2015年3月18日水曜日

XZ-2のスーパーマクロ -2015/03/18

OLYMPUS STYLUS XZ-2

久しぶりに、XZ-2ネタです。
XZ-2は、そのままでも広角端で5センチまでと、かなり寄って撮ることができますが、設定を「スーパーマクロ」にすると、広角端固定ではありますが1センチ(!)まで寄ることができるようになります。

この日の朝、

XZ-2, P3182062

自転車で出勤の途中に寄り道して広瀬川の河川敷へ降りたとき、まずはナズナ(いわゆる「ぺんぺん草」です)を見つけて、おぉ!と感動し、久しぶりにF1.8解放で撮ってみたりして・・・

XZ-2, P3182087
 そうして、しゃがんで地面付近を見回していたときに見つけたのが、イネ科の「スズメノカタビラ」。
「雀の帷子」なんて、しゃれた名前です。

ちょうど、花が咲いていたので
ちょっとスーパーマクロを試してみることにしました。

まずは、スーパーじゃないふつうのマクロ

XZ-2, P3182090
6.0mm(28mm相当) F4.0, 1/160sec, ISO200

これでも、けっこう寄ってます。
スズメノカタビラの花が咲いて、おしべがぺろんと顔を出しています。

さて、次はスーパーマクロに挑戦。

XZ-2, P3182091
6.0mm F4.0, 1/125sec, ISO200

うーん、もう少し寄れたかな?
でも、小さなスズメノカタビラに肉薄しています。
花の部分をアップにするよう、トリミングしてみました。

P3182091を1280x960トリミング後リサイズ
ここまで撮れれば、申し分ありません。

2015年3月17日火曜日

OMマクロでセリバオウレン -2015/03/15青葉の森

OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5

OMシリーズのマクロレンズでは、50mm F3.5のほか80mm F4, 135mm F4.5を持っていますが、50mmと135mmはマクロから無限遠までOK、80mmはマクロのみという違い、そして80mmと135mmはベローズかもしくはオートエクステンションチューブ65-116mmを併用する必要があるので、重くかさばり、なかなか森へ持っていく機会がありません。

かつては、E-620とE-420の2台のボディにレンズを3,4本持って出かけたものですが・・・
今はたいていE-M1にデジタルレンズの12-40mm F2.8とボディキャップレンズ(9mm F8.0魚眼)、OM 50mm F3.5マクロの3本(2本とおまけ?)という根性なし装備が多いです。

しかし、50mmF3.5マクロレンズはオールラウンドプレーヤーなのでたいへん重宝します。

この日、天気もよくて厚い上着も必要ないほどのコンディション。
青葉の森緑地の管理センター前に車を置いて、三居沢方面へ向かう途中のセリバオウレン群生地を目指します。

もちろん、そこでもちょうど咲き始めたたくさんのセリバオウレンを見ることができましたが、その手前のとても日当たりのよい斜面を上がる道の脇には、良いタイミングでパッと開いたセリバオウレンの花を見つけました。

E-M1, P3151858
 F8, 1/160sec, ISO100

レンズ単体でいけるところまで接近し、絞りはF8まで絞り込んで撮りました。
後ろにいる花も形がよくわかります。

E-M1, P3151859
F3.5, 1/640sec, ISO100

こちらは絞り開放でほぼ同じアングル。
かなり雰囲気が変わります。

ちょっと、フォーカスした花も拡がっているおしべの先が、手前や向こう側に伸びているものはピントがボケました。この状況では、F8で撮った方がよかったのかも。

倒木にビッシリ、カワラタケ -2015/03/08青葉の森

OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5

小雨がパラついたりして、ちょっとどんより薄暗い天気だったこの日、いつものように
「こもれび広場」の駐車場に車をおいて、「ちごゆりの道」とくるっと回り、旧わんぱく広場から花木広場を通って元へ戻るコースを歩きました。

ちごゆりの道の途中で、倒れた木の表面に青いきのこがたくさんついているのを見つけました。

E-M1, P3081569
 F3.5, 1/1000sec, ISO400

E-M1, P3081570
F3.5, 1/640sec, ISO400

E-M1, P3081571
F3.5, 1/640sec, ISO400

なかなか圧巻です。
カワラタケは生薬の「雲芝(うんし)」になるそうです。

2015年3月8日日曜日

セリバオウレン咲いていました -2015/03/08青葉の森

OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5

3月上旬といえば、セリバオウレンの季節。
そこで、青葉の森へ出かけてみることに。

到着したときは曇りの天気でしたが、森に入ってしばらくすると雨が落ちてきました。
こもれび広場から「ちごゆりのみち」へ入ってまもなく、みつけました。

E-M1, P3081554
M.ZUIKO 12-40/2.8
40.0mm F4.0, 1/250sec, ISO400

まだ咲き始めで、十分花が開いていません。
首が曲がっているのは、最初に茎が出てきたあとに花が出て、だんだん立ち上がってくる・・・という花の出方のせいです。
もう少しして花がバッと開けば、そのときには茎もまっすぐになっていることでしょう。

