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2025年11月18日火曜日

2010/11/06撮影、通常レンズにAUTO EXTENSION TUBE 65-116

OLYMPUS E-620
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8
OLYMPUS OM AUTO EXTENSION TUBE 65-116mm

OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8レンズは、ありふれたふつうの標準レンズで、最近接撮影距離は45センチです。

マクロレンズのようにアップで撮影したいときには、クローズアップレンズをあたまにねじ込むか、エクステンションチューブ(延長チューブ)をおしりに挟むかが主な選択肢になると思います。

私も、いつもはOM EXTENSION TUBE 7mm, 14mm, 25mmを使って45センチよりも近づいて撮影できるようにします。

今ではあまり「アップ、アップ!」「超接近!」「超拡大!」というような撮影はしなくなりましたが、かつては肉眼で見ることのできない小さな世界を可能な限り拡大して撮影することを追求していた時期がありました。

そして、いわゆる「ベローズマクロ」レンズであるOM 80mm F4や135mm F4.5レンズといっしょに手に入れたAUTO EXTENSION TUBE 65-116mmを、専用レンズ以外のふつうのレンズにも使ってみたくなったわけです。

2010年11月6日、ハキダメギクの花ひとつを画面いっぱいに拡大して撮影してみた写真が残っていましたので、あらためて眺めてみたいと思いました。

ちなみに、(F3.5マクロ以外の)50mm標準レンズに対してAUTO EXTENSION TUBE 65-116mmを使うと、35mmライカ判で撮影倍率「1.3倍から2.5倍」となるそうです。フォーサーズではその倍、「2.6倍から5倍」相当という凄まじいどアップ撮影ということになります。

それでは、2010年当時チャレンジした写真のうち2枚を出してみます。

PB064913
F1.8開放, 1/1000sec
ISO200

数ミリの花を画面いっぱいに写していますが、これがチューブの長さをどれくらいにしたか(撮影倍率をどれくらいにしたか)は不明であるものの、かなりムリしているなあ、というなかなかファンタジックな写りです。

絞り開放では非常に厳しい被写界深度なので、ほんの少し前後しただけでピントの合う部分、外れる部分がめまぐるしく変わります。
真ん中の筒状花の白っぽいふさふさおしべ?がこちらに突き出しているので、その先にピントを合わせると、それ以外の花全体がピンぼけになります。
チューリップの花のようにパカッと開いている花冠のあたりにピントを合わせると、突き出したおしべ?がボケます。
ピント位置をどの部分に持ってくるか、悩ましいです。

次に、ちょっと絞り込んでみたのがこちらの写真。

PB064910
F4(たぶん), 1/320sec
ISO200

実際にどれくらい絞り込んだのか、記録がないのではっきりしませんが、おそらくF4にしていると思われます。
絞り開放のときにはピントが合っている部分が非常に限定されてしまって、どこにもピントが合っていないように見えてしまいかねないようすでしたが、少し絞り込めばピントの合う範囲(つまり被写界深度)が広がるので、2枚の写真を比べてみればファンタジック感は薄れてある程度しっかりディテールが出ています。

しかしF4まで絞れば、F3.5マクロレンズを開放で使った場合と大きな差がなくなってしまうようにも思います。マクロレンズでこの長さ可変チューブを使用すると、撮影倍率は1.8倍から2.8倍、フォーサーズでは倍の3.6倍から5.6倍ということになるそうですので、同じ倍率で揃えれば、別のレンズを使う意味がかなり薄れてしまいます。

※最低倍率は、レンズのピントリング(ヘリコイド)をいっぱいに縮めて、単体なら無限遠撮影時の状態にしたときに出る倍率値だと思います。同じ50mmレンズで、なぜ通常レンズ(F1.2, F1.4, F1.8)では1.3倍(2.6倍相当)、F3.5マクロレンズでは1.8倍(3.6倍相当)というふうに違う倍率になるのか?ちょっと不思議です。

そう考えると、あえてF1.8レンズで「どアップ」写真を狙うとすれば、このレンズならではの特徴を出すためにはF1.8開放もしくはひとつ絞ってF2.8に設定するべし、ということになります。

