2011年5月6日金曜日

青葉の森の丁字桜 -2011/04/24青葉の森にて

OLYMPUS E-620
RICOH XR RIKENON 50mm F2

連休が始まる直前の日曜日、三居沢側から青葉の森に入りました。

地震の影響もあり、崩落や崖崩れ、陥没などで通行止めのルートがいくつかありました。一日でも早い復旧を願いながら、山を上がっていくと少し開けた場所にとても地味な低木がありました。

よく見ると、枝からぽつりぽつりと花がぶら下がっています。

P4240236
F4, 1/125sec (+0.7EV), ISO200

つぼみもいくつか見受けられ、まだ花期真っ最中という感じです。
見た目は桜の花のようですが、普段見慣れているソメイヨシノと比べると、やはり地味です。

花をアップで見てみます。

P4240267
F2, 1/640sec (-0.3EV), ISO200

やや暗い背景に白い花の組合せなので、マイナス0.3段の補正を入れました。
絞り開放だとやはりピント合わせが大変でした。
ついでにちょっと絞った写真と比較してみます。

P4240269
F4, 1/200sec (-0.3EV), ISO200

絞り環をカチカチッと回すだけで、写りが格段にシャープになりました。
花を見ると、やはり桜です。付け根がかなり長いのと、下向きに垂れ下がるのが特徴のようです。調べてみると、チョウジザクラ(丁字または丁子と書く)だそうです。
花を横から見たときに「丁」の字に見えるから?とも思ったのですが、丁子油を取るインドネシア原産の植物「丁子」別名クローブの花に似ているからとも。

絞りを絞って撮ると、ちょっとシャープ過ぎるような気がします。
そこでアートフィルター(ファンタジックフォーカス)をかけてソフトな雰囲気にしてみました。


どうでしょうか。

別アングルのショットも、絞りを変えて撮ったので比べてみることにします。
まずは絞り開放で。

P4240263
F2, 1/1000sec (-0.3EV), ISO200

続いてF4に絞った場合。

P4240261
F4, 1/320sec (-0.3EV), ISO200

やはりこちらのほうが写りがシャープになるのですが、ボケが大きな六角形になっておもしろいです。もう少し絞れば、この六角形ボケがより小さく鮮明になってきて、また違った雰囲気が楽しめると思いますが、手持ち撮影ではあまりシャッター速度が遅くなると手ブレが心配になりますね。
三脚を使えば問題ないのですが、こんどは風で枝が揺れてしまって被写体ブレを起こしそうです。

難しいところですね。

つぼみは赤っぽくて独特の形です。

P4240271
F4, 1/200sec (-0.3EV), ISO200

もう少しほころび始めたつぼみもいい味出しています。

P4240259
F4, 1/400sec (-0.3EV), ISO200

今年はソメイヨシノのシーズンは逃してしまったので、ほかの遅くまで楽しめる桜を少し追いかけてみようと思います。

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