

P8120037(1600x1200 trimmed)

手前の花から後ろの花のしべまで、ピントが合ってます。
こちらも、ちょっと露出がオーバー気味だったので、調整しました。

P8120037(tone curve調整)

まずまずの出来です。
この日は、ほかにもいくつか被写体を選んで撮影テストを行いましたので、また別の記事で改めて紹介しようと思います。