OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5
OMレンズを使ったマクロ撮影では、いちばんのお気に入りは50mm F1.8にEXTENSION TUBEを入れて絞りを思い切り開ける・・・というスタイルだったのですが
最近、50mm F3.5マクロレンズの描写も私の中で再評価されつつあります。
先日、東北大学の職員研修所片平会館から放送大学宮城学習センターにかけて一大群落をなすシャガの撮影にこのレンズを使用してみて、OM 50mm F1.8で撮ったときとも、ましてXR RIKENON 50mm F2で撮ったときとも異なる表現が面白く、さすがマクロレンズというキレを見せつつもOMオールドレンズならではのソフトな描写が心地よい、そんな感じでした。
FotoPusにも早速投稿しました。(こちらをご参照ください)
以前、シャガの写真では
OM 50mm F1.8を使って(FotoPus投稿写真)
XR RIKENON 50mm F2を使って(FotoPus投稿写真)
撮影していますが、まったく雰囲気が違います。
さて、2012年5月12日(土)に
旧東北帝国大学理学部生物学標本園だった場所にスズメノエンドウを狙って出かけてみました。
スズメノエンドウ自体は、どこでも目にするありふれた花ですが、なぜか私はそのポイントが気に入ってます。
「土下座」スタイルで撮っていても、行き倒れと間違われることもないし・・・
去年の夏あたりからこのスズメノエンドウを被写体に選んで撮影にチャレンジしているのですが、とても小さいこの花、しかも蔓植物ですから風に揺れる揺れる・・・なかなか上手く撮れませんでした。
今回は相当気合いが入っていました、が、天気はよかったものの風が強い日で、ほかの被写体も撮影に苦労するあまり良いコンディションとはいえない状況ではありました。
それでも、そこそこ満足のできる写真が何枚か撮れましたので、紹介します。
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E-5, P5124296 |
OM 50mm F3.5レンズにEXTENSION TUBEの14mmと25mmを重ねて装着、かなりのアップです。(でも、もう一本25mmをもっていけばよかったと少々後悔しました)
この写真は、薄水色に輝くスズメノエンドウの花と、バックに葉のシルエットが(偶然ですが)うまく入った絶妙の構図が気に入っています。
FotoPusにも投稿しました。(こちらです)
スズメノエンドウは、蔓の途中から茎が立ち上がり、その先にいくつか固まって花を咲かせます。
カラスノエンドウが茎の分岐点付け根からひとつふたつ、直接花を咲かせるのとは少々違ってます。
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E-5, P5124284 |
FotoPusで、3種の50mmオールドレンズについてコメント投稿したら、やはり万人受けするのはこのOM 50mm F3.5で撮った写真のようでした。
ちょっと工夫しないと、すぐ図鑑のような面白みのない写真になってしまうので注意が必要ですが、ほかの個性的なオールドレンズとうまく組み合わせて使っていきたいと思います。
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