2011年1月28日金曜日

PENTAX Kマウント用の接写リング1,2,3をゲット

RICOH XR RIKENON 50mm F2LレンズをOLYMPUSの4/3機で利用するために、かつて

Kマウントレンズ-4/3ボディ接続アダプター(近代インターナショナル製)を購入
PENTAX純正リバースリングを購入

してきました。

しかし、ノーマルで50mm(100mm相当)中望遠レンズ、逆付けで1/2倍(等倍相当)程度まで対応可能なマクロレンズとして使えるようになったRIKENON 50mmですが、やはり中間リングでバリエーションを増やしたいと考えていました。

PENTAXでは、現在もKマウント用に、長さの異なる3種類のリングを出しています。
ただし、値段が高い(新品なので当然かもしれませんが)。

しかし、オークションでは数千円でいくつか出回っています。
これまでも何度かチャレンジして、ことごとく敗れました。

そして今日ついに!
PENTAX製中間リング(接写リングKセットと呼ぶようです)を落札しました。

これで、Kマウントレンズたち(といってもこのRIKENON 50mmのほかにはRIKENON 135mm F2.8(逆付けや接写リングを使うことはない)とSMC PENTAX 24mm F2.8(超カビカビ)しかないのですが)で、ひとつのマクロシステムを組むことが可能になりました。

PENTAXのレンズには、40mm F2.8パンケーキレンズ(今のではなく昔のKマウントMFレンズです)があり、これをE-420と組み合わせて使えば、逆付け、接写リングを含めてコンパクトかつ幅広い撮影シーンに対応できて楽しそうです。

もちろん、OMシステムレンズにも40mm F2という強力なパンケーキレンズがあり、これにも魅力を感じております (^^;

さりげなく中古やオークションを物色している私がそこにいる・・・

2011年1月23日日曜日

写真とは・・・?

本格的にデジタル一眼レフ(OLYMPUS E-420)を導入したのは、2008年7月にスイスはチューリッヒでの国際会議参加のため出張するのに合わせて・・・

昨年2010年早春には、始めたばかりのマクロ撮影のために、ライブビュー液晶画面の向きが自由に変えられるE-620をほとんど衝動買い。

マクロ撮影にはまりだした頃から、写真について少し考えるようになりました。

風景写真や人物写真、スナップなどと違って、マクロ写真の場合は
非日常的ともいえるほどの、人間の視界の何千分の一という小さな小さな領域を切り出す訳です。

さらに、アップにすればするほどピントの合う範囲は狭まり、撮影者が狙った対象物以外はほぼすべて「ボケ」の中に溶けてしまう。
およそ通常我々が目にする状況、環境はその絵の中に映し出されない・・・

逆に言えば、自分が主張したい(その写真の中で主役にしたい)ものだけを強烈に浮かび上がらせて、そのほかのモノをすべてただ1つの主役に対する引き立て役にしてしまうということです。
この極めて特異な状況をうまく使えば、写真という超現実的な手段によって、撮影者の心や気持ちを表すことが出来る、と考えることもできるでしょう。

また、状況説明がほとんどなされないということで、見る者側の印象、感受性に判断をゆだねる・・・というような作品に敢えて狙って仕上げることも可能でしょう。

しかし私は、ただただ肉眼では見ることの出来ないミクロの世界を大伸ばしにして目にすることの出来る、つまり「克明な超拡大写真」を得ることだけに熱中していたような気がします。

それは、私が根っからの理系人間であることも1つの大きな要因になっているのでしょう。
去年は、(懐が若干寂しいこともあり)中古やオークションを通じて往年のOLYMPUS OMシステムが誇るマクロレンズと周辺機器たちをひとつひとつ入手し、そのたびに新しい「超拡大映像」切り取りに驚喜し、ひたすら「近接、視野拡大」を追い求めてきました。

そろそろ道具も揃ってきて、昨年末にはレンズの逆付けによるマクロ撮影という新たな手段も加わり、撮影対象のみならず撮影条件(気象や時間帯、フラッシュやレフによる人為的な照明など)にも次々とあたらしい興味がわいて、実に楽しいです。

