2011年10月31日月曜日

ビクセンから魅力的な簡易赤道義発表

なにげにimpressのデジカメwatchの記事一覧を眺めていたら、
ビクセン、約800gのポータブル赤道儀「星空雲台 ポラリエ」 」との見出しに目がとまりました。

価格は5万円弱。100mmまでのレンズに対応とのこと。これはかなり魅力的です。
ベルボンとの共同開発による専用三脚つきだと7万円弱。

本格的に長時間撮影するときのための極軸望遠鏡も2万円弱で用意される。
これは素晴らしいシステムです。

以前、PENTAXのK-5などでGPSと撮像センサーシフトにより簡易的に星の動きを追尾する機能があるという記事(impress デジカメwatchの「ペンタックス「O-GPS1」の“アストロトレーサー”を試す」という記事です。こちら)にかなり心動かされたのですが、投資額がかなり大きいのでただ星を写したいというだけの欲望のために支払う対価としては妥当とはいえないなあ、と思っていました。

でも、こちらはかなりお安くなっています。
しかもコンパクト。

そうとういい感じです。
でも、一番の問題は「星を撮りに行く時間を捻出できるかどうか」・・・これが厳しいです。

2011年10月30日日曜日

FotoPus花コミュ一周年記念写真展行ってきました -2011/10/24東京小川町

このところ、なかなかカメラを持ち出し腰を据えて撮影する時間が取れず、また何とかひねり出していくらか撮影してもブログにアップする時間が取れない日々が続いています。

もうすでに2週間ほど経ってしまいましたが、最後の投稿で少し触れた話題の続報です。

オリンパスイメージングのコミュニティサイトFotoPusの
「花コミュ一周年記念写真展」が10月19日~25日の期間、東京小川町のオリンパスプラザで開かれました。

ちょうど、20日~24日まで出張が入っていたので、帰りに寄っていこうと目論んでいました。
なにしろ、この写真展に展示される30作品のひとつに、仙台市青葉区「青葉の森」で今年5月に撮影したマイヅルソウの写真が選ばれたので、見に行かないわけにはいきません。

ほかのみなさんの素晴らしい作品を堪能する、という目的もかなりの部分を占めていたわけですが。

予定より早い新幹線に乗ることができたので、東京には1時間ほどはやく到着。
地下鉄で淡路町まで。
外へ出てから違う方向へ歩いてしまい、ぐるっと回ってようやくオリンパスプラザに到着。

入って正面に、花コミュメンバー「花香」さんの素晴らしい水仙の写真が。
早速、順番にみなさんの作品を拝見。・・・「なめるように」、端から見たら相当怪しいでしょう。

A3サイズに引き延ばしてプリントされた30作品。


E-620, PA247100
 この写真は、写真展会場のすぐ横にある「体感コーナー」に展示されていたZD 35mm F3.5マクロレンズをちょっと拝借して撮影したものです。
当然ながらレンズには盗難防止のためのひもがついてますので、近くへ持って行って・・・というわけにはいきませんが。

真ん中のテーブルには、花コミュメンバー有志一同で贈ったきれいな胡蝶ランが飾られています。
上の写真の右下隅に、私の作品「夢見舞鶴」が展示されています。

E-5やE-P3など、最新機種とデジタル用レンズで撮った作品はもちろんですが、私と同じE-420やE-620を使った作品も、どれもみなさすがに素晴らしい。
「使っている機種が古いから」といういいわけは通用しないと思いました。
また同時に、「E-420でもE-620でも、A3サイズで十分鑑賞に堪える品質の写真が撮れる」ということをあらためて再認識させてくれた、ともいえます。

体感コーナーでは、E-5ボディ2台、E-30とE-620が1台ずつ置かれていて、あこがれの50-200ズーム、12-60ズームのほか50mmと35mmマクロ、150mm F2(!)もあって、自由につけたり外したり、構えたり覗いたりシャッターを切ったり・・・いわゆる「体感」ができるわけです。

ここぞとばかりに、My E-620につけて写真展会場や胡蝶ランを撮りまくり。

E-620, PA247096
これはZD 50-200mm F2.8-4.0ズームレンズで撮ったものです。
さすが超音波!SWDのAFは風のように速いです。
12-60ズームもまた速いですね。
欲しいなあ、と思ってはいたのですが今回、ますます欲しくなってきました。

その後試した50mm F2.0マクロは・・・AFに期待してはいけないようです。
50mmはやはりOM 50mm F3.5マクロレンズやOM 50mm F1.8、XR RIKENON 50mm F2の逆付け、中間リングがよさそうです。