雄花、両性花があります(雌花もあるといいますが、私は青葉の森で見かけたことはありません)。この花は雄花のようです。
おしべのみがびっしりです。

E-M1, P3081557
OM 50mm F3.5 macro
F3.5, 1/320sec, ISO400

この花はすこし開いて、外側のおしべは花粉の袋(葯)が破れて花粉がみっちりついているのがわかります。

ちなみに、おしべというのは俗称のようで、正式には雄蘂(ゆうずい)というそうです。花粉が入っている袋を葯(やく)と呼びますが、葯を支える棒(?)を花糸(かし)と呼ぶそうです。

さて、ちごゆりのみちからさらに沢沿いを歩き、旧わんぱく広場を通り抜けて花木広場へ出てみると、その北西端あたりでもまた、セリバオウレンが咲いているのを見つけました。

E-M1, P3081577
M.ZUIKO 12-40/2.8
40.0mm F4.0, 1/160sec, ISO400

こちらは岩の上の苔から生えているセリバオウレン。花が真っ白ではないです。

E-M1, P3081580
OM 50mm F3.5 macro
F3.5, 1/160sec, ISO400

おしべは少なくて、緑色のめしべがみえます。両性花のようです。
これでおしべがなければ、完全な雌花なのでしょうが。

セリバオウレンは、その名の通り
葉の形がセリのように細かく切れ込みの入った形をしているのが特徴です。
その葉と花をうまくフレームに入れて撮るのは、なかなか難しいです。

花が向いている向きも考え、咲いているタイミングも計って、さらに背景なども考慮すると・・・なかなかいい被写体に巡り会いません。
これからどんどん咲き出すでしょうが、なかなかこれぞ、という花に出会うのはむずかしいでしょう。


ツルアリドオシの花 -2011/06/19青葉の森

OLYMPUS E-620
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5

今回のトピックは「ツルアリドオシ」、そして撮影日はなんと2011年6月19日。ずいぶん古い話になってしまいますが、なぜかといいますと・・・

2015年3月8日、青葉の森でツルアリドオシの実をみつけ、撮りました
さて、過去には梅雨時に咲く花も撮っていたはずだから、いくつか記事も書いていただろうと思って検索してみたところ、一件もヒットせず。

そこで、過去の写真ストックをひっくり返して探してみることに。幸い出てきましたので、あらためてここで紹介しようとなったわけです。

この日撮った写真は、オリンパスイメージングのコミュニティサイト「フォトパス」にも投稿しています。
写真はこちら

さて、ツルアリドオシの花ですが
まずは絞りをF8まで絞って撮ったショット

E-620, P6193586
F8, 1/13sec, ISO400

シャッター速度がかなり遅くなってしまっています。マイナス一段の補正をしていても、これだけ遅くなりますが、この当時は高感度に設定するのに躊躇があり、ISO400より上にはセットしたことがありませんでした。
今なら、ISO1600や3200も(多少ためらいはありますが)選択することが普通になっていますが。
それでも、三脚にセットして慎重にシャッターを切っていた(はず)。

2つセットで咲いている手前の花の向こうには、2つセットのつぼみも写っています。
このように、付け根で2つの花がひとつになっているので、実はひとつに合体します。

次に、同じアングルのまま絞りを開放(F3.5)まで開けたものも撮っていましたので紹介します。

E-620, P6193587
F3.5, 1/40sec, ISO400

絞りを開放にしてもシャッター速度は1/40秒。かなり厳しいですが、地面に近い位置なのであまり風の影響を受けないのが幸いしているようです。

絞りを開けると、ごちゃごちゃした背景が溶けてスッキリします。この写真だけを見たら、後ろの白い2つの玉がツルアリドオシのつぼみであるとはわからないでしょう。

ツルアリドオシの赤い実 -2015/03/08青葉の森

OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

久しぶりに「青葉の森」の記事を投稿です。
青葉の森には、細々と継続して訪ねて行っており、1回あたりの時間はそれほどじっくり取ることができませんが、ぼちぼち写真も撮っています。

さて、この日は「セリバオウレン」が咲き始めていないかと期待して出かけたのですが、はたして咲き始めの花を見ることができました。
森に入ったときは曇りの天気でしたが、歩いているうちにポツポツと降り始め、そのうちだんだん雨脚が強まってきました。
傘を差すほどではありませんでしたが、念のためE-M1と12-40/2.8レンズの「防塵防滴」コンビに。

そして、歩くことしばし。
木の根元の赤い小さな点が目に止まり、しゃがんでよく見てみると・・・それは「ツルアリドオシ」の実でした。

E-M1, P3081597
 40.0mm F4.0, 1/100sec, ISO400

この時期、森の中で鮮やかな赤い色を見ることは滅多にないので、けっこう目立ちます。

E-M1, P3081596
40.0mm F4.0, 1/50sec, ISO400

ツルアリドオシの実には、目のようなふたつのポッチがあります。
これは、花のあとなのですが、なぜふたつついているのでしょう。

正解は、次の記事