2011年11月27日日曜日

E-620縦グリ付きで親指AFはムリ?

先日の記事で「親指AF」について書きました。そしてE-420で実地テストも行いましたが、まだ自由に使いこなすレベルにまでは達していません。

さて、修理から帰ってきたE-620でもE-420のように親指AFを試してみようかと、AEL/AFLボタンをAFに割り当て設定をし、いざ!・・・あらら?

横位置で構えたときは問題なく親指AF可能でした、が!
縦位置にして縦グリのシャッターボタンに指をかけると・・・AEL/AFLボタンが遠くて届かない。

これはダメじゃないか?
縦グリシャッターボタンだけは独立に、半押しAF全押しレリーズ設定にできないものか・・・
結局、一瞬でもとに戻すはめに。残念。

緑水庵の紅葉 -2011/11/27

OLYMPUS E-620
OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD

このブログではまだ記事にしていませんでしたが、実は11月23日に無事E-620が修理から戻ってきました。
詳しい経緯は別ブログの記事でどうぞ。

すでに、このE-620と最近購入した50-200mmズームレンズの組合せは試しているのですが、手持ち撮影は慎重にやらないと手ブレ続出です。
また、持ち歩くときは左手でレンズを持ち、右手はボディに添えるだけというスタイルが多いので、そのうち左腕が疲れてきていざというときにプルプル震えてしまいます。
やはりストラップが必要なのでしょうか・・・(現在はノーストラップ)

広瀬川で冬鳥たちや植物など、また季節柄紅葉などを撮って使い心地を試しているところです。
今回は、フォトパスに久しぶりに作品を投稿し、これがE-620と50-200mmレンズとの組合せ第1号となったので、とりあえずリンクをここに記録しておきます。

場所は仙台市青葉区片平にある茶室、緑水庵です。
ここには日本庭園があるのですが、茶室と庭園、月2回の火曜のみ公開となっているので、普段は門が閉まっています。
そこで、塀の外から覗き込むように撮るしかないわけですが、今日は天気も良く日が射して庭園内の木の葉を照らしたり透かしたり、とても綺麗でした。

でも残念なことに、今年の仙台市街では紅葉の色づきが良くないのです。
夏秋の天候のせいでしょうが、まだ緑のままの葉もけっこう残っています。色づいた葉も、なかなか真っ赤にならずまだらのものが多いです。

さて、今回フォトパスに投稿した作品はこれ。(フルサイズはフォトパスギャラリーのページでどうぞ)

E-620, PB270632
200.0mm F3.5開放, 1/400sec (-1.0EV), ISO400

これは緑水庵正門脇の塀から覗き込み、庭を通り越して裏門の外にあるカエデの木を見たものです。
絞りは開放にしていますが、さすがデジタル専用レンズ、良い画質です。
このとき撮影したほかの写真もいくつか別ブログに投稿しています。よろしければそちらもご覧ください。

何とか機会があれば、まだ今シーズンもう少し紅葉を相手にシャッターを切りたいと思います。

2011年11月25日金曜日

【私のカメラ史メモ】E-420購入の顛末回顧録

ちょっと前に、このブログで
「【私のカメラ史メモ】E-620購入秘話(?) 」という記事を書きました。

その中で、イントロとしてE-420購入のいきさつを少し書きましたが、いかんせん3年以上も前のこと、細かいことは覚えていませんでした。

しかし、購入したその日の日記が別ブログで発掘され、読み返していると懐かしくなったのでここでも引用しようと思います。

記事はこちら
2008年5月27日付「デジイチ買っちゃいました」

購入当時の心の動きが蘇ってきました。



E-420は2008年4月中旬発売。購入したのが5月末ですから、けっこう発売直後です。
でも、上記の記事を見ると発売当初から気にはしていたようですね。

購入したときは、その年の夏に予定されていたチューリッヒへの出張を念頭に置いていたとは思いますが、特に想定した被写体はなかったように思います。

まさか、高校時代から使っていて押し入れに眠っていたOMレンズが蘇り、花マクロにハマってフリーアングル液晶のE-620、さらに中古のOMレンズを買うなんてことになろうとは、そのときには思いも寄らなかったことでしょう。

2011年11月16日水曜日

ミコシグサ -2011/11/11,16土樋付近

OLYMPUS E-420
OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5

11月11日(金)の朝、ZD50-200mmズームレンズの初テストで撮ったミコシグサ(ゲンノショウコの種が爆ぜたあと)


E-420, PB118280
 200.0mm
F3.5開放, 1/320sec, ISO400

同じ花を、本日11月16日(水)朝にも通りかかって見てみると・・・


E-420, PB168401
 with EC-14, 143.0mm
F4.5, 1/160sec, ISO400

振り上げていたみこしが下ろされていました。
こういうものなのか、それとも昨晩降った雨のせいか・・・

余り寄れていないのは、前回よりも薄暗いためにシャッター速度が稼げず手ブレを抑えきれなかったためです。
縦位置に出来なかったのも、E-420で縦位置に構えるとかなり不安定となり、手ブレが大きくなってしまうのです。
三脚を使えば何の問題も無いのですが、出勤に三脚を持ち歩くわけにもいかず・・・

やっぱり早く、E-620が戻ってきて欲しいです。

ZD50-200mmレンズとEC-14初挑戦~惨敗

OLYMPUS E-420
OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD

先日、新導入レンズの試し撮りをしてみたところ、想像以上に好感触を得ました。
そこで、今回はレンズと一緒に購入した1.4倍テレコンバータEC-14を装着して、70-280mm F4-5相当の望遠レンズとしての使い勝手を試してみることにしました。

