2011年12月24日土曜日

展望広場へ11ヶ月ぶりに - 2011/12/24青葉の森

OLYMPUS E-420
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8

E-420, PC248925
F5.6, 1/4000sec (-0.3EV), ISO400

三居沢から青葉の森に入るときは、少し上がってすぐ道が二手に分かれ、左なら尾根伝いに奥へ、右なら展望広場を経てもう一方と合流・・・となります。
しかし、展望広場側の道は崩落個所があり、ずっと通り抜けられない状況でした。

でも、今日は昨日の雪が残っているのではと期待して、展望広場のほうへ行ってみました。
ここでは、今年1月に一度だけ訪れた際(このときも雪が積もっていた)、初めて岩についているコケの写真を撮った思い出があります。

今日もコケを撮ってみましたが、なぜかピンぼけを連発。
まともな写真がほとんどゲットできず残念な結果に。

しかし、ちょっと溶けかかってまた凍ったようなサクサクの雪に、動物のあしあとを発見しました。
タヌキかキツネか・・・?

2011年12月18日日曜日

久しぶりの青葉の森 -2011/12/18

RICOH GXR + S10
OLYMPUS E-420
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8

11月12日以来、かなり久しぶりの青葉山訪問です。

仙台は、2日前の12月16日に少しまとまった雪が降りました。(そのときの日記をご参照ください)
少し積もるほどの雪でしたが、市街では次の日にはあらかた溶けてしまいました。

今日は、管理センターに車を置いて、せせらぎ広場のほうへ歩きましたが、途中ところどころまだ雪が残っているのが見えました。

RICOH GXR, R0010394

センターから400メートルほど降りていくと、三叉路に出ます。

RICOH GXR, R0010395
左に曲がり、さらに降りていきます。
岩がいくつか点在しており、そこにはスギゴケが生えています。

RICOH GXR, R0010413
RICOH GXR, R0010400
この時期、森の中はきれいな花もなく、「今日はコケでも撮るか」

今日の出動機材は、スナップ用のRICOH GXRと、E-420にOM 50mm F1.8と25mmのエクステンションチューブ1個のみ。かなりの軽装です。
じっくり撮る時間があまりなかったというのもありますが、12月に来たことがなかったのでどんな被写体があるか簡単な偵察のつもりということもあり、三脚もマクロレンズもなしです。

じっくり観察して、絵になりそうなコケを探します。
ほどなく、水のしずくがついた胞子体を発見。

E-420, PC188644
with OM EXTENSION TUBE 25mm
F2.8, 1/200sec (+0.3EV), ISO200

おそらく、覆っていた雪が日に照らされて溶け、水滴だけが残されたものと思われます。
コケもなんだかみずみずしい感じです。
エクステンションチューブをもう一つ、あるいは逆付けアダプターを持ってきていればもう少しアップで狙えたのですが、25mmチューブ一個ではそれほど寄れません。
この写真は、オリジナル3648x2736ピクセルを2736x2052枠でトリミングしています。

25mmチューブを付けて、レンズのヘリコイドもいっぱいまで伸ばして精一杯のクローズアップはこれくらいです。

E-420, PC188648
with OM EXTENSION TUBE 25mm
F2.8, 1/160sec (+0.3EV), ISO200

もう少し下へ回り込んで、手前のコケをぼかしてしまえばしずくの胞子体がもっと引き立ったかもしれません。寄れないときにはそれなりの工夫が必要ですね。
まだまだ修行が足りないです。

もう少し降りていって、せせらぎ広場が見渡せるところまで来ると、まだ日が当たっていない岩の上には溶けかけの雪が残っていました。そこにもスギゴケがいます。

E-420, PC188725
with OM EXTENSION TUBE 25mm
F2.8, 1/320sec (+0.7EV), ISO400

雪の間から顔を出した胞子体です。
この胞子体、中に胞子が詰まっていて、「壺」と「蓋」からできています。
岩や木についたコケやその胞子体は、今年の1月(つまり昨冬シーズンですね)に三居沢から上がったところにある「展望広場」で初めてじっくり観察し撮影して以来、密かにお気に入りの被写体です。

花や昆虫などがある季節はそちらに目が行ってしまいますが、派手な被写体がほとんどいなくなる冬の時期には、こういう地味で目立たない被写体をじっくり見ることができていいですね。

さて、岩の上の雪も、日が射してきてみるみるうちに溶けてきました。

E-420, PC188748
with OM EXTENSION TUBE 25mm
F4, 1/180sec, 内蔵ストロボ使用(光量1/64に制限), ISO400

溶けた雪の間から、コケが姿を現します。
撮影している間にも刻々と雪が溶けていって、少々焦りながら岩の表面をなめるように被写体探しをしている私の姿は、端から見ると「やばい人」みたいだったかもしれません。

通りがかりのお母さんと小さな息子さん連れ親子に「こんにちは」と声をかけられましたが、彼らは歩を早めて立ち去りました・・・

この日は30分ほどしか滞在できませんでしたが、その割にはまずまずの成果が挙げられてよかったです。

2011年12月11日日曜日

大崎八幡神社三之鳥居 -2011/12/11

OLYMPUS E-620
OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD
RICOH XR RIKENON 50mm F2
OLYMPUS E-420
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-W 28mm F2.8

今日訪ねた大崎八幡宮には鳥居が3つあります。
石段を上がった先にある「三之鳥居」



E-420, PC118508
 OM ZUIKO 28/2.8
F5.6(?), 1/160sec, ISO200

曰く

 享保三年(1718)、五代藩主伊達吉村公により寄進されたもので、篇額(へんがく)の「八幡宮」の三文字は藩主・吉村公自身の揮毫(きごう)である。
 その後幾度か建替・修復がなされたが、篇額の文字は建造当時のものであり、「八幡宮」の三文字の周囲は伊達家の家紋である「日の丸」「竹に雀」「丸の内に三ツ引両」「九曜」「蟹牡丹」「竜胆車」の六紋の装飾紋で飾られている。
 平成十六年に御鎮座四百年記念事業の一環として漆塗修復が行われた。

