2013年8月17日土曜日

ヒメキンミズヒキの花はまだ走りですが~青葉の森にて -2013/08/17

OLYMPUS E-5
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8

この日の持ち込み機材は上記のセットのほかはXZ-2、小物として三脚、折りたたみレフ板、マクロ撮影用エクステンションチューブ各種・・・以前の装備に比べたらまったくシンプルになりました。

E-5ボディには、レンズはOM50mm一本。しかも今回は持っていったエクステンションチューブの出番はありませんでした。

以前なら、マクロレンズで超接近するところですが・・・

キンミズヒキは、地面に葉が何枚か、そして一本スクッとまっすぐ伸びた茎に黄色い小さな花をズラッとつけるところがきれいですが、この日はまだシーズンのはじめだったようで、付け根から咲き始めた花がまだ先のほうまでは開いていませんでした。

なので、思い切って上から覗き込み、地面に拡げた葉もいっしょに捉えてみようかと思ったのがこの一枚。

E-5, P8175479
 OM 50mm F1.8レンズの絞りは、最近気に入っているF2.8。
辛うじて葉の形がわかる程度というボケ具合の背景に、茎の中程に開いていた花だけピントを合わせて、ピンポイントで画面から浮かび上がらせる狙いがバッチリ決まったと思うのですが・・・

さらにちょっと細工をして、RAW現像時にアートフィルターの「トイフォト」をかけてみました。
このフィルターはさらに効果が少しずつ違う三つの処理が選択できるのですが、今回は「II」を選んでます。

Filtered by ToyPhoto II
 背景の緑が平坦だったのですが、この処理でちょっと変化がついた気がします。
トイフォトというフィルターは、画面周辺の光量を落とす効果をかけてくれます。

この作品を、オリンパスイメージングのコミュニティサイト「フォトパス」に投稿してみました。
こちらからフルサイズの画像ファイルをダウンロードできますので、もしよろしければぜひお立ち寄りください。

シロオニタケ、カサがひっくり返ってました~青葉の森にて -2013/08/17

OLYMPUS XZ-2

最近、このブログの記事投稿が滞ってますが、決して撮影活動が滞っているわけではありません。
青葉の森の散策も、ぼちぼちやってます。ただし、あまりゆっくりできないのでマクロレンズでじっくりと腰を据えた撮影はできず、歩きながら被写体を探し、見つけたら即手持ち撮影でパパッと・・・というスタイルになってしまっていますが。

お盆過ぎのこの時期、青葉の森ではいろいろ狙い目の花が目白押しです。
この日いちばんのお目当ては「ホツツジ」の花だったのですが、こちらもゲットでき、さらにこれから咲き始めるいいタイミングでの「ヤマジノホトトギス」や「ヒメキンミズヒキ」など、そしてまったく想定外だった「ツルリンドウ」の花なんかも見ることができて、短い時間ではありましたが充実した内容でした。

ホツツジを狙うには、こもれび広場の入口から入ってすぐ左の獣道のような散策路へ分け入って降りていった先、そして旧わんぱく広場の下から花木広場へ抜ける途中がおすすめスポット(というか単にこの二箇所しか知らないだけなのですが)です。

ホツツジを目指す散策路を進んで沢を渡った先、もうひとつの散策路である森の北の縁を回る「こもれびのみち」とが合流してわんぱく広場へと向かう出発地点付近は、花は(春のスミレ以外)ほとんど咲かないのですが、キノコがよく見られます。

今回も、ちょうど木漏れ日のスポットライトを浴びて、落ち葉が敷き詰められた暗い地面から立ち上がる、真っ白なシロオニタケが目に飛び込んできました。

シロオニタケ自体は、これまでこのブログでも2回ほど取り上げました。
2010年8月16日の出会い
2011年10月1日の出会い

いずれも、まだイボイボだらけのカサは開いておらず、まるい形をしていました。
しかし今回は違います。

XZ-2, P8174837




完全にカサが開いて、反り返っています。

最近、XZ-2の広角マクロでできる限り接近し、地面から見上げて撮るというスタイルにはまっていまして、このキノコもそのように撮りたかったのですが・・・
このカサの状況では、見上げて撮るとイボイボが完全にヒダヒダに隠れてしまいます。

