2017年6月25日日曜日

ガクアジサイ -2017/06/25青葉の森

OLYMPUS E-M1
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8

かなり久しぶりの投稿となりました。
最後に記事を書いたのはなんと、4月22日。実に2ヶ月ぶりの更新です。

その間もちょこちょこ青葉の森には行っていたのですが、なかなかじっくり時間を取れないというのと、写真を撮ってもなかなか後処理や整理ができず、撮りっぱなしになってしまっているのが現状です。

さて、夏至も過ぎていよいよ梅雨の季節に向かって行くわけですが、「梅雨」といえばやはり「アジサイ」ですね。

私は個人的には、なんだかケバケバしい(?)セイヨウアジサイよりは、落ち着いた雰囲気のガクアジサイが好きなのですが、街ではやはり、人が植えたものが多く、たいてい西洋風です。

青葉の森に入り、しばらく歩いていると、一輪(?というか一束)のガクアジサイの花に出会いました。

薄暗い森の中に、淡い水色の花が映えます。

E-M1, OM50F1.8, P6252497
F1.8, 1/640sec, ISO800

ぱっと見、もうすでに花が咲いているように見えますが、実はほとんどつぼみです。
近づいてよく見ると・・・

E-M1, OM50F1.8, P6252500
F1.8, 1/640sec, ISO800

ひとつ、パカッと開いていました(それでも半開き)。となりにはまだつぼみの殻(?)が割れただけで、いよいよこれからという花も。

E-M1, OM50F1.8, P6252504
F4, 1/500sec, ISO800
OM EXTENSION TUBE 7mm 使用

上から見下ろしてみると、まだ開ききっていない花がいい味出してます。

E-M1, OM50F1.8, P6252507
F4, 1/320sec, ISO800
OM EXTENSION TUBE 7mm 使用

別の場所にもひとつ、開きかけの花がありました。こちらもまだ全開ではありません。
仙台は梅雨に入っていないので、まだまだこれからというところでしょうか。

~~~
最近、50mmレンズは専らOM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8を持って行くことになります。絞りを開けたときのボケ方が、ちょっと強めの収差と相まって独特のソフトな雰囲気を出してくれるからなのですが、このように小さな被写体に寄って撮る場合は、マクロでないこのレンズの最短撮影距離45センチでは足りないので、エクステンションチューブをあいだに噛ませることになります。
そうすると、ピントの合う範囲が極端に狭くなる上に、少しでもピントが外れた部分は派手に収差が出て凄まじいほどのボケになってしまいます。

そんなときは、OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5が出番になります。やはり、50mmレンズを2本持って行くのは荷物になりますが、とくに小さいものを撮ることが増えるこれからのシーズンには必要な装備なのでしょうね。

2017年4月22日土曜日

ヤブレガサ -2017/04/22青葉の森

OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8

青葉の森への入口は幾つかありますが、三居沢はもっとも標高が低く、ここから入るとアップダウンしながらどんどん登っていくことになります。

「こもれび広場」など、上から入ったときには網の目のように張り巡らされた様々なルートを歩き回ることができますが、三居沢から入ったときは、まっすぐ上がるか脇に入って「森の花園」を通るかの二択です。

今回は、丁字桜を堪能したあと、「森の花園」方面を回って帰ってくるルートを歩くことにしました。

途中、スミレがたくさん咲いていました。ムラサキケマンも、まだ咲き始めというタイミング。

そして、沢に落ちる崖沿いの道を歩いていたら、斜面にヤブレガサが。

E-M1, OM50/1.8, P4222024
F1.8, 1/1000sec, ISO200

日の光を受けて、てっぺんの白い産毛(?)が白く輝いていました。
このヤブレガサ、なんとキク科なんだそうです。まったく想像できませんが、これから伸びて葉を拡げ、夏に花を咲かせるときにはまったく別物のような姿になるようです。

E-M1, OM50/1.8, P4222025
F1.8, 1/1600sec, ISO200

夏が楽しみです。

ムラサキケマン -2017/04/22青葉の森

OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8

三居沢の入口から入り、青葉の森を歩いて「森の花園」へ向かいます。
東屋を越えたあたりに、ムラサキケマンが集まって咲いているエリアがありました。

E-M1, OM50/1.8, P4222000
