OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-W 28mm F2.8
先ほどの記事でOM 28mm F2.8レンズを取り上げた際、このレンズ入手時の様子を思い出そうと過去の記事を見返していると、入手直後に広瀬側でテスト撮影し、そのときの報告をこのブログで行うと予告していました。
・・・が、すっかり忘れていました。
そのとき撮った写真を見てみると、何となくその理由が分かる気がしました。
つまり、思ったようにうまく撮れなかった、ということのようです。
改めてよく見てみますと、けっこうシャープに撮れているショットもいくつかあります。
せっかくなので、ここでいくつか紹介したいと思います。
季節もぜんぜん違ってますが、ご容赦を。
ちなみに、このときはまだOM用のエクステンションチューブはひとつも所有しておらず、購入の検討中という段階だったようです。
このレンズには、7mmのチューブがベストパートナーだと思いますが、その当時そんなセッティングはできるわけもなく、ただライカ判56mm標準レンズ相当の画角でがんばるしかありませんでした。
画角が広く、被写体が小さくごちゃごちゃと詰まった画面で、思うところにピントを合わせるのは至難の業です。
テストの舞台となったのは、2010年9月1日朝の広瀬側堤防です。広瀬橋から川の河原町側をさかのぼっていったあたり。
最初のターゲットはツユクサの花でした。
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P6011666 |
背景が暗めですので、0.7段アンダーに設定しています。この当時は、とくに深く考えていなかったように記憶していますが、うまく花を白飛びさせずにおさめることができました。
ピントも発色もまずまずです。
50mmレンズでは被写界深度が浅くなり、ピント合わせが難しくなるところですが、絞り開放でもある程度深度が稼げるこのレンズは、うまく被写体と背景を選べば、クローズアップでなくとも比較的容易にピント合わせができます。
もう少しおもしろみのある背景であればよかったのですが・・・
ツユクサの葉の先に小さな虫がいました。たぶんカメムシの仲間ではないかと思います。
このレンズは最短撮影距離が30センチですが、めいっぱい寄っても・・・
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P9011694 |
主役の虫がこんなに小さく、そして背景のはずの石がこんなにはっきり大きく写ってしまいました。
しかも、なぜISO400に感度設定を上げたのか・・・
それはこの前に撮ったショットでの環境が薄暗く高感度設定にしたまま戻すのを忘れていたか、あえてこの設定を選んだか、今となっては自分でもわかりません(手ブレ補正機構のないE-420でのスローシャッター撮影を極度に恐れていた当時の私としては、この設定選択は必然だったのかもしれませんが)。
せっかくなので、この虫を切り出してみることにします。
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P9011694 |
ピクセル等倍になっていると思いますが、なかなかシャープな写りですね。さすがに絞り開放では全体にわたってピントが合っているわけではなく、背中に合わせているために頭のほうは若干ピントが外れていますが、十分です。
このときに7mmのエクステンションチューブを持ち合わせていたら、もっと鮮明な写真が得られていたでしょう。
背景も、(これはまったくの偶然ですが)ちょうど虫の背後が明るくなっていて(おそらく葉)具合がよくなっています。
どうも、当時はこのレンズの実力を軽んじていたようです。
もっとも、このレンズの魅力に気づいたのは恥ずかしながらごく最近、入手してから9ヶ月ちかく経ってからのことです。
まだこのブログに写真をアップしてませんが、そのうちまた・・・(とかいって、また忘れてしまうかもしれませんが)
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