2010年6月27日日曜日

F1.8絞り開放の開放感 -2010/06/26

OLYMPUS E-420
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8(二代目)

ここ数日、晴れて暑い日が続きました。
今日も東北大学片平キャンパスで撮影に臨みます。

E-420には二代目50mm F1.8をつけて、F1.8開放で通すことに。
まずは定番、ヒナギクで写りをチェック。

P6261365
F1.8開放、1/800sec ISO100

もっとも手前のヒナギクにピントを合わせて、画面の大部分が後ボケになる構図です。
やはりこのケースのように線が多いときにはボケがあまり美しくないです。

でも、もっともうしろの暗がりに浮かぶヒナギクのボケはなかなかのように見えますが。

次は、ニワゼキショウを試してみます。
花の時期も盛りを迎え、一日で咲き終わる花は次々と丸い実になります。
もうだいぶ実の数が増えました。

P6261370
F1.8開放、1/4000sec ISO100

この構図は、前ボケから後ボケまで広くチェックすることができます。
見てみると、やはり後ボケはいまいちな感じがしますが、前ボケは大丈夫のようです。

つづいて、シロツメクサにやってきたハチです。

P6261382
F1.8開放、1/3200sec ISO100

このレンズの最短撮影距離45cmぎりぎりまで寄ってます。
それほどボケていないすぐ脇のニワゼキショウはいい感じになってますが、もっとうしろのニワゼキショウやその実は、ボケに縁が出ていてちょっと目に付くボケ方です。

次は、片平キャンパスを北門から出て少し行ったところの道端で咲いていたムラサキカタバミです。

P6261390
F1.8開放、1/3200sec ISO100

先日これと間違えたイモカタバミは、やはり実物を比べてみると別物だということがよくわかります。
F1.8開放での撮影は、OLYMPUSでは推奨していません。
たしかにピントが合った部分でもにじんだようになり、くっきりしませんが、それはそれで味が出ると思います。

P6261393
F1.8開放、1/3200sec ISO100
フルサイズ3648x2736から2048x1536枠で中央部をトリミング

45cmの距離では画面いっぱいに入れることはできず、周りに余白ができてしまいます。
その余白の部分では、茎などがちょっと目に障るボケを出してしまってます。でもトリミングしてしまえばそれほど気になりません。

ムラサキカタバミの花は、どれも同じ色合いというわけではなく、白っぽいものや紫の比較的濃いものがあります。しかも、同じ株の花でも色が違っている場合もあります。

最後はヒメレンゲ。
撮影したときは名前がわからなかったのですが、調べたらすぐわかりました。

P6261399
F1.8開放、1/400sec ISO100

街路樹の根元に生えていました。
うしろの苔の部分のボケ具合がよろしくないですね。

山の中で見かけそうな花が、街の中で見られるというのは不思議な気もします。

このレンズは、F4程度まで絞ると問題ない写りになるのですが、それだとあまりおもしろくない写真になってしまいます。
ボカす背景(前景のほうはそれほど気にしなくてもよさそう)をよく吟味して選び、ピントが合った被写体にも、周囲がにじむことに目くじらを立てずむしろそのにじみを楽しむことができれば、独特の雰囲気が出るおもしろいレンズだと思います。

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