F1.8, 1/2500sec, ISO200

たいてい、いつもムラサキケマンを見つけたときは、下のほうの花が枯れてしまっていることが多いのですが、今回はまだまだ咲き始めで、てっぺんのほうはまだつぼみの状態。
いいタイミングでした。

E-M1, OM50/1.8, P4222001
F1.8, 1/400sec, ISO200

上から見下ろすと、地面のごちゃごちゃがうるさくなってしまいがちですが、絞りを開放にしたので、適度にぼやけてくれて紫の花がいい具合に浮き出してきます。

絞りをF4まで絞ると・・・

E-M1, OM50/1.8, P4222003
F4, 1/125sec, ISO200

花の下の葉もはっきりしてきていいのですが、地面のいろいろなものもはっきりしてしまって、ちょっとイマイチ(と私は感じてしまいます)。

同じ50mmのOMレンズ、OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5も持っていますが、そちらはマクロレンズだけあって、近づいて撮ったときのキッチリした写りはみごとである反面、少々暗めなのでこの写真のように背景もボケが足りなかったりすることがあります。

この50mm F1.8レンズは、明るいというだけでなく絞り開放で撮ったときの収差やボケが、今どきの完璧なデジタルレンズでは得られない独特のムードが楽しめます。

メーカーであるオリンパスは、このレンズの推奨絞り値をF4~8としていますが、F1.8開放でズズッと寄るのが私のお気に入りです。

丁字桜(ちょうじざくら) -2017/04/22青葉の森

OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8

久しぶりに、4月のこの時期、三居沢の入口から青葉の森へ入りました。
ねらいは・・・ズバリ!丁字桜です。
いかにも山の中でひっそり咲く・・・という感じの、慎ましやかな桜です。

6年前、震災の影響がまだまだ残る2011年4月下旬にも、OLYMPUS E-620とRICOH XR RIKENON 50mm F2Lレンズの組合せで撮り、このブログに載せました

今回はE-M1とOM 50mm F1.8レンズの組合せ。

・・・現場に到着。
いました!

E-M1, OM50/1.8, P4221970
F1.8, 1/2000sec, ISO200

「丁字桜」の名の由来である、「横から見た形が『丁』の字にみえる」というのを示すなら、真横から取るべきなんでしょうが・・・どうしても正面から撮ってしまいます。

E-M1, OM50/1.8, P4221971
F1.8, 1/1250sec, ISO200

このアングルなら、なんとか「丁」の字(といっても下向きに咲くのでひっくり返ってますが)になっているのがわかるでしょうか。

E-M1, OM50/1.8, P4221975
F1.8, 1/1000sec, ISO200

これから開こうという花(つぼみ?)です。

E-M1, OM50/1.8, P4221977
F1.8, !/800sec, ISO200

ちょっと先から白い花が顔を出したつぼみ。
たいていはこのように、枝からぶら下がっています。

E-M1, OM50/1.8, P4221976
F1.8, 1/640sec, ISO200

ちょっとわずかにブレたか、少しだけ後ピンになってしまったか・・・カチッとしてないのが残念ですが、今回のベストアングル、ベスト花です。

まだつぼみもありましたが、散ってしまった花もあり、来週末からの連休ではタイミングが遅くなってしまうかも。

2017年3月19日日曜日

「超広角」の魅力 -2017/03/19

OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5
KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8

2017年も3月に入り、ときどきグッと冷え込んだり雪が降ってきたりするものの、確実に暖かい春へ向かって季節は進んでいます。

そうなってくると、楽しみなのが「道端の花」。
たいていは、お散歩中のスナップとして、いつも持ち歩いているコンパクトデジカメ、OLYMPUS STYLUS XZ-2か、もしくはもっと手軽にスマホのカメラで撮ったりします。

今日は、E-M1といくつかの交換レンズを持って、仙台市街をブラブラとお散歩しました。
やはり期待通り、あちらこちらでイイ感じの花に出会います。

花壇から評定河原橋へ降りて行く坂の途中で、いい具合に咲くタンポポを発見。
マクロの50mmレンズをつけて、まずは一枚。

E-M1, OM50/3.5macro, P3191829
OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5
F3.5, 1/320sec, ISO200