これからは、まだまだ拙い技術の研鑽も引き続き継続しながら、撮影する写真を「記録」としてでなく「作品」として扱えるような気構えで臨みたいと思います。

そこには、狙って自分の気持ちや感性を映像にする、という場合もあるでしょうし、偶然得られた映像をもとに後からストーリーを考え、構成するという場合もあるでしょう。

苦手な「タイトル」も、何とかしなければなりません。

まだまだ課題は尽きません。
自分の目が使えるうちは、光学ファインダーを通じたマニュアルフォーカシングを楽しみ、筋力があるうちは、手持ちでがんばりたいと思います。(カウントダウン入っているかもしれませんが)

もちろん、ライブビューやオートフォーカス、三脚の力を借りなければならないことも多々あるでしょうが、基本は「ちょっとした時間に気軽に撮るフォト」で行きたいと思います。

2011年1月18日火曜日

E-420用本革ボディージャケットCS-8Bついに売り切れ

年末に購入し、大満足のE-420用本革ボディージャケット、CS-8B。
購入時から「在庫僅少」とはなっていましたが、ついに「在庫切れ」となってしまったようです。

こういうものは、中古やオークションで出てくることはまずないでしょうから、ほんとうに危ないところでした。
最近の買い物ではかなり上位に食い込むヒットでしたので、感慨もひとしおです。

2011年1月17日月曜日

PENTAX 24mm F2.8修理不能・・・

去る1月8日、SMC PENTAX 24mm F2.8レンズをヨドバシ仙台店に持って行き、カビ取り修理を依頼しました。

年明け早々のお散歩で逆付けマクロを試し(記事はこちらです)、イイ感触を得てはいたのですが、やはりカビが気になります。

前玉に出たカビ
中に盛大に出たカビ













あらためて見ると、けっこうひどいですね。

期待して知らせを待つことに・・・
そして今日、待望の連絡が!

・・・しかし、結果は「古いので修理不能です」と。
ヨドバシカメラの委託を受けているのは、イストテクニカルサービスという会社です。

ホームページを覗いてみると、どうもレンズ修理よりはメカ修理が得意な会社のようですね。

そのまま戻ってくるようですが、逆付けマクロで使う分には特に問題なさそうなので、しばらくはマクロ専用ということで行こうと思います。

2011年1月12日水曜日

XR RIKENON 135mm F2.8デジタルデビュー -2011/01/12お昼のお散歩

OLYMPUS E-620
RICOH XR RIKENON 135mm F2.8

この記事でも紹介した、RICOH製のKマウントレンズ、XR RIKENON 135mm F2.8。
高校生のときに、なけなしのお小遣いで買った中古のレンズ(カメラのナニワ本店で当時9,800円)です。

Kマウントレンズを4/3ボディーにつけるアダプターはすでに、年末に入手していたのですが、あまりにもRIKENON 50mm F2Lレンズがおもしろくて、こちらのレンズは出番がありませんでした。

実は、昨日のお散歩で、霊屋橋を渡っていた時に見つけたみごとなつらら群を、そのときOM 28mmレンズしか持っていなかったために「超」引きの写真しか撮れなかったのが心残りで、再チャレンジ!のために持ち出したのでした。

まずは、評定河原橋から霊屋橋に通ずる、広瀬川沿いの道で。
セイタカアワダチソウの群生場所を発見しました。



P1126794
F4, 1/400sec (+0.3EV), ISO200

ずっと向こうまでセイタカアワダチソウです。


P1126799
F4, 1/400sec (+0.3EV), ISO200

霊屋橋をバックに。ちょっとでも横に振ると、無粋な建物などが写り込んでしまうので、アングルはけっこう制約されました。
でも、なかなかの解像とボケ具合にみえます。

・・・実は、アップにしてよく見ると、それほど高い解像ではなかったのです。
もう少し絞ると良くなるのか・・・F11まで絞った条件でも撮ってみましたが、RIKENON 50mmやOMレンズたちほどではないようです。

秋の、花期真っ盛りなら間違いなく黄色い花がすばらしい眺めだったであろうセイタカアワダチソウたち。
いまは花も終わって、白い(ここではちょっとどす黒かった)もこもこふわふわになっていましたが。

来年の秋はぜひここに来よう、と心に刻んだのでした。(覚えていられるか?少々不安)


P1126802
F4, 1/2000sec (+0.3EV), ISO200

木の上に小さな鳥たちです。名前は残念ながらわかりません。
カラーで見ても、ほとんど色がないので思い切ってモノクロにしてみました。
ほとんどシルエットですね。

通りかかった若い親子連れが「すずめ?」と言ってましたが、それは違う、とだけはいえます。


P1126808
F4, 1/125sec (+1.0EV), ISO200

向こう岸(崖になっています)にびっしりとつららが!