とのこと。
ではあらためて、伊達吉村公の手による「八幡宮」の文字をよーく見てみることにしましょう。

E-620, PC112479
ZD50-200/2.8-3.5
F2.8, 1/4000sec (-0.3EV), ISO400

「八」の字が鳥の親子のようになっています。
これは意図的なデザインなのでしょうか?たぶんそうではないでしょうか。
大変趣のある篇額ですね。

今まであまり意識したことはなかったのですが、このような由緒正しい大きな神社でなくても、事細かに見てみると面白い発見があったりしますね。

ちなみにこの篇額、RIKENON 50mm F2レンズでも撮ってみましたので、比べてみましょう。


E-620, PC112478
 XR RIKENON 50/2
F2.8, 1/4000sec (-0.3EV), ISO400

若干アングルが異なりますが・・・
さすがにこれだけ光を反射して輝いていると、にじみが目立ちます。
でも、これも味だと見ればけっこう趣深いです。

50mmレンズ比較実験 -2011/12/11大崎八幡神社

OLYMPUS E-620
OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD
RICOH XR RIKENON 50mm F2

今日は日曜日でしたので、朝の広瀬川に始まり、昼前の大崎八幡神社、そして西公園の桜岡大神宮と自転車ではしごしながら写真を撮って回りました。

大崎八幡神社は3月の震災のあと一度訪れました(3月19日でした)が、それ以来です。
地震の被害の跡がまだ残っていました。

さて、今回はちょうどデジタル用の50-200mmズームレンズと、30年前のRIKENON 50mmレンズを持ち合わせていたので、同じ場所から同じようなアングルで撮り比べをしてみました。

まずは、50-200mmズームレンズを50mm F2.8で撮ってみたのが次の写真です。

E-620, PC112472
F2.8, 1/3200sec (+0.3EV), ISO400

これに対して、RIKENON 50mm F2をF2.8にして撮った写真がこちら。


E-620, PC112473
 F2.8, 1/3200sec (+0.3EV), ISO400

狛犬の顔にピントを合わせたので、その付近をアップにしてみます。




上がデジタルレンズ、下がオールドレンズです。
いかがでしょうか。

なんとなく、RIKENONレンズのほうがシャープに写っているように見えます。
50-200レンズと違ってRIKENONレンズを使った撮影では(当然のことながら)MFです。けっこう苦労してピント合わせをしたのですが、思いの外うまくいきました(50-200mmレンズでは言うまでもなく「ピピッ」と一瞬です)。

色はあっさりした感じですね。

あらためて、RIKENON 50mm F2レンズの描写力を再認識しました。

2011年12月3日土曜日

RICOH GXR MOUNT A12

RICOH GXRは、撮像素子とレンズがパッキングされたレンズユニットを差し替えて使う仕様になっています。
今回は、RICOHがGXRボディの販売促進のため身を切って(?)出したS10ユニットとのセットを買いました。
良い感触がつかめれば、GR LENS A12 28mm F2.5ユニットを導入しても良いかな、と思っています。

さて、かなり気が早いですが、このGXRシステムには
GXR MOUNT A12
というものがあります。
Leica Mマウントレンズが装着可能なマウントユニットです。

近代インターナショナルでは、Mマウントアダプタとして
OLYMPUS OM-Leica M
PENTAX K-Leica M
を出しています。

私はすでに、PENTAX K-4/3アダプタを所有しており、XR RIKENONレンズをOLYMPUS E-420/E-620に装着して楽しんでいます。

GXR MOUNT A12とLeica Mマウント用アダプタを導入すれば、OMレンズやRIKENONレンズをGXRで楽しむことができるようになります。
撮像素子が4/3より大きいAPS-Cサイズを採用しているので、装着したレンズの焦点距離は35mm判で1.5倍相当です。

impress watchの記事で、XR RIKENON 50mm F2を使った実写テストが紹介されています。
なんだか欲しくなってきました(気が早すぎ)

RICOH GXRデビュー -2011/12/03

RICOH GXR
RICOH LENS S10 24-72mm F2.5-4.4VC

11月30日に購入したRICOHのGXR。
この日初めてシャッターを切ってみました。

記念すべき初ショットはこちら

R0010001
F2.5, 1/70sec, ISO100

RAWファイルを、Adobe Photoshop Lightroom体験版を使って現像しました。
ホワイトバランス(WB)を「曇天(6500K)」に変更した以外はほとんど触っていません。
これ以降も同様の現像処理を行いました。
・・・というか、ソフトの操作に慣れていないためにほとんどいじることができないだけなのですが。

R0010009
F2.5, 1/55sec, ISO100

R0010013
F2.5, 1/35sec, ISO100

これら2枚は、放送大学宮城学習センター(旧東北帝国大学理学部)の敷地内で撮ったものです。
この日は、写真をご覧になるとわかるように雨が降っていて、しきりに葉が落ちていました。

傘をさしながらの撮影でしたので、片手で持って撮影ということになります。
ISO設定をオートに設定して、1枚目は絞り優先モードで、あと2枚はプログラムモードで撮影しました。ISOが100とか200でシャッター速度1/10秒なんていう設定になり、ブレてしまったショットもいくつかありました。

このあたりは、適切な設定で撮影するように注意しなければならないかもしれません。
レンズの焦点距離も、ステップズーム設定にすれば段階的に動かせる(24, 28, 35, 50そして72mm相当の飛び飛びに)ので、いろいろな焦点距離でそれぞれの画角を試してみようと思います。