そこでちょっと上から見下ろすアングルを取らざるを得なかったわけですが、ばっちり向こうの林までフレームインしてくれて、これはなかなかです。

E-5でも、ZD 12-60mmズームレンズを持って行けば同等以上のショットが撮れるかもしれませんが、レンズ交換の手間や何よりも大きく重い機材を森歩きに持ち込むことを考えると、XZ-2は強力です。

かつては、XZ-2の役目をキットレンズ(ZD 14-42mmズームレンズ)をつけたE-420が担ってました。これでもかなりコンパクトなセットですが、XZ-2の比ではありませんね。
いい時代になりました。

2013年6月11日火曜日

雨の日といえば・・・しずく -2013/05/29

OLYMPUS E-5
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8

雨の日・・・といっても、ザーザー、ぼたぼたではなく霧のような。
しかも、それほど長時間ではなく、サーッと降って止んだその瞬間。

なかなかそんなタイミングは巡ってきません。
その瞬間が、偶然にも平日のお昼休みに!

さっそく、カメラを持って出ます。
最近は「とれるカメラバッグ」のおかげでE-5を散歩に持ち出すのが苦にならなくなりました。
しかも、OMレンズなら2本、それにエクステンションチューブセットを加えても余裕の収納。

ハルジオンの花が咲いていました。

E-5, P5294102
 三つ並んだハルジオンの花、その細い花びらの上に、小さなしずく。
ザーザー降っていたら、花全体がびしょ濡れになっていたことでしょう。

ちょっとアートフィルターで遊んでみました。
「トイフォト」というアートフィルターがあります。
周辺の光量を落とす感じ。

このトイフォトに、I, II, IIIの3種類あることを最近見つけました。
Iはそのまま周辺光量を落とす。
IIはさらに青みをつける。
IIIは逆に赤身をつける。

今回は雨の日を強調するために、「II」をチョイス。

E-5, P5294102(ToyPhotoII)
 なんだか雰囲気が変わりました。
この写真はFotoPusに投稿しました。

アカツメクサの花もありました。
晴れた日に見たときの印象とは少し違う気がします。

でも、咲いてしまった(という表現はおかしいですが)アカツメクサの花にはしずくが乗らないので、いまひとつピントを持って行く意欲がわきません。

そうこうしているうちに、

E-5, P5294158(ToyPhotoI)
まだまったく花が咲いていないつぼみをみつけ、そこにしずくが乗っているのを見て「これだ!」
さらに手前の葉の上を見ると、そこにちいさなしずくが。

この写真も、トイフォトをかけてみました。今度は色調をいじらない「I」に。

しずくがなければ、つぼみのアカツメクサにレンズを向けることはなかったでしょう。

2013年5月26日日曜日

E-5ボディとOM 50mm F1.8レンズのコンビネーション -2013/05/26

OLYMPUS E-5
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5

かつては、オリンパスフォーサーズ一眼レフカメラを持ち出すときには必ずといっていいほど活躍したOM 50mm F1.8レンズ。
とくにE-420, E-620が主力だったときは、クローズアップレンズをつけたマクロから、逆付けマクロ、そしてエクステンションチューブをつけたマクロと、「花に寄る!」という私のスタイルをつくってくれたレンズです。

中古でOM 50mm F3.5マクロレンズを手に入れてから、このレンズのオールラウンドさが便利で、散歩のお供から青葉の森へ入っての気合いを入れたマクロ撮影までこのマクロレンズだけでかなりの部分をカバーしてくれるようになり、主力がE-5に移ると、ズームが必要なスナップ、望遠が必要な動物や鳥などのとき以外は、ほとんどこのレンズの出番となりました。

これら二本のレンズを一緒に森へ持って行って、同じ被写体、同じアングルで撮り比べる実験をしてみたこともありますが、それ以来あえて50mm F1.8レンズでマクロ撮影をすることもめっきり少なくなりました。

今回は、レンズ面の汚れを一通り掃除していたときにふと、しばらくご無沙汰していたこの50mm F1.8レンズを持って出てみたくなったわけです。

舞台はさわやかに晴れた西公園、桜岡大神宮の裏手の草むらです。
ハルジオンがたくさん咲いていました。今シーズンはまだ本格的にこの花を撮っていなかったので、丁度良い機会と早速試してみることに。