P1126811
F4, 1/125sec (+1.0EV), ISO200

霊屋橋の上からです。
これだけつららが出来るということは、岩の間から水が浸みだしているのでしょうか?
それとも、崖の上に積もった雪(そんなにたくさんではありませんでしたが)が溶けて下へ流れ落ちる途中でつららをつくった?

謎です。

あのときの写真はFotoPusにあります -2011/01/09青葉台奥の山中

OLYMPUS E-620
RICOH XR RIKENON 50mm F2L

先日投稿した記事では、「撮影に行った」ことは書きましたが「そのとき撮った写真」は公開してませんでした。

ここで出しても良いのですが、とりあえず一部をFotoPusに投稿したのでそちらをご覧ください。
こちら
たぬきのあしあと(と思っているのですが、きつねもよく考えるとイヌ科の動物ですから、あしあとも似ていたりして・・・)を発見し、自分のあしあとをつけないように気をつけながら撮ったものです。

ほかにもいくつかの被写体を撮ったのですが、それらはまた機会がございましたら、ということで。

2011年1月11日火曜日

梅はまだ遠く~臥竜梅(がりょうばい) -2010/01/11お昼のお散歩(片平)

OLYMPUS E-420
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-W 28mm F2.8

片平市民センターの庭(?)、片平公園には、年明けから何度か訪れています。
100%、サザンカ撮りが目的ですが。

この同じ公園の一角に、ロープで囲われた一本の梅の木があります。
説明の立て札まで・・・


P1112843
F8(くらいだったと思う), 1/125sec (+0.7EV), ISO100

臥竜梅(がりょうばい)という名前だそうです。秀吉さんの朝鮮出兵に出向いた伊達政宗が持ち帰った梅・・・なんとも由緒正しいではないですか。
この札には、若林城にあると書いていますが、どうやら瑞鳳殿にもあるようです。
こちらご参照ください)

これはぜひ、どちらも行ってみなければ!(ただし花が咲いている時期に)
片平公園の臥竜梅は、まだまだな感じでした。


P1112842
F11(くらいだったと思う), 1/200sec (+0.7EV), ISO100

この写真は、カメラを地面につけてライブビューで撮りました。
とはいっても、バリアングル液晶でないE-420では直接画面を見てピント合わせや構図決めをするのが難しいので、絞りを絞ってだいたいのフィーリングで撮りました。

手前の雪が残った地面を入れたくてそうしたのですが、梅の木は日光が当たり、手前の地面は日陰だったので、コントラストがつきすぎていまいちです。

でも、寒々した感じは伝わると思います。
はやくこの梅が咲いているところを見たいです。

2011年1月10日月曜日

今日はE-620とRIKENONで雪景色撮影 -2011/01/09青葉台奥の山中

OLYMPUS E-620
RICOH XR RIKENON 50mm F2L

昨日、E-420にOM 28mm F2.8レンズと25mmエクステンションチューブを付けて家に持って帰り、今日はすぐに撮影に出かけられるようにしようと思っていたのですが、車に乗って出てしばらくして肝心のカメラを家に置き忘れてきたことに気づき・・・

そのまま、職場へ。
お昼のお散歩用に一式を置いていたので、そのなかからE-620とRIKENON 50mm レンズをチョイス。
Kマウントのこのレンズ、マウント側には4/3変換アダプター、前面側にはOMリバースアダプターを介してOM-4/3変換アダプターMF-1をつけ、「前も後ろも4/3マウント」状態に。


(この写真は先日の記事でも紹介しました。ここでは逆付けされてます。)

よく考えると、先日のテストで明らかになったとおり、逆付けしたRIKENONレンズはOM 50mm F3.5マクロレンズと同等の倍率(1/2倍)で写ることになり、それなら無限遠から1/2倍まで連続可変のOMマクロレンズのほうが手軽ですね。