28mmがしっくり来れば、将来はGR 28mmレンズユニット導入も考えられます。
GRの名を冠したレンズはRICOHの自信作とのことですから、それも悪くないです。

でも、ちょっと試した感じではこのS10レンズユニットも十分な写りです。
このカメラは、「ワイド&マクロ」をメインにしていこうと思っています。

今後が楽しみです。

2011年12月2日金曜日

ヤツデの花 -2011/11/29

OLYMPUS E-420
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8

11月29日(火)のお昼休みに、自転車で良覺院丁公園(仙台市青葉区片平1丁目2-5)へ。
日当たりの良い一角に、ヤツデがあります。

この日は久しぶりにOMレンズをE-420につけて持って行きました。
OMエクステンションチューブの25mmのものを装着し、アップで狙います。



E-420, PB298444
F2.8, 1/400sec (+1.0EV), ISO200
やはりOMレンズの写りはやわらかいです。
この写真を含め、何枚かを組にしてフォトパスに投稿しました。>>>こちら

ヤツデの花には、クロヒラタアブやツマグロキンバエ、オオクロバエなどが集まってきていました。



E-420, PB298435
 F2.8, 1/1250sec (+1.0EV), ISO200

これはおそらく、オオクロバエだと思うのですが・・・
けっこうせわしなく動いていて、なかなかピントを合わせられず苦労しました。
ハエは「オスは目がくっついている」「メスは目が離れている」のが一般的だそうで、だとすると彼はオスですね。

この写真もフォトパスに投稿しましたので、よろしければご覧ください>>>こちら

RICOH GXR用に適したポーチは?

衝動買いしたRICOH GXR

やっぱりOLYMPUS PEN E-P3かE-PL3にしておけばよかったかなあ・・・などと早くもちょっぴり後悔しつつ、それでも買ってしまったGXR、使ってやらなければ。

気軽に持ち歩いて、いざというとき即座に取り出し、撮影後即収納!という便利なバッグかポーチがあればいいなあ、と思っています。

これは良さそうです。

BLACK RAPID SNAP R35

肩から提げたポーチにカメラを収納しますが、カメラはストラップにつながっていて、落としても大丈夫!

昔から気に入って使っているLowepro(ロープロ)のポーチもいいかも・・・

もう少し検討したいと思います。

OLYMPUS PEN E-PL3という選択肢

先日ほとんど衝動買いのような形で入手したRICOH GXR。
使い勝手は実際使ってみないとわかりませんが、画質は心配ないと思います。

しかし、ここへきてにわかに
OLYMPUS PEN E-PL3(E-P3ではなく)が急浮上してきました。
というのは・・・

画質はE-P3同等(ということはE-5同等かそれ以上)
液晶のアングル可変(上はほぼ垂直、下も向けられる)
パンケーキ17mmF2.8レンズを使えばコンパクトカメラ並みの扱いやすさと34mm相当の使いやすい画角
ボディもコンパクトで、いま持っているFuji FinePix F11代替にもギリギリ堪えられそう

最後の「ボディデザイン」について、これまでは「手になじまない薄さ」が気になっていました。
しかし、サードパーティ製のグリップをつければかなり改善されそうだという情報が・・・

リチャードフラニエック OLYMPUS PEN Lite E-PL3/ mini E-PM1専用カスタムグリップ
ユーエヌ E-PL3/E-PM1用グリップ

両面テープで接着する力業がやや心配ですが、これでグリップ感が劇的に改善されるなら、こちらのほうがよかったかも。
ただ、価格は今回購入したGXRよりも1~2万円割高になりますが。

コンパクトデジカメの葛藤とRICOH GXR購入

このブログでは、今のところ100%デジタル一眼レフとその撮影、写真しか扱っていませんが、私はOLYMPUSの一眼レフE-420, E-620のほかに古いコンパクトデジタルカメラ、FujifilmのFinePix F11も持っています。

これまではスナップ撮影にしか使っていませんでしたが、最近「お散歩しながら気軽に花マクロ」「一眼カメラ使用時のサブ機」としてもう少し活用しようかと考え、持ち出すようになってきました。

すると、意外に使い勝手が良いことを再認識するように。
片手で取り出し、撮影、収納がワンタッチ、しかも光の状態さえ整っていればそこそこ良く写る・・・
朝の出勤や昼のお散歩、出張先などで活躍しそうです。
もちろん、本格的にE-420やE-620を持ち出して撮影するようなときにも、状況証拠写真を撮ったり気軽なスナップを撮る分には重宝します。

しかしマクロ撮影に本腰を入れてみると、ときどきピント合わせに不具合が出る症状が出ることがわかりました。
手動でピント合わせができないこのカメラでは、これは致命的です。

ちょっと調べてみると、このカメラは6年前発売、しかも発売直後に購入したもので、かなり年季が入っています。
(くわしくは、別ブログのこの記事をご覧ください)

そこで、このFinePix F11を置き換えるカメラについて考えることに。
基本コンセプトはやはり、F11並みのコンパクトさと手軽さ優先です。

コンパクトデジカメとすれば、
RICOH GR Digital IV(28mm相当単焦点、画質にこだわり)
RICOH CX6(28-300mm相当ズーム、12月3日に販売開始予定)
が候補に挙がりました。

OLYMPUS党の私としては、コンパクト初のZUIKOの名を冠するレンズ搭載XZ-1も考えましたが、デザイン重視で持った感じがしっくり来ないので、早々に候補から脱落。
PEN E-P3もかなりいい線いっていますが、ちょっと大きいのと中途半端に本格的で既存の一眼レフカメラと出番がかち合う・・・

