2011年5月10日火曜日

ちょうど一年前に撮ったスミレ -2010/05/09国道457号線近辺にて

OLYMPUS E-620
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8(初代)
KENKO CLOSE-UP LENS No.2+3

古い話で恐縮です。
ちょうど1年前の2010年5月9日、川崎町近辺の国道457号線から脇に入った付近(たしか田んぼの脇あたりだったような)で撮ったスミレの花です。

当時は、高校時代から持っているOM 50mm F1.8と、KENKOのクローズアップレンズしかなかったのですが、楽しくマクロ撮影していました。

花の名前がわからなかったので保留したままずっと眠っていた今回の写真、おそらく「オオタチツボスミレ」であろうということで、今更ながらアップします。

P5091589
絞り不明(F1.8開放かまたはF2.8?), 1/400sec, ISO400

ちょっと、日陰で暗い状況ではあったのですが、このシャッター速度ならISO400まで感度設定を上げなくてもよかった?
この写真の前はISO200で撮っていたことがわかっていますので、この写真のためにあえてISO400まで上げたことになります。なぜだろう?
ちょっと粒が粗くなってしまいました。

オオタチツボスミレの特徴は、距が白いことと花の色にやや赤みが強いこと・・・?
距の色はよさそうですが、花の色が妙に青い。
遠い記憶を呼び覚ましてみても、もう少し赤みが入っていたような気がします。

ほかの写真を見てみると、

P5091600
絞り不明, 1/500sec, ISO100

少し赤みがあるような・・・
もしかすると、P5091589は日陰で撮ったために青みが強く入ってしまったのかもしれません。
こちらのP5091600のほうは、直接日光が当たっている(というか透過している)ためにもう少し実際の色に近いトーンになっているのかも。

そこで、さきほどのP5091589をRGB各色ごとにトーンカーブ調整して、なるべく記憶の色に近い感じの再現を試みてみました。


まあまあの仕上がりになった気がしますが、やはりISO400は失敗だったかも。

青葉の森ではなかなかこのオオタチツボスミレに出会うことができず(見逃しているだけかもしれませんが)、たぶん過去の写真の中でこのときに撮影したのが唯一かも、ということでここで取り上げてみました。

2011年5月8日日曜日

ユウシュンランがみたい! -2010/05/16青葉の森

OLYMPUS E-620
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5

まずはこちらの写真をご覧ください。

P5161698
F3.5解放, 1/160sec(+0.7EV), ISO200

P5161700
F5.6, 1/80sec (+0.7EV), ISO200

去年の今頃、青葉の森で撮ったユウシュンランの花です。

ユウシュンランの名前は、植物学者の工藤祐舜にちなんでつけられたとのこと。
ギンランの変種ですが、ずっと小さく10~15センチの高さしかありません。
上部の葉だけが大きく、その下は退化して鱗片状に小さくなっています。

開発や乱掘のために全国的に激減、絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されているそうです。
青葉山ではわりと普通に見られるそうですが、私がこの花に出会えたのはこのとき1回きり。

ぜひもう一度撮りたい花です。

トウゴクミツバツツジ -2011/04/29青葉の森花木広場にて

OLYMPUS E-620
OLYMPUS OM ZUIO AUTO-S 50mm F1.8

連休初日の4月29日、青葉の森へ行ってみました。
青葉台手前の駐車場から中へ入り、モミジイチゴがたくさん咲いている散策路を下って、旧わんぱく広場跡の脇をイカリソウを見ながら下へ降り、さらに「花木広場」へと歩いていきます。