まあ、いずれにしても2025年現在、ここまで拡大撮影と追求するようなことはまずないと思いますが・・・


2023年11月13日月曜日

色温度の設定で印象が変わる

 2023年、今年の夏は全国的に「猛暑」を通り越して「酷暑」でした。

仙台ではシーズンに入る前からおかしいほどの気温。新記録更新の連続でした。

そして、いつまでもダラダラと暑かった・・・


なので、秋への移行はずいぶん後ろにずれ込んだり、秋らしさがイマイチ感じられなかったりしています。

紅葉の進み具合もまたしかり。確か2018年頃にも猛暑の夏のあと、秋の紅葉は色づきがイマイチだった記憶がありますが、今年もやっぱり。予想はしていましたが。


そんな中でも、探せばまあまあイケてる部分もあります。
視界いっぱいに広がる真っ赤な景色・・・というのは望めませんが、丹念にじっくり探せば部分的にイイ感じのスポットがあったりします。


2023年11月12日(日)、午前中はまあまあの天気でも、じきに曇ってきて午後からは雨が降るという予報を聞いて、雨が来る前に「秋探し」散歩へ出てみよう!と、仙台市青葉区片平界隈をカメラ片手に歩いてみました。


ほとんどまだ緑のままというモミジの木に、数枚だけ色づいた葉をみつけました。でも、真っ赤に色づいたというほどではなくうっすらです。

OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO、人生初のマイクロフォーサーズ機OLYMPUS OM-D E-M1に付いてきたキットレンズですが、ズーム全域にわたって最短撮影距離が20センチ、特に望遠端ではライカ判80mm相当の、1/2倍相当以上(0.6倍相当)マクロレンズとしても威力を発揮する素晴らしいレンズ。

フォーサーズ、マイクロフォーサーズ(センサーサイズは一緒ですが)でOM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8レンズをつけたとき、もしかしたら自分にとっての標準レンズとは、100mm相当クラスの中望遠なんじゃないか?と思うようになっていましたが、このズームレンズでも、望遠端に振り切って使うことが多いです。

前置きが長くなりましたが、実際に撮った写真がこちら。

PB120006
40.0mm F2.8
ISO1600, +1.0EV補正, 1/800sec

これは何も手を加えていないそのままのオリジナルをOM Workspaceで現像したものです。

最近凝っている、DxO PureRAWで処理してみました。特に解像感が大幅アップするのが魅力です。逆光に透かして見た葉の葉脈などが、より繊細になることを期待して。

PureRAW3.7で処理
このソフトで処理すると、露出をオーバー目に調整されてしまう傾向があり、特に私の好みであるアンダー調を狙って撮影した写真が明るく調整されて、ハイライト部が白飛びしそうなくらいになってしまうこともあるのが難点、とは感じていました。

この写真については、そんなこともなく(もともとオーバー露出補正で撮っていた事もあると思いますが)処理できているようですが、あまり解像感アップの効果は表れていないようです。
それよりも気になるのは、色味が変わっていることです。ソフト内のAIが判断して調整したのでしょうが、画面の大部分を緑が占めているせいか、それを赤に引き戻そうとしたようです。色づいている葉以外は緑のままで置いておいてほしかったのですが・・・

真っ赤に染まっていればそれほど気にならなかったのかもしれませんが、うっすら赤くなっているこの葉の場合、まわりの葉の色も赤みが入ってしまったら、主役の存在感が薄れてしまいます。

なので、PureRAWでの処理をせずにOM Workspaceで色温度調整をして現像することにしました。撮影時はオートでホワイトバランスを設定しています。RAW画像でも少し赤みが入っているように感じたので色温度を下げていき、4500Kあたりが自分のイメージに近いかなと思いました。4000Kまで下げると青みが入って冷たい感じになってしまいます。
できあがりはこんな感じです。
オリジナルを4500Kに調整

しかし、色温度の違いは大きくなくても、印象はけっこう変わるものだなあ、と感じました。



2022年3月27日日曜日

三居沢のセリバオウレン -2022/03/27

OLYMPUS OM-D E-M1 MarkIII

OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-W 28mm F2.8

OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-1:1 MACRO 80mm F4


去年の8月に初代E-M1から買い換えたMarkIII。

ふと、「新しいカメラでOMマクロレンズをつかった接写撮影してみたい」と思い立ちました。

とはいえ、OLYMPUS OM AUTO EXTENSION TUBE 65-116mmは不調(引っかかりがあり、一度伸ばすと引っかかって縮めることができなくなる状態だったので、いちど分解して直してみようと思ったら、マウントのリングを外そうとしたときに中の小さなスプリングが「ピーンッ」と飛んでいってしまいました。

