2011年12月24日土曜日

展望広場へ11ヶ月ぶりに - 2011/12/24青葉の森

OLYMPUS E-420
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8

E-420, PC248925
F5.6, 1/4000sec (-0.3EV), ISO400

三居沢から青葉の森に入るときは、少し上がってすぐ道が二手に分かれ、左なら尾根伝いに奥へ、右なら展望広場を経てもう一方と合流・・・となります。
しかし、展望広場側の道は崩落個所があり、ずっと通り抜けられない状況でした。

でも、今日は昨日の雪が残っているのではと期待して、展望広場のほうへ行ってみました。
ここでは、今年1月に一度だけ訪れた際(このときも雪が積もっていた)、初めて岩についているコケの写真を撮った思い出があります。

今日もコケを撮ってみましたが、なぜかピンぼけを連発。
まともな写真がほとんどゲットできず残念な結果に。

しかし、ちょっと溶けかかってまた凍ったようなサクサクの雪に、動物のあしあとを発見しました。
タヌキかキツネか・・・?

2011年12月18日日曜日

久しぶりの青葉の森 -2011/12/18

RICOH GXR + S10
OLYMPUS E-420
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8

11月12日以来、かなり久しぶりの青葉山訪問です。

仙台は、2日前の12月16日に少しまとまった雪が降りました。(そのときの日記をご参照ください)
少し積もるほどの雪でしたが、市街では次の日にはあらかた溶けてしまいました。

今日は、管理センターに車を置いて、せせらぎ広場のほうへ歩きましたが、途中ところどころまだ雪が残っているのが見えました。

RICOH GXR, R0010394

センターから400メートルほど降りていくと、三叉路に出ます。

RICOH GXR, R0010395
左に曲がり、さらに降りていきます。
岩がいくつか点在しており、そこにはスギゴケが生えています。

RICOH GXR, R0010413
RICOH GXR, R0010400
この時期、森の中はきれいな花もなく、「今日はコケでも撮るか」

今日の出動機材は、スナップ用のRICOH GXRと、E-420にOM 50mm F1.8と25mmのエクステンションチューブ1個のみ。かなりの軽装です。
じっくり撮る時間があまりなかったというのもありますが、12月に来たことがなかったのでどんな被写体があるか簡単な偵察のつもりということもあり、三脚もマクロレンズもなしです。

じっくり観察して、絵になりそうなコケを探します。
ほどなく、水のしずくがついた胞子体を発見。

E-420, PC188644
with OM EXTENSION TUBE 25mm
F2.8, 1/200sec (+0.3EV), ISO200

おそらく、覆っていた雪が日に照らされて溶け、水滴だけが残されたものと思われます。
コケもなんだかみずみずしい感じです。
エクステンションチューブをもう一つ、あるいは逆付けアダプターを持ってきていればもう少しアップで狙えたのですが、25mmチューブ一個ではそれほど寄れません。
この写真は、オリジナル3648x2736ピクセルを2736x2052枠でトリミングしています。

25mmチューブを付けて、レンズのヘリコイドもいっぱいまで伸ばして精一杯のクローズアップはこれくらいです。

E-420, PC188648
with OM EXTENSION TUBE 25mm
F2.8, 1/160sec (+0.3EV), ISO200

もう少し下へ回り込んで、手前のコケをぼかしてしまえばしずくの胞子体がもっと引き立ったかもしれません。寄れないときにはそれなりの工夫が必要ですね。
まだまだ修行が足りないです。

もう少し降りていって、せせらぎ広場が見渡せるところまで来ると、まだ日が当たっていない岩の上には溶けかけの雪が残っていました。そこにもスギゴケがいます。

E-420, PC188725
with OM EXTENSION TUBE 25mm
F2.8, 1/320sec (+0.7EV), ISO400

雪の間から顔を出した胞子体です。
この胞子体、中に胞子が詰まっていて、「壺」と「蓋」からできています。
岩や木についたコケやその胞子体は、今年の1月(つまり昨冬シーズンですね)に三居沢から上がったところにある「展望広場」で初めてじっくり観察し撮影して以来、密かにお気に入りの被写体です。

花や昆虫などがある季節はそちらに目が行ってしまいますが、派手な被写体がほとんどいなくなる冬の時期には、こういう地味で目立たない被写体をじっくり見ることができていいですね。

さて、岩の上の雪も、日が射してきてみるみるうちに溶けてきました。

E-420, PC188748
with OM EXTENSION TUBE 25mm
F4, 1/180sec, 内蔵ストロボ使用(光量1/64に制限), ISO400

