2014年1月29日水曜日

修理から戻ったPENTAX 24mm F2.8レンズを手に西公園へ -2014/01/27

RICOH GXR
RICOH GXR MOUNT A12
smc PENTAX 24mm F2.8

先週、ひどかったカビ取りの修理を依頼していたsmc PENTAX 24mm F2.8レンズが、すっかり別人のようにきれいになって戻ってきました

この日のお昼休みに、あまり時間はなかったのですが急いで西公園へ。

GXR, R0015384
F4, 1/4000sec, ISO200

西公園通りの道路から櫻岡大神宮へ入る参道(?)で、復活後の初レリーズ。
上の写真は1600x1200にリサイズしていますが、等倍で見てみてもけっこういい解像です。

馬上蛎崎神社のサザンカを狙ってみました。
最短撮影距離である25センチぎりぎりまで寄って撮ってみます。

GXR, R0015415
 F5.6, 1/800sec, ISO100

ちょっと絞り込んでみましたが、かなりくっきりよく写ります。
絞りを開放にしてみます。

GXR, R0015417
F2.8開放, 1/2500sec, ISO100

きっちり、おしべに囲まれためしべにピントが来ました(実はこの前に1枚、ピントをちょっと外してしまったのですが)。
MFアシストのおかげで、ピントの歩留まりはかなりいいです。

このような最短撮影距離での撮影においては、絞りを開放にしても絞り込んでも、それほど写りに大きな違いが出ることはないようです。

それにしても、絞り開放でここまでびしっと写るとは。

もう一枚、ぐっと寄った作例をご紹介します。

GXR, R0015428
F2.8開放, 1/440sec, ISO100

片平丁の通り沿い、仙台高等裁判所の石垣にいるスミレの閉鎖花です。

後ろのボケも自然でうるさくないのがイイ感じです。

オオイヌノフグリやハコベなど小さい花が咲く季節になったら、接写リングを入れてもっと思い切ったアップ撮影も試してみたいです。

2014年1月26日日曜日

カビPENTAX 24mm F2.8レンズ、無事修理してよみがえりました

私が所有しているオールドレンズの中で、2番目に長いつきあいなのが
smc PENTAX 24mm F2.8
レンズです。

RICOH GXRにMOUNT UNIT A12を導入し、Kマウントレンズ専用機として第二の人生を歩み始めたとき、XR RIKENONレンズ2本(50mm F2Lと135mm F2.8)体制で、とも思ったのですが、やはりもう少し広角側に・・・と、この24mmレンズを完全復帰させて、ライカ判36mm相当のちょっとした広角として活用できればと考えました。

ずいぶん前に、カビ取り修理依頼にチャレンジしたものの門前払いだったのでほとんどあきらめていたのですが、最近ネットでみつけた写真レンズ工房(2022/04/04リンク先修正)というところが良さそうだということで、メールで見積もり依頼してみました。

すると、8,800円で作業してくれるとのこと。
早速、2014年1月20日に宅急便で発送しました。

そして1月25日、修理が上がって返送されてきました。

XZ-2, P1256952
 なんと美しい!
前玉にうっすらかかっていたカビも・・・

XZ-2, P1256954
 なにごともなかったかのようにきれいです。
うしろから透かしてみても・・・

XZ-2, P1256956
すっきりクリア!

納品書に書かれたコメントでは、

1) レンズ、清掃しました。
・可能な限り入念に清掃しました。
2) その他、各部点検、清掃、調整をしました。
・「∞」(無限遠)ピント及びレンズの解像力もそれぞれ確認調整を致しました。どちらもメーカー出荷規格をクリアしています。

なんと、カビ取りを依頼したに過ぎないにもかかわらず、点検と清掃、そして調整までやってくれていました。
しかも、無限遠のピント確認、そして解像力もチェックしていただき、想定以上の「メーカー出荷規格をクリア」。
高校生のときに購入した状態へ完全に戻った!といっても過言ではありません。

GXRと組んでの風景や接写リングによるどアップ撮影などで、活躍の場を与えてあげようと思います。
はやく試し撮りしてみたいものです。

2014年1月22日水曜日

雪の中の枯れオヤリハグマ -2013/12/28 青葉の森

OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

雪の森では、ふだん落ち葉で埋まって茶色一色だった景色が一変して、真っ白になる数少ないチャンス。

雪の積もり具合によっても景色が全く違うので、同じ風景はありません。

この日、森を歩いていたら
オヤリハグマが雪の中から顔を出しているのを見つけました。

E-M1, PC280004
 40.0mm F4.0, 1/2000sec, ISO400

かろうじて葉が残っていたので、これがオヤリハグマだとわかりました。
花・・・というか枯れ花を見てみると、

E-M1, PC280007
 40.0mm F2.8, 1/2500sec, ISO400

ひとつだけタネが残っていました。
雪が積もっていなかったら、背景は茶色一色だったところですが、やはりこういうシチュエーションは、あまり雪が多くない仙台では貴重です。