E-620, PA247104
 OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5
F3.5開放, 1/80sec (+0.7EV), ISO800

今回、あらためて感心したのは
キットレンズの14-42mm F3.5-5.6ズームレンズ。

E-620, PA247083
E-620, PA247084
42mm望遠端で寄れるところまで寄って撮ったものですが、なかなかいい写りです。
エクステンションチューブEX-25を導入して、このレンズでマクロというのもいいかも(それだけのためにEX-25を買うのは、少々不経済かもしれませんが)

2011年10月12日水曜日

フォトパス花コミュ一周年企画展に選出されました

オリンパスイメージングの写真投稿コミュニケーションサイト「フォトパス(FotoPus)」には、様々なジャンルの「コミュ」が設けられ、交流が盛んです。

そんな中のジャンルコミュ、「花コミュ」が一周年ということで、東京小川町のオリンパスプラザ内、ミニギャラリーで写真展が開かれることになり、そこに展示する30名30作品が募集されました。

私は、悩みに悩んだ末
応募〆切ぎりぎりに6作品を投稿・・・そしてなんと、マイヅルソウの写真が展示作品のひとつに選ばれました。
とてもうれしい!

選出作品は
この記事
で、RAW現像の処理で悩みに悩んだ、この写真です。

E-620, P5212695

【写真4】です。タイトルは「夢見舞鶴」。

本当は、「舞鶴草」の名前の由来である、鶴が舞っているような葉の模様(このあたりは以前の記事で書きました)が「バーン!」と全面に出た作品を出したかったのですが、やはりこのOM 50mm F3.5マクロレンズの丸ボケが勝ったかたちに。
この写真も、ファインダーを覗いたときすでに「これはやったかも」と直感したワンショットです。

フォトパスに投稿した作品(フルサイズ)はこちらでご覧ください。>>>こちら

ほかには、RIKENON 50mm F2でのクローズアップを前面に押し出した4作品と、OM 135mm F4.5マクロレンズを使った作品をエントリーしましたが、結局OM 50mm F3.5マクロレンズを使ったこの作品が選ばれることに。

どういうところが選出の決め手になったのか、選考者の片岡先生に伺ってみたいですが、残念ながら展示期間中に直接お会いしてお話しすることはできそうもありません。

でも、とにもかくにも展示30作品に選ばれたことは素直にうれしいです。
A3サイズに印刷された自分の作品を見てみたいです。そしてほかの29作品も。

写真展は今月19日~25日の開催ですが、出張(20日~24日予定)の帰りに東京で途中下車すれば見に行けるかな?

2011年10月10日月曜日

タゴガエル(だと思う) -2011/10/10青葉の森

OLYMPUS E-620
TAMRON SP 28-105mm F2.8 LD Aspherical IF (176A)

10月10日(祝)の青葉の森、今回は久しぶりにTAMRONのズームレンズを持って行きました。
このレンズ、開放絞りがズーム全域にわたってF2.8固定という点がとても魅力的なのですが、絞り開放での写りは期待できず、やたら大きくて重いのが困りものです・・・

しかも、今回はこのでかいレンズを縦グリHLD-5付きのE-620と組合せたので、重い重い。
このセットで1.4kgくらいあるんじゃないでしょうか。
バッグには65-116mmエクステンションチューブとOM 135mm F4.5マクロレンズセットも入れていたので、この重たいセットは常に手に持って移動・・・かなり無謀な今回の装備。

でも、このTAMRONズームレンズ176Aは、F4まで絞って使えばかなり画質が向上します。しかも、ピントの山は割とつかみやすく、ピントリングの回転角が異常なほど小さいので、慣れれば軽快に撮影できます。
強力とはいえませんが、一応マクロ撮影も可能です。
超近接撮影はOMエクステンションチューブをつければ対応可能ですが、この重さでは手持ちでの撮影は絶望的です。かといって三脚に固定するのもちょっと不安(特に今回のように、縦グリをつけているときは不安定度MAXです)。
超マクロはやはりコンパクトなレンズでこなすのが無難のようです。

