それまでのRICOH GXR + S10 24-72mm F2.5-4.4VCシステムから、OLYMPUS XZ-2へ。
期待が大きかっただけに、実際手元に来たXZ-2に対するちょっとした不満が少々デフォルメされている感がありますが、それらを補ってあまりある「さすが!」な点も多々あるわけでして(たとえばAFが超速いとか、望遠端が72mm相当から112mm相当へ拡大とか、コンパクトカメラなのにアートフィルターが使えるとか)、けっしてXZ-2導入を後悔しているわけではありません。
しかし、このカメラを持ち歩くようになってから3週間ほど過ぎ、考えてみるとまだ「F1.8の超明るいレンズ」というこのカメラの“ウリ”を実際に一度も試してみたことがないことに気づきました。
いつものクセで、絞りを開けてスナップ写真を撮るといいことがないので、F4~5.6あたりに絞り込んで使うことが多いのです。
昨年7月に、仙台高等裁判所(旧原田甲斐邸跡、原田甲斐は山本周五郎さんの作品「樅の木は残った」の主人公でよく知られている、伊達家家老(奉行)です)の、片平丁通り側にある石垣に咲いていた(正確には花が終わったあとの実ですが)スミレを発見し、以来そこを通りかかるときにはいつも気にかけているのですが・・・
OLYMPUS XZ-2, P1180063 |
この日は2013年1月18日。4日前の14日に、仙台では8年ぶりという大雪が降り、積もった雪がまだ残っていますね。
スーパーマクロにして、スミレの実をアップで狙います。
XZ-2のスーパーマクロ、広角端に限定されてしまうのが難点ですね。
OLYMPUS XZ-2, P1180060 |
ここでハタと気づき、じゃあ絞り開放にしてみよう!と思って撮ったのが次の写真。
OLYMPUS XZ-2, P1180068 |
かなりのボケ味です。
・・・これで望遠側に少しでもズームできたら、もっと被写界深度の浅いマクロ写真が、1/1.7型撮像センサーのコンパクトデジタルカメラでも撮れる、ということになるのでしょうが。
しかし、これだけ被写界深度が浅いと、手持ちかつ液晶パネルでのピント合わせは至難の業ですね。液晶ビューファインダーVF-2をつけ、三脚にしっかり固定すれば問題ないのはわかっているのですが、それではお散歩のお供としては仰々しくなりすぎるので、ちょっと悩むところですね。
とはいえ、GXRの液晶画面に比べればこのXZ-2の液晶は見やすいので、気をつけてやればなんとかなりそうではあります。真夏、晴天の野外で液晶画面に直接日光が当たるような場合はどうしようもないでしょうが。
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それにしても、お散歩ついでの気軽なスナップで、本格的なマクロが可能になったという点では、XZ-2導入は「当たり」だったといえるように思います。
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