OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5
先ほどの記事で触れたとおり、この日は咲いているスミレの花にはなかなか出会えず、カタクリやセリバオウレン、ショウジョウバカマなどを撮って歩きましたが、ついにしびれが切れて「つぼみでもいいから撮っておこう」と、終盤になってからレンズを向けることになりました。
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E-M1, P4041982 |
先ほどのナガハシスミレとは違って、葉は地面に這うように広がっているわけではなく、ちょっと茎が立ち上がって、高い位置に掲げているようです。すこし巻きが入っている葉もあったりして、この特徴からオオタチツボスミレなのではないかと思っています。
・・・が、ほんとうにオオタチツボスミレであれば、 花柄(花がついている茎)が葉の付け根あるいは株の付け根から出るタチツボスミレとは異なる識別ポイント、「根元から花柄を出さない」という最大の特徴が備わっていないようにも見えたりして・・・
まだつぼみだから・・・?
花が咲き出すまでには茎が伸びる?
タチツボスミレだとすると、花が咲く前からこんなに葉が立っているのもおかしいし、花柄も花が咲くまではあまり立たず、咲いてからだんだん起き上がる、というのが通常・・・となるとやはりこれは、オオタチツボスミレなのか?
それとも、オオタチツボスミレとタチツボスミレの交雑種、「ムラカミタチツボスミレ」なのでしょうか。
よく見ると、つぼみの後ろに白い距が少し顔を出しています。
この距の出方は、おなじタチツボスミレのなかまであるナガハシスミレのつぼみが早い時期からその特徴的な長い距を伸ばすのとは異なり、かなり控えめです。
タチツボスミレかオオタチツボスミレか、はたまた交雑種のムラカミタチツボスミレか・・・もう少しよく勉強しなければなりませんね。・・・とはいえ、図鑑などでは花の特徴などは詳しく載っていますが、つぼみのことまではなかなか情報がない。
確実に判断するためには、このあと花が咲いてからがどのようになっているかを確認すればよいのですが、結局それはできませんでした。
来シーズンの宿題としてとっておくことにいたしましょう。
図鑑などではあまり言及されないつぼみから枯れて実ができるところまで、一貫して追跡することができれば、大きな仕事になりそうです。
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