2017年2月25日土曜日

枯れホツツジ -2017/02/25青葉の森

OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8

ホツツジ(穂躑躅)は、夏に咲く花です。
花の穂が枝先から上に伸び、白い花をたくさんつけます。

花が終われば秋には実をつけ、熟して爆ぜたあとはそのまま枝先に残るか、取れて落ちるか・・・

そんなホツツジ

E-M1, OM50/1.8, P2251608
F1.8, 1/1250sec, ISO200

枯れても目を引く美しさです。

枯れオケラ -2017/02/25青葉の森

OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8

春を期待して青葉の森へ入った2月最後の土曜日。
残念ながら春らしいものはなかなか見つからず・・・バイカツツジの新芽が見られたくらい。

そうなってくると、やはり枯れものを探すことになります。
早速目に入ったのは、オケラ。

E-M1, OM50/1.8, P2251590
F1.8, 1/200sec, ISO200

オケラの花はけっこうきれいなんですが、枯れるとけっこう刺々しくなります。

E-M1, OM50/1.8, P2251591
F4, 1/500sec, ISO200

E-M1, OM50/1.8, P2251594
F8, 1/60, ISO200

枯れたオケラは、これまでにも被写体に取り上げたことがあります
なかなかおもしろい造形だから、ということもありますが、やはりこの時期ほかに目を引く被写体がないから、というのが正直なところ。

はやくカラフルできれいな花々が見たいです。

バイカツツジの葉の芽 -2017/02/25青葉の森

OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8

2月最後の週末、気温も高めでポカポカした陽気の穏やかな日でした。
もしかしたら、なにか春の花が・・・などと期待しつつ青葉の森へ。

結果からいうと、春の花はまだまだでしたが・・・

E-M1, OM50/1.8, P2251581
F1.8, 1/1250sec, ISO200

バイカツツジの枝先、薄緑色の芽がプツプツと出ていました。
ここは日当たりも良く、もうすでに早春の景色のようです。

夏になれば、きれいな花を見ることができます。

スミレの花が待ち遠しい -2017/02/12青葉の森

OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

冬の森は、雪景色を楽しむか、枯れた木々や山野草の葉・花の形を楽しむくらい(といっても、それだけでも十分楽しめますが)。

春になれば、スミレやセリバオウレン、カタクリやショウジョウバカマなどなど、カラフルで楽しい花が咲きます。

2月も中旬のこの時期、なにか春の気配が感じられないかと探しながら森を歩きます。

薄暗い林の斜面に見つけたのは

E-M1, MZD12-40, P2121576
40.0mm(80mm相当), F2.8, 1/160sec, ISO800

スミレの葉です。
タチツボスミレかナガハシスミレのものと思われます。
まだまだ花が咲く気配はありませんが、春が待ち遠しいです。

E-M1, MZD12-40, P2121575
40.0mm(80mm相当), F2.8, 1/80sec, ISO800

こちらは、また別のスミレのようです。
ハート型の切り込みやとんがりが控えめです。葉の大きさもちょっと小さめで、もしかしたらコタチツボスミレかも?

