2015年5月4日月曜日

首が長くて紫の濃いスミレ、これは何? -2013/04/28二口

OLYMPUS E-5
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5

2013年4月28日の二口にて、スミレの話題の第二弾です。

この界隈には、タチツボスミレ系が「うんざりするほど」見られるのですが、そんななかでよくわからないスミレを見つけました。

E-5, P4281957
 F3.5, 1/400sec, ISO800

しゅっと茎を伸ばして、かなり濃い紫色の花を咲かせています。
花を横から見ると、距がかなりずんぐりと短いことがわかります。

花が下を向いていてちょっとそのままでは撮りづらかったので、強引にこちらを向いてもらうことに。

E-5, P4281959
 F3.5, 1/250sec, ISO800
(トリミングしています)

側弁の内側にはみっしりと毛が生えていて、左右からかなりぎゅっと狭く挟み込んでいます。

E-5, P4281960
F3.5, 1/250sec, ISO800
(こちらもトリミングしています)

このスミレはなんというのでしょう?

E-5, P4281961
F3.5, 1/250sec, ISO800

アカフタチツボスミレ? -2013/04/28二口

OLYMPUS E-5
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5

「二口」つながりで、前回の記事からまる1年経った2013年4月28日のときのスミレに関する話題をいくつか。
今回はその第一弾として、「ひょっとしたら、アカフタチツボスミレ?」という話題。

スミレには種類がたくさんあり、また交雑種もあったりしてとても難しいのですが・・・
特にタチツボスミレ系は複雑です。

そんな中で、この日「タチツボスミレ」だろう、とさして気にもせずに撮った写真の中に「・・・?」というものを見つけたので、ここで記事にしてみようと思いました。

まずはこの写真を見ていただきたいと思います。

E-5, P4281954
 F3.5, 1/250sec, ISO800

左端に写っている葉(メインの被写体でなかったのでピントが合ってませんがご了承下さい)の葉脈がはっきりしているように見えます。

ほかにもいくつか、葉脈にくっきりと・・・

E-5, P4281965
 F3.5, 1/200sec, ISO800

E-5, P4281976
F3.5, 1/125sec, ISO800

このように葉脈がくっきりしているものを「葉に斑(ふ)が入る」というそうで、これはアカフタチツボスミレのようです。

「赤斑(あかふ)」の名がついているように、斑の色は赤紫色ということになっているそうです。
距はやや長くて 「通常、紫色を帯びる」となっていますから、たぶん間違いないと思うのですが。

満身創痍の(?)タチツボスミレ -2012/05/06二口

OLYMPUS E-5
OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD

2012年5月6日に二口で見つけたスミレ、さらに続けます。
道路脇のガードレールの下で見つけたタチツボスミレ。

E-5, P5064135
60.0mm F5.6, 1/1000sec, ISO200

花の盛りは過ぎているようで、ちょっとくたびれているように見えます。
よく見ると、花弁にも虫喰いの穴が開いていて、距にも横から穴が開けられ盗蜜された形跡が。
手前に並ぶ2つの花の左側、距が「くきっ」と曲がってます。
最初から曲がっていたのか、花が枯れる時期が近づいたときに曲がったのか・・・わかりませんが。

しかし、なぜこのようなかわいそうな花をあえて撮ったのか、自分でも謎です。

しかも・・・

E-5, P5064136
 60.0mm F5.6, 1/1000sec, ISO200
(トリミングしています。もとは上の写真とほぼ同じ画角)

もう一枚撮っていたなんて。

オオタチツボスミレにしては・・・ -2012/05/06二口

OLYMPUS E-5
OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD

前の記事で扱った、2012年5月6日の二口で見たスミレに関する記事、ついでに別のスミレについてもここで書いておこうと思います。

まずは写真から。

E-5, P5064126
60.0mm F5.6, 1/400sec, ISO200

地に這うように広がっていて、上を向いた花が咲いています。花の脇の葉はくるりと巻いています。
ぱっと見はタチツボスミレのようでもありますが・・・

E-5, P5064128
60.0mm F5.6, 1/250sec, ISO200

花の後ろにちらりと見える居は白いです。これはオオタチツボスミレの花の特徴?
しかし、オオタチツボスミレにしては花がやや小さめですし、花弁もあまり「ベラン」とだらしない感じ(失礼)でもなく、小さくまとまっている感じがします。