RIKENONレンズでF2, F2.8まで絞りを開ける場合を除いては、これは真なりです。
マクロ撮影ではほとんど描写に差はみられませんでしたから、RIKENONとしてはワーキングディスタンスが大きくとれるアドバンテージも合わせて考えれば、もともと遠方の画質設計はマクロ用であるOMレンズより優れている可能性もあり(要検証でしょうが)、取りつけ向きの切替えの手間を差し引いても、やっぱりRIKENONレンズを使うメリットはあるといえるでしょう。

なにしろ「和製ズミクロン」ですから!(ズミクロンがどんな写りなのかみたことはありませんが・・・)

楽天ブログ

このブログ(shinodak-photostock)は、写真を整理して情報や撮ったときの状況を記録するためのものですが、本腰入れて記事を投稿する余裕がない場合もあります。

速報的な記事(その日のうちに投稿しておきたい記事)は、楽天ブログの「楽天家日記」のほうに投稿していこうと思いますので、そちらも合わせてご覧いただければ幸いです。

2011年1月9日日曜日

ブログタイトル画像を更新しました

新しい年にもなったことです。
扉の画像を入れ替えてみました。

写真は、サザンカのめしべのアップです。


P1036406
E-620, OM ZUIKO AUTO-W 28mm F2.8 reverse
F4(?), 1/100sec, 内蔵フラッシュ(光量1/64), ISO200

サザンカの花は、ちょうど光を反射したり散乱するおしべや花びらがあるので、ディフューザーを使わずダイレクトにフラッシュを発光しても、うまく光が回ってくれます。

ただし、シャッターを切って再生してみるまではどのように写るか予想できないという難点がありますが・・・

過去に撮った写真をあらためて振り返って見てみると、わたしが「めしべ好き」 だということが・・・
オリンパスイメージングのコミュニティサイト「フォトパス」 でもご指摘を受け、再認識。
実は、オオイヌノフグリの「おしべが好きか、めしべが好きか」という話題になり、そのやりとりの中で「ああ、私はめしべが好きなんだ」と。
議論(というほどでもないですが)のお相手は、ビーンズバッグ導入の際情報を参考にした、メカロクさんだったのです。

これからも、めしべを追いかけ続けていきたいと思います(?)

RIKENON 50mm F2L装着の雄姿 -2011/01/08

OLYMPUS E-420
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-W 28mm F2.8

今日のお散歩でテストしたRIKENON 50mmレンズ逆付けにエクステンションチューブの組合せ、なかなかよかった・・・というのはすでに前の記事で触れました。

そのときのカメラの雄姿を撮ってみましたので、ご覧ください。
まずはRIKENONレンズ逆付けから。


つづいて、25mmエクステンションチューブをかませて。


さらに、14mmエクステンションチューブを加えて。


ちなみに、OM 50mm F3.5マクロレンズに25mmエクステンションチューブをつけるとこんな感じになります。


レンズのピントリングを回して、繰り出しを最大にすると・・・


こんなに伸びます。これが拡大率の微妙な違いになって現れたのだと思います。
さて、RIKENONレンズ逆付けのときには、レンズ前面はマウントが剥き出しになってしまいますが、すると場合によっては光を反射して、被写体に影響を与える可能性があります。
幸い、近代インターナショナル製のKマウントアダプターは、マウント面も黒く塗装されていますので、これをつけておけばよいかもしれません。


けっこうシックにまとまっているように思います。
これをさらに発展させて、65-116mmエクステンションチューブをつけてみたらどうなるか・・・
試してみました。



伸縮可能なチューブを縮めたときです。
つぎは最大まで伸ばしたとき。
前から
上から

















すごいことになってます。
一応、実際にピントを合わせられるは確認しました。
でも、25mmチューブのときからそれほど拡大率はアップしていないような気が・・・

こんな組合せを試す日がくるのかどうか、うーん。

2011年1月8日土曜日

XR RIKENON 50mm F2L逆付け三昧でオオイヌノフグリ -2011/01/08お昼のお散歩

OLYMPUS E-620
RICOH XR RIKENON 50mm F2L
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5

最近はまっている「レンズ逆付け超マクロ」撮影。
今日は、RIKENON 50mm F2Lレンズ逆付けに、初めてエクステンションチューブを併用した「超スーパーマクロ」にチャレンジしました。

比較のために、久しぶりにOM 50mm F3.5マクロレンズも持ち出して。

被写体は、最近お気に入りの「季節外れ、真冬のオオイヌノフグリ」です。
まずは、RIKENONレンズ逆付けで様子見です。

RIKENON50mm, rev.