溶けた雪の間から、コケが姿を現します。
撮影している間にも刻々と雪が溶けていって、少々焦りながら岩の表面をなめるように被写体探しをしている私の姿は、端から見ると「やばい人」みたいだったかもしれません。

通りがかりのお母さんと小さな息子さん連れ親子に「こんにちは」と声をかけられましたが、彼らは歩を早めて立ち去りました・・・

この日は30分ほどしか滞在できませんでしたが、その割にはまずまずの成果が挙げられてよかったです。

2011年12月11日日曜日

大崎八幡神社三之鳥居 -2011/12/11

OLYMPUS E-620
OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD
RICOH XR RIKENON 50mm F2
OLYMPUS E-420
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-W 28mm F2.8

今日訪ねた大崎八幡宮には鳥居が3つあります。
石段を上がった先にある「三之鳥居」



E-420, PC118508
 OM ZUIKO 28/2.8
F5.6(?), 1/160sec, ISO200

曰く

 享保三年(1718)、五代藩主伊達吉村公により寄進されたもので、篇額(へんがく)の「八幡宮」の三文字は藩主・吉村公自身の揮毫(きごう)である。
 その後幾度か建替・修復がなされたが、篇額の文字は建造当時のものであり、「八幡宮」の三文字の周囲は伊達家の家紋である「日の丸」「竹に雀」「丸の内に三ツ引両」「九曜」「蟹牡丹」「竜胆車」の六紋の装飾紋で飾られている。
 平成十六年に御鎮座四百年記念事業の一環として漆塗修復が行われた。

とのこと。
ではあらためて、伊達吉村公の手による「八幡宮」の文字をよーく見てみることにしましょう。

E-620, PC112479
ZD50-200/2.8-3.5
F2.8, 1/4000sec (-0.3EV), ISO400

「八」の字が鳥の親子のようになっています。
これは意図的なデザインなのでしょうか?たぶんそうではないでしょうか。
大変趣のある篇額ですね。

今まであまり意識したことはなかったのですが、このような由緒正しい大きな神社でなくても、事細かに見てみると面白い発見があったりしますね。

ちなみにこの篇額、RIKENON 50mm F2レンズでも撮ってみましたので、比べてみましょう。


E-620, PC112478
 XR RIKENON 50/2
F2.8, 1/4000sec (-0.3EV), ISO400

若干アングルが異なりますが・・・
さすがにこれだけ光を反射して輝いていると、にじみが目立ちます。
でも、これも味だと見ればけっこう趣深いです。

50mmレンズ比較実験 -2011/12/11大崎八幡神社

OLYMPUS E-620
OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD
RICOH XR RIKENON 50mm F2

今日は日曜日でしたので、朝の広瀬川に始まり、昼前の大崎八幡神社、そして西公園の桜岡大神宮と自転車ではしごしながら写真を撮って回りました。

大崎八幡神社は3月の震災のあと一度訪れました(3月19日でした)が、それ以来です。
地震の被害の跡がまだ残っていました。

さて、今回はちょうどデジタル用の50-200mmズームレンズと、30年前のRIKENON 50mmレンズを持ち合わせていたので、同じ場所から同じようなアングルで撮り比べをしてみました。

まずは、50-200mmズームレンズを50mm F2.8で撮ってみたのが次の写真です。

E-620, PC112472
F2.8, 1/3200sec (+0.3EV), ISO400

これに対して、RIKENON 50mm F2をF2.8にして撮った写真がこちら。


E-620, PC112473
 F2.8, 1/3200sec (+0.3EV), ISO400

狛犬の顔にピントを合わせたので、その付近をアップにしてみます。




上がデジタルレンズ、下がオールドレンズです。
いかがでしょうか。

なんとなく、RIKENONレンズのほうがシャープに写っているように見えます。
50-200レンズと違ってRIKENONレンズを使った撮影では(当然のことながら)MFです。けっこう苦労してピント合わせをしたのですが、思いの外うまくいきました(50-200mmレンズでは言うまでもなく「ピピッ」と一瞬です)。

色はあっさりした感じですね。

あらためて、RIKENON 50mm F2レンズの描写力を再認識しました。

2011年12月3日土曜日

RICOH GXR MOUNT A12

RICOH GXRは、撮像素子とレンズがパッキングされたレンズユニットを差し替えて使う仕様になっています。
今回は、RICOHがGXRボディの販売促進のため身を切って(?)出したS10ユニットとのセットを買いました。
良い感触がつかめれば、GR LENS A12 28mm F2.5ユニットを導入しても良いかな、と思っています。

さて、かなり気が早いですが、このGXRシステムには
GXR MOUNT A12
というものがあります。
Leica Mマウントレンズが装着可能なマウントユニットです。

