2020年5月6日水曜日

E-M1初代を所有する私にとってのMark III発売

いま持っているカメラの中で、いちばん新しいのはOLYMPUS OM-D E-M1(初代)です。2013年9月に、人生初の発売前予約購入に踏み切ったこのカメラ、その年の10月末から撮影に使い始めてはや6年半。大きな不満はありませんが、ひとつだけ・・・背面の液晶パネルが「一軸」可動式、つまり上下にしか振ることができない点だけが不満なのです。

地面から数センチの小さな野草なんかを撮るときには、寝そべって直接ファインダーを覗き込むことができればベストなんですが、物理的に不可能なアングルだったり、三脚に固定しているときなどではどうしても、少し離れた位置から液晶パネルの映像を見て操作することになります。そんなとき、過去にはE-620, E-5と、「二軸」可動式のパネルをもつカメラを使っていたので特に難はありませんでした。しかし(下はともかく)上向きに90度跳ね上げるのが限界の初代E-M1では、私の好きな縦位置ローアングル撮影はほぼ不可能となってしまっていました。
しかたなく横位置で撮り、あとで縦位置にトリミング・・・などと愚策をとるしかなかったりして。

E-M1のMark IIが出たとき、ハイレゾショットなど新機能が搭載されましたが、まったく興味はありませんでした。でも、二軸可動式液晶パネルの搭載は大いに心動かされるものでした。・・・それでも耐えました。
今回、手持ち撮影でもハイレゾ可能となり、これがMark II所有者でも買い換える動機になっているようです。

しかし、昭和の古いOM systemレンズを使ったマクロ撮影がメインの私としては、ハイレゾショットが必要かどうか、ちょっと考えさせられます。
この機能を最大限に楽しむには、やはりイマドキのマイクロフォーサーズ、デジタル対応レンズが必要なのか・・・
いやそれとも、オールドレンズの描写をさらに引き出すことができるようになるとしたら、Mark III導入もまったく無意味というわけではないのか・・・
いやいや、そもそもハイレゾショットは遠景撮影向きであって、マクロ撮影には向いてないのか・・・

Mark IIとの比較情報は世にあふれていますが、初代との比較はどうなんでしょう。比べる必要もない、ということでしょうか。

二軸可動式パネルだけが欲しいなら、後継機発売で劇的に価格が下がっているMark II購入が最適解かもしれません。三脚を使う限り、ハイレゾもバッチリOKですし。
さらに先、Mark IVが出たあとにすかさずMark IIIを買う、という方針でもよいのかも。

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