そこで、新しいチューブを購入しました(2022年2月21日)。三脚座はついていませんでしたが、「トドメを刺してしまった」チューブの三脚座を流用します。

この新しい(中古ですが)OM AUTO EXTENSION TUBE 65-116mmと、OM ZUIKO AUTO-1:1 MACRO 80mm F4レンズ、そしてOM ZUIKO AUTO-W 28mm F2.8とAUTO-S 50mm F1.8レンズを持って三居沢入口から青葉の森へ。

まだつぼみのカタクリで、80mmマクロレンズデビュー。

さらに奥へ入り、セリバオウレンのポイントへ。

P3270051
OM ZUIKO AUTO-W 28mm F2.8
1/160sec, F2.8開放
ISO1600

散策路の脇の斜面にいい具合のセリバオウレンがありましたので、この花に向けて80mmマクロレンズで撮影を試みます。

P3270057
OM ZUIKO AUTO-1:1 MACRO 80mm F4
1/80sec, F8
ISO6400

F4開放でも撮ってみましたが、被写界深度が狭く、花の下の茎のボケが少々大きすぎて目障りな感じがしましたので、ここでは2段絞ったF8で撮影した写真のほうを出します。
このようにF8まで絞ると、ISO6400まで感度を上げてもシャッター速度はなんと1/80秒。
この写真では、(35mm判で)1:2、つまり0.5倍に合わせています。マイクロフォーサーズでは35mm判の等倍(1:1)相当まで寄っていることになります。
写りはかなりいいです。こういう写真が撮れるなら、AFが不要なら新しいマクロレンズを導入する必要はありません。

次に、更にチューブを伸ばして1:1(35mm判の2倍相当)までアップにしてみます。

P3270058
1/320sec, F4開放
ISO6400

かなりアップになり、花がフレームいっぱい、ギリギリまで拡大されました。
茎は写っていないので、F4開放でもOKと思います。
良いムードが出たと思うのですが、いかがでしょうか。

このセリバオウレンは雌花。
別の、雄花も80mmマクロレンズで撮ってみます。

P3270067
1/320sec, F4開放
ISO6400

絞り開放で1:2(35mm判等倍相当)で撮っています。
こちらは比較のために、絞りをF8まで絞った写真も出してみます。

P3270069
1/80sec, F8
ISO6400

絞ると、後ろの花もかたちがわかりやすくなりますが、背景がちょっとうるさくなる感もあります。
さらに2倍相当まで寄ってみます。

P3270070
1/400sec, F4
ISO6400

同じ花でもかなり違った雰囲気に。
こちらもF8まで絞った写真を。

P3270072
1/125sec, F8
ISO6400

絞り開放よりもこれくらい絞った方が良いかもしれません。

しかし、こうして淡々と寄り具合を変えて撮っているように思えますが、実際には
三脚ごと前後に動かし、高さ調整角度調整に四苦八苦・・・なので、同じ花を撮る時でもアングルが毎回変わってしまいます。
同じアングルで倍率(被写体までの距離)だけを前後させるには、相当被写体までの距離が変わるので、長いレールがなければ無理です。

アングル(見下ろす、見上げる)、距離(寄る、下がる)の調整、レンズのヘリコイドでの繰り出し範囲が狭いので、全体をピント微調整可能な範囲に置くことがまずたいへん。

ああ、近すぎた
ああ、下げすぎた
高すぎたから三脚の脚を縮めて・・・アングルが変わった
また近くなりすぎた
・・・
なかなかシャッターを切るところまでたどりつけない。
まあ、今回は撮影倍率を1:2(等倍相当)、1:1(2倍相当)に固定して撮ろうとしたので、これにこだわらなければ、もう少し楽かもしれません。

2021年8月12日木曜日

E-M1 MarkIIIとM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROでフォーカスブラケット撮影、深度合成 -2021/08/12 良覺院丁公園

OLYMPUS OM-D E-M1 MarkIII

OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO


E-M1(初代)から入れ替わりで導入した新しいカメラ、E-M1 MarkIIIでぼちぼち試し撮りを始めようかというところですが、前回の記事で良覺院丁公園のシモツケを被写体に試してみたようすを紹介しました。

