2015年4月22日水曜日

これはセリバオウレンの雌花? -2015/04/04青葉の森

OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5

青葉の森の春の主役はなんでしょう。
カタクリ、スミレ、ショウジョウバカマ・・・やっぱりセリバオウレンではないでしょうか。

3月半ばには咲き始めるセリバオウレンですが、最初のうちは雄花が目立ちます
両性花も見られますが、純粋な(?)雌花はほとんどみつかりません。
青葉の森には雄花と両性花しかいないのだろうか・・・などと思っていたのですが、この日ついに、それらしきものを発見しました。

E-M1, P4041949
F8, 1/80sec, ISO400

花の真ん中ににょきにょき生えているめしべのまわりに、黄色いつぶつぶが。
おしべのようにも見えますが、どうみても花粉がつまってなさそう。

これはセリバオウレンの雌花とみてよいのでしょうか?
何年か青葉の森に通ってますが、雌花らしき花を見たのは(おそらく)これが初めてだと思います。

ナガハシスミレ、魚眼と望遠で挑む -2015/04/04青葉の森

OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS BCL-0980 (9mm F8.0 Fisheye)
OLYMPUS OM E.ZUIKO AUTO-T 135mm F3.5

春の青葉山で楽しみな花はいくつかありますが、さまざまなスミレも大いに楽しみなアイテムです。そのなかでも、一番早く花を咲かせ始めるのはナガハシスミレです。

距(きょ)が長くて上を向いているのが特徴のスミレ。
日当たりの良い斜面に、ひとつ咲いているのを見つけました。

E-M1, P4041971
BCL-0980
1/1000sec, ISO800

いまひとつ寄り切れていないですが、20センチという最近接距離でもこんなものだったのか、それとも近づきがたい場所に咲いていてしかたなかったのか・・・よく覚えてません。
ちょっと手前の枯れ草や枯れ葉が目立ちすぎる感は否めませんね。

続いては、望遠135mm(270mm相当)でのショット。

E-M1, P4041973
OM 135mm F3.5
F3.5, 1/1250sec, ISO200

かなりのアップになりました。
このレンズは最短撮影距離が1.5メートルですので、寄れるところまで寄ったか、もしかするとエクステンションチューブの7mmあたりをかませたかもしれません。

この日は、さすがのナガハシスミレでも、咲いているのは少なくて、もう少しすればまとまって咲く姿がいたるところで見られるようになると思います。

2015年4月14日火曜日

リーベック(Libec)のスライダーで動画撮影してみたい

たいていのデジカメには動画撮影機能がついています。
私が持っているOM-D E-M1にも、XZ-2にもついています。
でも、いままでその機能を使って何かしようという気にはなりませんでした。

静止画をしっかり撮れれば良いではないか

そう思っていました。

しかし、森の中で背景がごちゃごちゃした中の被写体を効果的に見せるには、ゆっくり回り込みながら動画として映像化するとかなり効果的になる・・・ということを

ある日、森の中でライブビュー表示しながら手持ちでいいアングルを探して被写体の周りをうろうろしていたときに「動画で撮れば、静止画とはまったく違う表現か可能なのでは」と感じました。

そして、デジカメWatchの記事「特別企画 話題の「スライダー」を静止画で使うには?」(2014年12月19日付) を見て、「ピシッ」と来ました。

ビデオ用と思っていたスライダーと「粘る」雲台で、手軽に動画、というか「ゆっくり動く静止画」を撮ることができるということを知りました。
リーベックというメーカーのスライダーや雲台が大変魅力的に紹介されていました。
欲しい!でも値段が・・・などと思い悩んでいるうちに月日は経過して、

最近、またもデジカメWatchに「リーベック、スライダー三脚システムをリニューアル」(2015年3月25日付) なるニュースが。

5月上旬に発売されるとのこと。
もう少し待って、いろいろと評判などをサーチした上で、あらためて考えることといたしましょう。

TAMRON 176A レンズについて

初めてデジタル一眼レフカメラを手にしたのが2008年。それより7年も前の2001年9月に、カメラのキタムラから中古で購入したのが今回の主役、TAMRON SP 28-105mm F2.8 LD Aspherical IF (通し型番:176A)です。

当時の記録を見ると、購入価格は
本体:62,800円
消費税:3,140円(すでに5%にはなってましたね)
合計:65,940円

けっこういい値段です。
しかし、このレンズ。ターゲットボディは、もちろんデジタル一眼レフではなくフィルムカメラ、OLYMPUS OM-2 spot/programでした。

高校2年生の時から、高校生活をともに見てきた相棒。
レンズは、付属の標準レンズOM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8のほか、COSINA 28-70mm F4、OM ZUIKO AUTO-ZOOM 65-200mm F4の3本を持っていましたが、COSINAのレンズが望遠側に物足りなさを感じ、さらにもう少し明るいレンズが欲しくなったというわけです。

