OLYMPUS E-420
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8
11月12日以来、かなり久しぶりの青葉山訪問です。
仙台は、2日前の12月16日に少しまとまった雪が降りました。(そのときの日記をご参照ください)
少し積もるほどの雪でしたが、市街では次の日にはあらかた溶けてしまいました。
今日は、管理センターに車を置いて、せせらぎ広場のほうへ歩きましたが、途中ところどころまだ雪が残っているのが見えました。
RICOH GXR, R0010394 |
センターから400メートルほど降りていくと、三叉路に出ます。
RICOH GXR, R0010395 |
岩がいくつか点在しており、そこにはスギゴケが生えています。
RICOH GXR, R0010413 |
RICOH GXR, R0010400 |
今日の出動機材は、スナップ用のRICOH GXRと、E-420にOM 50mm F1.8と25mmのエクステンションチューブ1個のみ。かなりの軽装です。
じっくり撮る時間があまりなかったというのもありますが、12月に来たことがなかったのでどんな被写体があるか簡単な偵察のつもりということもあり、三脚もマクロレンズもなしです。
じっくり観察して、絵になりそうなコケを探します。
ほどなく、水のしずくがついた胞子体を発見。
E-420, PC188644 |
F2.8, 1/200sec (+0.3EV), ISO200
おそらく、覆っていた雪が日に照らされて溶け、水滴だけが残されたものと思われます。
コケもなんだかみずみずしい感じです。
エクステンションチューブをもう一つ、あるいは逆付けアダプターを持ってきていればもう少しアップで狙えたのですが、25mmチューブ一個ではそれほど寄れません。
この写真は、オリジナル3648x2736ピクセルを2736x2052枠でトリミングしています。
25mmチューブを付けて、レンズのヘリコイドもいっぱいまで伸ばして精一杯のクローズアップはこれくらいです。
E-420, PC188648 |
F2.8, 1/160sec (+0.3EV), ISO200
もう少し下へ回り込んで、手前のコケをぼかしてしまえばしずくの胞子体がもっと引き立ったかもしれません。寄れないときにはそれなりの工夫が必要ですね。
まだまだ修行が足りないです。
もう少し降りていって、せせらぎ広場が見渡せるところまで来ると、まだ日が当たっていない岩の上には溶けかけの雪が残っていました。そこにもスギゴケがいます。
E-420, PC188725 |
F2.8, 1/320sec (+0.7EV), ISO400
雪の間から顔を出した胞子体です。
この胞子体、中に胞子が詰まっていて、「壺」と「蓋」からできています。
岩や木についたコケやその胞子体は、今年の1月(つまり昨冬シーズンですね)に三居沢から上がったところにある「展望広場」で初めてじっくり観察し撮影して以来、密かにお気に入りの被写体です。
花や昆虫などがある季節はそちらに目が行ってしまいますが、派手な被写体がほとんどいなくなる冬の時期には、こういう地味で目立たない被写体をじっくり見ることができていいですね。
さて、岩の上の雪も、日が射してきてみるみるうちに溶けてきました。
E-420, PC188748 |
F4, 1/180sec, 内蔵ストロボ使用(光量1/64に制限), ISO400
溶けた雪の間から、コケが姿を現します。
撮影している間にも刻々と雪が溶けていって、少々焦りながら岩の表面をなめるように被写体探しをしている私の姿は、端から見ると「やばい人」みたいだったかもしれません。
通りがかりのお母さんと小さな息子さん連れ親子に「こんにちは」と声をかけられましたが、彼らは歩を早めて立ち去りました・・・
この日は30分ほどしか滞在できませんでしたが、その割にはまずまずの成果が挙げられてよかったです。
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