OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 135mm F4.5
9月の三連休初日だった土曜日、いつものように青葉の森へ出かけたのですが、今回はE-620久々の出番ということで、E-5のほうは少しいつもと違うレンズとのコンビでいこう!と思い立ち、こちらも久々にOM 135mm マクロレンズを引っ張り出してきました。
このレンズはいわゆる「ベローズマクロ」といわれるレンズで、単体では使用できません。必ずベローズ(蛇腹の伸び縮みするアレです)か、長さ可変(65-116mm)のエクステンションチューブと併用する必要があります。
ふつうの135mmレンズとしてRICOHのXR RIKENON 135mm F2.8レンズも持っていますが、これと比べると、「暗い」「重い」「面倒くさい」の三拍子揃っています。一時期、このRIKENONレンズにKマウントのエクステンションチューブ(19mm)をつけてマクロ撮影を試みたことがありますが、描写力の点ではこのマクロレンズには敵いません。アップは絶望的、引きで収差を逆手に取ったファンタジックなムードを意識的に出したいときくらいしか使えなかったので、森でのしっかりしたマクロ撮影には、やはり専用レンズの出番となります。
E-5に装着してみると
XZ-2, P9145262 |
エクステンションチューブ65-116mmを介して、その先に135mmレンズがついています。
ピント合わせの際には、まずエクステンションチューブの長さを調節します。太いほうのリングを回してロックを外し、トロンボーンのようにのばしたり縮めたりします。
だいたいピントが合ったら、レンズのピント調節リングで微調節。
つまり粗動&微動のツーアクション必要となるわけですが、粗動でいい位置にもっていかないと、微動範囲内でピントが合わない場合にはもう一度粗動やりなおし・・・かなり面倒です。
最後にこのレンズを持ち出したのは、2011年11月12日、しかもE-620とのコンビではなくE-420との組合せ!被写体はキッコウハグマでした。そのときの記事はこちら
E-620とのコンビネーションとしての最後は、その一週間前の2011年11月5日でした。
今回の出番は、実に1年10ヶ月ぶり!
2011年の夏には、E-620とのコンビでかなり活躍していたのですが・・・
とりあえず、久しぶりにずしっとくる装備で森へ入りました。
気温もそれほど高くないし、森の中ならほとんど直射日光を浴びることもないので大丈夫だろうと思ったら、湿度が高くてかなりの発汗量に。予想以上にバテました。
気合いを入れて、森の中をいつもより広い範囲にわたって歩き回ろう!と思っていたのですが、結局いつもと同じコースに縮小です。
がけに沿って沢へ降りていく途中に、オケラがいます。
冬の枯れ姿は見たことがありますが、肝心の花を見たことがありません。
先週までのチェックではつぼみが膨らんできていたので期待できそう・・・
E-5, P9146194 |
咲いていました。
この横向き体勢、じつはがけに向かって伸びているので、左側に回って花を正面から見る・・・ということはできないのです。
ちょっと引いて状況を確認しますと、このようになります。
E-5, P9146197 |
当然、50mmレンズでは花のアップはムリ、ということで、135mm(35mmライカ判換算では倍の270mm相当)の望遠マクロの出番となります。
E-5, P9146199 |
50mmレンズで撮ったアップの写真とほぼ同アングルですが、撮影距離はずいぶん違います。
これはほぼ真横から撮ったものです。
したから見上げたアングルで撮ろうと思うと、沢へ降りる階段をすこし下へ降りなければなりませんが、当然距離が離れてしまいます。こんなとき、望遠マクロなら便利。
E-5, P9146200 |
最後に、もう一度近づいて花のアップを狙います。
E-5, P9146201 |
50mmレンズでは撮れない写真です。
手すりから乗り出しての撮影となるので、三脚を使うことはできません。手持ちでもなんとか撮影できました。
このレンズは、このようなアップから無限遠まで対応可能です。
近くまで寄っていくことができないような状況でも撮れます。
今回、この特殊なマクロレンズはオプションとしてE-5につけっぱなしにする予定でしたが、けっきょくメインと考えていたE-620がピント合わせに苦労させられたために出番が少なくなってしまい、E-5でレンズを交換しながら撮影といういつもと同じスタイルになりました。
一眼レフカメラを2台持ち込んで性格の違うレンズを使い分けるスタイルは、装備が重くなるだけでたいへんでした。また、撮影に使っていないボディをバッグに入れたり、また出番のときに取り出したり、という作業は、ボディひとつでレンズを交換する作業より手間がかかることがわかったので、今後はあまりこのスタイルで臨むことはなくなりそうです。
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