でも、体力に余裕があるときは、これからもちょくちょく持ち出してみようと思います。

~~~
さて、この日の青葉山は最上流の入り口から入ってわんぱく広場、花木広場を回って帰ってくるコースをチョイス。(実は昼食後、三居沢から上がって降りる2時間弱のコースもこなしたのですが)

出発直後、さっそくカエルがぴょーんと跳びだしてきました。

E-620, PA106560
F4, 1/160sec, ISO400

この写真は、散策道の砂利の上に佇んでいるカエルくんです。カメラを地面に置き、ライブビュー撮影しました。

【後日追記情報】2011年10月22日にFotoPusフォトギャラリへ投稿いたしました。>>>こちら

このレンズは絞り羽根が8枚あり、ちょっと絞っても丸ボケがきれいです(もっと絞ると八角形になるのですが)。

しかしこのレンズ、ちょっと色の乗りが良くないようにも思えます。
先のウスタケの記事でもこのレンズで撮った写真を載せましたが、以前OM 50mm F1.8レンズで撮った写真と比べても、やはり色が薄い感じがしますね。

先の記事で話題にしたカエルは、なんとなくヤマアカガエルっぽい印象を持っているのですが、こちらのカエルはあごの模様(この写真ではよく見えませんが)が細かいざらざら模様になっているみたいです。
もしそうなら、これはタゴガエルの可能性が高いと思います。

わんぱく広場を降りて沢のほうへ行ったときにも、カエルに遭遇しました。

E-620, PA106663
F4, 1/50sec, ISO400

こちらも色合いが地味です。でも、F4まで絞れば画質は十分、手ブレ補正を設定すればこのように1/50秒のシャッター速度でもちゃんと(?)撮影できます。

最後に、思い切ってカエルさんの正面に回って・・・

E-620, PA106676
F4, 1/60sec, ISO400

たぶん、カエルさんの目には176Aレンズの大きな目玉が見えていたと思います。
ビビってかたまっていたのか、にらみ返していたのかはわかりませんが、思ったより肝の据わった(?)カエルさんでした。

やっぱりこちらのカエルも、なんとなくタゴガエルのように見えますね。

このときは、176Aレンズの105mm望遠端でほぼ最短距離(カタログスペックでは50センチだそうです)での撮影でしたが、F4に絞っても目にピントを合わせると身体はほとんどピンぼけです。

もう少し絞って全身にピントが合うようにするには、やはり三脚固定が必要でしょう。

タゴガエルは、春になると「グッ、グッ」と鳴く声だけが沢中に響き、でも姿は見えないというカエルで、伏流水に卵を産むという特徴があります。
来年の春には繁殖期の姿、産卵現場(これはかなり難しそう)、そして卵やオタマジャクシなど見られれば良いなあ、と少し期待しています。

タゴガエル?ヤマアカガエル? -2011/10/01青葉の森

OLYMPUS E-620
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 135mm F4.5

10月1日(土)に訪ねた青葉の森では、花木広場の丸太の階段を下りたところにあるちょっとした平地(以前は木のベンチとテーブルがあったのですが、いまは撤去されています)に何かいいものがないかと足を踏み入れたとき・・・

足もとをぴょーん、ぴょーんとはねるカエルの姿。

E-620, PA016354
F8, 1/8sec, ISO400

タゴガエルのように見えます。

E-620, PA016360
F4.5開放, 1/20sec, ISO400

どうしても、カエルを撮るときは逃げられないようにと背後からレンズを向けることが多くなってしまいます。
でも、これくらい大人のカエルになれば、急に驚かすようなことをしなければけっこうじっとしていてくれます。今回も、がんばって横に回りこむことに成功!

あごのあたりを見ると、ブチ模様になっているようにみえます。
もしかしたら、タゴガエルではなくてヤマアカガエルかもしれません。

別なところから別のカエルが跳んできました。

E-620, PA016357
F4.5開放, 1/25sec, ISO400

こちらも下あごのブチ模様ぶりをみると、ヤマアカガエルのように思えます。こちらのカエルは先ほどのカエルよりもおなかが大きいです。
もしかして産卵間近のメス?とか思ってしまいましたが、産卵期は春のようですし、産卵期のカエルは(タゴガエルなら)皮膚がたるむそうですからこれはたまたま身体の大きいだけのカエルなのかな?

イヌセンボンタケ?それとも・・・ -2011/10/01青葉の森

OLYMPUS E-620
RICOH XR RIKENON 50mm F2
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 135mm F4.5

10月1日(土)の青葉の森では、わんぱく広場下の沢に倒れていた朽ち木の上に、かたまって生えているキノコを見つけました。

E-620, PA016285
RICOH XR RIKENON 50mm F2
F4, 1/40sec (-0.7EV), ISO400

崖の上から遠目にもけっこう目立つこのキノコを見つけ、いそいで降りていって撮りましたが、このとき妙に身軽なことに気づきました。