すると、上記RICOHの2機種に絞られるのですが、F11ではほとんどズームを機能させず専ら広角端(36mm相当)のみを使っています。従って、単焦点のGR D IVがかなりいいところまで来そうです。持ってみると、複数の他機種を触ってみた感触と比較してもかなりいいグリップ感です。特に片手で持ったときの安定感は抜群です。が、気になるのは現在メインで使っている画角よりさらに広角の単焦点という点です。
GRレンズの画質には定評があるようですので、とても魅力的なのですが・・・
価格が高いのもネックです。
じゃあ、CX6が発売になったら店頭で触ってみてこちらを検討すればよい、ということになります。

ところが・・・
ヨドバシカメラでいろいろいじっていると、同じRICOHのGXRがいい感じ。これは本体にレンズユニットを組み合わせて使うタイプで、GR D IVと同様のGR 28mm 相当F2.5単焦点レンズも選択可能かつ24-72mm相当のズームと組み合わせれば、CX6程度の価格に抑えられるということがわかると、にわかにこちらが良さそうな気になってきました。

・・・ということで、そのまま購入決定。(11月30日)
本体とズームレンズのセット、そしてメディアと液晶保護フィルムと合わせて5万円ちょっとの買い物でした。

でも、買った直後にかすかな後悔も・・・
まずは使ってみてですね。

2011年11月27日日曜日

E-620縦グリ付きで親指AFはムリ?

先日の記事で「親指AF」について書きました。そしてE-420で実地テストも行いましたが、まだ自由に使いこなすレベルにまでは達していません。

さて、修理から帰ってきたE-620でもE-420のように親指AFを試してみようかと、AEL/AFLボタンをAFに割り当て設定をし、いざ!・・・あらら?

横位置で構えたときは問題なく親指AF可能でした、が!
縦位置にして縦グリのシャッターボタンに指をかけると・・・AEL/AFLボタンが遠くて届かない。

これはダメじゃないか?
縦グリシャッターボタンだけは独立に、半押しAF全押しレリーズ設定にできないものか・・・
結局、一瞬でもとに戻すはめに。残念。

緑水庵の紅葉 -2011/11/27

OLYMPUS E-620
OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD

このブログではまだ記事にしていませんでしたが、実は11月23日に無事E-620が修理から戻ってきました。
詳しい経緯は別ブログの記事でどうぞ。

すでに、このE-620と最近購入した50-200mmズームレンズの組合せは試しているのですが、手持ち撮影は慎重にやらないと手ブレ続出です。
また、持ち歩くときは左手でレンズを持ち、右手はボディに添えるだけというスタイルが多いので、そのうち左腕が疲れてきていざというときにプルプル震えてしまいます。
やはりストラップが必要なのでしょうか・・・(現在はノーストラップ)

広瀬川で冬鳥たちや植物など、また季節柄紅葉などを撮って使い心地を試しているところです。
今回は、フォトパスに久しぶりに作品を投稿し、これがE-620と50-200mmレンズとの組合せ第1号となったので、とりあえずリンクをここに記録しておきます。

場所は仙台市青葉区片平にある茶室、緑水庵です。
ここには日本庭園があるのですが、茶室と庭園、月2回の火曜のみ公開となっているので、普段は門が閉まっています。
そこで、塀の外から覗き込むように撮るしかないわけですが、今日は天気も良く日が射して庭園内の木の葉を照らしたり透かしたり、とても綺麗でした。

でも残念なことに、今年の仙台市街では紅葉の色づきが良くないのです。
夏秋の天候のせいでしょうが、まだ緑のままの葉もけっこう残っています。色づいた葉も、なかなか真っ赤にならずまだらのものが多いです。

さて、今回フォトパスに投稿した作品はこれ。(フルサイズはフォトパスギャラリーのページでどうぞ)

E-620, PB270632
200.0mm F3.5開放, 1/400sec (-1.0EV), ISO400

これは緑水庵正門脇の塀から覗き込み、庭を通り越して裏門の外にあるカエデの木を見たものです。
絞りは開放にしていますが、さすがデジタル専用レンズ、良い画質です。
このとき撮影したほかの写真もいくつか別ブログに投稿しています。よろしければそちらもご覧ください。

何とか機会があれば、まだ今シーズンもう少し紅葉を相手にシャッターを切りたいと思います。

2011年11月25日金曜日

【私のカメラ史メモ】E-420購入の顛末回顧録

ちょっと前に、このブログで
「【私のカメラ史メモ】E-620購入秘話(?) 」という記事を書きました。

その中で、イントロとしてE-420購入のいきさつを少し書きましたが、いかんせん3年以上も前のこと、細かいことは覚えていませんでした。

しかし、購入したその日の日記が別ブログで発掘され、読み返していると懐かしくなったのでここでも引用しようと思います。

記事はこちら
2008年5月27日付「デジイチ買っちゃいました」

購入当時の心の動きが蘇ってきました。



E-420は2008年4月中旬発売。購入したのが5月末ですから、けっこう発売直後です。
でも、上記の記事を見ると発売当初から気にはしていたようですね。

購入したときは、その年の夏に予定されていたチューリッヒへの出張を念頭に置いていたとは思いますが、特に想定した被写体はなかったように思います。

まさか、高校時代から使っていて押し入れに眠っていたOMレンズが蘇り、花マクロにハマってフリーアングル液晶のE-620、さらに中古のOMレンズを買うなんてことになろうとは、そのときには思いも寄らなかったことでしょう。

2011年11月16日水曜日

ミコシグサ -2011/11/11,16土樋付近

OLYMPUS E-420
OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5

11月11日(金)の朝、ZD50-200mmズームレンズの初テストで撮ったミコシグサ(ゲンノショウコの種が爆ぜたあと)