広場の中央には、ツツジがたくさんいます(植えられて?自生して?)。
この日はまだ時期が早かったのか、ほとんどがもうすぐ咲きそうに膨らんだつぼみでした。

P4290566
F1.8解放, 1/640sec (+0.3EV), ISO200

みな、笠をかぶったようでおもしろいです。
ときどき、すこし色が淡いつぼみがありました。

P4290568
F1.8解放, 1/640sec (+0.3EV), ISO200

濃い色のつぼみと同じなら、開く直前に色が変わるということか?それとも別物か?
いくつかのつぼみをよく観察してみると・・・

P4290573
F1.8解放, 1/640sec (+0.3EV), ISO200

単独のものと、2つ3つセットになっているものがあることがわかります。

P4290575
F1.8解放, 1/640sec (+0.3EV), ISO200

束ねていた笠(?)がちぎれて、わかれたものもあります。

P4290571
F1.8解放, 1/640sec (+0.3EV), ISO200

咲いた花を発見。
手前の枝でちょっと隠れてわかりにくいですが、もともとセットだったつぼみから一つだけ開いたようです。隣にはまだ開いていないつぼみがあります。

このように、まだまだこれから咲き始めるという時期に、すでに葉が出ています。
3枚セットです。

調べてみると、「トウゴクミツバツツジ」というツツジだそうです。
トウゴクは「東国」つまり関東の意味ですが、宮城県は分布の北限とのこと。
青葉山ではこんなにたくさん見られますが、盗掘が原因で数が減っていて、なんと宮城県では「準絶滅危惧種」に指定されているとか。
準絶滅危惧種といえば、ヒメシャガを思い出しますが、このトウゴクミツバツツジもか・・・

よく似ていてポピュラーな(といっても、いままであまりよく知りませんでしたが)ミツバツツジというのがありますが、違いは上記のように花と葉が同時に出るトウゴクミツバツツジと花だけ先に出るミツバツツジ、ということのほかに、花のおしべの数がミツバツツジの5本に対してトウゴクミツバツツジは10本と多いことが決定的とのこと。

早速確認してみます。

P4290569

F1.8解放, 1/800sec (+0.3EV), ISO200

さきほどの写真と同じ花を正面から見てみました。
手前に垂れ下がっているしべがピンぼけになっていてわかりにくいですが、少なくともピントが合っているおしべは5本。たしかに東国ミツバツツジのようですね。

でも、この花木広場。
仙台市によって整備された広場なので、自生なのか人の手で植えられたものか、少々あやしい気もします。
すぐ横には、かなり不自然なツワブキのかたまって生えているエリアがあったり(「ツワブキ」と書いた説明の立て札があるところがますますあやしい)・・・

2011年5月6日金曜日

ヤマエンゴサクとムラサキケマン -2011/05/05青葉の森にて

OLYMPUS E-420
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8

OLYMPUS E-620
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5

連休の最終日、5月5日に訪ねた青葉の森。
今回は、これまで行ったことのなかった「化石の森」へ足を伸ばしてみました。

小さな滝(?)があり、貝などの化石がたくさんあるとのことです。

P5051847
E-620, OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5
F3.5, 1/80sec (-1.0EV), ISO200

浸食されやすい地層の上に浸食されにくい層があるようで、上の層が庇のようにせり出していました。滝壺(?)の下には倒木や大きな石があって水をせき止めていました。
もともとなのか、今回の地震で崩れてたまったものか・・・?

ここには、初めて見る花がいくつかありました。そのなかで、薄い青色の面白い花が崖の斜面にたくさん咲いているのが目にとまりました。

P5051869
E-620, OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5
F3.5, 1/100sec (-1.0EV), ISO400

ヤマエンゴサクです。

P5051867
E-620, OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5
F8, 1/80sec (-1.0EV), ISO400

P5051871
E-620, OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5
F3.5, 1/250sec (-1.0EV), ISO400

とてもユニークな形をしています。

このときは花の名前がわかりませんでした。
ちょうど、オリンパスイメージングのコミュニティーサイト「フォトパス」で、エゾエンゴサクの話題が出ていて、「これか?」と疑ったのですが、エゾエンゴサクの場合は分布が北海道から本州中北部の主に日本海側・・・とのことで、うーん。
しかし、よく似たヤマエンゴサクというのもあるという情報が。
こちらは本州から九州にかけての主に温帯に分布と。

見分けるポイントは、苞葉(ほうよう、葉柄の付け根についている小さな葉)の切れ込みとのことです。早速写真で確認してみると・・・

P5051873 トリミング等倍
E-620, OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5
F8, 1/50sec (-1.0EV), ISO400