近代インターナショナルでは、Mマウントアダプタとして
OLYMPUS OM-Leica M
PENTAX K-Leica M
を出しています。

私はすでに、PENTAX K-4/3アダプタを所有しており、XR RIKENONレンズをOLYMPUS E-420/E-620に装着して楽しんでいます。

GXR MOUNT A12とLeica Mマウント用アダプタを導入すれば、OMレンズやRIKENONレンズをGXRで楽しむことができるようになります。
撮像素子が4/3より大きいAPS-Cサイズを採用しているので、装着したレンズの焦点距離は35mm判で1.5倍相当です。

impress watchの記事で、XR RIKENON 50mm F2を使った実写テストが紹介されています。
なんだか欲しくなってきました(気が早すぎ)

RICOH GXRデビュー -2011/12/03

RICOH GXR
RICOH LENS S10 24-72mm F2.5-4.4VC

11月30日に購入したRICOHのGXR。
この日初めてシャッターを切ってみました。

記念すべき初ショットはこちら

R0010001
F2.5, 1/70sec, ISO100

RAWファイルを、Adobe Photoshop Lightroom体験版を使って現像しました。
ホワイトバランス(WB)を「曇天(6500K)」に変更した以外はほとんど触っていません。
これ以降も同様の現像処理を行いました。
・・・というか、ソフトの操作に慣れていないためにほとんどいじることができないだけなのですが。

R0010009
F2.5, 1/55sec, ISO100

R0010013
F2.5, 1/35sec, ISO100

これら2枚は、放送大学宮城学習センター(旧東北帝国大学理学部)の敷地内で撮ったものです。
この日は、写真をご覧になるとわかるように雨が降っていて、しきりに葉が落ちていました。

傘をさしながらの撮影でしたので、片手で持って撮影ということになります。
ISO設定をオートに設定して、1枚目は絞り優先モードで、あと2枚はプログラムモードで撮影しました。ISOが100とか200でシャッター速度1/10秒なんていう設定になり、ブレてしまったショットもいくつかありました。

このあたりは、適切な設定で撮影するように注意しなければならないかもしれません。
レンズの焦点距離も、ステップズーム設定にすれば段階的に動かせる(24, 28, 35, 50そして72mm相当の飛び飛びに)ので、いろいろな焦点距離でそれぞれの画角を試してみようと思います。

28mmがしっくり来れば、将来はGR 28mmレンズユニット導入も考えられます。
GRの名を冠したレンズはRICOHの自信作とのことですから、それも悪くないです。

でも、ちょっと試した感じではこのS10レンズユニットも十分な写りです。
このカメラは、「ワイド&マクロ」をメインにしていこうと思っています。

今後が楽しみです。

2011年12月2日金曜日

ヤツデの花 -2011/11/29

OLYMPUS E-420
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8

11月29日(火)のお昼休みに、自転車で良覺院丁公園(仙台市青葉区片平1丁目2-5)へ。
日当たりの良い一角に、ヤツデがあります。

この日は久しぶりにOMレンズをE-420につけて持って行きました。
OMエクステンションチューブの25mmのものを装着し、アップで狙います。



E-420, PB298444
F2.8, 1/400sec (+1.0EV), ISO200
やはりOMレンズの写りはやわらかいです。
この写真を含め、何枚かを組にしてフォトパスに投稿しました。>>>こちら

ヤツデの花には、クロヒラタアブやツマグロキンバエ、オオクロバエなどが集まってきていました。



E-420, PB298435
 F2.8, 1/1250sec (+1.0EV), ISO200

これはおそらく、オオクロバエだと思うのですが・・・
けっこうせわしなく動いていて、なかなかピントを合わせられず苦労しました。
ハエは「オスは目がくっついている」「メスは目が離れている」のが一般的だそうで、だとすると彼はオスですね。

この写真もフォトパスに投稿しましたので、よろしければご覧ください>>>こちら

RICOH GXR用に適したポーチは?

衝動買いしたRICOH GXR

やっぱりOLYMPUS PEN E-P3かE-PL3にしておけばよかったかなあ・・・などと早くもちょっぴり後悔しつつ、それでも買ってしまったGXR、使ってやらなければ。

気軽に持ち歩いて、いざというとき即座に取り出し、撮影後即収納!という便利なバッグかポーチがあればいいなあ、と思っています。

これは良さそうです。

BLACK RAPID SNAP R35

肩から提げたポーチにカメラを収納しますが、カメラはストラップにつながっていて、落としても大丈夫!