E-420, PB118280
 200.0mm
F3.5開放, 1/320sec, ISO400

同じ花を、本日11月16日(水)朝にも通りかかって見てみると・・・


E-420, PB168401
 with EC-14, 143.0mm
F4.5, 1/160sec, ISO400

振り上げていたみこしが下ろされていました。
こういうものなのか、それとも昨晩降った雨のせいか・・・

余り寄れていないのは、前回よりも薄暗いためにシャッター速度が稼げず手ブレを抑えきれなかったためです。
縦位置に出来なかったのも、E-420で縦位置に構えるとかなり不安定となり、手ブレが大きくなってしまうのです。
三脚を使えば何の問題も無いのですが、出勤に三脚を持ち歩くわけにもいかず・・・

やっぱり早く、E-620が戻ってきて欲しいです。

ZD50-200mmレンズとEC-14初挑戦~惨敗

OLYMPUS E-420
OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD

先日、新導入レンズの試し撮りをしてみたところ、想像以上に好感触を得ました。
そこで、今回はレンズと一緒に購入した1.4倍テレコンバータEC-14を装着して、70-280mm F4-5相当の望遠レンズとしての使い勝手を試してみることにしました。

やはりフィールドは広瀬川、朝の出勤時の短い時間ですので十分とはいえませんが、感触は掴みたいです。

組み合わせるボディはE-620が良いのですが、現在は入院中ですのでとりあえずE-420です。
手ブレ補正機構がないので、ちょっと厳しいかと予想はしていましたが・・・結果的に予想的中ということに。

前回のテストではとても天気が良く、シャッター速度が稼げたので良かったのですが、今回は天気こそ良いものの、日照に恵まれずやや薄暗い中での撮影となりました。
しかもテレコンバータで焦点距離がさらに長くなっていて、これを手持ちで使うのですから、やや無謀な条件かもしれません。

さらに今回は、先日設定した「親指AF」の初テストでもあるのです。ちょっと無茶しすぎたかもしれません。

最初は、親指でフォーカス、人差し指でレリーズという連係動作を頭で考えて行っていたので、ホールディングがおろそかになり、手ブレを量産してしまいました。


E-420, PB168326
 望遠端(283mm)
F5.0, 1/400sec, ISO400

カモさん三兄弟(?)が左から右へ、一緒に泳いでいる手前でサケがはねた・・・の図です。
でも、思い切りブレてしまいました。
「親指押して・・・そして人差し指ぃ」とかやっていると、どうしてもホールディングがおろそかになります。


E-420, PB168394
 76.0mm
F5.0, 1/4000sec (-1.0EV), ISO400

宮沢橋越しに見た初冠雪の泉ヶ岳方面です。
偏光フィルターを持ってきていれば、もう少しクリアに撮れたのですが・・・残念です。
シャッター速度を考えると、もう少しISO感度を低く抑えれば良かったかとも思われます。

無理に望遠側へ持って行かずに、シャッター速度も稼げるように気をつければ、問題なく撮れます。
ただ、この写真の場合はEC-14をつける理由はないですね・・・

手ブレ補正が効くE-620が戻ってくれば、もっと手ブレ発生率は劇的に下がるはずです。
また、縦グリをつけていれば縦位置での撮影時、構えが安定するのでより効果的でしょう。
はやく戻ってきて欲しいものです。

E-420がもう一台欲しくなってきた

今、手元にOLYMPUS E-620ボディがありません。

そのわけを知りたい方は過去の記事で予習を。

E-620を襲った悲劇
E-620やっぱりやばい?
E-620最後のショットたち
E-620修理の見積り来る

というわけで、最近(勢いで)買ったOLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWDズームレンズをE-620で試すことができずにいます。

そこで、2回ほどE-420に装着して朝の出勤途中の広瀬川で試し撮りしています。
しかしこのE-420、ふつうの状態ではありません。

ZD50-200ズームレンズをE-420で試したときの様子と、E-420の特殊事情に関する情報は以前の記事に書いてあります。よろしければ

こちらの記事

をご参照ください。

いまのE-420は、AF撮影には不向きな仕様となっています。
ZD50-200レンズを試してみて、E-420で不利な点を考えてみると、意外にも唯一

手ブレ補正機構がないため、暗い場所での撮影や手持ち撮影では厳しい

だけでした。
AFの合焦スピードも十二分に速いし、ビシッと決まったときの画質も申し分ない。

「私の」E-420固有の問題が、

フォーカシングスクリーンを交換してしまっている

ことなのです。
もとへ戻すことも出来ますが、MF仕様と切り替えて使うには手軽な作業とはいい難い・・・

となると、AF撮影用のE-420がもう一台欲しくなるという、とんでもない方向へと考えが及んできました。これはかなりやばいです。
もしかして、
E-620は望遠用、E-420は広角用
などという役割分担も考えられたりして・・・

広角なら手ブレの心配もかなり軽減されますし。

・・・それならいっそPEN E-P3にしてしまったほうがよいかもしれませんが。

2011年11月15日火曜日

E-620修理の見積り通知来る

先日、青葉の森で不慮の事故により浸水の憂き目にあった我が愛機E-620。
修理の見積もりに出していたのですが、本日電話連絡が来ました。

2万7千円ちょっと。

中に水が入ってしまったために、基板交換となったようです。
ちなみに、修理費がべらぼうだった場合には最悪「修理を断念して中古のE-620購入」というケースも考えて、カメラのキタムラWebで中古価格を見ると約3万2千円ほど、マップカメラでは3万円を切るものも・・・

ほとんど中古品に買い換えるのと同じ費用になりますが、やはりどのように使われたのかわからない中古よりは、2年間おつきあいしたボディを修理して使うほうが断然いい!
ということで、修理を依頼することにしました。

2週間ほどで戻ってくるそうです。
来月からはまた活躍してもらいます。

先日購入したZD 50-200mm ズームレンズとの初顔合わせも楽しみです。

親指AFなるもの

通常、オートフォーカス(AF)撮影では、

1.シャッターボタン半押しでピント合わせ
2.半押し状態キープでフォーカスロック
3.シャッターボタン全押しで露出(撮影)

となっています。
しかし、この「半押し状態でキープ」というのがきつい場合もけっこうあります。
指を離してしまうとロックが解除されて、あらぬ場所にピントを合わせ直されてしまったり、逆に半押しがキープできずに関係ないタイミングでシャッターが切れてしまったり・・・

そこで、巷では「親指AF」なるものが存在するそうです。
どういうことかというと、

同じシャッターボタンの「半押し/全押し」を「フォーカスロック/撮影」に割り当てるのが問題だ!
別ボタンに分けてしまえ!