P1086680
F8, 1/250sec, ISO200

咲いていた花の中でも大ぶりなものでしたが、それでも7,8ミリ程度の大きさだと思います。
F8まで絞っているので、描写も申し分ありません。
ここに、25mmエクステンションチューブをかませてみます。

RIKENON50mm, rev. + 25mm tube

P1086682
F8(?), 1/500sec, ISO400

かなりアップになりました。絞り値の記憶が定かではないのですが、先の写真からISO感度を2倍にして、シャッター速度が半分に速くなっているので、おそらくF8から動かしていないと思われます。
こちらも描写、解像は申し分ないです。

ここで比較のために、同じ花を同じ角度から撮ったOM50mmマクロによる写真を。
まずはノーマルに最近接(23センチ)まで寄ってみます。倍率は1/2倍。35mm版に換算して等倍となります。

OM50mmMacro

P1086685
F8, 1/500sec, ISO400

RIKENONレンズ逆付けの場合とほぼ同じサイズに写っていますので、逆に言うとRIKENON 50mmレンズを逆付けすると1/2倍(等倍相当)まで拡大できる、ということになります。

次に、このマクロレンズに25mmエクステンションチューブをつけて、等倍(35mm版換算で2倍相当)まで拡大してみます。

OM50mmMacro + 25mm tube

P1086687
F16, 1/60sec, ISO400

RIKENON逆付けに25mmチューブをかませたときよりも、やや大きく拡大されています。
ということは、RIKENON逆付け+25mmチューブでは等倍よりやや小さい倍率に?

この点は、もう少し検証してみることにします。
別の花になってしまいますが、RIKENONレンズ逆付けと25mmチューブの組合せをあらためて。

RIKENON50mm, rev. + 25mm tube

P1086700
F16, 1/100sec (-0.7EV), ISO400

これに対して、OMマクロレンズに25mmチューブをかませた場合がこちら。

OM50mmMacro + 25mm tube

P1086698
F16, 1/125sec (-0.7EV), ISO400

・・・おや?ほぼ同じサイズに写っていますね。
これは、(記憶が定かではありませんが)レンズのヘリコイド繰り出しが違っているためと思われます。(あらためて写真を含め記事として投稿しましたので、詳しくはこちらをご覧ください)

最初の写真では、エクステンションチューブなしで撮ったときの最大繰り出し状態にそのままチューブを足したので、やや長い延長となっています。
それに対してあとの写真では、ピント位置は無限遠、つまり最も引き込んだ状態です。この数ミリの伸縮が、わずかな拡大率変化を引き起こしていると考えられます。

したがって、こちらのほうが本来の等倍(換算2倍)のサイズとなります。こうしてみると、RIKENONレンズ逆付けのときも、そのままでは1/2倍(等倍)、25mmチューブを使えば等倍(2倍)で撮影できるということのようです。

このときは、さらに14mmのチューブも持ってきていましたので、2個連結してみました。


RIKENON50mm rev. + 14+25mm tube

P1086697
F16, 1/125sec (-0.7EV), ISO400

チューブなしから25mmチューブをかませたときの変化に比べると、それほど大きくは拡大されないようです。

ここまで来ると、65-116mmエクステンションチューブを登場させたくなってきますね。
そのときには、手持ち撮影は無理かもしれませんが。

最後に、本日のベストショットはこの一枚。


RIKENON50mm rev. + 14+25mm tube

P1086693
F4, 1/250sec (-0.3EV), ISO400

上と同じ花を、別の角度から狙ってみたものです。
F8や16まで絞ると、光学ファインダーでのピント合わせはかなり辛くなります。
F4が限度かもしれません。(被写体の種類や明るさなどの条件によると思いますが)

2011年1月7日金曜日

オオイヌノフグリをPENTAX24mmレンズで -2011/01/06お昼のお散歩

OLYMPUS E-620
SMC PENTAX 24mm F2.8

1月4日のお散歩で偶然見つけた、冬のオオイヌノフグリ。
その日はE-420とRIKENON50mmで臨んだものの散々な結果に終わりましたが、翌5日にはE-620とOM50mmF1.8で再チャレンジ、通常順付け、25mmエクステンションチューブ、逆付け、エクステンションチューブ+逆付けという組合せを試して、それぞれの拡大具合を確認しました。

