TAMRON SP 28-105mm F2.8 LD Aspherical IF (176A)
最近は出張が続いたり何かと忙しかったりして、なかなか青葉の森を訪ねることができません。
今回の話題は、少し前のことになってしまいますがご了承ください。
この日は、めずらしくTAMRONの重たいズームレンズを持って行きました。
表面に白い線がグニャグニャと這い回っている葉を時々見かけます。
気にはなっていたのですが「ナメクジかかたつむりが這った跡じゃないか」程度にしか考えていませんでした。
しかし、これは葉の上を這った跡ではなく、葉の中を潜って食べた跡だということがわかりました。
「ハモグリバエ」の幼虫が犯人のようです。
園芸や農業の世界では、とてもやっかいな害虫のようで、Webでもいたるところに情報が出ています。
さて、10月10日に青葉の森で見つけた葉には、面白い模様や虫喰い穴でデコレーションされていました(本人にとっては迷惑なのでしょうが)。
E-620, PA106650 |
アキノキリンソウの下の方の葉です。
最初はきれいな黄色い花を撮ろうとレンズを向けたのですが・・・なぜかピントは葉の上の渦巻きに
E-620, PA106553 |
よく見ると、目立つ渦巻きと葉の縁をなぞるような白い線とは太さが違います。
違う種類のハモグリバエ?
そして自由気ままに葉の中を潜って喰い進んだあとに、葉の縁や真ん中を別の虫に喰われてしまっています。
可哀想な葉ですね。
そしてさらに地面に近い葉のほうをみると・・・
E-620, PA106655 |
なんと!どくろのように喰われた、もっと可哀想な葉が・・・
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今回使用したTAMRONの28-105mm F2.8ズームレンズは、アダプトール2マウントのフィルムカメラ用レンズで、OMマウントアダプタとMF-1アダプタを介してカメラに装着しています。
重さ905グラム。重いです。しかもでかい。
絞り開放では収差が出まくりで、幻想的とさえ思えるほどにじみます。
でも、F4くらいまで絞るとかなり増しになります。
ちょっと色のりがあまり良くなくて、フラットな感じになります(コントラストが低いということかも)。
まあその辺は、あまりひどい場合はRAW現像の際にある程度修正が効くのでそれほど大きな問題ではないですが。
このレンズの特徴は、IF(中のレンズだけを動かしてピントを合わせる)で、ピントリングも軽く、最短撮影距離50センチのマクロ域から無限遠までの回転角が驚くほど小さいことです。
慎重にやれば、E-620のファインダーでも十分ピント合わせ可能です。
暗いシチュエーションや絞っての撮影ではちょっと暗すぎて厳しいときもありますが、概ねいい感じです。
ライカ判56-210mm相当の画角も、以前は使い道に困ると思っていましたが、今の私にはちょうど良いようです。
これで、もう少し小さくて軽ければなお良いのですが・・・
E-420との組合せでは持ったときのグリップ感、ホールド感は満足でしたが実際の撮影ではなかなかうまく使いこなせませんでした。しかしE-620縦グリ付きとの組合せでは、意外といけそうです。
常に出番があるわけではないですが、長くつきあっていきたいと思います。
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