今回も、同じときに試したフォーカスブラケット撮影の紹介です。今回の被写体はハキダメギクです。

周辺のようすはこんな感じです。

P8120087

12.0mm F2.8, 1/640sec, ISO800


小さな花が3つ。花に対して葉がちょっと大きめです。

まずはふつうに1ショット。

P8120088

40.0mm F2.8, 1/1000sec, ISO800


3つの花のうち、右下のカメラに一番近いものにピントを合わせています。

ほかの花2つはピントが合っていません。花の下の葉はこちらに向かって伸びているのですが、ピントを合わせた花と同じ距離にあるあたりから少しでも前後にずれるとすぐにピントがずれます。

この被写体に対して、フォーカスブラケット撮影を試してみました。

E-M1 MarkIIIでは、撮影枚数が3~15枚で1枚刻み、フォーカス間隔が「狭い」1から「広い」10まで10段階に設定可能となっています。

この「間隔」の広さがなかなかイメージ湧かないです。細かすぎるとピントが合う範囲が狭くなりすぎて深度合成する意味が薄れるし、粗すぎると隣同士の合焦範囲が重ならなくて、合焦とピンぼけが波打つようになってしまう・・・トライ&エラーで条件を出すしかないのかもしれませんが、とりあえず今回は最大枚数の15枚撮影、間隔は真ん中の「5」に設定しました。

ブラケット撮影すると、最初の1枚目はピントを合わせた通りに撮影、そのあと手前にずらして、合焦ポイントを挟んで後ろに向かってピントをずらしながら連続撮影します。

それではまず最初の1枚。

P8120105

40.0mm F2.8, 1/1250sec, ISO800

やはり右下の花にピントを合わせました。そのあと手前に伸びる葉の先端付近から後ろに向かってフォーカス位置をずらして撮影していきます。そして

P8120110

5枚目です。花にピントが来るひとつ手前です。葉を切り取って見てみます。


花までの距離より少し手前の葉の一部にピントが合っています。

その次では・・・

P8120111

このショットが目的の花にピントが合ったショットになるはずなのですが、切り取って見ると


アップで見ると、わずかに後ピンで、一番右の花びらにピントが来ています。

もしかしたら、最初にピントを合わせてブラケット撮影に入ってから、カメラをもつ手が前後に動いてしまったか、被写体自体が風で動いたかのどちらかでしょう。

そしてその次の1枚ではどうなっているか・・・

P8120112

ピント位置は、


後ろの花にジャストピント。こうしてみると、ピント位置をずらす間隔が少々広かったかもしれません。

さて、この後も数枚撮影して、合計15枚の写真を深度合成処理します。その結果がこちら。

P8120120

全体的にピントが合いました。


3つの花すべてにピントが合っているのですが、手前の花については先ほど見たように手前の花が前後のピント位置の狭間で、イマイチピントがビシッと来ていないのが残念です。

しかし、手前の葉について見てみると、


一枚の葉の手前から奥まで、全体的にピントが合っているように見えます。しかし花の様子を見ると、ピント位置の間隔に対して被写界深度の幅が狭いようです。

もう一段絞りを絞ってF3.5か4.0にしたほうが良かったかもしれません。ただしそうすると、背景のボケ具合が変わるので、もう少し左に回って背景に写るものまでの距離が遠くなるようにするなど、全体的な調整が必要になるかもしれません。

葉の手前がボケてもいいならば、間隔を狭くして3つの花までの距離範囲だけをブラケット撮影すれば良いかもしれませんが、意外と手前に伸びる葉の前後がボケると印象が良くない場合も多いので、難しいところです。

背景を気にしないのであれば、絞りを絞ってブラケットでなく1枚撮りにしてしまっても問題ないかも。

ブラケット撮影、深度合成の例としては被写体があまり良くなかったかもしれません・・・

2020年5月4日月曜日

GXRでのKマウントレンズ撮影、smc PENTAX 24mm F2.8とXR RIKENON 50mm F2Lとの比較

RICOH GXR
A12 MOUNT UNIT
smc PENTAX 24mm F2.8
RICOH XR RIKENON 50mm F2L

2020年5月4日、仙台市博物館裏での撮影。
同じニョイスミレを2つの異なるレンズで撮り比べてみました。

まずはこれら2枚。

smc PENTAX 24mm F2.8, R0017652
F2.8開放, 1/310sec
ISO200

XR RIKENON 50mm F2L, R0017653
F2開放, 1/540sec
ISO200

ほぼ同じ位置からの撮影です。
24mmレンズによる写真では、大きなフキの葉のあいだに咲くニョイスミレの白い花が小さく写っていますが、花咲く周囲の状況がメインテーマとなります。
一方、50mmレンズで撮った写真は、あきらかにニョイスミレの花が主役です。

