2011年6月13日月曜日

クロイトトンボ -2011/06/11仙台城長沼

OLYMPUS E-620
OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 70-300mm F4.0-5.6

6月11日(土)の午後、東北大学植物園に行く前に仙台市博物館(仙台城三の丸に位置します)に立ち寄り、長沼(城のお堀)のスイレンを見てきました。

雨上がりの午後という天候条件と時間帯、まだシーズンが始まったばかりというタイミングがばっちりで、十分に堪能しました。
レンズをあちこちに向けていると、いたるところトンボが飛び回っているのが目に止まりました。

そのときは、ただ漠然と「イトトンボかなあ」くらいにしか思っていませんでしたが、何枚かは写真におさめることができました。


P6112975
 300mm, F8.0, 1/640sec (-1.0EV), ISO400

足もとの石垣の間から伸びた草にとまっていました。真上から見下ろす感じです。バックはお堀の水面です。何度かAFでピント合わせを試みましたが、どうしてもトンボがつかまっている草にピントが持っていかれて、顔がピンぼけになってしまいました。
しっぽの先は、やはりピンぼけではありますが黒基調で先だけ二本の青い帯の鮮やかなのが特徴のようです。


P6112977 (横位置を縦にトリミング)
 300mm, F8.0, 1/1600sec (-1.0EV), ISO400

こちらは石垣に直接ランディングです。こちらもほぼ真上からで、バックの深いブルーはお堀の水です。惜しくも、また顔から僅か後ろにピントがずれました。
600mm相当の超望遠レンズを手持ちで、しかも細いトンボの先端についた小さな顔にきっちりピントをもっていくのは並大抵ではないです。


P6113028
 300mm, F8.0, 1/320sec (-2.0EV), ISO400

こちらはつがいです。前がオス、後ろがメスだと思いますが、オスは青みが強いのに対してメスはやや褐色がかっているように見えます。もしかしたら産卵中なのかもしれません。


P6113029
 300mm, F8.0, 1/2000 (-2.0EV), ISO400

反り返ったスイレンの葉の縁にとまっています。葉からの日光の照り返しがかなり強く、シルエットのようになってしまいました。

このイトトンボ、調べてみるとどうやら「クロイトトンボ」という種類のようです。

ようく見ると、スイレンの葉や花にヤゴの抜け殻がいくつも見つかりました。

P6112988 (trimmed)
300mm, F8.0, 1/320sec (-2.0EV), ISO400

午前中まで雨が降っていたことを考えると、雨があがった後に水からあがって脱皮したのかもしれません。

トンボも奥が深いですね。

1 件のコメント:

  1. クロイトトンボが最初の写真のように草に捕まるようにして止まることはほとんど見ていません。
    水面に浮いている葉の上に乗っかるように止まることが多いです。

    スイレンの池でよく見つけましたが抜け殻までは注意して見ませんでした。

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