まずは、50mm F3.5マクロで一通り撮ってみました。

E-5, P5263824
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5
F3.5, 1/2000sec, ISO400

ちょっと被写体までの距離に余裕を持たせての撮影。
さすが!の画質です・・・が、なんだか物足りない。

たしかにきれいにくっきり写っているのですが、エキサイティングな感じはしません。

そのまま横からぐっと寄ってみます。

E-5, P5263828
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5
F3.5, 1/2500sec, ISO400

ほそい花びらの一本一本まできっちり解像しています。
ボケた部分もしっかりと形がわかる控えめなボケ味です。最初の引きの写真よりは動きが出てきた感じがします。

・・・でもやっぱりなにか物足りない。

そこで、OM 50mm F1.8レンズの出番です。

E-5, P5263844
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8
OLYMPUS OM EXTENSION TUBE 14mm
F1.8, 1/4000sec, ISO200

一気に画面全体が独特の雰囲気に包まれます。

E-5, P5263847
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8
OLYMPUS OM EXTENSION TUBE 14mm
F1.8, 1/1600sec, ISO200

まだ花期は始まったばかりですから、これから開こうとするつぼみもたくさんあります。
開ききった花よりも、これから開こうとつぼみをほぐしていく花のほうが、造形的にはおもしろさは格別です。

E-5, P5263850
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8
OLYMPUS OM EXTENSION TUBE 14mm
F1.8, 1/2000sec, ISO200

この雰囲気は、今のデジタル用レンズではぜったい出せないものです。おなじOMオールドレンズ、おなじ50mmという焦点距離であっても、マクロレンズとエクステンションチューブを入れた標準レンズでは、まったく異なる写りです。

この日はぽかぽかと良い陽気で、虫たちも動き始めていました。

E-5, P5263853
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8
OLYMPUS OM EXTENSION TUBE 14mm
F1.8, 1/1600sec, ISO200

たぶん、ホソヒラタアブです。お食事中は、長い舌をペロペロしてます。
レンズを近づけても、けっこうながいあいだ逃げずに食事を続けています。

E-5, P5263896
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8
OLYMPUS OM EXTENSION TUBE 14mm
F1.8, 1/1250sec, ISO200

こちらは、かなり強欲にお食事を続け、おなかがぱんぱんになってます。

~~~
マクロレンズではないので、接写するためにはエクステンションチューブが必要です。しかし、チューブをつければ近眼になってしまうので、引きの撮影はできません。そのときはまたチューブを外さなければなりません。

このつけたりはずしたりが、なかなかやっかいです。

その手間を惜しまなければ、楽しい撮影ができると思います。

2013年5月19日日曜日

これはツクバネウツギ? -2013/05/19青葉の森

OLYMPUS E-5
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5

このブログでは、青葉の森の記事はながらくご無沙汰しています。
けっして青葉の森を訪れていないわけでも、写真を撮っていないわけでもありません。

今年の1月に行ったときの、霜柱の話題を最後に、青葉の森関連の記事を投稿してませんが、その後も月に2,3回、週末の土曜か日曜のどちらかは時間がある限り(相当短時間のときもありますが)行くようにしていました。

晩冬から早春にかけての話題がごっそり抜け落ちているのですが、それはまた機会があれば紹介するとして、今回はセリバオウレンもスミレもカタクリ、チゴユリ、イカリソウ、ユウシュンラン・・・みんなすっ飛ばしていきなり5月のツクバネウツギについての話題。

以前にも何度かこのブログで取り上げたツクバネウツギ。
過去の記事はこちらです。よろしければ見に行ってみてください。
いずれも2011年5月21日に青葉の森へ行ったときのネタをもとにしています。

ツクバネウツギ -2011/05/21青葉の森
ツクバネウツギ -2011/05/21青葉の森(芸術編)
ツクバネウツギ -2011/05/21青葉の森(芸術編~その2)
ツクバネウツギ -2011/05/21青葉の森(完結編)

今回も、ツクバネウツギらしき花が咲いているのを見つけて、早速写真を撮ってみました。

E-5, P5193589
2年前に見たツクバネウツギは、白い花でした。
しかしこの日見た花は薄いピンク色。つぼみは赤に近い色です。
葉の形やデザインもちょっと違っているように見えます。小振りで先がとがっていて、そしてイモの葉のように赤っぽく縁取られています。

E-5, P5193592
つぼみが開いたばかりの花はピンクというより赤か赤紫に近いです。
これはほんとうにツクバネウツギなのか?ちょっと疑問です。

もっとたくさん撮ったのですが、暗かったのでシャッター速度が思いの外遅くなってしまったようで、手ブレ続出となってしまい、残念です。

実はこの日、ヒメシャガも咲き始めていて、いよいよそんな季節になったか!という感じだったのですが、そのあたりはまた別の機会に記事にしようと思います。