このレンズは、OLYMPUSのフィルムカメラ時代のマクロレンズで、コンパクトかつ高い描写力で定評のものです。中古で手に入れたこのレンズ、デジタル時代のいまでも十分に使えるので、デジタル用のレンズ(OLYMPUSでいえば、4/3の50mm F235mm F3.5、m4/3では60mm F2.8やつい最近出た30mm F3.5)なんてのがありますが、特に必要性を感じません。

この50mm F3.5マクロレンズは23センチまで寄ることができ、35mmフィルムカメラでは1/2倍までのマクロ撮影が可能です。4/3, m4/3カメラに取り付けて使えば、100mm換算の中望遠マクロレンズとなり、等倍マクロが可能となります。

このレンズや、80mm F4, 135mm F4.5などのオールドマクロレンズを次々手に入れたときは、とにかくどアップで撮ることに夢中になってました。
しかし、ZUIKO DIGITAL 12-60mm F2.8-4.0や、M.ZUIKO DIGITAL 12-40mm F2.8で24mm相当の広角でのマクロ(というほどではないですが25センチくらいまで寄れます)を撮るようになり、ついにはボディーキャップレンズBCL-0980(9.0mm F8.0)で20センチまで寄れる魚眼マクロ、そしてKOWA PROMINAR 8.5mm F2.8超広角レンズへと続いてくるわけです。

上の写真と同じタンポポを、KOWAの超広角レンズで撮ると・・・

E-M1, KOWA8.5/2.8, P3191830
KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8
F2.8, 1/2000sec, ISO200

このタンポポが実は、道端の石の間から顔を出していたことが分かります。
水平レベルで撮っても楽しいですが、下から見上げれば普段見ることのない迫力の写真が撮れます。

たとえば、

E-M1, KOWA8.5/2.8, P3191833
KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8
F2.8, 1/1600sec, ISO200

こんな、石垣から生えて咲いているヒメオドリコソウを下から見上げれば、

E-M1, KOWA8.5/2.8, P3191835
KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8
F2.8, 1/1600sec, ISO200

小さな花が、こんな迫力に。
KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8レンズ、特殊なだけにそれほど出番は多くないですが、常にバッグに忍ばせているレンズです。

2017年3月11日土曜日

セリバオウレン -2017/03/11青葉の森

OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5
KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8

この日、三居沢入口から青葉の森へ入り、セリバオウレンが咲いていないか確認しに行きました。
・・・あ!いました。

E-M1, KOWA8.5/2.8, P3111687
F2.8, 1/320sec, ISO400

このあたり一帯は、あまり日も差し込まず少し薄暗くて、ひっそりした森のムードで満たされた絶好の場所です。
森に入ったときは、曇っていて(ときどき雪が落ちてくるくらい)落ち着いた暗い森の雰囲気が出ていたのですが、ちょうどこのエリアにさしかかる少し前から晴れてきて、木々のあいだから日も差し込んできたりして、ちょっと残念(?)だったわけですけれども。

KOWA(コーワ)の8.5mm F2.8レンズは、超広角であるにもかかわらず、歪みを極限まで抑えた素晴らしいレンズです。どちらかというと工業用レンズのような、「カッチリ」した画像を追求した厳格さを感じます。

フィルム時代の古いマクロレンズである、OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5レンズに付け替えて、今度はセリバオウレンに寄っていきます。

E-M1, OM50/3.5Macro, P3111690
F3.5, 1/80sec, ISO400

芹葉黄蓮の名の通り、セリのような葉をもつオウレンです。
雄花と雌花がありますが、これは雄花です。まだ花が開ききっていないので、おしべがギュッと中に固まって押し込まれていますが、これが広がると、小さく白い火花のようできれいです。
まだ、花の時期は始まったばかりですので、これからじっくり楽しみたいと思います。

E-M1, OM50/3.5Macro, P3111695
F3.5, 1/40sec, ISO400

こちらは、まだつぼみが出てきたばかりで開いてません。下を向いていますが、これから茎がピンと伸びて花も持ち上がってきます。

