2011年5月1日日曜日

今年の桜撮影は少なかった -2011/04/14広瀬川

OLYMPUS E-620
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-ZOOM 65-200mm F4

高校生の時から持っているこのズームレンズ。
九州への修学旅行でもCOSINAの28-70mm F4ズームレンズとともに大活躍しました。

しかし、昨年2月にOMレンズアダプターMF-1を購入して手持ちのOMレンズたちにもう一度活躍の場を与えてあげようとしたとき、あまりのカビのひどさにガックリ来てしまったのでした。

一度カビ取りを依頼したことがあったのですが、部品がないとのことで戻ってきました。
今年1月に川崎へ出張に行った折り、川崎駅近くにあるカメラ修理専門店「関東カメラサービス」へ持ち込むことに。
完全に直すことはできない、とは言われましたがそれはもとより承知の上です。

そして、2月末頃に作業続行するか否か確認の電話が来ました。もちろん「GO!」です。

3月11日の地震のあと、その月末に「できる限りの修理作業は終了したのですが、お送りしても大丈夫ですか?」と。
ちょうど、宅急便の配送もぼちぼち通常通りになってきたところでしたので、「OK!」と返事。
4月初旬に届きました。
修理代は1万2千円ほど。

さっそくキャップをとり中を覗いてみると、想像以上にきれいになっていました。
はやく試写してみたい・・・でもなかなか時間が。

そして4月14日の朝、自転車で出勤するときに短時間ですが試し撮りすることができました。

ちょうど前日の13日、仙台の桜開花宣言が出されたところでした。
広瀬川の堤防脇に植えられたソメイヨシノも、咲き始めたところでいい具合です。
天気も上々。

P4149554


早速、広瀬橋から入ってすぐの場所で撮影開始。
ほとんどのケースで、ISO100、絞り開放にしてみました。

P4149557 (original)

これはRAW現像時になにも手を加えていないオリジナルです。若干コントラストが弱い感がありますが、問題ないと思います。少しトーンカーブを触ってコントラストを高めてみたのが次の写真です。

P4149557
うーん、どちらがよいか・・・

少し距離の離れた枝を狙ってみます。

P4149575

こちらは絞り開放(F4)で撮ったもの。残念ながらピント位置がいまひとつになってしまい残念ですが、ボケ具合は問題ないです。
さらに絞りをF8にすると、

P4149577
かなりシャープ感が増します。でも、背景の枝の具合は絞り開放のときのほうが適度にボケてくれていて、主役を引き立ててくれているように見受けられます。

次は、丸ボケチェックです。

P4149579
絞り開放のときは、当然ながら丸ボケの形は丸いです。花の下に見える4つの大きな丸ボケのうち赤いものは、後方に咲いていたツバキの花です。白いものはツバキの葉に反射した日光です。

ほぼ同じ方向で、これよりもう少し近い花にピントを持っていくと・・・

P4149583
よりピントがずれた光源の丸ボケが大きくなりました。少し白飛びしてしまった部分もあり、少々残念ですが、まずまず満足の写りです。
絞りをF11まで絞ると、8枚の絞り羽根で形作られる八角形のボケが出てきます。

P4149595
F8でも何枚かトライしたのですが、みなピン外れやブレでボツになってしまいました。
OM 50mmレンズや28mmレンズなど、六角形のボケとはまた違った味が出ていると思います。

見てお分かりの通り、逆光で撮っても写りは問題なさそうです。

期待以上の写りに、若干興奮しました。
ZD 70-300mm F4.0-5.6ズームと比べると、かなり細身の筐体です。TAMRONの28-105mm F2.8ズームよりスリムかつ軽量で、使い出はありそうですね。

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今シーズンの桜(ソメイヨシノ)の撮影、実は(仙台では)これ1回きりとなってしまいました。
ちょうど花盛りの時期に出張が入ったり、雨で花が落ちたりと、なかなかタイミングが合わず、残念です。
来シーズンは、取り返すつもりでがんばろうと思います。

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