~~~
最近は、とれるカメラバッグにOLYMPU E-5とOM 50mm F3.5マクロに中間リング、望遠用にRICOH XR RIKENON 135mm F2.8レンズを入れて肩から提げるというスタイルが多いです。
OMのベローズマクロレンズたち(80mm F4、135mm F4.5)も持っていきたいですが、荷物になってしまうし、限られた短い時間で撮影するには向いていないので、いつも留守番ということに。
もっと出番を作ってあげたいのですが・・・

2013年4月30日火曜日

青葉城址で出会った山野草たち -2013/04/29

OLYMPUS E-5
OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0SWD

ゴールデンウイークのこの時期は、青葉の森に行けば「化石の森」で、ヤマエンゴサクやエンレイソウなどが楽しめるのですが、残念ながら崖崩れのために立ち入り禁止となっていて、見に行くことができません。

ちなみに、エンレイソウは瑞鳳殿でも見ることができます

2013年4月29日、仙台市博物館へ行ったついでに、博物館の裏から仙台城本丸へ上がる道を歩きました。
この裏道、じつはいろいろな山野草を楽しめる穴場スポットなのですが、道行く観光客のみなさんはほとんど目にとめることもなく本丸を目指して登っていきます。

博物館の裏、初代伊達政宗像の脇を抜けて行くとすぐに、見慣れた大きな三枚の葉が目に入りました。エンレイソウです!

E-5, P4292006
こんな身近な場所にもエンレイソウがたくさんあるなんて。知りませんでした。
ちなみに、エンレイソウをもう少しアップで見てみてください。

E-5, P4292007
大きくて目立つ3枚の葉のまんなかから、ちょこんと顔を出している花。
どうしてこんな造形になったのか・・・不思議な花です。

スミレもたくさん見られました。ほとんどタチツボスミレです。

E-5, P4292004
あまりにも至るところで群生していて、見ているうちにありがたみが薄れてきてしまうほどです。
そんな中で・・・

E-5, P4292013
唯一見つけたタチツボスミレ以外のスミレ!
これはニョイスミレでしょうか?
周りを見渡してみても、ここにたった一株だけしか見つけられませんでした。

時期が早い(or遅い)からか、それとも本当にこの場所では希少なのか?

E-5, P4292036
 ムラサキケマンの花もいくつか見つけました。
青葉の森の「化石の森」で見られるヤマエンゴサクほど貴重ではないですが、おもしろいかたちで見ていて飽きません・・・が、写真に撮るときはちょっと難しいです。
また、下から順番に咲いていくので、ぜんぶきれいに咲いていて下の方が枯れていない花を見つけるのがたいへんです。

じっくり青葉の森を歩く暇がないときは、すぐ行ける瑞鳳寺~瑞鳳殿や青葉城址も、手軽な割にいろいろと森の中で見られる花を手軽に見ることができていいかも。

2013年3月11日月曜日

GXRとE-420、RIKENON 50mm F2Lで写り比較

2013年1月20日に誕生した新旧RICOHコラボシステム、
RICOH GXRボディ+MOUNT UNIT A12+RICOH XR RIKENON 50mm F2Lレンズ

2013年2月2日の初ショット以来、約1ヶ月間テスト撮影で修行中です。
ピントが狙い通りにビシッと来たときに吐き出す映像は、あらためてこのレンズの良さを再確認するとともに、新しく導入したMOUNT UNITに組み込まれた撮像素子と映像処理システムのすばらしさを実感します。
ただし、歩留まりがかなり低いのが難点ですが・・・