雪の中のヤマジノホトトギス - 2013/12/28 青葉の森

OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

2013年の年末、雪が積もった青葉の森を歩くと、真っ白な雪の中からにょきっと出ていたのは・・・

E-M1, PC280022
 40.0mm F2.8, 1/4000sec, ISO400

ヤマジノホトトギス。
夏の花ですが、すっかり葉も落ちて、花が咲いていたときとは全く別の姿に。

E-M1, PC280053
40.0mm F2.8, 1/3200sec, ISO400

花が咲いている時期はもちろん、まったく花がないこんな真冬でも散策すればいろんな景色を楽しめる森が、なんと仙台市街から車で10~15分のところにあるのです。

雪の森 - 2013/12/28 青葉の森

OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

今シーズンはなかなか雪の森!というタイミングでうまく週末、しかも時間が取れるときに当たることがなく、年の暮れも迫った12月28日にようやくそのときが巡ってきました。

E-M1, PC280001
15.0mm, F4.0, 1/1600sec, ISO400

ちょっと湿っぽい雪でしたが、ばっちり落ち葉を覆い、白一色の景色に。

E-M1, PC280003
 12.0mm, F4.0, 1/2500sec, ISO400

森の散策路も、まだだれも歩いていない、あしあとなしです。

E-M1, PC280011
23.0mm, F2.8, 1/3200sec, ISO400

薄暗く、ときどき雪が降ってきたりしたかと思うと、突然日が射してきたり・・・変わりやすい天気でした。

E-M1, PC280014
40.0mm F2.8, 1/5000sec, ISO400

バイカツツジの枝の分かれ目に雪が。
バイカツツジは初夏に花を楽しむことができるのですが、花が終わるとこの写真のようにベロをひょろんと出したような実をつけます。

E-M1, PC280017
40.0mm F2.8, 1/4000sec, ISO400

葉がすっかり落ちたバイカツツジの木に、白いぼんぼりのように雪の玉がついて、おもしろい造形です。

10月にデビューしたOM-D E-M1、かなりいいです。
とくに、12-40mm F2.8ズームレンズとのコンビネーションがバツグンです。
ワイドに、そしてかなり寄れるマクロにと、幅広く手軽に撮れて、ハズレも少なくて、時間がなくて急いで歩かなければならないときでもスナップ感覚でいけます。

ヒメキンミズヒキをOM 50mm F1.8で - 2013/09/07 青葉の森

OLYMPUS E-5
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8

初秋、雨の森にて
薄暗くしっとりした森の中では、ヒメキンミズヒキの黄色い花はとても目立ちます。

なかなかイイ感じに咲いているタイミングの花に出会うのは難しく、しかも周囲の雰囲気もばっちりなものとなると、いやになるくらいたくさんある中でもなかなか・・・

と、イイ感じのヒメキンミズヒキをみつけました。ラッキー!

E-5, P9076024
F4, 1/40sec, ISO1600

かなり暗い場所だったので、F4まで絞るとシャッター速度はなんと1/40秒!
ちょっと絞ったこの設定では、わりとカッチリ写ります。
三枚セットの葉もばっちり写ってます。

でも、もうひとつ暗い森のムードが・・・
ということで、思い切って絞りを開放にしてみることに。すると、

E-5, P9076025
 F1.8開放、1/80sec, ISO1600

これはなかなかのムードです。
なんとか狙った花にもピントが合ってくれました。

このヒメキンミズヒキのように、連なった花がタイミングずらして順番に咲くような山野草では、ちょうどいいタイミングでしかもいい角度、いい背景、いい光の当たり具合のものと出会うのは至難の業です。
今回は本当にラッキーでした。

雨の森ならではの光景 - 2013/09/07 青葉の森

OLYMPUS E-5
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8

もうひとつ、2013年9月7日、雨の森でのワンショットを紹介します。
(同じ日の別の記事はこちらに・・・オクモミジハグマオヤリハグマ

どんどんあたりは薄暗くなり、しかも葉が生い茂る高い木々の下で、さらに薄暗い環境。

E-5, P9075979
 F1.8開放、1/200sec, ISO1600

ときおりバラバラっと雨が降ってきたりするちょっと肌寒いような秋の初めの森は、また独特なムードが楽しめます。
しばらく森の中を歩いて行くと、雨にしっとり濡れる葉が敷き詰められた中に鮮やかな・・・

E-5, P9076017
 F1.8開放、1/125sec, ISO1600

オレンジ色のきのこ。

こんなお天気、こんな時間帯、そしてこんな場所ならではのショットです。
きのこの名前は残念ながらわかりませんが、決して大きくないし距離も離れていたのに、緑の中にオレンジはやはり目にとまるのですね。

オヤリハグマ、まだ花は先なのに・・・ - 2013/09/07 青葉の森

OLYMPUS E-5
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5

先ほどの記事では、9月初旬のオクモミジハグマをご紹介しましたが、今度は同じ日のオヤリハグマです。

こちらはまだまだつぼみが固く、花開くのはもうしばらく先です。

E-5, P9076000
F3.5開放、1/125sec, ISO1600

一番下の葉は、オヤリハグマ(御槍白熊)の名の由来ともなっている三又の槍先のように3裂した形になっています。
上の方に行くと少し小ぶりになり、先のとがった楕円形に。
そして葉の上にたいてい三又になってつぼみを放射状に突き出す・・・というような形です。