~~~
この日は、イワウチワのようすも見に行ったのですが、こちらはまだまだでした。
いままでは、花のシーズンが終わりかけのタイミングでしか見ることができていないので、今シーズンこそはと意気込んではいるのですが、まだ時期が早すぎたようです。

2017年3月5日日曜日

ふきのとう -2017/03/04青葉の森

OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5

このブログで最後に取り上げたこのボディとレンズの組合せを探してみると・・・なんと一番新しい記事は2016年4月3日に青葉の森へ行ったときのシュンランの話題ナガハシスミレの話題

それ以後も写真は撮っていましたが、ブログに記事として挙げるほどのネタでもなく・・・

そんなこんなで2017年3月4日、久々にこのマクロレンズの出番がやって参りました。

相手はフキノトウです。

E-M1, P3041636
F8, 1/250sec, ISO800

このフキノトウ、脇からなにやらひょろひょろと伸びてます。
これは昨シーズン茂らせていたフキの葉が枯れてそのまま残っていたということです。

なかなかこんなシチュエーション、お目にかかれないのではないか?いやけっこうある?
とりあえず、花も咲き始めているようなので、そちらに注目します。

E-M1, P3041639
F8, 1/250sec, ISO800

さらに、いっぱいまで寄ってみます。

E-M1, P3041642
F5.6, 1/320sec, ISO800

フキはキク科なので、キクやタンポポのような小さい花がたくさん集まっています。
雄花と雌花が別々とのことで、こちらは雄花と思われます。

とりあえずつぼみが開いていくつか花が咲いているのはこれだけでしたので、まだこれからというところでしょうか。

青葉の森では、あちらこちらに見られるので、これからが楽しみです。

OM 50mm F3.5マクロレンズとE-M1

2010年2月7日に買いたてホヤホヤのOLYMPUS E-620の使い方にもボチボチ慣れてきたころ、2010年5月12日に中古で買ったOM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5レンズ。

相棒も、E-620からE-5、そしてE-M1と変わりました。
オークションなどでほかにもOMマクロレンズ(80mm F4や135mm F4.5)を手に入れ、使ってきましたが、もっとも出番が多かったのはやはりこの50mm F3.5レンズでした。

画角が手頃だったからかもしれません。
コンパクトかつ23センチ1/2倍(フォーサーズでは等倍相当)の近接撮影から無限遠までカバーするし、丸ボケが大きさも適当でボケ具合も良好、けっこうシャープによく写るというのが、一番使いやすかった要因でしょうか。

それでも、最近ではそんなに被写体に寄ることも少なくなり、50mmならボケがやわらかなOM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8レンズを使うことが多くなりました。
寄りたくなったらエクステンションチューブを噛ませればいいや、とバッグに常駐していますが、それもめったに出すことはありません。

そんな状況ではありますが、2017年2月25日の青葉の森歩きから、もしかしたらなにか花が咲き始めているかも・・・という淡い期待から、このマクロレンズを標準50mm F1.8レンズとともに持って行くようになりました。

XZ-2, P3041599
OLYMPUS STYLUS XZ-2

OLYMPUS OM-D E-M1ボディと組み合わせると、往年のOMフィルムカメラのようです。
E-5につけたときはちょっと「おちょぼ口」になってましたが、

XZ-2, P3041601
OLYMPUS STYLUS XZ-2

ビシッと決まってます。
このレンズ、マクロですから当然ながら近くによってアップの撮影が可能です。
近くへ寄っていくと、

XZ-2, P3041602
OLYMPUS STYLUS XZ-2

こんな風にレンズが前に繰り出します。

XZ-2, P3041603
OLYMPUS STYLUS XZ-2

23センチまで寄れます。
スミレやセリバオウレンなど、小さい花もこのレンズでバッチリです。

2017年2月25日土曜日

枯れホツツジ -2017/02/25青葉の森

OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8

ホツツジ(穂躑躅)は、夏に咲く花です。
花の穂が枝先から上に伸び、白い花をたくさんつけます。

花が終われば秋には実をつけ、熟して爆ぜたあとはそのまま枝先に残るか、取れて落ちるか・・・

そんなホツツジ

E-M1, OM50/1.8, P2251608
F1.8, 1/1250sec, ISO200

枯れても目を引く美しさです。

枯れオケラ -2017/02/25青葉の森

OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8

春を期待して青葉の森へ入った2月最後の土曜日。
残念ながら春らしいものはなかなか見つからず・・・バイカツツジの新芽が見られたくらい。

そうなってくると、やはり枯れものを探すことになります。
早速目に入ったのは、オケラ。

E-M1, OM50/1.8, P2251590
F1.8, 1/200sec, ISO200

オケラの花はけっこうきれいなんですが、枯れるとけっこう刺々しくなります。

E-M1, OM50/1.8, P2251591
F4, 1/500sec, ISO200

E-M1, OM50/1.8, P2251594
F8, 1/60, ISO200

枯れたオケラは、これまでにも被写体に取り上げたことがあります
なかなかおもしろい造形だから、ということもありますが、やはりこの時期ほかに目を引く被写体がないから、というのが正直なところ。