やはりフィールドは広瀬川、朝の出勤時の短い時間ですので十分とはいえませんが、感触は掴みたいです。

組み合わせるボディはE-620が良いのですが、現在は入院中ですのでとりあえずE-420です。
手ブレ補正機構がないので、ちょっと厳しいかと予想はしていましたが・・・結果的に予想的中ということに。

前回のテストではとても天気が良く、シャッター速度が稼げたので良かったのですが、今回は天気こそ良いものの、日照に恵まれずやや薄暗い中での撮影となりました。
しかもテレコンバータで焦点距離がさらに長くなっていて、これを手持ちで使うのですから、やや無謀な条件かもしれません。

さらに今回は、先日設定した「親指AF」の初テストでもあるのです。ちょっと無茶しすぎたかもしれません。

最初は、親指でフォーカス、人差し指でレリーズという連係動作を頭で考えて行っていたので、ホールディングがおろそかになり、手ブレを量産してしまいました。


E-420, PB168326
 望遠端(283mm)
F5.0, 1/400sec, ISO400

カモさん三兄弟(?)が左から右へ、一緒に泳いでいる手前でサケがはねた・・・の図です。
でも、思い切りブレてしまいました。
「親指押して・・・そして人差し指ぃ」とかやっていると、どうしてもホールディングがおろそかになります。


E-420, PB168394
 76.0mm
F5.0, 1/4000sec (-1.0EV), ISO400

宮沢橋越しに見た初冠雪の泉ヶ岳方面です。
偏光フィルターを持ってきていれば、もう少しクリアに撮れたのですが・・・残念です。
シャッター速度を考えると、もう少しISO感度を低く抑えれば良かったかとも思われます。

無理に望遠側へ持って行かずに、シャッター速度も稼げるように気をつければ、問題なく撮れます。
ただ、この写真の場合はEC-14をつける理由はないですね・・・

手ブレ補正が効くE-620が戻ってくれば、もっと手ブレ発生率は劇的に下がるはずです。
また、縦グリをつけていれば縦位置での撮影時、構えが安定するのでより効果的でしょう。
はやく戻ってきて欲しいものです。

E-420がもう一台欲しくなってきた

今、手元にOLYMPUS E-620ボディがありません。

そのわけを知りたい方は過去の記事で予習を。

E-620を襲った悲劇
E-620やっぱりやばい?
E-620最後のショットたち
E-620修理の見積り来る

というわけで、最近(勢いで)買ったOLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWDズームレンズをE-620で試すことができずにいます。

そこで、2回ほどE-420に装着して朝の出勤途中の広瀬川で試し撮りしています。
しかしこのE-420、ふつうの状態ではありません。

ZD50-200ズームレンズをE-420で試したときの様子と、E-420の特殊事情に関する情報は以前の記事に書いてあります。よろしければ

こちらの記事

をご参照ください。

いまのE-420は、AF撮影には不向きな仕様となっています。
ZD50-200レンズを試してみて、E-420で不利な点を考えてみると、意外にも唯一

手ブレ補正機構がないため、暗い場所での撮影や手持ち撮影では厳しい

だけでした。
AFの合焦スピードも十二分に速いし、ビシッと決まったときの画質も申し分ない。

「私の」E-420固有の問題が、

フォーカシングスクリーンを交換してしまっている

ことなのです。
もとへ戻すことも出来ますが、MF仕様と切り替えて使うには手軽な作業とはいい難い・・・

となると、AF撮影用のE-420がもう一台欲しくなるという、とんでもない方向へと考えが及んできました。これはかなりやばいです。
もしかして、
E-620は望遠用、E-420は広角用
などという役割分担も考えられたりして・・・

広角なら手ブレの心配もかなり軽減されますし。

・・・それならいっそPEN E-P3にしてしまったほうがよいかもしれませんが。

2011年11月15日火曜日

E-620修理の見積り通知来る

先日、青葉の森で不慮の事故により浸水の憂き目にあった我が愛機E-620。
修理の見積もりに出していたのですが、本日電話連絡が来ました。

2万7千円ちょっと。

中に水が入ってしまったために、基板交換となったようです。
ちなみに、修理費がべらぼうだった場合には最悪「修理を断念して中古のE-620購入」というケースも考えて、カメラのキタムラWebで中古価格を見ると約3万2千円ほど、マップカメラでは3万円を切るものも・・・

ほとんど中古品に買い換えるのと同じ費用になりますが、やはりどのように使われたのかわからない中古よりは、2年間おつきあいしたボディを修理して使うほうが断然いい!
ということで、修理を依頼することにしました。

2週間ほどで戻ってくるそうです。
来月からはまた活躍してもらいます。

先日購入したZD 50-200mm ズームレンズとの初顔合わせも楽しみです。

親指AFなるもの

通常、オートフォーカス(AF)撮影では、

1.シャッターボタン半押しでピント合わせ
2.半押し状態キープでフォーカスロック
3.シャッターボタン全押しで露出(撮影)

となっています。
しかし、この「半押し状態でキープ」というのがきつい場合もけっこうあります。
指を離してしまうとロックが解除されて、あらぬ場所にピントを合わせ直されてしまったり、逆に半押しがキープできずに関係ないタイミングでシャッターが切れてしまったり・・・

そこで、巷では「親指AF」なるものが存在するそうです。
どういうことかというと、

同じシャッターボタンの「半押し/全押し」を「フォーカスロック/撮影」に割り当てるのが問題だ!
別ボタンに分けてしまえ!

