2013年8月24日土曜日

白いギボウシの花 -2013/08/24青葉の森

OLYMPUS E-5
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5

この年は梅雨が長引いたせいか、暑さがこたえる厳しい夏だったように感じられました。その暑さも少し落ち着いた8月24日、青葉の森へ出かけました。

メインターゲットは「ホツツジ」だったわけですが、この時期は森の至るところでギボウシの青紫の花を見かけます。

それほど気にとめることもなく歩いて行くと・・・花木広場から旧わんぱく広場のほうへ通じる道への出口付近で、ポツンと咲く白い花に目が止まりました。

E-5, P8245629
まぎれもなくギボウシの花、でも白い。
まわりのギボウシはみなふつうに青紫色です。
見渡してみても、白い花を咲かせているのはこの株だけのようです。

E-5, P8245631
 きれいに白いです。
めずらしいものなのかどうか、よく分かりません。どうなんでしょう。

E-5, P8245630
 寄れるところまでアップで狙いましたが、かなりの露出アンダーに。
白い花を画面いっぱいに入れたため、過剰にアンダー効果が出てしまったのかも。

なんとかいろいろとがんばって、少しは見られるものにもってこられたかどうか・・・
露出は何とかなっても、ちょっと前ピンになってしまったのはどうしようもないですね。

2013年8月20日火曜日

RICOH GXR出番減の本当の理由

スナップ担当の座をOLYMPUS XZ-2に譲り、RIKENONレンズ専用芸術性優先フォト(?)担当へと役をかえることになって久しい、RICOH GXR。

お手軽フォト用に使っていたS10(24-72mm相当ズームユニット)から、A12 MOUNTユニットへ換装し、Kマウントアダプターを介してRICOHのオールドレンズ、XR RIKENON 50mm F2Lと135mm F2.8レンズ専用撮像機として第二の人生を歩みはじめたわけですが・・・

RIKENON 50mm F2Lレンズとのコンビ、初仕事
RIKENON 135mm F2.8レンズとのコンビ、初仕事

いずれも、撮れた映像に関してはたいへん満足のいくものでしたが、最大のネックは電子ビューファインダーVF-2の使いにくさでした。

MFでのピント合わせアシストという本業も、いまいち。
ヒンジの緩さも各所で話題になってまして、目を当てて覗いていると勝手に上に向いてチルトしてしまいます。

しかしそれらの問題は、「数をこなして慣れる」ことによりほぼ克服されました。

ところが、問題は解決され吐き出す画像のクオリティも満足・・・なのにあまり出番が来ない状況です。
なぜか・・・それは、

「RAWファイルの現像や調整が面倒」

だからです。なんともナサケナイ理由ですが。

じつは、メインで使っているOLYMPUS機で撮った画像のRAWファイルは、OLYMPUSの現像ソフト「Viewer 2」で処理しています。
RICOHのRAWファイルはこのソフトでは処理できないので、Adobe Photoshop Lightroom 4を導入したのですが・・・これが使いにくい(ただ慣れてないだけですが)。

なので、現像処理が億劫になってしまっているのです。
すると当然、「RICOHで撮るよりOLYMPUSで撮ったほうが、後の処理がラク!」ということになります。

最近、OLYMPUS Viewer 3 という新しいソフトが利用可能になったのですが、そちらの使い勝手がViewer 2 とは大きく変わってしまったので、そちらも使う気になれません。
そうなって初めて、OLYMPUSのソフトでなければならない・・・のではなく、Viewer 「2」でなければならない、ということを認識しはじめました。

その辺りをなんとか克服して、GXRの出番を増やしてやりたいです。

2013年8月17日土曜日

ヒメキンミズヒキの花はまだ走りですが~青葉の森にて -2013/08/17

OLYMPUS E-5
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8

この日の持ち込み機材は上記のセットのほかはXZ-2、小物として三脚、折りたたみレフ板、マクロ撮影用エクステンションチューブ各種・・・以前の装備に比べたらまったくシンプルになりました。

E-5ボディには、レンズはOM50mm一本。しかも今回は持っていったエクステンションチューブの出番はありませんでした。

以前なら、マクロレンズで超接近するところですが・・・

キンミズヒキは、地面に葉が何枚か、そして一本スクッとまっすぐ伸びた茎に黄色い小さな花をズラッとつけるところがきれいですが、この日はまだシーズンのはじめだったようで、付け根から咲き始めた花がまだ先のほうまでは開いていませんでした。