よく考えてみると、持っているはずの三脚がない!

あわててこの日歩いてきたルートを逆戻りしていくと、かなり出だしの場所にポツンとおいてありました。なくなってなくてよかった。

また戻ってきて、こんどはOM 135mm F4.5マクロレンズでゆっくり撮ります。

E-620, PA016310
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 135mm F4.5
F8, 1/5sec (-0.3EV), ISO400

E-620, PA016317
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 135mm F4.5
F4.5開放, 1/10sec (-0.3EV), ISO400

イヌセンボンタケのように見えるのですが、いままで出会ったイヌセンボンタケ(2010年7月3日に見たキノコ2010年8月22日に見たキノコ)とはちょっと違うような感じがしました。
なんとなく自分で持っているイメージよりも大柄で、カサが分厚い感じもするし、柄が太い気もする・・・でもイヌセンボンタケなのでしょうか。

E-620, PA016325
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 135mm F4.5
F8, 1/13sec (-0.3EV), ISO400

上から見下ろしてカサだけ見ると、なんとなくイヌセンボンタケではないような・・・

ちょっと調べて見ると、同じように朽ち木に群生するキノコとして「チシオタケ」というのがあります。カサの縁にフリンジがあるのが特徴とのこと。ますますこれが怪しい気がします。

夏のウスタケ -2011/07/03青葉の森

OLYMPUS E-420
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50m F1.8

先の記事で触れた10月1日10月10日のウスタケですが、今年7月3日(日)にもだいたい同じような場所で見つけて写真を撮っていました。
このときは十分に育っており、複数が寄せ集まって生えていました。

E-420, P7035696
F4, 1/40sec (-0.3EV), ISO400

10月のウスタケも、そのうち大きくラッパを広げてこんな風になるのでしょうか。
ちょっと楽しみです。

ウスタケ -2011/10/10青葉の森

OLYMPUS E-620
TAMRON SP 28-105mm F2.8 LD Aspherical IF (176A)

先日の記事で取り上げた10月1日(土)の「ウスタケ」。
1週間経った10月10日(祝)に、同じ場所へ行ってみました。

E-620, PA106665
F4, 1/60sec, ISO400

E-620, PA106674
F4, 1/80sec, ISO400

前回見たときよりも、ラッパがさらにひろがっています。形もなんだかいびつになってきました。
まだまだ大きく育つのでしょうか?

2011年10月7日金曜日

スギヒラタケ -2011/10/01青葉の森

OLYMPUS E-620
RICOH XR RIKENON 50mm F2

10月1日(土)の青葉の森では、キノコをたくさん見かけました。
その中のひとつ、スギヒラタケ。

白くてきれいなキノコです。
去年の秋にも遭遇して、写真におさめています。

今回は、こもれび広場からわんぱく広場へ行く途中の沢を渡る橋の上、伐採した杉の木が横たえてある斜面で見かけました。
黒や褐色だらけの中に、真っ白に輝くスギヒラタケ。
遠くからでもよく目立ちます。

E-620, PA016274
F4, 1/60sec (-0.7EV), ISO400

手前の木と数メートル離れた木にかたまって生えていました。

スギヒラタケの食用情報は、去年の記事でもすこし触れましたが
林野庁のホームページに情報が出ています。>>>こちら


そこに、平成23年8月31日付「スギヒラタケの摂取について」というpdf文書ファイルもあります。

白くてとてもおいしそうに見えるスギヒラタケ。

食べてすぐ命に関わるほどの猛毒ではないようですが、急性脳症を発症する危険性があるとのことです。

やはり採って食べるのはやめて、撮って鑑賞するにとどめておくのが賢明のようです。

オオチャタテ?クロミャクチャタテ? -2011/10/01青葉の森

OLYMPUS E-420
RICOH XR RIKENON 50mm F2

先の記事で触れた「オオチャタテの幼虫」

実は、同じ日の1時間半ほど前にチャタテムシの「成虫」のほうを偶然撮影していました。

E-420, PA017695
F4, 1/100sec (with internal flash), ISO400


E-420, PA017697
 F4, 1/100sec (with internal flash), ISO400

つぼみにとまって何をしているんだろう?と不思議に思って撮ったものです。
はねの模様が特徴的なのでそちらに気がいってしまい、お顔のあたりがピンぼけになってしまったのが残念です。

黒っぽいはねの先に釣り針のような、白い模様がくっきりと。