花が咲く時期には、葉の形と花のようすを注意深く観察することにしましょう。

溶けかけの雪が残る森 -2017/02/12青葉の森

OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

今シーズンは、はじめのうちは雪が少なかったのですが、年が明けてからは何度かまとまった雪が降って、けっこう積もったりもしました。

この日は、気温が割と上がったので、残っていた雪もずいぶん溶けてしまったあとでした。

E-M1, MZD12-40, P2121557
12.0mm(24mm相当), F4.0, 1/1000sec, ISO400

E-M1, MZD12-40, P2121559
12.0mm(24mm相当), F2.8, 1/3200sec, ISO200

日当たりがいいところでは、散策路の雪がかなり溶けて、足場がぬかるんでいます。
傾斜がキツいところでは滑らないように注意します。

まったく雪がないときは、すべて落ち葉の茶色か地面の茶色ですが、雪の白がバックにあれば、枯れた山野草も映えてきます。

E-M1, MZD12-40, P2121561
40.0mm(80mm相当), F2.8, 1/1000sec, ISO200

オヤリハグマです。
うまく花が咲かなかったのか、つぼみのまま枯れたように見えます。

「御槍白熊」の名の由来となっている、槍の刃先のような形をした葉もほとんど落ちて、辛うじてひとつだけがんばってしがみついている、といったようす。

2017年2月9日木曜日

ナガバノコウヤボウキ枯れ姿 -2017/02/05青葉の森

OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8

冬の森では、当然ほとんど花を見ることはありませんが、夏や秋に花を咲かせた後の枯れ姿を見ることはできます。

青葉の森を歩いていたら、ナガバノコウヤボウキに出会いました。

E-M1, P2051513
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
34.0mm F2.8, 1/640sec, ISO200

ちょっとわかりにくいですね。

E-M1, P2051514
OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8
F1.8, 1/1250sec, ISO200

枝に小さなカップのような萼(?)が上向きについて並んでます。
ほとんど皆、種はすべて飛んでますが、ひとつふたつ、まだふさふさの毛がついた種が残っているものがあります。

E-M1, P2051517
OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8
F1.8, 1/640sec, ISO200

上から覗いてみるとこんな感じ。
ちなみに種をすべて飛ばした後はこうなります。

E-M1, P2051518
OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8
F4, 1/200sec, ISO200

これはこれで味わいがありますね。

コウヤボウキのなかまには、ふつうのコウヤボウキとナガバノコウヤボウキがありますが、仙台で見られるのは「ナガバノ(長葉の)」のほうです。

もう少し詳しい説明は、夏に咲くきれいな花とともにこちらの記事をご覧ください。
花のアップを御覧になりたい方は、こちらの記事をどうぞ。

ギボウシ・・・かな? -2017/02/05青葉の森

OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8

2月あたま、冬真っ盛りの「青葉の森」を歩きます。
暗い茶色一色の散策路を三居沢から「森の花園」へ向かって、だらだら坂を登る途中の道端に、白い列が。

E-M1, P2051507
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
40.0mm F2.8, 1/800sec, ISO200

これはギボウシの成れの果てではなかろうか。
実のサヤが爆ぜて種を飛ばす・・・

E-M1, P2051508
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
40.0mm F2.8, 1/1250sec, ISO200

いくつか種がまだ残ってますね。
上の写真より被写体にグッと寄って、下から見上げてみました。
ほんとうは縦位置で撮りたかったのですが、背面液晶パネルが上下にしか跳ね上げられないので、こういうアングルで撮る写真はみな横位置になってしまいます。

「森の花園」を過ぎ、また林の中を降りて行ったところにある木の陰に、またもギボウシ発見。

E-M1, P2051519
OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8
F1.8, 1/640sec, ISO200

上の2枚は、デジタルレンズを使いましたが、こちらはオールドOMレンズ、しかも絞り開放にしてますので、白い実のサヤがにじんでます。

また、背景のボケ具合が、最近のデジタル用レンズと違って、暗い冬の森の雰囲気をよく出してくれます。

E-M1, P2051521
OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8
F1.8, 1/1250sec, ISO200

また別の場所で見かけたギボウシ。
枯れ葉の敷き詰められた斜面を背景に、緑の笹と白いギボウシの対比がイイ感じと思うのですが、いかがでしょう。

この日は薄曇りで日差しがなかったので、撮影時の光の扱いに苦労することもなく、坦々と歩いて坦々と目に付いたおもしろい被写体を写真におさめる・・・といった午後のひととき、堪能しました。

