OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
青葉の森の、「こもれび広場」から主幹散策路である「こもれびのみち」を降りていくと、「花木広場」があります。ちょっと人工的に整備された感が出ていてあまり好きではないのですが、このエリアで見られる花々はけっこう楽しみにしていたりします。
この花木広場への入り口斜面に、毎年4月にはスミレで覆われるというスポットがあります。
この日は、白い花をつけるフモトスミレのコロニーがほとんどでしたが、中にひとつふたつ、紫色の花が目立つコロニーを見つけました。
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E-M1, P4270041 |
ちょっと花のピークは過ぎていたようで、花弁がくしゃっと丸まっていましたが、けっこう見応えのあるコロニーです。
葉はすこしとがった形で、裏が紫っぽい茶色になっていました。
シハイスミレ(「紫背菫」、つまり葉の裏が紫色という名前です)かと思いましたが・・・
もしシハイスミレだとすると、このスミレは西日本が分布の中心で東日本ではまれ、とのことなので、仙台で見られるというのはかなり貴重となります。
シハイスミレの変種であるマキノスミレは、青葉の森ではポピュラーなスミレなので、シハイスミレに近いマキノスミレ、ということなのか? あまり自信ありません。
シハイスミレとよく似た品種に、「ヒナスミレ」があります。葉の形が少し違うようで、「先がつまんだようにとがっている」ヒナスミレに対して「先端まで均等にほそくなる」シハイスミレ、「基部の湾入」が「深い」ヒナスミレに「浅い」シハイスミレ・・・なんとも微妙です。
花の特徴では、「側弁の内側」に注目。毛があるのがヒナスミレで、無毛がシハイスミレとのこと。しかし残念ながらこの写真では、花の時期が過ぎて側弁がパッと開いていないので、無毛か有毛か判断することはできません。
また機会があれば、もう少し詳しく観察してみようと思います。
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