なので、思い切って上から覗き込み、地面に拡げた葉もいっしょに捉えてみようかと思ったのがこの一枚。

E-5, P8175479
 OM 50mm F1.8レンズの絞りは、最近気に入っているF2.8。
辛うじて葉の形がわかる程度というボケ具合の背景に、茎の中程に開いていた花だけピントを合わせて、ピンポイントで画面から浮かび上がらせる狙いがバッチリ決まったと思うのですが・・・

さらにちょっと細工をして、RAW現像時にアートフィルターの「トイフォト」をかけてみました。
このフィルターはさらに効果が少しずつ違う三つの処理が選択できるのですが、今回は「II」を選んでます。

Filtered by ToyPhoto II
 背景の緑が平坦だったのですが、この処理でちょっと変化がついた気がします。
トイフォトというフィルターは、画面周辺の光量を落とす効果をかけてくれます。

この作品を、オリンパスイメージングのコミュニティサイト「フォトパス」に投稿してみました。
こちらからフルサイズの画像ファイルをダウンロードできますので、もしよろしければぜひお立ち寄りください。

シロオニタケ、カサがひっくり返ってました~青葉の森にて -2013/08/17

OLYMPUS XZ-2

最近、このブログの記事投稿が滞ってますが、決して撮影活動が滞っているわけではありません。
青葉の森の散策も、ぼちぼちやってます。ただし、あまりゆっくりできないのでマクロレンズでじっくりと腰を据えた撮影はできず、歩きながら被写体を探し、見つけたら即手持ち撮影でパパッと・・・というスタイルになってしまっていますが。

お盆過ぎのこの時期、青葉の森ではいろいろ狙い目の花が目白押しです。
この日いちばんのお目当ては「ホツツジ」の花だったのですが、こちらもゲットでき、さらにこれから咲き始めるいいタイミングでの「ヤマジノホトトギス」や「ヒメキンミズヒキ」など、そしてまったく想定外だった「ツルリンドウ」の花なんかも見ることができて、短い時間ではありましたが充実した内容でした。

ホツツジを狙うには、こもれび広場の入口から入ってすぐ左の獣道のような散策路へ分け入って降りていった先、そして旧わんぱく広場の下から花木広場へ抜ける途中がおすすめスポット(というか単にこの二箇所しか知らないだけなのですが)です。

ホツツジを目指す散策路を進んで沢を渡った先、もうひとつの散策路である森の北の縁を回る「こもれびのみち」とが合流してわんぱく広場へと向かう出発地点付近は、花は(春のスミレ以外)ほとんど咲かないのですが、キノコがよく見られます。

今回も、ちょうど木漏れ日のスポットライトを浴びて、落ち葉が敷き詰められた暗い地面から立ち上がる、真っ白なシロオニタケが目に飛び込んできました。

シロオニタケ自体は、これまでこのブログでも2回ほど取り上げました。
2010年8月16日の出会い
2011年10月1日の出会い

いずれも、まだイボイボだらけのカサは開いておらず、まるい形をしていました。
しかし今回は違います。

XZ-2, P8174837




完全にカサが開いて、反り返っています。

最近、XZ-2の広角マクロでできる限り接近し、地面から見上げて撮るというスタイルにはまっていまして、このキノコもそのように撮りたかったのですが・・・
このカサの状況では、見上げて撮るとイボイボが完全にヒダヒダに隠れてしまいます。

そこでちょっと上から見下ろすアングルを取らざるを得なかったわけですが、ばっちり向こうの林までフレームインしてくれて、これはなかなかです。

E-5でも、ZD 12-60mmズームレンズを持って行けば同等以上のショットが撮れるかもしれませんが、レンズ交換の手間や何よりも大きく重い機材を森歩きに持ち込むことを考えると、XZ-2は強力です。

かつては、XZ-2の役目をキットレンズ(ZD 14-42mmズームレンズ)をつけたE-420が担ってました。これでもかなりコンパクトなセットですが、XZ-2の比ではありませんね。
いい時代になりました。