そして6日、今度はPENTAXのKマウントレンズ、24mm F2.8を持ち出して、再々チャレンジです。
目的は、
広角レンズの逆付けが手持ちで扱えるか
さらにエクステンションチューブとの組合せはどうか
カビの影響はないか
この3点です。

結論からいうと、「いける」
ただし、地面に這いつくばって、あるいはなにか支えになるものの助けを借りれば
という感じです。

フィールドは、金研の低温センター西側、駐車場脇の斜面。
金研の西側を南北に通る道路の歩道に面しています。
ここは、ちょうどお昼時に日を浴びる絶好の場所です。

しかも、地面に這いつくばる必要がなく、楽にアクセスできるのも大変良いコンディションです。
ただし、午後1時頃ではまだ花が開ききっておらず、1時半~2時頃まで待つ必要があります。

さて、カビカビのPENTAX 24mm F2.8レンズ、まずは逆付けから。
今回の装備は、4/3ボディにOMマウントレンズをつけるアダプターMF-1、OMマウント用リバースアダプター(フィルター径55mm)、52mm径である24mmレンズをつけるための52-55mmステップアップリング、そしてOM用エクステンションチューブ三種。
したがって、KマウントのPENTAXレンズを普通につけることはできません。

最初に被写体に選んだ花は、どうしてもカメラと私の頭の陰になってしまうので、やむなく内蔵フラッシュを焚きました。


P1066585
F2.8開放, 1/180sec, 内蔵フラッシュ1/64, ISO200

なんともクリーミーな仕上がりに。
横位置ですので、フラッシュの光は上から当たっています。しべの影がふたつ、花びらの上に見えますが、完全にピンぼけになっているために、うるさくありません。

今度はカメラを縦位置にして、フラッシュの光が花の前面から(向かって右から)当たるようにしてみました。


P1066586
F2.8開放, 1/125sec, 内蔵フラッシュ1/64, ISO100

今度は花びらに落ちる影は全くなく、ますます滑らかになりました。
肉眼でこの花を見るときは、5,6ミリしかない小さな花のしべの先と花びらのあいだの数ミリの差なんてほとんどありませんが、アップでカメラのファインダーを覗いてみると、ほんの少しのピント位置のずれで、ずいぶん違った印象になることがわかりました。

同じアングルで、絞りをF8まで絞って比較してみます。


P1066589
F8, 1/100sec, 内蔵フラッシュ1/64, ISO400

オオイヌノフグリファンの方にはお馴染みの、青い筋がはっきりと写るようになりました。
私はこの花のめしべが大好きで、写真を撮るときはいつも、めしべの先のぼんぼりを狙ってピント合わせします。
なので、たいていおしべのほうはピンぼけになるのですが、F8まで絞ると両方にピントが来ます。
花粉がまん丸ではなく米粒のような形をしていることがわかります。

いろいろ試しましたが、最後にこの日最大の拡大率を出す組合せ、
逆付け24mmF2.8に7+14+25=46mmのエクステンションチューブで撮った一枚。


P1066608
F4, 1/500sec (-0.7EV), ISO400

何枚か撮りましたが、みなピンぼけで、唯一生き残った一枚です。
直射日光を遮ることなく撮れたので、フラッシュは焚いていませんが、シャッター速度を稼ぐためにアンダー露出の設定にしました。
あとでRAW現像時に明るさを持ち上げています。
そのため、やや粒状が粗いですが、致し方なしです。

2011年1月6日木曜日

枯れアジサイ -2011/01/04お昼のお散歩

OLYMPUS E-420
RICOH XR RIKENON 50mm F2L

この日は、今年初めての「平日お昼のお散歩」でした。
先に投稿した記事(こちら)にもあるとおり、片平にある「馬上蛎崎(うばがみかきざき)神社」という小さな、しかし由緒ある神社に植えられているサザンカを目当てに。

一通り堪能したあと、お昼をとって帰る途中、魯迅が昔下宿していた家の近く、ちょうど昼の陽が射してくる方向にちらっと、茶色く、そして日を透かして輝く塊が視界の隅に。
気になって、一度は通り過ぎたのですが、思わず引き返してみてみると、見事に枯れたアジサイでした。