花を横から見てみましょう。

E-5, P5064129
 60.0mm F5.6, 1/.320sec, ISO200

距の色やかたちはオオタチツボスミレっぽいですが、花弁、とくに側弁と唇弁の出方が弱いように見えます。
このスミレはいったいどれなんでしょう。

E-5, P5064130
60.0mm F5.6, 1/800sec, ISO200

脇にたくさんのつぼみがありましたので、ついでに撮っておきました。かなり葉がぐしゃぐしゃになっていて、その上にちょこんとつぼみが顔を出している、という感じです。

エイザンスミレかヒゴスミレか、はたまた交雑種か -2012/05/06二口

OLYMPUS E-5
OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD

今は2015年、ですが
3年前の2012年5月6日、秋保温泉から秋保大滝、そしてさらに奥にある二口まで出かけたときの話題です。

二口には、有名な磐司岩(ばんじいわ)など巨岩奇岩、姉滝など多くの滝で有名な二口渓谷がありますが、その玄関口ともいえる「秋保ビジターセンター」付近では、手軽に珍しい山野草を楽しめるスポットがたくさんあります。

この日は、購入から4ヶ月ほど経過したOLYMPUS E-5とZD 12-60mmズームレンズを持って行きました。当時はこのペアの出番が多かったのですが、いまではE-5ボディを持ち出すことはあっても12-60ズームを持ち出すことはほとんどなくなりました。
やはり少々大ぶりなのが災いしているのでしょうか。

OM-D E-M1とM.ZUIKO 12-40mm F2.8PROレンズのペアがあまりにも軽量コンパクトで、画質も十分なために、すっかり隅へ追いやられた感のある12-60mmレンズですが、当時はエースレンズでした。

広角24mm相当から中望遠120mm相当までをカバーし、F2.8-4.0という明るさ、そしてマクロレンズではないもののちょっと寄るには十分な最短撮影距離。

さて2012年5月6日のお話に戻りましょう。
5月連休の最終日。青葉の森には連休中に三度も訪ねていたので、最後の日はちょっと違う場所へ行ってみようかと思い立ち、二口のビジターセンター周辺をうろうろしてみようと、お昼前から出かけております。

この日最初のショットは、駐車場近くの道端で群落をつくっていたイチリンソウ、そしてしばらくニリンソウとともに。
周辺の新緑なども撮っていましたが、道端(ほんとうに道路の路肩あたりです)でタチツボスミレなんかを見ていました。
しかし、タチツボスミレはわざわざ二口まで出てこなくとも、それこそ仙台市街でも手軽に見ることができます。もっとなにか刺激的な被写体はないか・・・そして見つけました。

E-5, P5064143
 60.0mm F4.0, 1/5000sec, ISO400

最初見たときは「なんだ、この葉は?!」
はじめは葉がちぎれているのかと思いました。
そのときは、このスミレがどういう名前なのかわからなかったのですが、とりあえず撮っておこうということで、とくにこの特徴的な葉の形がわかるように、上から見下ろすようなアングルで撮り始めました。

反対側からも一枚。

E-5, P5064145
 60.0mm F4.0, 1/4000sec, ISO400

少しピンクがかった花。距も花びらと同じ系統の色です。
葉はぼろぼろに(?)引き裂かれたように深い切り込みが入っていますが、よくみるとメインは三つ?両脇の二つは根本付近からそれぞれ二つに分かれて、全体として五つに分かれているようにも見えます。

E-5, P5064146
60.0mm F4.0, 1/3200sec, ISO400

このように、葉に深い切り込みが入ったものは「複葉性」のスミレと呼ぶそうです。
日本国内には「ヒゴスミレ」「エイザンスミレ」「ナンザンスミレ」の三種が知られていますが、ナンザンスミレは植生が対馬に限られるとのことなので、仙台ではヒゴスミレとエイザンスミレの二種が候補になります。