ということで、AEL/AFLボタンをフォーカシングに割り当ててしまうのです。

今、E-620は入院中ですので
E-420で「親指AFモード」に設定してみたいと思います。

マニュアルの94ページにも記述がありますが、親指AFモードにはmode1~mode4まで4種類のモードが用意されています。
そのうち、mode4はC-AFのみ対応となっており、またmode1とmode2はAEL/AFLボタンを押している間露出設定をロックする、いわゆるAEL機能を使うモードですので、必然的にmode3を選択し、AEL/AFLボタンでAFL機能を発揮させるようにすることになります。

「menu」から「スパナマーク1」そして「スパナマークB」の「ボタン/ダイヤル」へ。そして「AEL/AFLモード」へ進んで設定します。

明日(11月16日)は、自転車出勤して広瀬川で「親指AF」の具合を確かめてみようと思います。
天気予報では朝の気温がかなり低いようなので、気合いを入れて掛からなければならないかもしれません。

がんばります!

2011年11月13日日曜日

リンドウ?その一週間後の姿 -2011/11/12青葉の森

OLYMPUS E-420
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8

11月12日、ちょうど1週間前に撮ったリンドウらしき花をもう一度見たくなり青葉の森へ。

管理センターからせせらぎ広場、そして花木広場に向かって歩きますが、さすがに色鮮やかな花は見かけません。
わずかに色のついた花といえば、かなり終盤のアキノキリンソウくらいでした。

現場に到着すると、ありました!・・・ん?
花がみな閉じています。


E-420, PB128307
F4, 1/100sec (with 内蔵flash), ISO100

この花は先週も撮影した「地を這うリンドウ」です。
開いて、たぶん受粉して実になろうかという勢いで子房が育っていた、と思っていたのですがぴっちりと閉じてつぼみのようです。



E-420, PB128298
 reverse
F2.8, 1/80sec (-0.7EV), ISO400

レンズを逆付けにして、ほんの少しだけ絞りました。
やはりつぼみではなく、一度(いや一度ではないかも)開いたあとまた閉じたものなのでしょうか?


E-420, PB128303
 reverse
F4, 1/100sec (with 内蔵flash), ISO100

「きゃー!」
ホラーのようです。
しつこくレンズを向けてパシャパシャやっていたら、中のほうへ逃げられてしまいました。

ほんとうにこれはリンドウの花なのでしょうか?
そして、花は開いたり閉じたりするのでしょうか?

リンドウ? -2011/11/05青葉の森

OLYMPUS E-620
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5

先週11月5日(土)に訪ねた青葉の森では、E-620が大変なアクシデントに見舞われ、記憶に残る日となりました。
事故現場は旧わんぱく広場下の沢沿いに歩いているときでしたので、足取りも重く意気消沈の状態で沢沿いを進みます。

事故のあと、なんとか撮影は可能だったので
沢わき(わんぱく広場の崖の真下)の平地でドクベニタケを、わんぱく広場に上がってキッコウハグマを撮り、さらに歩いて花木広場のほうへ。

広場の沢側には、淡い紫色の花がいくつか咲いているエリアがありました。周辺を歩いてみましたが、極限られた範囲で咲いているようでした。


E-620, PB057327
 F5.6, 1/80sec (+0.3EV), ISO400

細長い葉が2枚ペアで向かい合わせに(これを「対生」というそうです。ちなみに1枚ずつ互い違いについている場合は「互生」といいます)。
茎はわりとひょろっとしています。この写真ではきちんと立っていますが、なかには重さに耐えきれないからか、地面を這うように横に伸びているものもありました。
でも、花はどの株も上を向いていました。

花の色は、もう少し淡いピンクのような紫だったのですが、写真に撮るとどうしてもブルーのように写ってしまいます。同じような色のスミレの花のときも同じ現象が起きましたが、人間の視覚とカメラの撮像センサーの違いが如実に出る色合いなのかもしれません。

スミレのときは画像処理で見たときの印象に近い色合いを出そうと努力したりしてみましたが、今回は見た目とはかなり違う色合いのまま調整していません。

開いた花を覗き込んで中を見てみると、いくつかの違ったパターンがありました。

おしべが真ん中に集まって束になっているもの
E-620, PB057341

F5.6, 1/50sec (-0.7EV), ISO400

これはおそらく、若い花なのではないかと思います。

おしべがひろがって、ツボのようになった花の内壁についているもの
E-620, PB057329
F5.6, 1/60sec (+0.3EV), ISO400

これは花としては終盤にさしかかっている?

