OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8
OLYMPUS OM EXTENSION TUBE 7mm
10月末の、雨が降ったり止んだりという天気の中
青葉の森へ出かけました。
キッコウハグマの花がちらほら咲いていました。
夏のうちから、つぼみはスタンバイされているのですが、花が咲くまではけっこう長い間待たされます。
足下に、開いたばかりのキッコウハグマの花が雨に濡れていました。
いつも三脚を持っていくのですが、なかなかカメラを固定して撮影することは少ないです。
今回は珍しく(?)三脚にカメラを固定して比較撮影してみることにしました。
E-5ボディに、7mmというOMシステムではもっとも薄いエクステンションチューブを介してOM 50mm F1.8レンズという組合せ。
まずは、絞りを開放にして撮ってみました。
![]() |
E-5, PA267125 |
このレンズ独特のふわっとしたボケに包まれるようです。最短撮影距離である45センチよりもう一歩近づくことのできる7mmのエクステンションチューブを使うことによって、そのボケ味がさらに強調されます。
23センチまで寄ることができるOM 50mm F3.5マクロレンズと同等の撮影距離だったと思いますが、マクロレンズでは出せない味わいです。
花の周りをトリミングして見てみますと
ピントは合っているのですが、少々ぼやけたように見えてしまいます。
被写界深度がかなり狭いためでしょうか。
つづいて、まったくアングルを変えずにレンズの絞りだけをF4まで絞って撮ってみました。
![]() |
E-5, PA267126 |
かなりくっきりして、マクロレンズで撮ったような感じになっています。
比較的背景がはっきり写るので、少々被写体が背景に埋もれてしまっている印象も・・・?
花の写りは、絞り開放のときよりかなりクリアになっています。
絞り込んで撮影すると、50mm F3.5マクロレンズを開放で撮影したのと大差なくなってしまうところが悩ましいです。
このレンズを使うメリットがごっそり失われてしまうからです。
もっと下から見上げるアングルで、背景に丸ボケを入れたいときなどでは、このレンズを絞って使うとボケが六角形になります。開放にすると丸ボケも大きくなりすぎる上にぼんやりしてしまったりして難しいですが、マクロレンズなら丁度良く丸いボケが得られるので、こちらのほうがいい場合も多いです。
この50mm F1.8レンズを使ってその特徴を活かすには、やはり絞りは開放か、絞ってもF2.8までにとどめたいところ。
使い方を今後も検討していきたいと思います。
なお、キッコウハグマはその花だけでなく、名前の由来ともなっている特徴ある葉の形も魅力です。
なので、どうしても花と葉をフレームに入れるために上から見下ろすようなアングルで撮ることが多いです。
地面には松の葉や小枝などがたくさん落ちていて、そういうアングルだとどうしても背景がうるさくなってしまいます。キッコウハグマはなかなか難しい被写体です。
0 件のコメント:
コメントを投稿