しばらく出番がご無沙汰になっているOLYMPUS E-420。
データを見返してみると、最後にシャッターを切ったのは実に10ヶ月以上も前の2012年3月22日でした。
このE-420は、2008年4月17日発売ですから、以来すでに4年9ヶ月も経っています。
その間、デジタル一眼はどんどん進化し、今となってはかなり古いスペックとなってしまったので、もう過去の機種・・・
と思っていたら、
価格.comのE-420クチコミ掲示板には、未だに新しい書き込みがあったりして、もしかするとこれは「名機」と呼ぶに相応しいカメラだったのかもしれません。
この機種には、今となっては当たり前にすらなっている「手ブレ補正機構」がありません。
したがって、しっかり構えて意識していないとすぐにブレてしまいます。
上位機種のE-620(こちらも名機と呼べるでしょう)にメインの座を明け渡して、MFオールドレンズとの組合せでのいわばマクロ撮影専用機のような使われ方をするようになると、ますます手ブレ対策を意識するようになりました。
でも、きっちりポイントを抑えて臨めば、どアップ接写撮影においても、暗い状況での撮影であっても、かなりの打率できっちり撮れます。
むしろ、機械が高度な技術で人間の起こす手ブレを補正してくれる今のカメラのほうが、機械を過信し油断してブラしてしまうことが多くなった気がします。
常に主役であるE-620やE-5が三脚を占有してしまうので(?)、E-420は必ず手持ち撮影となります。
それでも、(まあボツも多いですが)ビシッと決まったときには最新カメラとデジタルレンズの組合せではゼッタイ撮れないような、個性的な作品が生まれます。その瞬間の高揚感を味わえるのが、E-420ならではの醍醐味なのかもしれません。
E-420に中間リングを介して、あるいは逆付けにしてオールドレンズを装着し、ファインダーを覗くとなぜか「攻め」の撮影になります。
やっぱりこのカメラは手放せないし、出番は少なくなっても時々は引っ張り出してきて感動を味わいたいですね。
2013年2月3日日曜日
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