やはり切れ込みが入っています。
ヤマエンゴサクに間違いなさそうです。

ちなみに、ここまですべての写真でマイナス1段の露出補正がかかっているのは、これらの写真を撮る前に、暗い中で咲いていた小さな白い花(名前不明)を撮るために花が露出オーバーで飛んでしまわないように設定していたものを、戻し忘れていたためです。
適切な露出設定にしていれば(シャッター速度はかなり遅くなってしまうのですが)色彩的にも粒状性的にも、もう少しよくなっていたはずです。
ちょっと残念。

P5053806
E-420, OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8
F1.8開放, 1/200sec, ISO400

こちらはOM 50mm F1.8レンズを絞り開放にして、E-420で手持ち撮影したものです。
花を狙って近づいたら、手前の葉の上にクモがいるのに気づいて急遽主役交代となったものです。よく見ると、花はひとつ枯れかかってしおれていて、いまひとつの被写体だったようで、少々残念です。

斜面に上ってがんばって撮っていて、ふと足下を見ると、明らかに今日同じように斜面を上り下りした靴の滑りあとが。
同じようなことを考えていた人がいたんですね。

化石の森で撮影したあと、管理センターへ向かいました。
近づくにつれて、植生がだんだん森のものから街のものへとかわっていきます。
ヒメオドリコソウやハコベ、オランダミミナグサ・・・

管理センターの駐車場脇の草むらをふと見ると、赤紫色の花がちらちら咲いているのが目にとまりました。

P5053821
E-420, OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8
F1.8開放, 1/500sec, ISO400

P5053822
E-420, OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8 with OM EXTENSION TUBE 14mm
F1.8開放, 1/160sec, ISO400

P5053823
E-420, OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8 with OM EXTENSION TUBE 14mm
F1.8開放, 1/125sec, ISO400

こちらはムラサキケマンの花です。
ヤマエンゴサクと花の形はよく似ていますが、色が違っているのは一目瞭然として、葉の形がまったく違います。
細かい切れ込みが入って、ぴんと張らずにくしゃっとしています。

花の一つ一つをみると、上のほうはまだ開いていませんが下の花はパカッと開いています。
下から順に咲いていくようですね。

青葉の森の丁字桜 -2011/04/24青葉の森にて

OLYMPUS E-620
RICOH XR RIKENON 50mm F2

連休が始まる直前の日曜日、三居沢側から青葉の森に入りました。

地震の影響もあり、崩落や崖崩れ、陥没などで通行止めのルートがいくつかありました。一日でも早い復旧を願いながら、山を上がっていくと少し開けた場所にとても地味な低木がありました。

よく見ると、枝からぽつりぽつりと花がぶら下がっています。

P4240236
F4, 1/125sec (+0.7EV), ISO200

つぼみもいくつか見受けられ、まだ花期真っ最中という感じです。
見た目は桜の花のようですが、普段見慣れているソメイヨシノと比べると、やはり地味です。

花をアップで見てみます。

P4240267
F2, 1/640sec (-0.3EV), ISO200

やや暗い背景に白い花の組合せなので、マイナス0.3段の補正を入れました。
絞り開放だとやはりピント合わせが大変でした。
ついでにちょっと絞った写真と比較してみます。

P4240269
F4, 1/200sec (-0.3EV), ISO200

絞り環をカチカチッと回すだけで、写りが格段にシャープになりました。
花を見ると、やはり桜です。付け根がかなり長いのと、下向きに垂れ下がるのが特徴のようです。調べてみると、チョウジザクラ(丁字または丁子と書く)だそうです。
花を横から見たときに「丁」の字に見えるから?とも思ったのですが、丁子油を取るインドネシア原産の植物「丁子」別名クローブの花に似ているからとも。

絞りを絞って撮ると、ちょっとシャープ過ぎるような気がします。
そこでアートフィルター(ファンタジックフォーカス)をかけてソフトな雰囲気にしてみました。


どうでしょうか。

別アングルのショットも、絞りを変えて撮ったので比べてみることにします。
まずは絞り開放で。

P4240263
F2, 1/1000sec (-0.3EV), ISO200

続いてF4に絞った場合。

P4240261
F4, 1/320sec (-0.3EV), ISO200

やはりこちらのほうが写りがシャープになるのですが、ボケが大きな六角形になっておもしろいです。もう少し絞れば、この六角形ボケがより小さく鮮明になってきて、また違った雰囲気が楽しめると思いますが、手持ち撮影ではあまりシャッター速度が遅くなると手ブレが心配になりますね。
三脚を使えば問題ないのですが、こんどは風で枝が揺れてしまって被写体ブレを起こしそうです。