P1042808
F4, 1/1250sec, ISO100

向かって左から右に、なびくように枯れたアジサイの美しさ。
ブロック塀越しの少し離れた距離、見る角度も限定されるので、思うように撮れませんでした。
背景には、広瀬川はるか向こうにかかる評定河原橋です。

ふと、この写真を見ていて
・・・モノクロにしてみたら?
と思い立ち、早速やってみました。


どうでしょうか。

アジサイは意外と被写体になっていなくて、梅雨のシーズンが終わったあと、夏真っ盛りのときに一度撮影した程度です。(記事はこちら

でも、花の盛りが終わって枯れても、剪定されずに冬まで残っている姿は、また違った趣があります。

2011年1月4日火曜日

馬上蛎崎(うばがみかきざき)神社のサザンカ -2011/01/04お昼のお散歩

OLYMPUS E-420
RICOH XR RIKENON 50mm F2L

今日、お昼のお散歩では、片平消防署と道を挟んで北向かいにある小さな神社に寄ってみました。
「馬上蛎崎(うばがみかきざき)神社」(※かきの字は虫へんに励むが正式なのですが変換文字候補に出てきませんでした)という難しい読み方をする神社です。

実は、前から目を付けてはいたのですが、じっくり見に行くのは今回が初めてです。
鳥居の横に、由来を書いた立て看板が。


ちょっとネットで検索してみたら、面白いblog記事を見つけました。
【こちら】
そして鳥居を挟んで反対側には、みごとなサザンカが植えてありました。


ひとつひとつ、花をよく見てみるとこれまたいい感じで、やっぱりただの生け垣とか公園に植えてあるサザンカとはひと味違うなあ、などと感心します。

その中で、奥ゆかしく咲いている花に注目しました。


P1042791
F4, 1/800sec, ISO100

いきなりアップで失礼いたします。
引きの絵も撮ったのですが、残念ながらピンぼけでした。

「大和撫子は歯を見せて笑ってはいけません、ほほほ」なんていう感じです。


P1042797
F4, 1/1250sec, ISO100

右に左に、舞うめしべ
彼女らに魅入るおしべたち

・・・という感じでしょうか。


P1042798
F4, 1/320sec, ISO100

透き通るようなめしべです。


P1042800
F4, 1/100sec (内蔵フラッシュ、光量1/64), ISO400

めしべの根元には、ぽってりした透明なしずくが。
これはサザンカの蜜でしょうか?

このアングルでは、感度を抑えISO100でも撮ってみたのですが、かなり暗く写りました。シャッター速度が1/100秒に固定されるので、絞りを変えたくない場合はISO感度で調整するしかないようです。

*********
外にも何枚か撮りましたが、いまいちでした。
明日、できればリベンジしたいです。

真冬のオオイヌノフグリ -2011/01/04お昼のお散歩

OLYMPUS E-420
RICOH XR RIKENON 50mm F2L

あけましておめでとうございます。
本格的なHP立ち上げに向けたネタ帳程度のつもりで始めたこのblogも、年を越しました。
未だHP立ち上げの目途は立っておりませんが、写真を撮ったときの状況や心境を忘れてしまわないうちに、できるだけ記録として留めておく努力は続けようと思っております。

昨年撮影した分についても、まだ生写真のままHDDに眠っているものがたくさんあり、その記憶と記録は徐々に風化しつつあります。
若干焦りもありますが、最近始めた「逆付けマクロ」や「蘇ったRIKENONレンズ」など、どんどん新ネタが出てきますので、過去のデータ整理がままならないのが現状です。

なんとかせねば・・・

何はさておき、とりあえず今日のネタを。

*******************

今日は仕事始め。
今年最初の「お昼のお散歩」に、E-420とRIKENON50/2Lコンビを持ち出して、片平周辺を歩いてみました。

東北大片平キャンパス正門から出て北へ向かい、金研あたりのところで見事なオオイヌノフグリを発見!
ちょうどお昼の陽の光を受けて絶好のコンディションです。
腰辺りの高さの石垣の上で、ポジションも絶妙!

・・・ただし、太陽を背にしてカメラを向けることになり、まともな順光かつ私自身の陰になってしまう微妙さも。

計12回、シャッターを切ったのですが、結局「納得」の一枚は得られず、無念。
一番まともだったのが、最初に撮った絞り開放の写真だったとは。


P1042772
逆付け撮影
F2, 1/3200sec, ISO100
明日、できればリベンジしたいです。