2010年12月5日日曜日

久しぶりにTamron 176A -2010/12/05片平放送大学敷地内

OLYMPUS E-620
TAMRON SP 28-105mm F2.8 LD Aspherical IF (176A)

今日の仙台は朝から良い天気でした。
お昼前の30分ほど、E-620にTamronのズームレンズ176Aをつけて、仙台市青葉区片平にある放送大学の裏庭(?)に出かけました。
事前の調査で、ここの紅葉がまだ撮影に堪える状態を保っていると踏んだのです。

まずは、放送大学と片平会館の裏、東北大学金属材料研究所(金研)とのあいだに挟まれた小さな裏庭で撮影開始です。

PC055831, 1/500sec(+1.0EV)
PC055834, 1/400sec (+1.0EV)













望遠端105mmで、絞りをF5.6か8あたりにセットしていたと記憶しています。


このレンズは、とかく評判が悪いのですが、この程度まで絞り込めば、レンズ中心部だけを使う4/3受光素子サイズの効果とも相まって、結構使えるレンズだと思います。

ただし、大きくて重いことだけがネックですが。

絞り値の設定が、リングのクリック位置で2.8-4-5.6-8というふうになっていてくれれば良いのですが、各絞り値の間にひとつずつクリックがあり、開放から数を数えて絞り値を認識するということが少々難しいです。
いつも、絞りがいくつになったか目視確認が必要です。

あと、これはこの個体固有の問題かもしれませんが、ピントリングを回し、反転(逆方向に回す)するとき、カクカクしてファインダーで除いた像が動くのです。
IFに関連する内部のレンズの軸が動いているのではないかと心配になります。

PC055836, 1/125sec (+1.0EV)

苔の生えた石があったので、そこに落ち葉を置いて撮ってみました。
F4かF5.6にしていたはずです。前ボケ、後ボケもそれほど悪くないようです。

プラス1段の露出補正をしましたが、不要だったようです。RAW現像時に露出をアンダーに戻しました。また、色のコントラストが弱いようだったので、アートフィルターのポップアートを用いてメリハリをつけています。

まともな逆光の条件下では、コントラスト低下が顕著になります。その例が次の写真です。

PC055841, 1/320sec (+0.7EV)

色づいた葉が、よく言えば柔らか、悪く言えばぼんやりした感じになっています。まあ、この葉自体もそれほど赤く色づいていたわけではありませんでしたが。
あまり光源に向けすぎると、けっこう強いフレアが入ります。光が入るほうを手で遮ると消えますが。







直接光源に目を向けないで、斜に構えるといい色が出ます。

PC055853, 1/1000sec (+0.7EV)

下に写っているのは、放送大学の建物です。
光源は向かって右上にあります。太陽光線に対してほぼ90度横を向いた感じだったと思います。
空も青く、木の葉もピントのあったものは一枚一枚、きちんと解像しています。
この写真は、それまでと比べてシャッター速度が速いです。もしかしたら絞りをF2.8開放かF4にしているかもしれません。

今回の感度設定は、いずれもISO100です。

50センチまで寄れる近接撮影、35mm判換算で56-210mmの焦点距離カバー、F2.8の明るい光学系と、意外と優れものなのかもしれません。

ほかのレンズや機材と一緒に持ち歩くのはかなりきつそうですが、今回のようにこのレンズのみと割り切って臨めば、なかなかいい仕事をしてくれそうです。

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