経済的にも少し余裕が出て、そろそろカメラの趣味を再開してみようかと考えたかどうかは、今となっては思い出せませんが、それでもけっこう悩んで購入に踏み切ったようなかすかな記憶は残っています。

しかし、OM-2 s/p とのコンビでは思っていたほど活躍することもなく、長い眠りについた176Aでしたが、E-420購入、そしてまもなく手に入れたOMマウントアダプターによって、再び日の目を見ることとなりました。

このブログでは、E-420とのコンビで登場する記事は一件のみですが、後にE-620とのコンビでいくつか採り上げました

ここ最近は、まったく出番もなく、ずっと眠っています。それはやはり、「でかくて重い」「それほど写りが良いわけではない(ここでの写りの良さとは主にシャープネス、切れ味です)」「ピントリングの回転幅が小さくて、微妙なピント合わせが困難」の不満ポイント三点セットが原因でしょう。

13群15枚のレンズ構成、大きな花形フード、サイズは84ミリ径・112ミリ長さで905グラム(ニコンアダプター装着時)・・・やはりでかいです。

105mm望遠端(ライカ判210mm相当)で、最短撮影距離0.5メートルまで寄ったときの撮影倍率は1:4.7。OM 65-200mmの望遠端(400mm相当)で0.85メートルまで寄ることができるのと比べると、いまいち中途半端なマクロとなってしまいます・・・

今後も大きな出番がやってくることはまずないのではないか、それならいっそのこと中古買い取りに出して、だれか必要としてくれる人を探す旅に出させてやるのがこのレンズへの思いやりなのではないか・・・などと考え、まずはヤフーオークションにこのレンズが出品されているか調べてみました。すると、

176D

なる、AF仕様のレンズがヒットしました。(残念ながら176Aはひっかからず)
TAMRONの情報ページを見てみると、見た目もそっくり。

スペックも、光学系はまったく同じのようです。アダプト-ルマウントでいろいろなメーカーのボディに装着可能な176Aに対して176Dのほうは固定マウントで相手のボディはマンツーマンであることがわかりました。

サイズを見ると、ほぼ同じですが最大径が87ミリと、176Aより3ミリだけ大きくなっています。
しかし、AF機構がついたから少し重くなっているのだろうと思ったら、意外にも25グラムも軽くなって880グラムとのこと。パーツの軽量化を図ったのか?

とりあえず、AFもないまったくのMFしかもアダプト-ル仕様の古い古いレンズ(とはいっても1997年の発売は、176AもDも同じだそうだ)、そう高く売れるとは期待できません。
本当に手放すかどうか考える前に、一度持ち出していろいろ撮ってみようかと思います。

被写体やシチュエーションによっては、このレンズならではの映像をゲットできるかもしれません。
いま持っているオールドレンズでは、絞りを絞ると六角形や八角形、PENTAX 24mm F2.8レンズでは五角形なんていう丸ボケ(というか多角形ボケ)となり、場合によってはイマイチな背景担ってしまうこともあるのですが、このレンズでは絞っても「丸」ボケ、しかもけっこういい味の丸ボケになるので、これはこれで使いでがあるようにも思われます。

慌てることはないので、まあ様子見というところでしょうか。

2015年4月12日日曜日

く、苦しい・・・ -2015/04/04青葉の森

OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS BCL-0980 (9mm F8.0 Fisheye)
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5

この日、いつものように「こもれび広場」の駐車場に車を置いて、「チゴユリのみち」を回るルートで青葉の森へ。

散策路へ入って数十メートルも行かないところで、日に照らされるイイ感じのカタクリを見つけました。

E-M1, P4041938
BCL-0980
1/640sec, ISO800
アートフィルター「トイフォト II」

魚眼で撮ると、状況がよくわかりますね。
ちょうど上から日が当たり、天気は快晴。

・・・でもこのカタクリ、なにかがふつうと違う気がします。いったいどこだろう・・・あっ!