24mmレンズでも被写体に近寄れば50mmレンズで撮ったときと同じ大きさにすることは可能です。しかし周囲のようすは違って写るでしょう。

レンズそのものの写りやボケ味なども重要ですが、画角もまた大事です。
やはり面倒くさがらずにこまめにレンズを交換して、しつこく同じ被写体を何枚も撮ることが重要なのでしょう。
撮ったあとの写真を後で見比べてみて、じっくり検討することが大事なのかもしれません。

2015年11月29日日曜日

KOWA PROMINARレンズのテスト(その2) -2015/10/07

OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS BCL-0980 (9mm F8.0 Fisheye)
KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8

前回に引き続き、片平丁をぶらぶらお昼のお散歩で行った、新レンズのテストの話題。
片平丁の通り沿い、仙台高等裁判所の石垣に、アカカタバミの花がひとつ咲いていましたので、これを使って、2つの超広角、魚眼レンズの比較を行ってみました。

まず、ボディーキャップレンズ。
こちらは、絞りを調整することができません。F8.0に固定です。

BCL-0980, PA074757
9mm F8.0, 1/640sec, ISO200

歩道に敷き詰められたタイルを見てみればおわかりのように、魚眼レンズ特有の歪みが周辺に現れています。
このレンズは20センチまで寄ることができます。そして「ふたを閉める」「最近接20センチ」「パンフォーカス」「無限遠」と、レバーで切り替えるようになっています

F8.0でも、20センチにピントが来る状態にすれば、遠方は少しボケます。
では、同じ絞り値でKOWAレンズを使ってみることにします。

KOWA8.5mm F2.8, PA074754
 8.5mm F8, 1/800sec, ISO200

歩道のタイルがビシッとまっすぐ写っています。
しかし、四隅に写っている範囲を見比べてみると、魚眼では入っていた範囲が広角レンズでは画面の外へ出てしまっています。まあ、当たり前のことではありますが。
遠方の被写体のボケ具合を見てみると、魚眼レンズと同じF値にしていますが、すこし余計にぼけているようにも見えます。そして、四隅の歪みがない分だけ、ボケが放射状に流れているように見えます。
これがいいかどうか、好みということになるでしょうがどうでしょうか。

さて、このレンズの特徴のひとつ、F2.8と明るいところを活かし、超広角マクロ的にしてみます。

KOWA8.5mmF2.8, PA074751
 8.5mm F2.8, 1/6400sec, ISO200

ピントの合っている花周辺以外は、みごとにぼけています。
さきほどの流れるようなボケも、見た感じの印象は和らいでいます。

いろいろ試して、持ち味が発揮できるようにしたいと思います。

KOWA PROMINARレンズのテスト -2015/10/07

OLYMPUS OM-D E-M1
KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8
OLYMPUS BCL-0980 (9mm F8.0 Fisheye)
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

2015年10月6日、新たにマイクロフォーサーズレンズのラインナップに加わったKOWAの超広角レンズ

購入翌日、さっそくお昼のお散歩に持ち出して、ほかのレンズとの比較テストをしてみることにしました。
まずは、片平丁の通りから見下ろす広瀬川と評定河原橋、というシチュエーション。

最初に、画角はまったく違いますがM.ZDズームレンズの広角端(12.0mm, ライカ判の24mm相当)で撮ってみたのがこちら。

M.ZD12-40, PA074740
 12.0mm F4.0, 1/2000sec, ISO200

縦位置ではこんな風になります。

M.ZD12-40, PA074741
12.0mm F4.0, 1/2500sec, ISO200

絞りは、普段スナップショットでよく使うF4.0。こういう撮影なら、もう少し絞ってF8.0くらいにしてもよかったかもしれませんが、まあ比較のスタートということで。

24mm相当の広角では、片平丁の崖を降りたところあたりの広瀬川や堤防沿いの道、評定河原橋と向こうの山、そして雲が浮かぶ空・・・これらが画面に収まります。

これが、超広角や魚眼ではどうなるか、まずはボディーキャップレンズBCL-0980で試してみることにします。
このレンズは、その名の通り、ボディーキャップの真ん中にレンズを埋め込んだ「おまけ」的魚眼レンズで、ライカ判換算18mmの9mm F8.0というスペックです。

