2013年5月26日日曜日

E-5ボディとOM 50mm F1.8レンズのコンビネーション -2013/05/26

OLYMPUS E-5
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5

かつては、オリンパスフォーサーズ一眼レフカメラを持ち出すときには必ずといっていいほど活躍したOM 50mm F1.8レンズ。
とくにE-420, E-620が主力だったときは、クローズアップレンズをつけたマクロから、逆付けマクロ、そしてエクステンションチューブをつけたマクロと、「花に寄る!」という私のスタイルをつくってくれたレンズです。

中古でOM 50mm F3.5マクロレンズを手に入れてから、このレンズのオールラウンドさが便利で、散歩のお供から青葉の森へ入っての気合いを入れたマクロ撮影までこのマクロレンズだけでかなりの部分をカバーしてくれるようになり、主力がE-5に移ると、ズームが必要なスナップ、望遠が必要な動物や鳥などのとき以外は、ほとんどこのレンズの出番となりました。

これら二本のレンズを一緒に森へ持って行って、同じ被写体、同じアングルで撮り比べる実験をしてみたこともありますが、それ以来あえて50mm F1.8レンズでマクロ撮影をすることもめっきり少なくなりました。

今回は、レンズ面の汚れを一通り掃除していたときにふと、しばらくご無沙汰していたこの50mm F1.8レンズを持って出てみたくなったわけです。

舞台はさわやかに晴れた西公園、桜岡大神宮の裏手の草むらです。
ハルジオンがたくさん咲いていました。今シーズンはまだ本格的にこの花を撮っていなかったので、丁度良い機会と早速試してみることに。

まずは、50mm F3.5マクロで一通り撮ってみました。

E-5, P5263824
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5
F3.5, 1/2000sec, ISO400

ちょっと被写体までの距離に余裕を持たせての撮影。
さすが!の画質です・・・が、なんだか物足りない。

たしかにきれいにくっきり写っているのですが、エキサイティングな感じはしません。

そのまま横からぐっと寄ってみます。

E-5, P5263828
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5
F3.5, 1/2500sec, ISO400

ほそい花びらの一本一本まできっちり解像しています。
ボケた部分もしっかりと形がわかる控えめなボケ味です。最初の引きの写真よりは動きが出てきた感じがします。

・・・でもやっぱりなにか物足りない。

そこで、OM 50mm F1.8レンズの出番です。

E-5, P5263844
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8
OLYMPUS OM EXTENSION TUBE 14mm
F1.8, 1/4000sec, ISO200

一気に画面全体が独特の雰囲気に包まれます。

E-5, P5263847
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8
OLYMPUS OM EXTENSION TUBE 14mm
F1.8, 1/1600sec, ISO200

まだ花期は始まったばかりですから、これから開こうとするつぼみもたくさんあります。
開ききった花よりも、これから開こうとつぼみをほぐしていく花のほうが、造形的にはおもしろさは格別です。

E-5, P5263850
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8
OLYMPUS OM EXTENSION TUBE 14mm
F1.8, 1/2000sec, ISO200

この雰囲気は、今のデジタル用レンズではぜったい出せないものです。おなじOMオールドレンズ、おなじ50mmという焦点距離であっても、マクロレンズとエクステンションチューブを入れた標準レンズでは、まったく異なる写りです。

この日はぽかぽかと良い陽気で、虫たちも動き始めていました。

E-5, P5263853
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8
OLYMPUS OM EXTENSION TUBE 14mm
F1.8, 1/1600sec, ISO200

たぶん、ホソヒラタアブです。お食事中は、長い舌をペロペロしてます。
レンズを近づけても、けっこうながいあいだ逃げずに食事を続けています。

E-5, P5263896
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8
OLYMPUS OM EXTENSION TUBE 14mm
F1.8, 1/1250sec, ISO200

こちらは、かなり強欲にお食事を続け、おなかがぱんぱんになってます。

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マクロレンズではないので、接写するためにはエクステンションチューブが必要です。しかし、チューブをつければ近眼になってしまうので、引きの撮影はできません。そのときはまたチューブを外さなければなりません。

このつけたりはずしたりが、なかなかやっかいです。

その手間を惜しまなければ、楽しい撮影ができると思います。

2013年5月19日日曜日

これはツクバネウツギ? -2013/05/19青葉の森

OLYMPUS E-5
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5

このブログでは、青葉の森の記事はながらくご無沙汰しています。
けっして青葉の森を訪れていないわけでも、写真を撮っていないわけでもありません。

今年の1月に行ったときの、霜柱の話題を最後に、青葉の森関連の記事を投稿してませんが、その後も月に2,3回、週末の土曜か日曜のどちらかは時間がある限り(相当短時間のときもありますが)行くようにしていました。

晩冬から早春にかけての話題がごっそり抜け落ちているのですが、それはまた機会があれば紹介するとして、今回はセリバオウレンもスミレもカタクリ、チゴユリ、イカリソウ、ユウシュンラン・・・みんなすっ飛ばしていきなり5月のツクバネウツギについての話題。

以前にも何度かこのブログで取り上げたツクバネウツギ。
過去の記事はこちらです。よろしければ見に行ってみてください。
いずれも2011年5月21日に青葉の森へ行ったときのネタをもとにしています。

ツクバネウツギ -2011/05/21青葉の森
ツクバネウツギ -2011/05/21青葉の森(芸術編)
ツクバネウツギ -2011/05/21青葉の森(芸術編~その2)
ツクバネウツギ -2011/05/21青葉の森(完結編)

今回も、ツクバネウツギらしき花が咲いているのを見つけて、早速写真を撮ってみました。

E-5, P5193589
2年前に見たツクバネウツギは、白い花でした。
しかしこの日見た花は薄いピンク色。つぼみは赤に近い色です。
葉の形やデザインもちょっと違っているように見えます。小振りで先がとがっていて、そしてイモの葉のように赤っぽく縁取られています。

E-5, P5193592
つぼみが開いたばかりの花はピンクというより赤か赤紫に近いです。
これはほんとうにツクバネウツギなのか?ちょっと疑問です。

もっとたくさん撮ったのですが、暗かったのでシャッター速度が思いの外遅くなってしまったようで、手ブレ続出となってしまい、残念です。

実はこの日、ヒメシャガも咲き始めていて、いよいよそんな季節になったか!という感じだったのですが、そのあたりはまた別の機会に記事にしようと思います。

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最近は、とれるカメラバッグにOLYMPU E-5とOM 50mm F3.5マクロに中間リング、望遠用にRICOH XR RIKENON 135mm F2.8レンズを入れて肩から提げるというスタイルが多いです。
OMのベローズマクロレンズたち(80mm F4、135mm F4.5)も持っていきたいですが、荷物になってしまうし、限られた短い時間で撮影するには向いていないので、いつも留守番ということに。
もっと出番を作ってあげたいのですが・・・