OLYMPUS OM-D E-M1
RICOH XR RIKENON 50mm F2L
PENTAX K CLOSE-UP RING No.3 (28.5mm) / No.1 (9.5mm)
夏の森では、そこここにきのこが見られます。
青葉の森、花木広場から高台に上がったところで、みちの真ん中に地面から生えた白いきのこを見つけました。
今回は、初めての
E-M1ボディと
RIKENON 50mm F2Lレンズ
の組合せでチャレンジ。
高さ3,4センチの小さなきのこに迫るため、
PENTAXの接写リングを使ってみました。
まずは、3種あるリングのうちでもっとも長いNo.3を装着。
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E-M1, P8150004 |
No.3, F5.6, 1/80sec, ISO3200
絞りを開けると、とんでもなくぼやけすぎてしまうので、F5.6に。
ISO3200まで感度を上げましたが、それどもシャッター速度は1/80秒。
カメラを地面に置き、液晶パネルを跳ね上げて上からライブビューしながら撮りました。
カサの手前の縁と軸を一緒にピント合わせするのは、これだけ絞っても不可能。
あまりにもアップ過ぎて、周囲の状況もまったくわかりません・・・
とりあえず、見上げるアングルではわからない、カサの表側を一枚。
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E-M1, P8150005 |
No.3, F5.6, 1/160sec, ISO3200
意外とガサガサな表面です。この丸いカサが、みちを歩いていた上からの視界に飛び込んできたわけです。
さて、これではちょっとアップ過ぎなので、サイズの短い接写リングに交換です。
No.1 (9.5mm)。
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E-M1, P8150006 |
No.1, F5.6, 1/60sec, ISO3200
なんとか周囲の状況がわかる画面になりました。
じつは、写真の後方に移っているもうひとつのきのこを、もうすこしくっきり写し出したかったのですが、F5.6まで絞ってもこれくらいボケてしまいました。
しかし、ここまで絞ってしまっては、あえてRIKENONレンズを使った意味が薄れる・・・
そこで、がんばって絞りを開いてみました。
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E-M1, P8150007 |
No.1, F2.8, 1/320sec, ISO3200
うーん、やはりきついかも。F2開放まで開け放ってしまうと、やはり周囲の状況がまったくわからなくなってしまいます。
さて、後ろにいるもうひとつのきのこ、おそらく同じ種類と思われますが、少し姿が違ってます。
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E-M1, P8150008 |
No.1, F2.8, 1/125sec, ISO3200
カサの縁が反り返っています。
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E-M1, P8150010 |
No.1, F2.8, 1/125sec, ISO3200
横から見ると、さっきのきのことは別物のようです。
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XR RIKENONレンズ(
50mm F2Lと
135mm F2.8を所有)、かつてはOLYMPUSのフォーサーズ一眼レフカメラと組み合わせて楽しんでいましたが、いまはRICOH GXRとA12レンズマウントユニットのコンビと組み合わせることにしており、オリンパスシステムとは疎遠になっています。
さて
このレンズ、
E-420と組み合わせたときはかなりいい味が出ていましたが、
GXRとの組合せもまた別の個性が出て楽しめます。
簡単な比較をしてみたこともあります。
今回は、初めての組合せでいろいろ試行錯誤してみました。
使ってみた印象としては、
E-M1との組合せではなかなかレンズの個性が発揮されにくい
のではないか、ということです。
同じ50mmレンズでも、ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8のほうが、このボディにはマッチしているようです。
薄暗い状況で、かなり感度を上げたにもかかわらずシャッター速度が遅くなったために、普段OMレンズで撮っているときよりも手ブレや被写体ブレが多めに出てしまった、という不利な条件もあったかもしれません。
E-420とのコンビでも、いい結果が出たのは「明るい状況」「かなりの接近戦(接写)」「光があまり乱反射せず一方的に照らされている」というような条件のときだったように思えます。
E-M1では、かつてのような「通常でない(?)」被写体や撮影法にチャレンジすることが少なくなったのかもしれません。あまり極端な接写はしないですし、極端に暗いor明るい状況で撮ることも少ないので、そんな撮影スタイルにはこのレンズは向かないということなのでしょうか。