そして(おそらく)子房が膨らんで外からも見えるようになっているもの
E-620, PB057338

F5.6, 1/50sec (-0.7EV), ISO400

このリンドウは、茎が地面を這い、先の花が付いているところだけ上を向いていました。

~~~
最初にこの花たちを見たときは、「リンドウに似ている花だなあ」と思っていました。
私のリンドウに対するイメージは、もっとがっしりしていて花がたくさんついているものでしたので、ここにいる花たちはいかにもひ弱でひょろひょろ、花もひとつしかついておらず、別の種類だという印象を持ったのです。

このあたりは日当たりが決して良いわけではないので、もしかしたら日照不足でひょろひょろに、そして花も一株にひとつしかつけられなかったのかもしれません。

2011年11月12日土曜日

今年のキッコウハグマを振り返る~その3 -2011/11/12青葉の森

今年のキッコウハグマを振り返る、その第3回です・・・が、これが最終回になってしまいます。
もっと写真を撮っていたと思っていたのですが、意外と撮っていませんでした。

10月10日にも青葉の森には足を運んだのですが、いたるところでキッコウハグマに出会うものの、みなつぼみのままだったので特にレンズを向けることもなかったのかもしれません。
10月1日に訪れたときに何枚か撮っていた、ということもあるかも。

第1回のときに披露した、スギヒラタケとのツーショット、もう一回くらい撮っていたかと思ったのですが、シャッターは切っていませんでした。残念。

さて、最終回は本日11月12日です。
午後の2時間ほど、森の中を歩きました。


持ち込んだ機材は
OLYMPUS E-420ボディ
OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD 望遠ズームレンズ
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 135mm F4.5
OLYMPUS Electronic Flash FL-36R
でした。

11月5日に来たときにはぽつぽつと咲いていたキッコウハグマでしたが、残念ながら花期をほぼ終了していました。

でも、せっかくなのでふさふさの出たキッコウハグマを撮ってみることに。
OM 135mmマクロとZD50-200mmズームで撮り比べしてみました。

まずはOMレンズのほうから。


E-420, PB128313
 OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 135mm F4.5
F4.5開放, 1/100sec (with 内蔵flash & FL-36R), ISO100

ちょっと左側が詰まりすぎたフレーミングになってしまいましたが、なかなかの写りです。
いま、E-620が修理のための見積もりに出されていて手元にないので、E-420ボディひとつだけでの撮影なのですが、「E-420ボディにOM 135mm F4.5マクロレンズ」という組合せは初めてです。
E-620が戻ってきたら、また同じような状況にならない限り二度と実現しないかもしれません。
その意味では貴重な写真(?)といえるかもしれません。

次に、ZD 50-200mmズームレンズで。



E-420, PB128311
 OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD
F4.5, 1/180sec (with 内蔵flash & FL-36R), ISO100

比較のために、同じ焦点距離と絞りに設定しようとしたのですが、焦点距離はうまく135mmにすることができず117mmになってしまいました・・・
その場でズームレンズの「現在の焦点距離」を表示させることはできないものでしょうか?

これら2枚の写真はいずれも、内蔵フラッシュを光量1/64に絞って焚き、RC(リモートコントロール)モードにしたFL-36Rにディフューザーをつけて、向かって右側からTTLオート発光させています。
写真をよく見ると、地面に近い葉の右側にわりと濃い影がクッキリとできています。
比較のために、フラッシュを使用せず自然光だけで撮影した写真も披露します。



E-420, PB128313
 ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD
F4.0, 1/3sec, ISO100

かなり明るい雰囲気になりました。
このときは午後3時半過ぎで、けっこう薄暗くなっていたのですが。
強い影も出ないので、全体的にフラットな感じになっています。
このキッコウハグマ、まだつぼみがついているように見えますが、これはおそらく閉鎖花といって開くことなく中で自己受粉している花と思われます。

てっぺんあたりにいくつかある、ふさふさになっているのが花が咲き終わったものです。

やはりデジタル用レンズだけあって、さすがの写りです。

しかし、
OM 135mm F4.5マクロレンズもなかなか健闘しました。

この写真では、50-200ズームでも十分対応できる、1.2m以上の距離をおいていますのでマクロ撮影というわけではなく、OMマクロレンズでも長さ可変のOM 65-116mmエクステンションチューブをほとんど伸ばしていない状態での撮影条件でしたので、もっとクローズアップするような場合は、このレンズならではの出番となることでしょう。

もっとも、後々ZDレンズ用のエクステンションチューブ、EX-25を導入したならば、50-200レンズでも50mm広角端で35mm判換算等倍までのマクロ撮影が可能になります。こうなってくると、OMマクロレンズの出番が大幅に奪われることになってしまうかも・・・

OM非マクロレンズに長いエクステンションチューブをつけて絞りを出来る限り開け、デジタルレンズでは出せない雰囲気を狙う、という場面ではまだ活躍の場は十分残されているでしょうが。

今年のキッコウハグマを振り返る~その2 -2011/11/05青葉の森

OLYMPUS E-620
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8

つぼみの期間が長かった青葉の森のキッコウハグマ。
もっと写真を撮っていたと思っていたのですが、意外と撮っていませんでした。


10月10日にも青葉の森には足を運んだのですが、いたるところでキッコウハグマに出会うものの、みなつぼみのままだったので特にレンズを向けることもなかったのかもしれません。

10月1日に訪れたときに何枚か撮っていた、ということもあるかも。

第1回のときに披露した、スギヒラタケとのツーショット、もう一回くらい撮っていたかと思ったのですが、シャッターは切っていませんでした。残念。

そして久しぶりに訪ねた青葉の森。
咲いているキッコウハグマの花を発見。思わず声が出ました。

そのときE-620ボディに装着されていたレンズはOM 50mm F1.8。
まず、引きで全体像を撮影・・・しかし残念ながらみなピンぼけで泣く泣くボツです。

まともに撮れたのは、このレンズにOM 25mmエクステンションチューブをつけて狙ったクローズアップです。