ヒゴスミレは、ナンザンスミレの変種ともいわれ、「秋田県以南の本州以西に分布」し、葉は基部から五裂、花は白色で花弁のふちが波立たない。植生に関して「本州中部の太平洋側に多く、東北では少ない」という情報も。

一方、エイザンスミレは「青森県から九州・霧島までの太平洋側に多く分布」し、葉は基部から三裂、花は淡い紅色から濃い紅紫または白(なんでもありか)、側弁、唇弁に紫条が入る、ということです。葉の形状に関して、「ヒゴスミレに近い細葉から幅広の葉まで多彩」という記述もあったりして、かなり特定が難しそうな品種です。

でも、分布の特徴を見ると、太平洋側である宮城ではヒゴスミレよりエイザンスミレの可能性が高いようにも思えます。しかし二口は山形との県境にも近く、日本海側に多く分布するようなものがいてもおかしくないロケーションであり、ますます難しいです。

しかし、今回見つけたスミレは、葉に関しては何ともいえないものの、花の特徴はエイザンスミレそのものという感じです。

ちょっと調べてみたら、ヒゴスミレとエイザンスミレの交雑種に「ヒラツカスミレ」 というものもあるそうで、そこまで考えるとますますわからなくなります。

スミレの世界はなかなか奥深いです。

E-5, P5064147
 60.0mm F4.0, 1/3200sec, ISO400

2015年4月22日水曜日

これはセリバオウレンの雌花? -2015/04/04青葉の森

OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5

青葉の森の春の主役はなんでしょう。
カタクリ、スミレ、ショウジョウバカマ・・・やっぱりセリバオウレンではないでしょうか。

3月半ばには咲き始めるセリバオウレンですが、最初のうちは雄花が目立ちます
両性花も見られますが、純粋な(?)雌花はほとんどみつかりません。
青葉の森には雄花と両性花しかいないのだろうか・・・などと思っていたのですが、この日ついに、それらしきものを発見しました。

E-M1, P4041949
F8, 1/80sec, ISO400

花の真ん中ににょきにょき生えているめしべのまわりに、黄色いつぶつぶが。
おしべのようにも見えますが、どうみても花粉がつまってなさそう。

これはセリバオウレンの雌花とみてよいのでしょうか?
何年か青葉の森に通ってますが、雌花らしき花を見たのは(おそらく)これが初めてだと思います。

ナガハシスミレ、魚眼と望遠で挑む -2015/04/04青葉の森

OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS BCL-0980 (9mm F8.0 Fisheye)
OLYMPUS OM E.ZUIKO AUTO-T 135mm F3.5

春の青葉山で楽しみな花はいくつかありますが、さまざまなスミレも大いに楽しみなアイテムです。そのなかでも、一番早く花を咲かせ始めるのはナガハシスミレです。

距(きょ)が長くて上を向いているのが特徴のスミレ。
日当たりの良い斜面に、ひとつ咲いているのを見つけました。

E-M1, P4041971
BCL-0980
1/1000sec, ISO800

いまひとつ寄り切れていないですが、20センチという最近接距離でもこんなものだったのか、それとも近づきがたい場所に咲いていてしかたなかったのか・・・よく覚えてません。
ちょっと手前の枯れ草や枯れ葉が目立ちすぎる感は否めませんね。

続いては、望遠135mm(270mm相当)でのショット。

E-M1, P4041973
OM 135mm F3.5
F3.5, 1/1250sec, ISO200

かなりのアップになりました。
このレンズは最短撮影距離が1.5メートルですので、寄れるところまで寄ったか、もしかするとエクステンションチューブの7mmあたりをかませたかもしれません。

この日は、さすがのナガハシスミレでも、咲いているのは少なくて、もう少しすればまとまって咲く姿がいたるところで見られるようになると思います。