2015年1月12日月曜日

西公園のねこをさまざまなレンズで -2015/01/01

OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8
OLYMPUS OM E.ZUIKO AUTO-T 135mm F3.5

2015年、平成27年最初の日、つまり元日ですが
E-M1とレンズ3本(さらにボディーキャップ魚眼レンズも、ですが)を持って
仙台市青葉区の西公園(桜ヶ岡公園)に出かけました。

お目当ては、櫻岡大神宮周辺でいつもみかけるねこさんたちです。
この日はあいにく時折雪が舞うような寒い天気でした。

また、元日ということもあり、神社の境内がいつもにもまして騒がしいので、ねこさんたちはおとなりの源吾茶屋脇の一角に集まっておりました。

そこで、この日持ってきた3本のレンズで、ねこさんの写りを比較テストです。

まずは最新のデジタルレンズ、12-40mmを40mm望遠端で。

E-M1, P1010964
40.0mm F4.0, 1/500sec, ISO400

さすがにこのレンズでは、いちおう80mm相当の中望遠とはいえ、寄りが足りません。
それでも・・・

2048x1536枠切り出し後1600x1200にリサイズ
さすがばっちりくっきりの写りです。
もっと近づこうとして、枯れ葉を踏んだ音でこちらに気づかれてしまいました。

そのうち興味もなくなったのか、そのまま毛繕い作業に入ったので、レンズをOM 50mm F1.8に取り替えて一枚。

E-M1, P1010965
F4, 1/640sec, ISO400

こちら100mm相当になったとはいえ、画角的には先ほどの40mm(80mm相当)と大差ないです。

2048x1536枠切り出し後1600x1200にリサイズ
 さすがにF4まで絞ったので、写りもばっちり。
オールドレンズだからといって、甘々になるようなことはありません。
F1.8開放で撮れば、独特のソフトなムードが出て、それはそれで趣のある映像になったことだろうと思いますが。

このまま、後ろの寄り添うお年寄りねこさんたちにピントを持って行ってみました。

E-M1, P1010966
 F4, 1/640sec, ISO400

いつのまにか、手前のねこさんも顔を上げてました。

2048x1536枠切り出し後1600x1200にリサイズ
ピントもばっちり、写りも申し分ありません。

さて、さらに望遠へとチェンジしてみます。
いちばんの新参者である(けれども、一番古いレンズです)OM 135mm F3.5です。

天気の良い状況で輝くような被写体の場合は、かなりにじみや色収差などが無視できない甘さが出ますが、このように曇った天気では落ち着いた写りが期待できます。

E-M1, P1010967
F3.5開放, 1/640sec, ISO400

絞り開放でも写りに問題はなさそうです。ただし、コントラストはやや低めで、色も鮮やかではありません。

絞りをF5.6に絞ってみたらどうなるか、試してみました。

E-M1, P1010968
F5.6, 1/250sec, ISO400

ぱっと見は、絞り開放のときと大きく変わるようなことはないようです。

2048x1536枠切り出し後1600x1200にリサイズ
 絞り開放のときと比べて、若干くっきり感は増したような気もします。

さらに、至近距離でのねこさん撮影にもトライしてみました。

E-M1, P1010969
 F5.6, 1/200sec, ISO400

なかなかシャープな写りです。

2048x1536枠切り出し後1600x1200にリサイズ
ピントが合ったところはきっちり解像しており、ボケもソフトな感じで悪くないですね。

とれるカメラバッグにE-M1ボディと12-40mm、OM50mmとさらにOM135mm、これだけ入れてもまだ余裕があります。
135mmレンズは、やはりこのコンパクトさが絶品です。
写りも思ったより良かった。

あとは、あまりそういう出番は来ないと思いますが、135mm F3.5レンズにエクステンションチューブをつけて、望遠マクロ撮影にどれだけ対応できるか、いつか試してみたいと思います。

2015年1月4日日曜日

OM 135mm F3.5レンズ試写 -2014/12/15

OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS OM E.ZUIKO AUTO-T 135mm F3.5

ひさしぶりにヤフオクで落札し、手に入れたOM 135mm F3.5レンズ。
このレンズは、「E.ZUIKO」の古いタイプです。「E.」は、このレンズが5枚構成であることを示しています。6枚なら「F.ZUIKO」、7枚なら「G.ZUIKO」です。

後の「ZUIKO MC」「ZUIKO」のように多層膜コーティングではなく単層ですが、このレンズは「ZUIKO」標記の新しいシリーズになっても、最後まで多層膜にはならなかったそうなので(といってもZUIKOの135mm F3.5はほとんどみかけません)、あまり抵抗はありませんでした。

レンズが新しい、古いということよりも、コンパクトさを優先した感じです。
OM 135mm F2.8レンズも比較的容易に入手できますが、すでに持っているRICOHのXR RIKENON 135mm F2.8と大きさ・重さともほぼ同じなので、どうしても(?)ほしかったレンズなのです。

実際にRIKENONの135mmと並べてみると・・・

XZ-2, P1031347
こんな感じです。
見た目ではあまりわからないかもしれませんが、持ってみると明らかに重量感が違います。
E.ZUIKOレンズのサイズと重量は、長さ73ミリ、外径60ミリ、290グラム。
ちなみにRIKENONレンズのほうは、長さ81ミリ、外径65ミリ、重量447グラムです。
とくに重さの違いははっきりわかります。

XZ-2, P1031348
フィルター径は、RIKENONが55ミリなのに対してE.ZUIKOのほうは49ミリです。

さて前置きはこれくらいにして、2014年12月15日の朝に出勤途中の広瀬川河川敷で試し撮りしてみたものをいくつか披露します。

記念すべき第1枚目はこれです。

E-M1, PC150767
F3.5解放, 1/1000sec, ISO200

白くポツポツ写っているのはそのとき降っていた雪です。
シャッター速度が速かったので、止まって見えます。(決してレンズのゴミとかではありませんよ)

朝日に向かって逆光で撮っていますが、問題なさそうです。
さらにもう一枚。

E-M1, PC150768
F3.5解放, 1/800sec, ISO200

向こうに写っているのは、広瀬橋の橋脚とその向こうのJR線鉄橋。
けっこうイケてるのではないでしょうか。

ちょうど広瀬川にはハクチョウやカモが泳いでいたので、そちらも試しに撮ってみました。

E-M1, PC150769
F3.5解放, 1/800sec, ISO200

なかなかの写りです。
ハクチョウの朝日に照らされた背中が少々にじみがちかもしれませんが、ひとつ絞ってF5.6にすれば問題なさそうです。