ということで、AEL/AFLボタンをフォーカシングに割り当ててしまうのです。

今、E-620は入院中ですので
E-420で「親指AFモード」に設定してみたいと思います。

マニュアルの94ページにも記述がありますが、親指AFモードにはmode1~mode4まで4種類のモードが用意されています。
そのうち、mode4はC-AFのみ対応となっており、またmode1とmode2はAEL/AFLボタンを押している間露出設定をロックする、いわゆるAEL機能を使うモードですので、必然的にmode3を選択し、AEL/AFLボタンでAFL機能を発揮させるようにすることになります。

「menu」から「スパナマーク1」そして「スパナマークB」の「ボタン/ダイヤル」へ。そして「AEL/AFLモード」へ進んで設定します。

明日(11月16日)は、自転車出勤して広瀬川で「親指AF」の具合を確かめてみようと思います。
天気予報では朝の気温がかなり低いようなので、気合いを入れて掛からなければならないかもしれません。

がんばります!

2011年11月13日日曜日

リンドウ?その一週間後の姿 -2011/11/12青葉の森

OLYMPUS E-420
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8

11月12日、ちょうど1週間前に撮ったリンドウらしき花をもう一度見たくなり青葉の森へ。

管理センターからせせらぎ広場、そして花木広場に向かって歩きますが、さすがに色鮮やかな花は見かけません。
わずかに色のついた花といえば、かなり終盤のアキノキリンソウくらいでした。

現場に到着すると、ありました!・・・ん?
花がみな閉じています。


E-420, PB128307
F4, 1/100sec (with 内蔵flash), ISO100

この花は先週も撮影した「地を這うリンドウ」です。
開いて、たぶん受粉して実になろうかという勢いで子房が育っていた、と思っていたのですがぴっちりと閉じてつぼみのようです。



E-420, PB128298
 reverse
F2.8, 1/80sec (-0.7EV), ISO400

レンズを逆付けにして、ほんの少しだけ絞りました。
やはりつぼみではなく、一度(いや一度ではないかも)開いたあとまた閉じたものなのでしょうか?


E-420, PB128303
 reverse
F4, 1/100sec (with 内蔵flash), ISO100

「きゃー!」
ホラーのようです。
しつこくレンズを向けてパシャパシャやっていたら、中のほうへ逃げられてしまいました。

ほんとうにこれはリンドウの花なのでしょうか?
そして、花は開いたり閉じたりするのでしょうか?

リンドウ? -2011/11/05青葉の森

OLYMPUS E-620
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5

先週11月5日(土)に訪ねた青葉の森では、E-620が大変なアクシデントに見舞われ、記憶に残る日となりました。
事故現場は旧わんぱく広場下の沢沿いに歩いているときでしたので、足取りも重く意気消沈の状態で沢沿いを進みます。

事故のあと、なんとか撮影は可能だったので
沢わき(わんぱく広場の崖の真下)の平地でドクベニタケを、わんぱく広場に上がってキッコウハグマを撮り、さらに歩いて花木広場のほうへ。

広場の沢側には、淡い紫色の花がいくつか咲いているエリアがありました。周辺を歩いてみましたが、極限られた範囲で咲いているようでした。


E-620, PB057327
 F5.6, 1/80sec (+0.3EV), ISO400

細長い葉が2枚ペアで向かい合わせに(これを「対生」というそうです。ちなみに1枚ずつ互い違いについている場合は「互生」といいます)。
茎はわりとひょろっとしています。この写真ではきちんと立っていますが、なかには重さに耐えきれないからか、地面を這うように横に伸びているものもありました。
でも、花はどの株も上を向いていました。

花の色は、もう少し淡いピンクのような紫だったのですが、写真に撮るとどうしてもブルーのように写ってしまいます。同じような色のスミレの花のときも同じ現象が起きましたが、人間の視覚とカメラの撮像センサーの違いが如実に出る色合いなのかもしれません。

スミレのときは画像処理で見たときの印象に近い色合いを出そうと努力したりしてみましたが、今回は見た目とはかなり違う色合いのまま調整していません。

開いた花を覗き込んで中を見てみると、いくつかの違ったパターンがありました。

おしべが真ん中に集まって束になっているもの
E-620, PB057341

F5.6, 1/50sec (-0.7EV), ISO400

これはおそらく、若い花なのではないかと思います。

おしべがひろがって、ツボのようになった花の内壁についているもの
E-620, PB057329
F5.6, 1/60sec (+0.3EV), ISO400

これは花としては終盤にさしかかっている?