難しいところですね。

つぼみは赤っぽくて独特の形です。

P4240271
F4, 1/200sec (-0.3EV), ISO200

もう少しほころび始めたつぼみもいい味出しています。

P4240259
F4, 1/400sec (-0.3EV), ISO200

今年はソメイヨシノのシーズンは逃してしまったので、ほかの遅くまで楽しめる桜を少し追いかけてみようと思います。

RIKENON 50mm F2にK接写リング -2011/05/03東北大片平キャンパス内

OLYMPUS E-420
RICOH XR RIKENON 50mm F2
PENTAX K-EXTENSION TUBE No.2+3 (47.5mm)

連休中、だいたいは東北大の片平キャンパス内とその周辺か、青葉の森に出かけました。
この日は片平キャンパス中央の芝生で今シーズン初のヒナギク撮影に臨み、そのついでに(といっては失礼ですが)タンポポのアップでこのレンズの実力チェックをしてみました。

ボディはE-420、RIKENON 50mm F2レンズにPENTAXのKマウント接写リング3種のうちNo.2とNo.3をつけての撮影です。
かなりアップになります。リングの長さは合計47.5mm。

まずは絞りをF2開放で。

P5033550
F2, 1/4000sec, ISO400

必要以上にISO感度設定を高くしてしまっている感がありますが、ピントを合わせた部分から前後に「ぶゎ~っ」とボケていく感じが独特です。

次に、少し絞ってF4に。

P5033549
F4, 1/1250sec, ISO400

ボケ具合もやや抑えられ、ピントがあった部分がよりシャープになったようです。
作品としては、こちらのほうがいいかもしれません。

さらにもっと絞り込んだ(F8か?メモを残していないので不明)条件でチャレンジです。

P5033558
F8(?), 1/200sec, ISO400

横位置のアングルにしたせいもあるでしょうが、ピントが合っている部分が広く、先の2枚とはまた違った雰囲気が出ています。
こちらも作品としていい味出ているのではないでしょうか。

キク科のほかの花は結構気合いを入れて撮ることが多いのですが、タンポポはあまりにありふれすぎていてそれほど本腰を入れて撮ったことのない対象です。
でも、大きくクローズアップしてみると意外と面白い造形で、けっこう楽しめるかもしれません。

RIKENONレンズへのKマウントの接写リングの組合せは、最長57mmまで。
いま手持ちのOMエクステンションチューブを全部足すと187mmにもなり、これには負けますが、通常は十分な拡大率が得られる環境です。

今後もいろいろと試してみようと思います。

2011年5月3日火曜日

マキノスミレ -2011/04/17青葉の森にて

OLYMPUS E-620
RICOH XR RIKENON 50mm F2

またまた4月17日(日)に訪れた青葉の森で出会った山野草。
こんどはマキノスミレです。
まず、見つけたときの状況を。

P4179726
F2, 1/1600sec (-0.7EV), ISO100

森の中に生育する小さな植物は、たいてい枯れ葉や松葉の上に顔を出しています。これらが結構やっかいで、そのままでは全景や背景がうるさくなってしまうし、きれいに取り除くと不自然になってしまいます。
いかに自然な雰囲気を壊さず目に障る枝や葉を除くか・・・難しいです。

さてこのスミレ、花ひとつに葉が一枚。
このスタイルが結構いけてます。

正面に回ってもう少しアップで見てみると・・・

P4179733
F2, 1/800sec (-0.7EV), ISO100

地面から出た花と葉が、ちょうど同じくらいの高さです。
「やあ!」と手を挙げて挨拶しているようにも見えます。

このスミレ、最初は名前がわからなかったのですが、調べてみるとマキノスミレの可能性が高いように思えます。
花も小振りで葉の数が少なく細いです。あまり固まっていくつも咲いているということがないので地味なのですが、なぜか歩いていると目にとまります。

※2枚目の写真、おそらくKマウントの接写リングをかませて撮ったはずなのですが、何番のものか記憶と記録がないので不明です。おそらくNo.2かNo.3だと思うのですが・・・