E-M1, P4041939
OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5
F3.5, 1/400sec, ISO400

なんと!枯れ葉がカタクリの葉ごとからだを締め付けているではないですか。
これは珍しい・・・

いったいなにが起きたのか?
カタクリが地面から伸びるときに、枯れ葉の虫食い穴をくぐり抜けたのか?
それにしても、意外と頑丈な枯れ葉ですね。これだけカタクリが育ってもちぎれないとは。

状況証拠(?)写真をおさえたところで、別アングルでもう一枚撮ってみました。

E-M1, P4041940
OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5
F3.5, 1/500sec, ISO400

私のお気に入りレンズ、OM 50mm F3.5マクロ。
背景の木立の光がいい具合の丸ボケになって、上から見下ろした上の写真とはまったくちがう雰囲気が出ます。
このレンズの丸ボケは、大きさもちょうど良くてやわらかく、かなりのお気に入りです。
ここでは逆光になり、カタクリが暗くなってしまうので、左手前からレフを当ててます。

道路脇のカタクリ -2015/04/04青葉の森

OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS BCL-0980 (9mm F8.0 Fisheye)

2014年12月あたまに入手したボディーキャップレンズ。
魚眼レンズでの撮影に興味を持ってはみたものの、本格的なレンズは値も張るし、出番も限られるし、すぐ飽きるかもしれないし・・・ということで、とりあえず様子見の意味も兼ねて導入してみたというわけですが。

なかなかおもしろくて、いろいろと試してみています。
意外にも、このレンズを使って撮った写真をこのブログで紹介するのは初めてということになるようです。
この記事のために、あたらしいラベル「E-M1/9mmF8Fisheye」をつくりました。

さて、今回紹介するのは「青葉の森」の春の風物詩、カタクリです。
あまりにもありふれたように咲いているので、あらためて「お、カタクリだ」と感動することもなくなってしまうほどです。当のカタクリの花たちには申し訳ないことですが。

青葉の森へ入るとき、ほとんどのケースで青葉山の「こもれび広場」駐車場に車を置いて、ここから出発!となるわけですが、駐車場周辺にはすでに森の植物たちが「ふつうに」いたりします。

E-M1, P4041936
1/400sec, ISO800

写真左手に、市街から青葉台へ向かう道路が見えます。青葉台行きのバスも通る立派な道路です。
その脇に土手があり、写真右手には青葉の森へ入る人たちのための駐車場と便所、休憩するための屋根付きのスペースがあります。

木漏れ日が射す土手に、さりげなく咲くカタクリの花。
道を歩く人もたまにいますが、気づかれることもないでしょう。まして車やバイクで通りかかる人たちには、こんなところにカタクリの花が咲いていることなど、認識しないと思います。

さて、状況を見ていただいた上で、このカタクリの花に「魚眼」ならではの接近を試みます。

E-M1, P40471935
 地面から天を仰ぎます。
カタクリの花は下向きに咲くので、このような見上げるアングルで撮ることが多いですが、ほんの10センチほどしかない高さで下を向く花を、地面から見上げたとしても、通常のレンズでは単なる「花のアップ」で終わってしまいます。
きっちり地面を這う葉も入った「全身」がフレームに収まり、さらに周囲の状況もわかる広い画角。
「魚眼」ならではです。

道路の街灯や電線など、いかにも街中的な人工物がバッチリ写り込んでしまうのはいただけないかもしれませんが、仙台の街に近いこの場所で道路のすぐそばに咲いているカタクリの花のシチュエーションを説明するという別の性格ももたせることができていると思います。

ちょうど、太陽が入り、光の筋が入ってしまってますが、このあたりはボディーキャップについた「おまけ」であるからには、とやかく言ってはいけません。

これは、小さなすみれや小さくて下を向くチゴユリなどにも効果を発揮しそうです。
このボディーキャップレンズ、お手頃価格ですがなかなかお買い得ですね。
不満といえば、20センチまでしか寄ることができないので、小さい被写体にもうすこし迫りたいというときに寄り切れなかったり、あとで見てピンぼけになっていてがっかりしたりというケースがけっこうある・・・ということくらいです。

このレンズ(と呼んでよいものか・・・)に物足りなさを感じ、本格的に魚眼ワールドへ突入!ということになれば、たとえばOLYMPUSのラインナップではマイクロフォーサーズの魚眼はなくフォーサーズの8mm F3.5のみですが、 まずお値段がゼロ一個多いのがネック・・・そして、13.5センチまで寄れるというのは魅力ですが大きくて重い(79ミリ径、77ミリ長さ、485グラム)です。

Panasonicならマイクロフォーサーズの魚眼があります。LUMIX G FISHEYE 8mm F3.5というシロモノ。 お値段はOLYMPUSのレンズと同じくらいですが、こちらは10センチまで寄ることができ、マイクロフォーサーズ仕様なだけあって小型軽量(60.7ミリ径、60mm長さ、165グラム)です。問題は価格だけですね。

そして、韓国のメーカー、Samyangのマイクロフォーサーズ魚眼レンズ、7.5mm F3.5です。こちらはなんと、9センチまで寄ることができ、60ミリ径、48.3ミリ長さ、190グラムと、かなりの小型軽量、値段もそこそこお手頃です。
写りもなかなか高評価のようで、もし魚眼レンズを手に入れるならこれになるかもしれません。

でも、しばらくはこのボディーキャップレンズで修行しながら、行けるところまでいきたいと思います。