2019年10月7日月曜日

オクモミジハグマ -2019/10/06青葉の森

OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8

この時期の青葉の森では、オヤリハグマ(御槍白熊)の花の時期がほぼ終了しており、今回の主役、オクモミジハグマもけっこう花が終わって茶色くなっているものが多いです。
きれいに咲いていても、まわりにほかの植物が覆い被さったりしていて、なかなか写真的に「映える」ものが見つかりませんでした。

ずいぶん歩いて、ようやく見つけたのがこのオクモミジハグマ。

PA064765
F1.8, 1/1600sec, ISO800

ちょうど散策路脇で、まわりにうるさいものもなく、花のタイミングもバッチリです。

さて、この「オクモミジハグマ(奥紅葉白熊)」、キク科の花なのになぜ「モミジ」かというと・・・
葉の形がモミジの葉に似てるから。
「奥」というのは、もともと西日本のほうに分布するもっと葉の切れ込みが大きくてよりモミジの葉に似ている「モミジハグマ」があり、それより北のほう(「奥」のほう)に分布するから。
「ハグマ(白熊)」というのは、「ヤク」の尾の毛でつくった飾り(槍や兜、僧侶の払子(ほっす)などに使われる)のことだそうで、花がそのようすに似ているから・・・ということのようです。

オケラの花 -2019/10/06青葉の森

OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8

木々が頭上を覆い、薄暗い道を抜けてパッと明るくなったところで見つけた白い花たち。

PA064752
F1.8, 1/1250sec, ISO1600

「オケラ(朮)」の花です。
この花、だいぶ前(2013年9月)に青葉の森の別の場所で撮ったことがあります。花を撮ったのはその時以来と思いますが、枯れた姿は何度か撮ってこのブログにも登場してます。

花をアップで狙ってみました。

PA064753
F1.8, 1/1250sec, ISO1600

ちょうどいい具合にボケてくれる距離にもうひとつの花があって、イイ感じ。
ちょっと視点を落とすとまた、雰囲気が変わってきます。

PA064754
F1.8, 1/1250sec, ISO1600

こっちのほうが縦位置フレームにはしっくり落ち着くかも。
これらの写真を撮るまでは、ずっと薄暗いところを歩いていたので、カメラの感度設定を高め(ISO1600)にしていたので、あたりが明るいところへ出てきたのに感度を落とすのを忘れており、過剰にシャッター速度が速くなってしまいました。

ISO800とか400にしても良かったかも。

斜面にセンダイトウヒレン -2019/10/06青葉の森

OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8

久々の「青葉の森」。
今年は、夏の間ほとんど出向くことが出来ず、あっという間に秋も深まってしまいました。

森へ入るのも虫除け不要。ほとんど蚊もいないし、クモの巣に顔から突っ込む、なんてこともない。
一年の中でも、快適に杜を歩くことが出来る貴重な時期です。

今回は、出だしが少々遅め(午後3時前)でしたので、日が暮れるまでの持ち時間もかなり短めです。
急いで歩くことが予想されたので、三脚は持っていきませんでした。

途中、沢を渡ってからグッと斜面を登るルートの途中、日陰の薄暗い斜面に一際目立つ薄ピンクの花が目に止まりました。

センダイトウヒレン(仙台塔飛廉)です。
見たときはアザミの小さいの・・・と思っていたのですが。

PA064737
F1.8, 1/500sec, ISO1600

後ろの斜面にへばりつくシダの葉がバックに。
まだ咲き始めのようで、まだつぼみのものも。

PA064738
F1.8, 1/500sec, ISO1600

斜面に足をかけて花にグッと近づくと、バックのシダの葉がさらにぼやけて邪魔しなくなりました。

このセンダイトウヒレン、その名の通り仙台が基準産地となっています。
意外と写真におさめていなくて、確実なのはなんと2011年10月!じつに8年ぶりの被写体だったのです。(撮っていても日の目を見ず忘れられている写真が存在する可能性はありますが)
そのときは、けっこう白い色をしていたのですが、こちらの薄いピンク色のほうが一般的のようです。