そして(おそらく)子房が膨らんで外からも見えるようになっているもの
E-620, PB057338

F5.6, 1/50sec (-0.7EV), ISO400

このリンドウは、茎が地面を這い、先の花が付いているところだけ上を向いていました。

~~~
最初にこの花たちを見たときは、「リンドウに似ている花だなあ」と思っていました。
私のリンドウに対するイメージは、もっとがっしりしていて花がたくさんついているものでしたので、ここにいる花たちはいかにもひ弱でひょろひょろ、花もひとつしかついておらず、別の種類だという印象を持ったのです。

このあたりは日当たりが決して良いわけではないので、もしかしたら日照不足でひょろひょろに、そして花も一株にひとつしかつけられなかったのかもしれません。

2011年11月12日土曜日

今年のキッコウハグマを振り返る~その3 -2011/11/12青葉の森

今年のキッコウハグマを振り返る、その第3回です・・・が、これが最終回になってしまいます。
もっと写真を撮っていたと思っていたのですが、意外と撮っていませんでした。

10月10日にも青葉の森には足を運んだのですが、いたるところでキッコウハグマに出会うものの、みなつぼみのままだったので特にレンズを向けることもなかったのかもしれません。
10月1日に訪れたときに何枚か撮っていた、ということもあるかも。

第1回のときに披露した、スギヒラタケとのツーショット、もう一回くらい撮っていたかと思ったのですが、シャッターは切っていませんでした。残念。

さて、最終回は本日11月12日です。
午後の2時間ほど、森の中を歩きました。


持ち込んだ機材は
OLYMPUS E-420ボディ
OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD 望遠ズームレンズ
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 135mm F4.5
OLYMPUS Electronic Flash FL-36R
でした。

11月5日に来たときにはぽつぽつと咲いていたキッコウハグマでしたが、残念ながら花期をほぼ終了していました。

でも、せっかくなのでふさふさの出たキッコウハグマを撮ってみることに。
OM 135mmマクロとZD50-200mmズームで撮り比べしてみました。

まずはOMレンズのほうから。


E-420, PB128313
 OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 135mm F4.5
F4.5開放, 1/100sec (with 内蔵flash & FL-36R), ISO100

ちょっと左側が詰まりすぎたフレーミングになってしまいましたが、なかなかの写りです。
いま、E-620が修理のための見積もりに出されていて手元にないので、E-420ボディひとつだけでの撮影なのですが、「E-420ボディにOM 135mm F4.5マクロレンズ」という組合せは初めてです。
E-620が戻ってきたら、また同じような状況にならない限り二度と実現しないかもしれません。
その意味では貴重な写真(?)といえるかもしれません。

次に、ZD 50-200mmズームレンズで。



E-420, PB128311
 OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD
F4.5, 1/180sec (with 内蔵flash & FL-36R), ISO100

比較のために、同じ焦点距離と絞りに設定しようとしたのですが、焦点距離はうまく135mmにすることができず117mmになってしまいました・・・
その場でズームレンズの「現在の焦点距離」を表示させることはできないものでしょうか?

これら2枚の写真はいずれも、内蔵フラッシュを光量1/64に絞って焚き、RC(リモートコントロール)モードにしたFL-36Rにディフューザーをつけて、向かって右側からTTLオート発光させています。
写真をよく見ると、地面に近い葉の右側にわりと濃い影がクッキリとできています。
比較のために、フラッシュを使用せず自然光だけで撮影した写真も披露します。



E-420, PB128313
 ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD
F4.0, 1/3sec, ISO100

かなり明るい雰囲気になりました。
このときは午後3時半過ぎで、けっこう薄暗くなっていたのですが。
強い影も出ないので、全体的にフラットな感じになっています。
このキッコウハグマ、まだつぼみがついているように見えますが、これはおそらく閉鎖花といって開くことなく中で自己受粉している花と思われます。

てっぺんあたりにいくつかある、ふさふさになっているのが花が咲き終わったものです。

やはりデジタル用レンズだけあって、さすがの写りです。

しかし、
OM 135mm F4.5マクロレンズもなかなか健闘しました。

この写真では、50-200ズームでも十分対応できる、1.2m以上の距離をおいていますのでマクロ撮影というわけではなく、OMマクロレンズでも長さ可変のOM 65-116mmエクステンションチューブをほとんど伸ばしていない状態での撮影条件でしたので、もっとクローズアップするような場合は、このレンズならではの出番となることでしょう。

もっとも、後々ZDレンズ用のエクステンションチューブ、EX-25を導入したならば、50-200レンズでも50mm広角端で35mm判換算等倍までのマクロ撮影が可能になります。こうなってくると、OMマクロレンズの出番が大幅に奪われることになってしまうかも・・・

OM非マクロレンズに長いエクステンションチューブをつけて絞りを出来る限り開け、デジタルレンズでは出せない雰囲気を狙う、という場面ではまだ活躍の場は十分残されているでしょうが。

今年のキッコウハグマを振り返る~その2 -2011/11/05青葉の森

OLYMPUS E-620
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8

つぼみの期間が長かった青葉の森のキッコウハグマ。
もっと写真を撮っていたと思っていたのですが、意外と撮っていませんでした。


10月10日にも青葉の森には足を運んだのですが、いたるところでキッコウハグマに出会うものの、みなつぼみのままだったので特にレンズを向けることもなかったのかもしれません。

10月1日に訪れたときに何枚か撮っていた、ということもあるかも。

第1回のときに披露した、スギヒラタケとのツーショット、もう一回くらい撮っていたかと思ったのですが、シャッターは切っていませんでした。残念。

そして久しぶりに訪ねた青葉の森。
咲いているキッコウハグマの花を発見。思わず声が出ました。

そのときE-620ボディに装着されていたレンズはOM 50mm F1.8。
まず、引きで全体像を撮影・・・しかし残念ながらみなピンぼけで泣く泣くボツです。