倒木にカワラタケ -2017/02/05青葉の森

OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

冬の森は、見るものなどなにもなさそうに思えますが、歩いてみれば意外とおもしろいものに出会います。

この日は、青葉の森のもっとも標高の低い三居沢側から入り、どんどん登って「森の花園」方面へ回ってみました。

途中、道脇に横たわる倒木にびっしりとカワラタケがついているのに出会いました。

E-M1, MZD12-40, P2051509
40.0mm F2.8, 1/400sec, ISO200

12-40mm F2.8レンズの望遠端、ライカ判換算で80mmの中望遠相当の画角。
折り重なるきのこを横からギュッと圧縮して見てみました。

今度は横から眺めてみます。

E-M1, MZD12-40, P2051510
40.0mm F2.8, 1/400sec, ISO200

同じ部分を見ているのですが、雰囲気はちょっと違うように思います。

カワラタケは、以前別の場所で見かけて写真におさめています。
そのときは早春の時期でしたが、今回は真冬。
このきのこはとくに旬の季節があるわけではなく、一年中見られるようです。

2017年2月4日土曜日

ツルアリドオシの実 -2017/01/29青葉の森

OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8

冬の森では、だいたい暗い色のものしかないのですが、こんな時期だからこそ赤いものは小さくても目立つわけです。

それは「ツルアリドオシ」の実。
漢字では「蔓蟻通し」と書きます。

アリドオシに似ていて、木でなくツルで広がるから。

E-M1ボディにOM 50mm F1.8レンズをつけて、ギリギリ(最短撮影距離45センチ)まで寄って撮りました。

E-M1, OM 50mm F1.8, P1291476
F1.8, 1/800sec, ISO800

けっこう小さい実ですので、もっと寄るにはエクステンションチューブが必要ですが、出すのが面倒だったので使いませんでした。

ちょっと周囲がうるさいので、Toy Photoのアートフィルターをかけてみました。


ムード出たでしょうか。

~~~
この、ツルアリドオシの実については、前にも取り上げてます。そちらもどうぞ。
夏前に咲く白い花も、小さいですが見て楽しめるきれいな花です。

枯れヤマジノホトトギス -2017/01/29青葉の森

OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8

四季を通じて、週末に訪ねては歩き回っていた青葉の森ですが、昨年7月以来半年も歩いてませんでした。

7月に来たときは、そのシーズン初めて目にしたヤマジノホトトギスの花を写真に収め、その後が楽しみだったのですが、週末にからむ出張が多かったりして、けっきょく昨シーズンは最初に見たのが最後となってしまいました。

そしてこの日、森を歩いていて、ヤマジノホトトギスの枯れ姿を目にしたわけです。

E-M1, OM 50mm F1.8, P1291503
F1.8, 1/1250sec, ISO200

花はもちろんきれいなのですが、それがしおれて実になり、たねを飛ばしたあとは葉もすべて落ちて爆ぜた殻だけが最後まで残る・・・

一年を通じて森へ入り、歩いて観察することによってのみ得られる楽しみは、このように一つの山野草の変化を見ることができるというところにあります。

マルバノイチヤクソウの葉と再会 -2017/01/29青葉の森

OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8

昨年の7月以来、じつに半年ぶりの青葉の森歩き。
しかも、花の季節でもない冬の森です。

それでも、かならず何か発見があり、何かシャッターを押したくなる被写体がいる青葉の森を歩くのは、実にワクワクします。

夏や秋に見られる花、オクモミジハグマやオヤリハグマ、キッコウハグマといったハグマ類の枯れ姿や日陰に残る雪などを見てけっこう楽しみながら歩き、もうそろそろ終わりというとき、沢をまたいで上り傾斜を登り切った石の脇、なつかしいものに再会しました。

E-M1, OM 50mm F1.8, P1291497
F1.8, 1/500sec, ISO800

たった一枚、しかも欠けていますが・・・
マルバノイチヤクソウの葉です。

花は、2013年7月7日に、やはりずいぶん森を歩いた終盤、もう帰らねばと急いでいたときに出会ったのでした。

それから、花のシーズンに何度も同じ場所に行ってみたのですが、花はおろか葉もなく、もうここでは咲かないのかとがっかりしました。

それがこの日、実に3年半ぶりに再び葉を見ることになろうとは!
今年の夏は、花が見られるかもしれません。
ちょっと楽しみです。