はやくカラフルできれいな花々が見たいです。

バイカツツジの葉の芽 -2017/02/25青葉の森

OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8

2月最後の週末、気温も高めでポカポカした陽気の穏やかな日でした。
もしかしたら、なにか春の花が・・・などと期待しつつ青葉の森へ。

結果からいうと、春の花はまだまだでしたが・・・

E-M1, OM50/1.8, P2251581
F1.8, 1/1250sec, ISO200

バイカツツジの枝先、薄緑色の芽がプツプツと出ていました。
ここは日当たりも良く、もうすでに早春の景色のようです。

夏になれば、きれいな花を見ることができます。

スミレの花が待ち遠しい -2017/02/12青葉の森

OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

冬の森は、雪景色を楽しむか、枯れた木々や山野草の葉・花の形を楽しむくらい(といっても、それだけでも十分楽しめますが)。

春になれば、スミレやセリバオウレン、カタクリやショウジョウバカマなどなど、カラフルで楽しい花が咲きます。

2月も中旬のこの時期、なにか春の気配が感じられないかと探しながら森を歩きます。

薄暗い林の斜面に見つけたのは

E-M1, MZD12-40, P2121576
40.0mm(80mm相当), F2.8, 1/160sec, ISO800

スミレの葉です。
タチツボスミレかナガハシスミレのものと思われます。
まだまだ花が咲く気配はありませんが、春が待ち遠しいです。

E-M1, MZD12-40, P2121575
40.0mm(80mm相当), F2.8, 1/80sec, ISO800

こちらは、また別のスミレのようです。
ハート型の切り込みやとんがりが控えめです。葉の大きさもちょっと小さめで、もしかしたらコタチツボスミレかも?

花が咲く時期には、葉の形と花のようすを注意深く観察することにしましょう。

溶けかけの雪が残る森 -2017/02/12青葉の森

OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

今シーズンは、はじめのうちは雪が少なかったのですが、年が明けてからは何度かまとまった雪が降って、けっこう積もったりもしました。

この日は、気温が割と上がったので、残っていた雪もずいぶん溶けてしまったあとでした。

E-M1, MZD12-40, P2121557
12.0mm(24mm相当), F4.0, 1/1000sec, ISO400

E-M1, MZD12-40, P2121559
12.0mm(24mm相当), F2.8, 1/3200sec, ISO200

日当たりがいいところでは、散策路の雪がかなり溶けて、足場がぬかるんでいます。
傾斜がキツいところでは滑らないように注意します。

まったく雪がないときは、すべて落ち葉の茶色か地面の茶色ですが、雪の白がバックにあれば、枯れた山野草も映えてきます。

E-M1, MZD12-40, P2121561
40.0mm(80mm相当), F2.8, 1/1000sec, ISO200

オヤリハグマです。
うまく花が咲かなかったのか、つぼみのまま枯れたように見えます。

「御槍白熊」の名の由来となっている、槍の刃先のような形をした葉もほとんど落ちて、辛うじてひとつだけがんばってしがみついている、といったようす。

2017年2月9日木曜日

ナガバノコウヤボウキ枯れ姿 -2017/02/05青葉の森

OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8

冬の森では、当然ほとんど花を見ることはありませんが、夏や秋に花を咲かせた後の枯れ姿を見ることはできます。

青葉の森を歩いていたら、ナガバノコウヤボウキに出会いました。

E-M1, P2051513
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
34.0mm F2.8, 1/640sec, ISO200

ちょっとわかりにくいですね。

E-M1, P2051514
OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8
F1.8, 1/1250sec, ISO200

枝に小さなカップのような萼(?)が上向きについて並んでます。
ほとんど皆、種はすべて飛んでますが、ひとつふたつ、まだふさふさの毛がついた種が残っているものがあります。

E-M1, P2051517
OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8
F1.8, 1/640sec, ISO200

上から覗いてみるとこんな感じ。
ちなみに種をすべて飛ばした後はこうなります。

E-M1, P2051518
OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8
F4, 1/200sec, ISO200