まともに撮れたのは、このレンズにOM 25mmエクステンションチューブをつけて狙ったクローズアップです。


E-620, PB057258
 OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8
OLYMPUS OM EXTENSION TUBE 25mm
F1.8開放, 1/250sec, ISO400

やわらかいムードを狙った絞り開放です。はるか下の方に亀甲の葉があるはずですが、大きくボケて識別できません。

絞り開放ではもう一枚。


E-620, PB057259
 F1.8開放, 1/200sec, ISO400

少し視点を下げて、横から撮ってみました。
後ろのつぼみ(?閉鎖花かも)もボケて、開いている花だけにピントが来ました。


E-620, PB057263
 F4, 1/60sec, ISO400

少し絞るとクッキリした印象に。



E-620, PB057266
 F1.8開放, 1/250sec, ISO400

この写真はエクステンションチューブなしです。
枯れ葉が積もる地面から伸びた茎と、一つだけ咲いた白い花。そして辛うじて姿がわかる葉。

だいたいどれも、一株に花は一つだけという感じでした。2つ以上花が開いているものもいくつかありましたが、たいてい1つが茶色くなっていて、シャッターを切るモチベーションが上がりませんでした・・・

さて、やわらかいタッチの写真を一通り撮ったあとで、OM 50mm F3.5マクロレンズでも狙ってみることに。


E-620, PB057308
 OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5
F3.5開放, 1/125sec (-0.7EV), ISO400

やはりマクロ専用レンズだけあって、絞り開放でもいい写りです。
下にボケながらもしっかり形がわかる葉が写っています。


E-620, PB057315
 F5.6, 1/60sec (-0.7EV), ISO400

これは葉が主役です。ちょっと絞ってみました。

E-620, PB057318
F5.6, 1/30sec (-0.7EV), ISO400

花のほうもF5.6まで絞って撮ってみました。
このときはすべて自然光での撮影でしたが、フラッシュを使ってみるとまた違った印象の写真が撮れたかもしれません。


今年のキッコウハグマを振り返る~その1 -2011/10/01青葉の森

今日、11月12日に青葉の森を訪れたときは、すでに花期を終えていた仙台市青葉区、青葉の森のキッコウハグマ。

これから何回かにわたって、今シーズンのキッコウハグマをまとめてみようと思います。
とはいっても、それほど多くのショットがあるわけではありません。

たぶん、今年最初にキッコウハグマの写真を撮ったのは、10月1日だと思います。


E-620, PA016281
 OLYMPUS E-620
RICOH XR RIKENON 50mm F2
F4, 1/25sec (-0.7EV), ISO400

こもれび広場から沢のほうへ降りていき、橋のたもとの斜面で見かけたキッコウハグマです。当然まだつぼみですが。

「亀甲白熊」の名の由来となっているカメの甲羅のような葉の形がよくわかります。



E-620, PA016288
 OLYMPUS E-620
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 135mm F4.5
F5.6, 1/25sec (-0.7EV), ISO400

散策路から少し外れて、倒木に生えていたスギヒラタケの脇にいたキッコウハグマのつぼみです。葉は草に隠れて見えません。
この写真を撮ったときは、近いうちに花が咲いたときのことを想像して、予約撮影のつもりでシャッターを切った覚えがあります。
(結局、花が咲いているところを見ることはできませんでしたが)
この日、同じハグマのなかまのオクモミジハグマやオヤリハグマは花を咲かせていました。これらは葉も大きく花もたくさんついて、けっこう派手です。それに比べてキッコウハグマは葉も小さく、背も低くて花も小さい、あまり主張しない花です。

2011年11月11日金曜日

ZD50-200レンズ試し撮り -2011/11/11広瀬川

OLYMPUS E-420
OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5

先の記事で、新しいレンズを購入したことに触れました。
オーダーしてから、たった3日で届いてしまったこのレンズ、早速試し撮りに・・・となるところですが、残念ながらE-620は修理(するかどうか判断するための見積もり依頼)中のため不在。

どうしても新レンズを試したい、となれば
あとはE-420しかないわけですが・・・ご存知の通り、私のE-420はさまざまにチューンされてAF撮影、三脚使用撮影には適さない状態になっております。

TENPA x1.22 マグニファイングアイピース装着(これは特に支障なし)>>>顛末記事その1その2
Katz Eye Optics フォーカシングスクリーン換装(マイクロプリズム&スプリットマイクロプリズムがスクリーンの中央、かなりの部分を占め、しかもAFポイントを示す四角い枠は当然無く、フォーカス時の赤ランプも見えず)>>>顛末記事その1その2
純正ボディージャケット装着(グリップ感向上に絶大な効果だが、三脚固定ねじ穴を完全に塞いでいる)>>>顛末記事その1その2

もともと手ブレ補正機構を持たないE-420ですので、望遠でも手持ち撮影を余儀なくされるこのレンズではピンぼけボツとともに手ブレボツの危険性もかなり高いと予想されます。
さらに、約380グラムと軽量しかもコンパクトなボディは、この大きくて重い(約1キログラム!)レンズとの組合せでは、かなりバランスが悪いように思われ、手ブレの危険性がさらに高まります。

長々と書きましたが、つまり一言でいえば「あまり気が進まない」

でも、新しいレンズ(しかも実際にオリンパスプラザでさわってその良さを実感済み)を早く試してみたいという衝動は抑えきれず・・・朝、出勤時に広瀬川で試してみることにしました。

E-420, PB118209
F4.0, 1/640sec (+0.3EV), ISO400
横位置で撮ったものを縦位置にトリミング

200mm望遠端です。
かなりいい感じです。
ピントも「ススッ」と来ます。

E-420, PB118216
F4.0, 1/800sec (+0.3EV), ISO400
「カモは左にサケ右に」

E-420, PB118223
F4.0, 1/640sec (+0.3EV), ISO400
「産卵場所まであと少し」

E-420, PB118245
F4.0, 1/2000sec (-0.3EV), ISO400
「郡山堰の上にて」

E-420, PB118247
F4.0, 1/2000sec (-0.3EV), ISO400
「なかよしダック夫妻(?)」

70-300mmズームレンズとは明らかに格が違う描写。
これだけでも購入してよかった。