BCL-0980, PA074744
 9mm F8.0, 1/3200sec, ISO200

当然のことながら、24mm相当の広角よりさらに広い範囲が写ってます。上空の太陽まで入ってしまいました。
山の稜線は、若干見下ろす角度になっているので左右が巻き上がるようになってます。

縦位置ではどうでしょう。

BCL-0980, PA074745
9mm F8.0, 1/2500sec, ISO200

直線的なものが画面に入っていないので、周辺がゆがんでいるかどうか、ぱっと見ではよくわかりません。

さて、ほぼ同じアングル、画角でのKOWAレンズの写りはどうでしょうか。

KOWA8.5mmF2.8, PA074748
 8.5mm F2.8, 1/5000sec, ISO200

かなり斜めに傾いてしまったので、あとで傾き修正しました。通常なら周囲を少しトリミングして整えるのですが、それでは撮像範囲が実際より狭くなってしまうので、あえてトリミングせず残しました。
ボディーキャップレンズのときでもそうですが、超広角撮影では水平をキッチリキープすることが重要ですね。

縦位置ではどうかというと・・・

KOWA8.5mmF2.8, PA074749
8.5mm F2.8, 1/4000sec, ISO200

やっぱり同じように傾いてしまっていましたので、補正を入れています。まあ、そこは目をつぶってもらいまして・・・
ボディーキャップレンズで撮ったときよりもさらに見上げ、ほぼ真上の電線が入ってしまうほどのアングル、山の稜線は画面の中央よりかなり下になっていますが、ほとんどゆがんでいません。

さすがです。

2015年1月12日月曜日

西公園のねこをさまざまなレンズで -2015/01/01

OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8
OLYMPUS OM E.ZUIKO AUTO-T 135mm F3.5

2015年、平成27年最初の日、つまり元日ですが
E-M1とレンズ3本(さらにボディーキャップ魚眼レンズも、ですが)を持って
仙台市青葉区の西公園(桜ヶ岡公園)に出かけました。

お目当ては、櫻岡大神宮周辺でいつもみかけるねこさんたちです。
この日はあいにく時折雪が舞うような寒い天気でした。

また、元日ということもあり、神社の境内がいつもにもまして騒がしいので、ねこさんたちはおとなりの源吾茶屋脇の一角に集まっておりました。

そこで、この日持ってきた3本のレンズで、ねこさんの写りを比較テストです。

まずは最新のデジタルレンズ、12-40mmを40mm望遠端で。

E-M1, P1010964
40.0mm F4.0, 1/500sec, ISO400

さすがにこのレンズでは、いちおう80mm相当の中望遠とはいえ、寄りが足りません。
それでも・・・

2048x1536枠切り出し後1600x1200にリサイズ
さすがばっちりくっきりの写りです。
もっと近づこうとして、枯れ葉を踏んだ音でこちらに気づかれてしまいました。

そのうち興味もなくなったのか、そのまま毛繕い作業に入ったので、レンズをOM 50mm F1.8に取り替えて一枚。

E-M1, P1010965
F4, 1/640sec, ISO400

こちら100mm相当になったとはいえ、画角的には先ほどの40mm(80mm相当)と大差ないです。

2048x1536枠切り出し後1600x1200にリサイズ
 さすがにF4まで絞ったので、写りもばっちり。
オールドレンズだからといって、甘々になるようなことはありません。
F1.8開放で撮れば、独特のソフトなムードが出て、それはそれで趣のある映像になったことだろうと思いますが。