・・・この模様
調べてみると、オオチャタテというよりは「クロミャクチャタテ」のメスのような感じもします。
クロミャクチャタテも大型のチャタテムシのようで、はねの黒さが強くない感じでやはりこちらがマッチしているように思えます。

幼虫も、オオチャタテとクロミャクチャタテいずれも姿がよく似ています。もしかしたら先の幼虫もクロミャクチャタテだったかもしれません・・・
植物のほうはといえば、何のつぼみかよくわかりませんが、まだ花も咲いていないのに葉は根元まで喰われてしまっているし、もしこのオオチャタテが汁を吸っているのであれば、花が咲く前からエキスまで取られて踏んだり蹴ったりですね。

ウスタケと?虫 -2011/10/01青葉の森

OLYMPUS E-620
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 135mm F4.5

先の記事にも書きましたが、10月1日(土)は青葉の森の上のほうを中心に回りました。
こもれび広場からわんぱく広場へ抜ける道の途中にある沢周辺の草地の中に、ラッパタケの仲間のウスタケがひとつだけ、上に口を開けて立っていました。


E-620, PA016326
F8, 1/13sec, ISO400

よく見ると、ラッパの縁に小さな虫がいます。

E-620, PA016330
F4.5開放, 1/13sec, ISO400

E-620, PA016337
F8, 1/13sec, ISO400

黒っぽくて長いひげ、はねはなくて何かの虫のこどものようです。
PA016337を虫のところだけトリミングしたのが下の写真です。

PA016337を1024x768枠でトリミング

この虫はいったい何という名前なのか?
フォトパスの虫コミュで質問してみました。すると・・・「チャタテムシの幼虫で、オオチャタテあたりでしょう」とあっさり教えていただけました。

「オオチャタテ」で検索してみると・・・
幼虫は木の幹上で群れて円形の塊となり、外敵から身を守っている
とのことなので、幼虫が単独行動しているのは珍しいことなのかも。

チャタテムシのなかまには小さいものが多くてしかも地味なので注目を浴びることもないようです。そんな中で、オオチャタテは国内最大のチャタテムシだそうです。また、はねの模様にも特徴があるとのこと。

チャタテムシは「害虫」として扱われている情報ページが多いです。でも、青葉の森では固有種を脅かす外来種や人間が持ち込んだ森の生態系を乱すような種でなければ、害虫ではないですよね。

成虫も見てみたいものだなあ・・・などと思っていたら
>>>次回に続く

2011年10月3日月曜日

シロオニタケ -2011/10/01青葉の森

OLYMPUS E-620
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-W 28mm F2.8
RICOH XR RIKENON 50mm F2

この日、10月1日(土)は
お昼過ぎから3時間弱ほど、青葉の森に入りました。


三居沢から上がるルートも考えたのですが、牛越橋近辺で芋煮会をする人たちが持ち込む車や自転車で狭い道路がふさがれている可能性があると思い、青葉山のてっぺんから入るほうを選びました。

沢のほうへ降りてみたかったので、入ってすぐ旧わんぱく広場へ向かうメインの散策路から左へ入り、ずっと降りていきます。

ひとつ橋を渡って上がり、こもれび広場とわんぱく広場への分かれ道を右へ行ってすぐのところで、薄暗い中に白いキノコがスポット照明されて生えているのを発見。

このキノコはシロオニタケのようです。

まだ森に入ったばかりでしたが、E-420はこのあたりであえなくバッテリー切れ。今日はたまたま予備のバッテリーを持ってきていなかったので、30回シャッターを切った時点で早々に出番終了となってしまいました。

そこで、E-620とOM 28mm F2.8レンズの組合せで一枚。

E-620, PA016268
OM ZUIKO AUTO-W 28mm F2.8
F4, 1/50sec, ISO400

ちょうど木漏れ日がスポットライトのようにキノコ周辺だけを照らしています。
Good timing!

でもしばらくしてすぐに陰ってしまいました。
※この写真はフォトパスにも投稿しました。>>>こちら

続いて、バッテリー切れのE-420からRIKENON 50mm F2レンズを持ってきて取り付け、おなじキノコを撮ってみます。

E-620, PA016271
RICOH XR RIKENON 50mm F2
F4, 1/60sec (-0.7EV), ISO400

このときに、スポットライト照明があれば・・・と悔やまれる一枚。

実はこのキノコの左側3メートルほど離れた場所に、もうひとつシロオニタケがありました。

E-620, PA016272
RICOH XR RIKENON 50mm F2
F4, 1/80sec (-0.7EV), ISO400

こちらのキノコは、だいぶカサのイボイボが取れてしまっています。

去年の夏にも、シロオニタケに出会っていますが、今回のキノコよりも柄が太くて大きく、あたまのイボイボもいかつい感じでした。
こちらのほうは、ずいぶん細身で小振りです。
・・・もしかしたら別の種類?