E-620が無事生還した暁には、このレンズと組み合わせていろいろな被写体で試してみたいと思います。

2011年11月10日木曜日

50-200mmズームレンズを購入

先週の土曜日(11月5日)、青葉の森で愛機OLYMPUS E-620が水の事故に見舞われ(過去の記事参照:「E-620を襲った悲劇」、「E-620やっぱりやばい?」「E-620最後のショットたち」)、ヨドバシカメラに修理依頼中です。

事故直後はあやしい動きでした。
いっそ思い切ってE-5E-P3を買ってしまおうかとさえ思いました。

日曜には問題なく動作しているように見えました。
ああ良かった、一安心。

と、そうなると
新しいボディを買わずに済みそう=新ボディ購入に回りそうになった金が浮いた
という歪んだ方程式がはたらき
日曜にオリンパスオンラインショップでZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWDレンズ購入してしまいました。
1.4倍のテレコンバーターEC-14もつけて・・・
ポイントが15%、約25,000円分使えるので、ヨドバシで買うよりかなりお得です。
とはいえかなりの出費。
オリンパスプラザで実物に触り、しかも(今は入院中ですが)My E-620に装着して動作や写りを直に確認して、かなり購買意欲が高まっていたところだったのが災い(幸い?)しました。

しかし、動作に問題ないと思っていたE-620、月曜日に起動してみると液晶のバックライトが死亡していることが判明。
再びヨドバシカメラの修理コーナーへ直行!
現在見積もり中です。結果が出るのは10日後とのこと。

でも、購入したレンズは「お届けまでに2週間ほどかかります」とのことでしたので、レンズが届くときには修理費用が判明するだろう、そのときこの先のことを考えよう・・・と思っていたら

8日(火)、「発送しました」のメールが!
は、はやすぎる・・・
そして9日(水)、もう手元に届いてしまった50-200mmズームレンズ。

初ショットはE-420で?
手ブレ補正機構のないE-420、ボディもかなりコンパクトです。
レンズとの重量バランスにも不安が・・・

でも、この週末あたり、試写してみたいです。

E-620の修理費用、3万円以上かかりそうだったら思い切って中古を買うという選択肢も出てくるかもしれません。
思い切ってE-5やE-P3に切り替え!という手もありますが、それではお気に入りのE-620専用縦グリHLD-5の立場が・・・
いずれにしてもしばらくドキドキの日々が続きそうです。

2011年11月8日火曜日

去年撮ったキノコはヌメリイグチ? -2010/10/17青葉の森

OLYMPUS E-620
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5

去年、青葉の森で撮った
大きくて
平たくて
しっとりした
キノコは、どうも「ヌメリイグチ」のようです。
参考:農林水産技術情報協会のページ

このキノコ、とても印象的で
一年以上前に出会ったのに、いまだに心に残っているのです。

写真はこちら

E-620, PA173687
F5.6, 1/10sec, ISO100

遠くから見ても、特に鮮やかな色というわけではないのに目に飛び込んでくる存在感でした。
左側の松葉を見ると、キノコの成長で横に押しやられた感じです。

E-620, PA173688
F3.5, 1/10sec, ISO100

上から見下ろすと、しっとり丸く平べったい感じ。
なぜISO100という低感度設定にしていたのか忘れてしまいましたが、三脚を使って撮るときはこれくらいのシャッター速度まではISO100で、というポリシーがあったのか?
でも、さすがにマクロレンズを絞って、さらに低感度設定なので、質感もばっちりです。

最初の写真を撮ったあと、カサの上に乗っていた松の葉が気になったのでどけたのですが、しっかりあとが残っていますね。かなりのヌメリ具合です。

E-620, PA173689
F8, 1/6sec, ISO100

横から覗き込むと、大きなカサの影になってずいぶん暗いです。
外付けフラッシュFL-36Rを使ってストロボ撮影に挑戦!(たしかリモートコントロールで使った記憶が・・・)

最初のショットはこれ


E-620, PA173690
 F8(たぶん), 1/100sec (FL-36R使用), ISO100

光が強すぎて飛んでしまいました。
フラッシュは手に持って右から当てていたと思います。

光量を調整して再チャレンジ

E-620, PA173693
F8, 1/100sec (FL-36R使用), ISO100

今度はうまくいきました。

同じ日に、いくつかキノコを撮ったのですが、ほとんど名前が確定していません。
【参考】過去の記事(2010年10月31日付)
あのときのキノコ、さらに
先々週のトキイロラッパタケ

記事にもしていないキノコ写真は結構あると思います。
追々公開していきたいと思います。

2011年11月7日月曜日

E-620最後のショットたち -2011/11/07片平

OLYMPUS E-620
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8

先週末、青葉の森でとんだ災難に遭ったE-620とOM 50mmレンズ。
ちゃんと動作するかとても心配です。

そこで、お昼休みに持ち出して少し動作チェックすることに。

仙台市青葉区片平にある、旧東北帝国大学理学部生物学教室(現在は放送大学の宮城学習センター)の裏にある生物学標本園跡へ。

ここには、夏から長い間楽しませてもらっているセンニンソウがあります。

さすがに花の時期はピークを過ぎて、そろそろ終わりに近づいている感があります。
人間は、花の見栄えが悪くなるとすぐに気がいかなくなります。
それでも、虫たちはやってきます。


蜜あるところ、そして花粉あるところは虫にとってお食事の場です。

E-620, PB077355
with OM EXTENSION TUBE 25mm
F4, 1/1000sec, ISO400

花びらのくたびれたセンニンソウの花にむしゃぶりついていますね。

E-620, PB077356
with OM EXTENSION TUBE 25mm
F4, 1/1250sec, ISO400

足の爪の先だけで、よく安定してとどまっていられるなあ、と感心してしまいます。

※この写真は、FotoPusに投稿しました。フルサイズがご覧になれます>>>こちら

E-620, PB077358
with OM EXTENSION TUBE 25mm
F4, 1/640sec, ISO400

翅が美しいです。

E-620, PB077360
with OM EXTENSION TUBE 25mm
F4, 1/1250sec, ISO400

ぶらんとぶら下がって、しきりに花粉をぺたぺたやってます。

これらアブの写真たちはアルバムの形でFotoPusにも投稿しています。なんと、複眼のつぶつぶも写っていますよ。
こちらでご確認を。

