2011年4月25日月曜日

PENTAX 接写リングKセット No.1, 2, 3

ときはすでに4月末。もうすぐ黄金週間とともに5月に入るというこの時期。
最後の投稿が1月末でしたので、まる3ヶ月もほったらかしにしていたことになります。

最後の話題は「PENTAX 接写リングKを入手」でした。
その後、2月初旬の「フォトパスカレッジ水仙撮影会」で早速デビューし、試しに使ってみたRIKENON 135mm F2.8との組合せで、予想外に良い望遠マクロとなり、いい感触を得ました。

3月に襲われた震災で、写真どころではなくなってしまったのでしばらく中断、写真は被災状況の記録くらいでした。

先週末(4月24日(日))に、久しぶりに本格的な写真撮影を行ったのですが、そのときにはRIKENON 50mm F2 (Lではない!ほんとうの(?)和製ズミクロンレンズです)と組み合わせてマクロ撮影もしました。

このリング、とても使い出があるのですが、問題も無くはない・・・
ちょっと挙げてみますと、

短、中、長の3通りの長さがある3つのリング(No.1が9.5mm、No.2が19mm、そしてNo.3が28.5mm)、OLYMPUS OM用のもの(7, 14, 25mm)と比べると、実は長さの組合せバリエーションが少ない!
なぜかといいますと、No.1+No.2=No.3となっているからです。

OM systemでは
7mm, 14mm, 7+14=21mm, 25mm, 7+25=32mm, 14+25=39mm, 7+14+25=46mmの7通り、
K systemでは
9.5mm, 19mm, 9.5+19=28.5mm(=No.3単独), 9.5+28.5=38mm, 19+28.5=47.5mm, 9.5+19+28.5=57mmの6通り
となります。

OM用のエクステンションチューブでは、私は25mmのものを2個持っているので、さらに多様な組合せが実現可能です(あまりやりませんが)。
実際には、逆付けでなければレンズ本体のヘリコイドで若干の倍率調整が可能なので、それほど複雑な組合せをとっかえひっかえやる必要はないと思います。
いちいちメモするのも面倒だし、なにより付けたり外したりの作業がバカになりません。

それでも、OMレンズを使った接写の場合には、割と複数の組合せを利用する場面がありますが、K systemレンズの場合は極端に少ないです。それはなぜかといいますと・・・

「接続がカタい」からです。
レンズ本体のほうのピントリングや絞りリングを壊してしまうのでは、と心配になることもしばしばです。


OM用のリングでも、7mmはきつく、また厚さがないので同様に出番が少ないです。
逆に25mmのうちのひとつがゆるゆるで、そちらのほうも若干問題ですが。

接写リングKセットを入手するまでは、50mm F2Lの順付けと逆付けのみの組合せでしたので、「超引き」と「超寄り」といった感じで、極端すぎるのが難点でした。
このリングのおかげで、現実的な接写環境が整ったので、大変満足しています。

・・・でも、このリングを使うときは、レンズはRIKENON 50mm F2(L)のみか、想定される状況に応じてRIKENON 135mm F2.8を持ち出すくらいにとどめて、機材を絞り込んだほうがよさそうです。
いろいろ持って行っても、結局出番がなかったり付け替えの手間ばかりで肝心のシャッター数が減ってしまうことが多い印象ですね。

RIKENONレンズはかなりお気に入りですので、この接写リングセットと一緒に持ち出して、どんどん使っていこうと思います。