この年末の一大イベントとして、
「お散歩カメラ」を1年あまり勤めてくれたRICOH GXR (カメラユニットS10 24-72mm F2.5-4.4VCつき)のOLYMPUS STYLUS XZ-2への更新
がありました。
ほぼ同じ大きさ、重さで使い方もまるっきりカブってしまうこの両者。
普通に考えれば新旧交代で、旧世代は去るのみ・・・なのですが、それはいかにももったいない。
なんとか現役を続けてもらうような使い方はないものだろうか?と考えてみますに、もともとこのGXRを導入したとき(2011年11月30日でした)には、おなじRICOHのGR Digital IVという28mm単焦点コンパクトカメラにしようかと思ったときに、いくら画質に定評があるとはいっても広角単焦点というかなり割り切ったシステムで私のフォトスタイルをカバーしうるか?という不安から、カメラユニット交換可能なGXR、その「様子見」としてのS10ユニット導入だったわけです。
その後、GXR用の28mm単焦点カメラユニットA12 28mm F2.5は必要性を感じなくなり(というか、S10の24-72mmというズームで十分カバーされ、画質も不満がなかったわけです)、ずっとこのカメラは24-72mm標準ズーム付きカメラとして日常、出張先で活躍し、3400ショットあまりの映像を記録してきました。
おそらくその役目は、そっくりXZ-2に引き継がれることになるわけですが、せっかくのユニット交換式なので、一時期少し検討したこともあるMOUNT A12導入を再検討してみてはどうかと思い立ったのです。
このユニットは、23.6×15.7mmの大型 CMOSセンサーを装備したライカのMマウントで各種レンズを装着可能なマウントユニットです。マウントアダプターを使えば、OLYMPUS OMやKマウントのレンズも利用可能です。
この撮像素子サイズ、23.6×15.7mmというのは、いわゆるAPS-Cといわれるサイズに相当します。フォーサーズの場合は17.3×13.0mmなので、一回り大きいですね。
このA12マウントユニットを導入して、たとえばRICOHのオールドレンズ、XR RIKENON 50mm F2をつけてみたり、ここに中間リングを入れてマクロを楽しんだりできそうです。
MFアシスト機構もついているようなので、ピント合わせも快適かもしれません。そうなると、電子ビューファインダーも欲しくなってきますが、これは一度実際に装着して試してみたことがあるのですが、見え方は決して良いものではありませんでした(OLYMPUS OM-D E-M5などと比べてしまうと、欲しくなくなります)。
もしくは、現在所有しているS10ユニットにコンバージョンレンズをつけて、さらにズーム域を拡大してしまうというのも手かもしれません。
現在、手持ちのすべてのシステムをみても、もっとも広角アングルで撮れるのは35mm換算で24mmまで。ここに、もしS10用のワイドコンバージョンレンズDW6を装着すれば、なんと19mm相当の超広角が実現します。
A12レンズユニットではAPS-Cサイズのセンサーが使われているので、そこに装着したレンズの焦点距離は、35mm換算すれば実値の約1.5倍となります。したがって、24mmレンズをつけても36mm相当ということになります。S10+DW6の19mm相当に対向するには、19×2/3=約13mmのレンズが必要ということに。これは非現実的です。
望遠側を伸ばして使うという手も考えられますが、テレコンバーターレンズTC-1では135mm相当までしか望遠になりません。これは中途半端です。
P10 28-300mm F3.5-5.6VCユニットを新たに導入するか、A12レンズユニットに望遠レンズをつけるという手もありますがどうでしょうか。画質と使い勝手次第、そして投資額次第ということになりそうです。
ちょっと悩みますが、ヨドバシカメラ仙台店などへいきますと、このRICOH GXRシステムがかなり力を入れて展示されており(ハクバから出されているGXR用ボディーケースなんかも、レジ横のガラスケースに色違いで2種類も展示されていたりします!)、発売からだいぶ日が経っている(ボディは2009年12月、S10とのセットは2010年7月)にもかかわらず、やはり売れているのか(はたまた売り場担当者の単なる趣味か?)、こういうのを見ると、新しいものが入ったからといってかんたんにお払い箱にしてしまうのは気が引けます。
なんとか、このカメラならではの活躍の場をつくってやりたいと思います。
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