~~~
カメラの電源を入れて、すぐ気づいたのは「液晶画面が暗い」ことでした。
よく見ると、表示はされているようです。
・・・そう、バックライトが点いていない。

コントラストのはっきりしているメニュー画面の文字などはなんとか見えますが、プレビュー画面はほぼ真っ暗。
これでは撮影後の映像チェックは不可能です。

それと、(ここに掲載した1600x1200へリサイズ済みの写真ではわからないかもしれませんが)かなり荒れていてノイジーです。

撮像センサーか、画像処理エンジンのどこかにも障害が出ているのでしょうか?
とにかく、修理の見積をお願いしたので、その結果待ちです。

E-620やっぱりやばい?

先日、青葉の森で

転落
着水

事故に見舞われた私のE-620。
今日、動作に問題ないかチェックの意味も含めてテスト撮影してみました。

すると・・・

なんと液晶パネルのバックライトがまったく点いていない!
やはり、事故直後の液晶点滅や外付けフラッシュを挿したときのバックライト消灯は一過性のものではなかったようです。

今日、再びヨドバシカメラの修理コーナーへ。
今度は引き渡して見積もりを取ってもらうことに。
10日ほどだそうですが、その間ドキドキです。

中古で程度の良いE-620ボディを手に入れておいたほうがよい?

E-620を襲った悲劇 -2011/11/05青葉の森

OLYMPUS E-420
OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6

OLYMPUS E-620
OLYMPUS ZUIKO AUTO-MACRO 135mm F4.5

先月、10月10日以来ほぼ一ヶ月ぶりに青葉山を訪ねた11月5日。
この日は最悪の事故に見舞われた、E-620にとっては悲劇の一日となりました。

こもれび広場からいつものように森へ入り、沢のほうへ向かって左へ。
一度沢を渡る橋を越えてから上へ上がり、再び沢に出て今度は沢沿いにしばらく歩いて旧わんぱく広場に抜けますが、途中崩れた道をキレイに修復した場所があります。


E-420 + ZD14-42, PB058163

大きな木と大きな石の間をすり抜けて先へ進むのですが、少々狭くなっています。
左側はそれほど急ではない斜面の下を沢が流れています。
このところ雨が降っていなかったために沢の流れはわずかで、取り残された水がところどころ小さな水たまりをつくっています。

なにげなく左足を大きな石にかけた瞬間、「ずるっ」と滑ってからだが左に大きく傾いてしまいました。
そして、左肩に下げていたバッグから
縦グリ(HLD-5)、OM 50mm F1.8レンズをつけたE-620が「ぽろり」とこぼれ、左の斜面を転がっていきました。

ちょうどこの写真の状態です。



(過去の記事「E-620用にバッテリーホルダーHLD-5購入 -2011/07/03」より)
※事故当時、フードは装着していませんでした

ゴロンゴロンゴロン・・・パカーン!(レンズカバーが外れて飛んだ)・・・ゴロンゴロンゴロン、ポチャ!(着水)
ペンタ部から背面跳びで突っ込んだようです。



E-420 + ZD14-42, PB058162
 この写真の左上隅にある石の手前の小さな水たまりに向かって一直線でした。
この写真は、カメラを拾い上げて現場へ戻ってきた直後にE-420を使って撮ったものです。

後から考えてみると、
石の上に落ちなくて良かった
斜面にソフトランディングして転がったのが幸いした
長いズームレンズなどでなくコンパクトな50mmレンズでよかった

不幸中の幸いとはまさに!
なのですが、水をおおまかに拭き取って試しに何枚か撮ってみると

・・・なんとかいけそう

かなり落ち込んだ気持ちをなんとか立て直して、旧わんぱく広場下の沢周辺で被写体探ししばし。
赤いカサのキノコを茂みの中に見つけました。
あとで訊いてみたら、「ドクベニタケじゃないか?」とのこと。
けっこう森のあちこちで目にするありふれたキノコですが、やはり危険ですね。

E-620, PB057272
 F4超開放(?), 1/60sec, ISO400

この写真は、OM 135mm F4.5マクロレンズのマウントを緩めて、絞りが完全に開放となるような状態にして撮ったものです。いわば「超開放」?