これはこれで味わいがありますね。

コウヤボウキのなかまには、ふつうのコウヤボウキとナガバノコウヤボウキがありますが、仙台で見られるのは「ナガバノ(長葉の)」のほうです。

もう少し詳しい説明は、夏に咲くきれいな花とともにこちらの記事をご覧ください。
花のアップを御覧になりたい方は、こちらの記事をどうぞ。

ギボウシ・・・かな? -2017/02/05青葉の森

OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8

2月あたま、冬真っ盛りの「青葉の森」を歩きます。
暗い茶色一色の散策路を三居沢から「森の花園」へ向かって、だらだら坂を登る途中の道端に、白い列が。

E-M1, P2051507
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
40.0mm F2.8, 1/800sec, ISO200

これはギボウシの成れの果てではなかろうか。
実のサヤが爆ぜて種を飛ばす・・・

E-M1, P2051508
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
40.0mm F2.8, 1/1250sec, ISO200

いくつか種がまだ残ってますね。
上の写真より被写体にグッと寄って、下から見上げてみました。
ほんとうは縦位置で撮りたかったのですが、背面液晶パネルが上下にしか跳ね上げられないので、こういうアングルで撮る写真はみな横位置になってしまいます。

「森の花園」を過ぎ、また林の中を降りて行ったところにある木の陰に、またもギボウシ発見。

E-M1, P2051519
OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8
F1.8, 1/640sec, ISO200

上の2枚は、デジタルレンズを使いましたが、こちらはオールドOMレンズ、しかも絞り開放にしてますので、白い実のサヤがにじんでます。

また、背景のボケ具合が、最近のデジタル用レンズと違って、暗い冬の森の雰囲気をよく出してくれます。

E-M1, P2051521
OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8
F1.8, 1/1250sec, ISO200

また別の場所で見かけたギボウシ。
枯れ葉の敷き詰められた斜面を背景に、緑の笹と白いギボウシの対比がイイ感じと思うのですが、いかがでしょう。

この日は薄曇りで日差しがなかったので、撮影時の光の扱いに苦労することもなく、坦々と歩いて坦々と目に付いたおもしろい被写体を写真におさめる・・・といった午後のひととき、堪能しました。

倒木にカワラタケ -2017/02/05青葉の森

OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

冬の森は、見るものなどなにもなさそうに思えますが、歩いてみれば意外とおもしろいものに出会います。

この日は、青葉の森のもっとも標高の低い三居沢側から入り、どんどん登って「森の花園」方面へ回ってみました。

途中、道脇に横たわる倒木にびっしりとカワラタケがついているのに出会いました。

E-M1, MZD12-40, P2051509
40.0mm F2.8, 1/400sec, ISO200

12-40mm F2.8レンズの望遠端、ライカ判換算で80mmの中望遠相当の画角。
折り重なるきのこを横からギュッと圧縮して見てみました。

今度は横から眺めてみます。

E-M1, MZD12-40, P2051510
40.0mm F2.8, 1/400sec, ISO200

同じ部分を見ているのですが、雰囲気はちょっと違うように思います。

カワラタケは、以前別の場所で見かけて写真におさめています。
そのときは早春の時期でしたが、今回は真冬。
このきのこはとくに旬の季節があるわけではなく、一年中見られるようです。

2017年2月4日土曜日

ツルアリドオシの実 -2017/01/29青葉の森

OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8

冬の森では、だいたい暗い色のものしかないのですが、こんな時期だからこそ赤いものは小さくても目立つわけです。

それは「ツルアリドオシ」の実。
漢字では「蔓蟻通し」と書きます。

アリドオシに似ていて、木でなくツルで広がるから。

E-M1ボディにOM 50mm F1.8レンズをつけて、ギリギリ(最短撮影距離45センチ)まで寄って撮りました。

E-M1, OM 50mm F1.8, P1291476
F1.8, 1/800sec, ISO800

けっこう小さい実ですので、もっと寄るにはエクステンションチューブが必要ですが、出すのが面倒だったので使いませんでした。

ちょっと周囲がうるさいので、Toy Photoのアートフィルターをかけてみました。


ムード出たでしょうか。

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この、ツルアリドオシの実については、前にも取り上げてます。そちらもどうぞ。
夏前に咲く白い花も、小さいですが見て楽しめるきれいな花です。