E-620, PB057258
 OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8
OLYMPUS OM EXTENSION TUBE 25mm
F1.8開放, 1/250sec, ISO400

やわらかいムードを狙った絞り開放です。はるか下の方に亀甲の葉があるはずですが、大きくボケて識別できません。

絞り開放ではもう一枚。


E-620, PB057259
 F1.8開放, 1/200sec, ISO400

少し視点を下げて、横から撮ってみました。
後ろのつぼみ(?閉鎖花かも)もボケて、開いている花だけにピントが来ました。


E-620, PB057263
 F4, 1/60sec, ISO400

少し絞るとクッキリした印象に。



E-620, PB057266
 F1.8開放, 1/250sec, ISO400

この写真はエクステンションチューブなしです。
枯れ葉が積もる地面から伸びた茎と、一つだけ咲いた白い花。そして辛うじて姿がわかる葉。

だいたいどれも、一株に花は一つだけという感じでした。2つ以上花が開いているものもいくつかありましたが、たいてい1つが茶色くなっていて、シャッターを切るモチベーションが上がりませんでした・・・

さて、やわらかいタッチの写真を一通り撮ったあとで、OM 50mm F3.5マクロレンズでも狙ってみることに。


E-620, PB057308
 OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5
F3.5開放, 1/125sec (-0.7EV), ISO400

やはりマクロ専用レンズだけあって、絞り開放でもいい写りです。
下にボケながらもしっかり形がわかる葉が写っています。


E-620, PB057315
 F5.6, 1/60sec (-0.7EV), ISO400

これは葉が主役です。ちょっと絞ってみました。

E-620, PB057318
F5.6, 1/30sec (-0.7EV), ISO400

花のほうもF5.6まで絞って撮ってみました。
このときはすべて自然光での撮影でしたが、フラッシュを使ってみるとまた違った印象の写真が撮れたかもしれません。


今年のキッコウハグマを振り返る~その1 -2011/10/01青葉の森

今日、11月12日に青葉の森を訪れたときは、すでに花期を終えていた仙台市青葉区、青葉の森のキッコウハグマ。

これから何回かにわたって、今シーズンのキッコウハグマをまとめてみようと思います。
とはいっても、それほど多くのショットがあるわけではありません。

たぶん、今年最初にキッコウハグマの写真を撮ったのは、10月1日だと思います。


E-620, PA016281
 OLYMPUS E-620
RICOH XR RIKENON 50mm F2
F4, 1/25sec (-0.7EV), ISO400

こもれび広場から沢のほうへ降りていき、橋のたもとの斜面で見かけたキッコウハグマです。当然まだつぼみですが。

「亀甲白熊」の名の由来となっているカメの甲羅のような葉の形がよくわかります。



E-620, PA016288
 OLYMPUS E-620
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 135mm F4.5
F5.6, 1/25sec (-0.7EV), ISO400

散策路から少し外れて、倒木に生えていたスギヒラタケの脇にいたキッコウハグマのつぼみです。葉は草に隠れて見えません。
この写真を撮ったときは、近いうちに花が咲いたときのことを想像して、予約撮影のつもりでシャッターを切った覚えがあります。
(結局、花が咲いているところを見ることはできませんでしたが)
この日、同じハグマのなかまのオクモミジハグマやオヤリハグマは花を咲かせていました。これらは葉も大きく花もたくさんついて、けっこう派手です。それに比べてキッコウハグマは葉も小さく、背も低くて花も小さい、あまり主張しない花です。

2011年11月11日金曜日

ZD50-200レンズ試し撮り -2011/11/11広瀬川

OLYMPUS E-420
OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5

先の記事で、新しいレンズを購入したことに触れました。
オーダーしてから、たった3日で届いてしまったこのレンズ、早速試し撮りに・・・となるところですが、残念ながらE-620は修理(するかどうか判断するための見積もり依頼)中のため不在。

どうしても新レンズを試したい、となれば
あとはE-420しかないわけですが・・・ご存知の通り、私のE-420はさまざまにチューンされてAF撮影、三脚使用撮影には適さない状態になっております。

TENPA x1.22 マグニファイングアイピース装着(これは特に支障なし)>>>顛末記事その1その2
Katz Eye Optics フォーカシングスクリーン換装(マイクロプリズム&スプリットマイクロプリズムがスクリーンの中央、かなりの部分を占め、しかもAFポイントを示す四角い枠は当然無く、フォーカス時の赤ランプも見えず)>>>顛末記事その1その2
純正ボディージャケット装着(グリップ感向上に絶大な効果だが、三脚固定ねじ穴を完全に塞いでいる)>>>顛末記事その1その2

もともと手ブレ補正機構を持たないE-420ですので、望遠でも手持ち撮影を余儀なくされるこのレンズではピンぼけボツとともに手ブレボツの危険性もかなり高いと予想されます。
さらに、約380グラムと軽量しかもコンパクトなボディは、この大きくて重い(約1キログラム!)レンズとの組合せでは、かなりバランスが悪いように思われ、手ブレの危険性がさらに高まります。

長々と書きましたが、つまり一言でいえば「あまり気が進まない」

でも、新しいレンズ(しかも実際にオリンパスプラザでさわってその良さを実感済み)を早く試してみたいという衝動は抑えきれず・・・朝、出勤時に広瀬川で試してみることにしました。

E-420, PB118209
F4.0, 1/640sec (+0.3EV), ISO400
横位置で撮ったものを縦位置にトリミング

200mm望遠端です。
かなりいい感じです。
ピントも「ススッ」と来ます。

E-420, PB118216
F4.0, 1/800sec (+0.3EV), ISO400
「カモは左にサケ右に」

E-420, PB118223
F4.0, 1/640sec (+0.3EV), ISO400
「産卵場所まであと少し」

E-420, PB118245
F4.0, 1/2000sec (-0.3EV), ISO400
「郡山堰の上にて」

E-420, PB118247
F4.0, 1/2000sec (-0.3EV), ISO400
「なかよしダック夫妻(?)」

70-300mmズームレンズとは明らかに格が違う描写。
これだけでも購入してよかった。

E-620が無事生還した暁には、このレンズと組み合わせていろいろな被写体で試してみたいと思います。