そして、同じアングルで通常のF4.5開放で撮ったのがこちら

E-620, PB057273

F4.5開放, 1/50sec, ISO400

600x450にリサイズしているので、違いはほとんどわかりませんね。
シャッター速度の値に、絞り値の違いがわずかに反映されているのかもしれませんが。
レンズがポロッと外れて落ちる危険性を考えたら、積極的に実践するほどのこともなさそうです。

右奥のほうのキノコに、ショウジョウバエのような小さなハエがやってきました。


E-620, PB057287
 F4.5開放, 1/15sec (+0.7EV), ISO400

絞りをF8まで絞ったものも撮りましたが、この開放での写真はほんわかボケた背景の中に、ハエさんが浮かび上がってキレイです。

FotoPusにも投稿しました>>>こちら

日常生活でハエを見ると「あら汚い」となりがちですが、森の中だと違和感なく受け入れられてしまいます。不思議ですね。

ここで、フラッシュを使って撮ってみようと思い立ち、内蔵フラッシュをポップアップ!
さらに、ちょうど今回持ってきていた外付けフラッシュFL-36Rも使って、クッキリ撮影を狙ったのですが・・・
内蔵フラッシュが、チャージ中の「赤いイナズマ」マークのままスタンバイ状態になりません。

当然、FL-36Rをスレーブ発光モードにしてもRC(リモートコントロール)モードにしても光らず。
そこで、内蔵フラッシュをあきらめ、FL-36Rを直接アクセサリーシューに接続。
横を向けてレフ板で柔らかく照明することを狙ってみたのですが・・・


E-620, PB057294
 F8, 1/100sec, (ISO400)

光量不足だったのか、かなり暗~い写真になってしまいました。
RAW現像で大胆に持ち上げてみると


E-620, PB057294
 まずまず見られる写真になりました。
しかし、135mm(35mm判換算で270mm)の望遠撮影では、ガイドナンバー(GN)36のフラッシュでも光が足りないのでしょうか。
今回やむなくボディに直づけしてバウンズ照明だったのも原因の一つかもしれませんが、けちらないでGN50のFL-50Rにしておけば良かったかも・・・

しかし、FL-36Rをつけて電源をONすると、ボディの液晶モニターが点滅し、撮影後の再生も真っ暗でした。(今思うと、表示されなかったのではなくバックライトが点いていなかったのでしょう)

さっそくその日のうちに、ヨドバシカメラの修理コーナーへ直行!
実際に起動して試してみると、内蔵フラッシュの問題は解決していたようにみえました。
濡れていたのが乾いてきたからかも。

しばらく様子を見るということになって、預けずに持って帰ってきました。
さて、しばらく様子見です。
なんともなければ良いのですが。

2011年11月2日水曜日

ハモグリバエにやられた? -2011/10/10青葉の森

OLYMPUS E-620
TAMRON SP 28-105mm F2.8 LD Aspherical IF (176A)

最近は出張が続いたり何かと忙しかったりして、なかなか青葉の森を訪ねることができません。
今回の話題は、少し前のことになってしまいますがご了承ください。

この日は、めずらしくTAMRONの重たいズームレンズを持って行きました。

表面に白い線がグニャグニャと這い回っている葉を時々見かけます。
気にはなっていたのですが「ナメクジかかたつむりが這った跡じゃないか」程度にしか考えていませんでした。

しかし、これは葉の上を這った跡ではなく、葉の中を潜って食べた跡だということがわかりました。
「ハモグリバエ」の幼虫が犯人のようです。
園芸や農業の世界では、とてもやっかいな害虫のようで、Webでもいたるところに情報が出ています。

さて、10月10日に青葉の森で見つけた葉には、面白い模様や虫喰い穴でデコレーションされていました(本人にとっては迷惑なのでしょうが)。


E-620, PA106650
 F4, 1/80sec (-1.0EV), ISO400

アキノキリンソウの下の方の葉です。
最初はきれいな黄色い花を撮ろうとレンズを向けたのですが・・・なぜかピントは葉の上の渦巻きに


E-620, PA106553
 F4, 1/50sec (-0.3EV), ISO400

よく見ると、目立つ渦巻きと葉の縁をなぞるような白い線とは太さが違います。
違う種類のハモグリバエ?
そして自由気ままに葉の中を潜って喰い進んだあとに、葉の縁や真ん中を別の虫に喰われてしまっています。
可哀想な葉ですね。

そしてさらに地面に近い葉のほうをみると・・・


E-620, PA106655
 F4, 1/50sec (-0.3EV), ISO400

なんと!どくろのように喰われた、もっと可哀想な葉が・・・

~~~
今回使用したTAMRONの28-105mm F2.8ズームレンズは、アダプトール2マウントのフィルムカメラ用レンズで、OMマウントアダプタとMF-1アダプタを介してカメラに装着しています。
重さ905グラム。重いです。しかもでかい。

絞り開放では収差が出まくりで、幻想的とさえ思えるほどにじみます。
でも、F4くらいまで絞るとかなり増しになります。
ちょっと色のりがあまり良くなくて、フラットな感じになります(コントラストが低いということかも)。

まあその辺は、あまりひどい場合はRAW現像の際にある程度修正が効くのでそれほど大きな問題ではないですが。

このレンズの特徴は、IF(中のレンズだけを動かしてピントを合わせる)で、ピントリングも軽く、最短撮影距離50センチのマクロ域から無限遠までの回転角が驚くほど小さいことです。
慎重にやれば、E-620のファインダーでも十分ピント合わせ可能です。
暗いシチュエーションや絞っての撮影ではちょっと暗すぎて厳しいときもありますが、概ねいい感じです。

ライカ判56-210mm相当の画角も、以前は使い道に困ると思っていましたが、今の私にはちょうど良いようです。
これで、もう少し小さくて軽ければなお良いのですが・・・

E-420との組合せでは持ったときのグリップ感、ホールド感は満足でしたが実際の撮影ではなかなかうまく使いこなせませんでした。しかしE-620縦グリ付きとの組合せでは、意外といけそうです。

常に出番があるわけではないですが、長くつきあっていきたいと思います。