森を歩いていると、ちょっとかわいそうなオヤリハグマを見つけました。

E-5, P9076003
 F3.5開放、1/100sec, ISO1600

まだつぼみも開いていないうちから、派手に虫喰い・・・しかも

E-5, P9076005
 F3.5開放、1/100sec, ISO400
flush on

ツルに巻き付かれてしまっていました。
何のツルかはわかりませんでしたが、もしかしたらツルリンドウかもしれません。
なんとかわいそうな・・・

オクモミジハグマ、花開く寸前! - 2013/09/07 青葉の森

OLYMPUS E-5
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8

ちょっと前の話題ですが・・・
暑かった夏も一段落、すこしずつ季節は秋に・・・とはいってもまだまだ暑かった9月のはじめ。

青葉の森では、オクモミジハグマの花がいよいよ!というタイミングでした。

E-5, P9075975
F1.8開放、1/125sec, ISO1600

つぼみの先がほころんで、白い花がほんの少し顔を覗かせています。
上から順に咲いていく、というのがよくわかるショットです。

オクモミジハグマは、その名の通り葉の形がモミジみたいですのですぐわかります。

まわりの細長い葉は、ヒメシャガのものです。
ヒメシャガは夏になる前、5月あたりに咲いて、この時期はすっかり葉だけになってます。

E-5, P9075976
 F1.8開放、1/200sec, ISO1600

OM 50mm F1.8レンズを絞り開放で、しかもISOを1600と高感度に設定してもこのシャッタースピード。相当薄暗い状況だったことがわかります。

この日はどんより曇っていて、ときおり雨がぱらつくあいにくのお天気だったんです。

絞り開放で、てっぺんのつぼみにピントを合わせたら、地面に近い場所で拡げている葉はけっこうボケますが、それでも特徴的なモミジみたいな葉の形はばっちりわかります。

E-5, P9075977
 F4, 1/125sec, ISO1600

絞りをF4まで絞ると、花の部分もくっきり写り、葉の形もはっきりしてきます。
でも、これではOM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5レンズで撮ったのと違いがなくなってしまうので、このレンズならではの味は薄れてしまいます。
また、ヒメシャガの葉もはっきりしてきて、ちょっと背景が煩雑になってしまうので、主役の花が埋もれてしまいますね。

このオクモミジハグマやオヤリハグマ、そしてちょっと小ぶりのキッコウハグマなど、葉が下の方にあって、首を高く伸ばした先に花をつけるような植物は、どうしても上から見下ろして花と葉を一緒にフレームインさせたくなってしまいますが、ここは視点を変えてちょっと横から狙ってみます。

E-5, P9075978
F1.8開放、1/200sec, ISO1600

横から撮れば、絞りを開いて被写界深度が厳しい状況になっても、上から下までの花と、下の葉もある程度はっきり写し出すことができます。

2014年1月20日月曜日

ヤブコウジの実の赤さ -2013/12/22 青葉の森

OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO

12月下旬の週末、天気予報を見て

~仙台市街は雨が降るようだけれど、もしかしたら青葉山は雪になるかも~

なんて期待して青葉の森へ行ってみたのですが、残念ながら雨がポツポツ降ってくるような天気。気温が少々高めだったようです。

とりあえず森の中を1時間ほど歩いて、帰ろうかというころ、インキュベーションセンターの脇から道路へ出るルートを歩いていると、木の陰に緑の葉が茂るエリアが。

そしてポチッと赤いものが見えました。

E-M1, PC220048
 40mm F2.8, 1/500sec, ISO800

ヤブコウジの実でした。
よく見ると、あたりにポツポツといくつか見つかりました。

E-M1, PC220050
40mm F2.8, 1/400sec, ISO800

今回、はじめて目にとまり写真を撮ろうという気になったのですが、何年もこの森に通っているのに、なぜ気づかなかったんでしょう。
こうして一度気づいてみると、それ以降は森のあちこちでヤブコウジを見かけるようになりました。

今度は花を見てみたいです。

きのこびっしり! -2013/12/22 青葉の森

OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO

冬の週末、ときおり冷たい雨もぱらつくあいにくのお天気でしたが、青葉の森へ出かけてみました。
冬の森は、木々もすっかり葉を落としているので、まわりが広く見通せます。
どんよりした天気でも、光が遮られないので、なんとか明るさを確保して撮影できるのでいいです。

前方に、木が立ち並んでいるのが見えてきました。

E-M1, PC220016
24mm F2.8, 1/3200sec, ISO800

たくさん立ち並ぶ木の中で一本だけ!

E-M1, PC220017
40mm F2.8, 1/5000sec, ISO800

幹にびっしりときのこが!

E-M1, PC220019
40mm F2.8, 1/3200sec, ISO800

見下ろしてもきのこ!

E-M1, PC220025
12mm F2.8, 1/2000sec, ISO800

見上げてもきのこ!

E-M1, PC220026
40mm F2.8, 1/5000sec, ISO800

きのこにとって、とても居心地が良い木なんでしょうか?