昔から気に入って使っているLowepro(ロープロ)のポーチもいいかも・・・

もう少し検討したいと思います。

OLYMPUS PEN E-PL3という選択肢

先日ほとんど衝動買いのような形で入手したRICOH GXR。
使い勝手は実際使ってみないとわかりませんが、画質は心配ないと思います。

しかし、ここへきてにわかに
OLYMPUS PEN E-PL3(E-P3ではなく)が急浮上してきました。
というのは・・・

画質はE-P3同等(ということはE-5同等かそれ以上)
液晶のアングル可変(上はほぼ垂直、下も向けられる)
パンケーキ17mmF2.8レンズを使えばコンパクトカメラ並みの扱いやすさと34mm相当の使いやすい画角
ボディもコンパクトで、いま持っているFuji FinePix F11代替にもギリギリ堪えられそう

最後の「ボディデザイン」について、これまでは「手になじまない薄さ」が気になっていました。
しかし、サードパーティ製のグリップをつければかなり改善されそうだという情報が・・・

リチャードフラニエック OLYMPUS PEN Lite E-PL3/ mini E-PM1専用カスタムグリップ
ユーエヌ E-PL3/E-PM1用グリップ

両面テープで接着する力業がやや心配ですが、これでグリップ感が劇的に改善されるなら、こちらのほうがよかったかも。
ただ、価格は今回購入したGXRよりも1~2万円割高になりますが。

コンパクトデジカメの葛藤とRICOH GXR購入

このブログでは、今のところ100%デジタル一眼レフとその撮影、写真しか扱っていませんが、私はOLYMPUSの一眼レフE-420, E-620のほかに古いコンパクトデジタルカメラ、FujifilmのFinePix F11も持っています。

これまではスナップ撮影にしか使っていませんでしたが、最近「お散歩しながら気軽に花マクロ」「一眼カメラ使用時のサブ機」としてもう少し活用しようかと考え、持ち出すようになってきました。

すると、意外に使い勝手が良いことを再認識するように。
片手で取り出し、撮影、収納がワンタッチ、しかも光の状態さえ整っていればそこそこ良く写る・・・
朝の出勤や昼のお散歩、出張先などで活躍しそうです。
もちろん、本格的にE-420やE-620を持ち出して撮影するようなときにも、状況証拠写真を撮ったり気軽なスナップを撮る分には重宝します。

しかしマクロ撮影に本腰を入れてみると、ときどきピント合わせに不具合が出る症状が出ることがわかりました。
手動でピント合わせができないこのカメラでは、これは致命的です。

ちょっと調べてみると、このカメラは6年前発売、しかも発売直後に購入したもので、かなり年季が入っています。
(くわしくは、別ブログのこの記事をご覧ください)

そこで、このFinePix F11を置き換えるカメラについて考えることに。
基本コンセプトはやはり、F11並みのコンパクトさと手軽さ優先です。

コンパクトデジカメとすれば、
RICOH GR Digital IV(28mm相当単焦点、画質にこだわり)
RICOH CX6(28-300mm相当ズーム、12月3日に販売開始予定)
が候補に挙がりました。

OLYMPUS党の私としては、コンパクト初のZUIKOの名を冠するレンズ搭載XZ-1も考えましたが、デザイン重視で持った感じがしっくり来ないので、早々に候補から脱落。
PEN E-P3もかなりいい線いっていますが、ちょっと大きいのと中途半端に本格的で既存の一眼レフカメラと出番がかち合う・・・

すると、上記RICOHの2機種に絞られるのですが、F11ではほとんどズームを機能させず専ら広角端(36mm相当)のみを使っています。従って、単焦点のGR D IVがかなりいいところまで来そうです。持ってみると、複数の他機種を触ってみた感触と比較してもかなりいいグリップ感です。特に片手で持ったときの安定感は抜群です。が、気になるのは現在メインで使っている画角よりさらに広角の単焦点という点です。
GRレンズの画質には定評があるようですので、とても魅力的なのですが・・・
価格が高いのもネックです。
じゃあ、CX6が発売になったら店頭で触ってみてこちらを検討すればよい、ということになります。

ところが・・・
ヨドバシカメラでいろいろいじっていると、同じRICOHのGXRがいい感じ。これは本体にレンズユニットを組み合わせて使うタイプで、GR D IVと同様のGR 28mm 相当F2.5単焦点レンズも選択可能かつ24-72mm相当のズームと組み合わせれば、CX6程度の価格に抑えられるということがわかると、にわかにこちらが良さそうな気になってきました。

・・・ということで、そのまま購入決定。(11月30日)
本体とズームレンズのセット、そしてメディアと液晶保護フィルムと合わせて5万円ちょっとの買い物でした。

でも、買った直後にかすかな後悔も・・・
まずは使ってみてですね。