このまま、後ろの寄り添うお年寄りねこさんたちにピントを持って行ってみました。

E-M1, P1010966
 F4, 1/640sec, ISO400

いつのまにか、手前のねこさんも顔を上げてました。

2048x1536枠切り出し後1600x1200にリサイズ
ピントもばっちり、写りも申し分ありません。

さて、さらに望遠へとチェンジしてみます。
いちばんの新参者である(けれども、一番古いレンズです)OM 135mm F3.5です。

天気の良い状況で輝くような被写体の場合は、かなりにじみや色収差などが無視できない甘さが出ますが、このように曇った天気では落ち着いた写りが期待できます。

E-M1, P1010967
F3.5開放, 1/640sec, ISO400

絞り開放でも写りに問題はなさそうです。ただし、コントラストはやや低めで、色も鮮やかではありません。

絞りをF5.6に絞ってみたらどうなるか、試してみました。

E-M1, P1010968
F5.6, 1/250sec, ISO400

ぱっと見は、絞り開放のときと大きく変わるようなことはないようです。

2048x1536枠切り出し後1600x1200にリサイズ
 絞り開放のときと比べて、若干くっきり感は増したような気もします。

さらに、至近距離でのねこさん撮影にもトライしてみました。

E-M1, P1010969
 F5.6, 1/200sec, ISO400

なかなかシャープな写りです。

2048x1536枠切り出し後1600x1200にリサイズ
ピントが合ったところはきっちり解像しており、ボケもソフトな感じで悪くないですね。

とれるカメラバッグにE-M1ボディと12-40mm、OM50mmとさらにOM135mm、これだけ入れてもまだ余裕があります。
135mmレンズは、やはりこのコンパクトさが絶品です。
写りも思ったより良かった。

あとは、あまりそういう出番は来ないと思いますが、135mm F3.5レンズにエクステンションチューブをつけて、望遠マクロ撮影にどれだけ対応できるか、いつか試してみたいと思います。

2014年11月19日水曜日

アートフィルターの威力? -2014/11/15仙台城五色沼の紅葉

OLYMPUS STYLUS XZ-2

今年(2014年)の紅葉も、去年同様なんとなくイマイチな感じがします。
この日は、東北大学川内キャンパスの紅葉の具合を確かめようと、自転車で向かったのですが、その途中に立ち寄った、仙台城三の丸のお堀である「五色沼」での一コマ。

ちなみに、五色沼は「日本フィギュアスケートの発祥地」だそうで、記念碑も立っています。
昔は冬になると厚い氷が張って、スケートができたそうです。

今は、真冬に何度かうっすら凍る程度ですが。

さて、この五色沼には色づいた木々の枝が水面に向かって垂れていて、鮮やかに色づけばかなりの眺めです。

しかし・・・

XZ-2, PB150837
19.9mm(93.0mm相当) F4.0, 1/320sec, ISO400

写真をご覧になっておわかりのように、やっぱりイマイチです。
そこで、今回はちょっと色調を変えてみようと考えました。

いろいろといじるのも良いのですが、オリンパスのカメラには「アートフィルター」があり、さまざまな効果を手軽に加えることができます。
撮影時に設定することもできますが、撮影後にRAWファイルを編集することも可能です。

今回選んでみたのは「ポップアート」というフィルターです。
その名の通り、ちょっと色を強調してポップ調に仕上げてくれます。

さてどうなるか。
実際に試してみた結果がこちら





なんと、イマイチだった色調が「それなり」に映えるようになりました。
写真には写っていませんが、カモが何羽か泳いでいました。

もう少し寒くなると、だんだん数が増えて賑わってきます。おしどりのつがいが一組、いつもやってくるのですが、この日は見ることができませんでした。

冬が来るのが楽しみです。

2014年10月19日日曜日

パートカラー、初挑戦は半年前の写真で -2014/04/15青葉の森

OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5

E-M1を予約購入して約1年。
先日、シルバーボディのE-M1と40-150mmズームレンズ発売とタイミングを合わせて、ファームウェアがVer.2.0にアップされました。

特徴は4つ。
その中でも興味がわくのが「パートカラー」という新しいアートフィルターです。

選んだ色だけカラーで残して、あとはモノクロにしてしまうというもの。

いつか試してみたい、と思っていましたが、その初挑戦写真が・・・なんと、半年も前の4月5日に撮影した写真ということに。

青葉の森を沢沿いに歩いた途中にある斜面にポツポツと咲くショウジョウバカマの花のピンクをパートカラーにしてみました。

オリジナルはこんな感じ

E-M1, P4050097
F3.5, 1/800sec, ISO200

茶色い斜面に、ショウジョウバカマの花のピンクと葉のグリーン・・・基本は3色入っています。
そこで、花のピンクだけカラーを残すようにして、フィルターをかけてみますと、こんなふうになります。

葉の緑が背景に溶け込み、花だけがピンク色に浮かび上がります。
しかし、左上の木の枝が、たまたまピントが合っているためにちょっと目障りな感じです。
そこで、このアートフィルターが装備している「効果」のうち、「ピンホール効果」をつかって周辺のトーンを落とし、センターを強調するようにしてみました。

あまり木の枝を目立たせなくする効果は効いていない感じですが、何もしないよりはイイ感じと思います。