RICOH XR RIKENON 50mm F2Lというレンズ、これまでにもOLYMPUS E-シリーズの4/3 一眼レフカメラと組み合わせて楽しんできました。
特に、E-420との組合せでは「実際に見たイメージを忠実に再現する」という写りではなく、「シャッターを押した瞬間見ていたイメージからは想像できないような“絵画的”な描写をする」写りで、とても気に入っていました。

そして2013年3月6日、ついにGXR+MOUNT UNIT A12とE-420という二つのボディでこのレンズを使って描写比較をやってみようと思い立ち、実行に移す機会を得ました。

舞台はお昼のお散歩コースの定番、良覺院丁公園に咲くタネツケバナの花です。
2,3日前にこの日当たりの良い公園で、オオイヌノフグリ、ハコベの花とともに、今シーズン初対面となったタネツケバナ。

石垣のあいだから突き出し、ひとつだけ開いていた花を撮影モデルに選びました。
まずはE-420での映像から

E-420, P3069025
PENTAX K CLOSE-UP RING No.3 (28.5mm)
F2開放, 1/640sec, -1.0EV, ISO200

光学ファインダー、手持ちでのピント合わせはかなり困難ですが、スプリットプリズムが入ったフォーカシングスクリーンと、1.22倍のマグニファイアのおかげで何とか花のまんなかにピントを持ってくることができました。
相変わらずの「濃厚な」ボケ味です。

花周辺をトリミングして切り出してみると・・・

trimmed 1480x1110
しべにピントが来ているのですが、さすがに「ビシッ」という感じではなくかなりソフトな印象です。
よく見ると、わずかに前ピンだったようです。これで「解像感が足りない」と評してしまってはちょっと可哀想かも。

それでは、GXRとのコンビネーションでほぼ同じアングルで撮った映像と比べてみることにします。

GXR, R0013954
PENTAX K CLOSE-UP RING No.3 (28.5mm)
F2開放, 1/570sec, -1.0EV, ISO200

同じ条件では、撮像素子のサイズが異なるGXRとE-420ではライカ判換算でそれぞれ75mmと100mm相当となるはずですが、ほとんど同じ画角になっています。これはおそらく、GXRではレンズのヘリコイドをいっぱいにのばして最短距離である60センチにセットしていたのに対して、E-420ではヘリコイドを最短距離まで回しきっていなかったのかもしれません。詳細は記憶にないのでなんともいえませんが・・・

そういう意味で、厳密に同じ条件とは言い難いのが残念ですが、とりあえずこちらも花周辺をトリミングしてみます。

trimmed 1280x960
 ピントが合っている部分の解像感がかなり違います。
こちらのほうが、よりジャストにピントが来ているということも影響しているかもしれませんが、それでもかなりの違いです。

しかし、ピント合わせはかなり苦労しました。
フォーカスアシストによって合焦部分が白い縁取りで強調されるのですが、花自体が白くてコントラストが明確ではないので、ほとんど勘で合わせたという感じです。たまたまラッキーだった・・・

それでもF2開放でこの解像感、
ちなみにF4でも撮りましたが、さらに解像感が増して合焦部分を見ればマクロ専用レンズにもひけをとらず、そこに独特のボケ味が加わって、最近のデジタル専用レンズでは絶対に出せない味がとても魅力的です。

ボケ味や全体の雰囲気では、E-420を使ったときほどのインパクトはなく穏やかですが、ボケの中にカッチリした解像感を出したいときにはこちらのほうが相応しいようにも思います。

また、F4のときにはGXRで1/203sec、E-420で1/160secというシャッター速度設定になりましたが、たまたまとは思いますが・・・E-420のほうはブレてしまいました。
GXRではばっちりでしたので、もしかしたらこちらのほうが重心のバランスやグリップ性に優れているのかもしれません・・・が、やはりたまたま?

E-420でも、ISO感度を上げるなどしてシャッター速度をある程度速くすれば問題なく対応できるレベルとは思いますが。

なお、GXRのほうの画像は、RAW画像を現像したものではなく撮影時に保存されたJPEG画像をリサイズしたものです。なので、若干画質の劣化はあるかもしれません。
RAW現像して少し整えれば、もっと画質が良くなる可能性があります。

こうしてみると、E-420の出番はますます少なくなりそうですが、なんとかこのカメラ「ならでは」の被写体やシチュエーションを探索して、ほかの機材では絶対出せないような映像を追求してみたいと思います。