2011年6月11日土曜日

色温度で雰囲気がかわる?(コゴメウツギ) -2011/06/05青葉の森

OLYMPUS E-420
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-W 28mm F2.8

オークションで入手したこのレンズ。当時の記事にもあるとおり、
「E-420で」
「標準レンズとして」
使うことを考えていました。

しかし実際に、当初の考え通りの使われ方をし始めたのはごく最近です。
E-420のファインダー像では、28mm(35mm判で56mm相当)の画角は少々広すぎるのかも・・・などと考えていて、あまり使う気になれなかったのです。
実際、引きの撮影ではフレーム内に小さな被写体がごちゃごちゃと詰め込まれていて、交換したスプリットマイクロのフォーカシングスクリーン(E-420のスクリーンについてはこちらの記事、導入の顛末はこちらの記事で)ではうまくピントを合わせられませんでした。

最近、「このレンズの良さは【寄り】撮影で発揮される」ということに気づき、一気に地位が上がったのです。そのままで最近接30センチまで迫る!7mmや14mmのエクステンションチューブをかませてさらに迫る!!といった場面で、適度な被写界深度や絞り開放から安心して使える画質が大変便利です。

要するに、私はこのレンズの使い方を間違えていたのです。
35mm判フルサイズで使う場合には、28mmは広角レンズです(ネーミングもZUIKO AUTO-Wです)。しかし実際には56mmの標準レンズ相当となるので、「標準レンズとして使う」というあたまでこのレンズを考えるあまり、ある程度距離をとった使い方しか発想できなかったのでしょう。

56mm相当でも使うときには広角レンズのつもりで、ぐっと寄るべきなのだと実感しました。

さて、前置きが長くなりましたがこのレンズ、青葉の森での撮影に際しては、E-620とマクロレンズシステムでのメイン撮影をサポートするサブシステムとして、撮影状況を記録したり、三脚で腰を据えて撮っている合間にスナップ的に撮影したりといった役割を任せるスタイルになってきました。

もちろん、E-420&OM28/2.8コンビでの本気(?)撮影もしばしば敢行します。
6月5日のこの日、青葉の森ではコゴメウツギが小さな白い花のかたまりをたくさんつけた枝を広げて、とてもきれいでした。
E-620を三脚にのせてマクロで寄ろうとすると、風で揺らぐ枝先の花を撮ることは困難を極めます。そこで手持ちのE-420&OM28/2.8コンビの出番です。

葉の下にぶら下がった花々を狙って撮影。

P6055157 (trimmed)
F2.8開放, 1/160sec (-0.3EV), ISO400

実は、若干上から見下ろすようなアングルで撮ったのですが、画面の下端に、地面に置いたレフ板の縁が白く写り込んでしまいましたので、少しだけトリミングしています。
E-420はもともとファインダーの視野率が低い(約95%)のですが、マグニアイピースをつけているので、さらにケラレていて、ファインダーでは切れていると思っていても実際の画像には周囲が結構写り込んできます。

撮影時には、ファインダーで覗いている視野周囲の少し外側にも意識をもっていくことが必要です。(とはいってもなかなかできませんが)

さてこの写真、ノートPCなどのチープなモニターで見たときには気づかなかったのですが、どうもかなり青みがきついようです。
曇天だったせいなのか、上の葉を通った光で照らされていたせいなのか、理由は分かりませんが。

そこで、ホワイトバランスを「撮影時設定(オート)」から「曇天6000K」に変更し、WB補正でAmber/RedをRed側に+2、Greenを-2にしてRAW現像し直してみました。

P6055157 (trimmed & WB tuned)

方針は、「花の白さがややクリーム色っぽくやわらかい雰囲気になるように」
ちょっと過剰だったか・・・?

気を取り直して、少し控えめに5500Kとして、ホワイトバランス補正はなしに。
フレーミングもいまいちな感じがしたので、花を左に持って行ってスクエア(6×6)トリミングしました。

P6055157 (trimmed, WB=5500K)

一応これが完成形(のつもり)

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