2011年11月7日月曜日

E-620を襲った悲劇 -2011/11/05青葉の森

OLYMPUS E-420
OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6

OLYMPUS E-620
OLYMPUS ZUIKO AUTO-MACRO 135mm F4.5

先月、10月10日以来ほぼ一ヶ月ぶりに青葉山を訪ねた11月5日。
この日は最悪の事故に見舞われた、E-620にとっては悲劇の一日となりました。

こもれび広場からいつものように森へ入り、沢のほうへ向かって左へ。
一度沢を渡る橋を越えてから上へ上がり、再び沢に出て今度は沢沿いにしばらく歩いて旧わんぱく広場に抜けますが、途中崩れた道をキレイに修復した場所があります。


E-420 + ZD14-42, PB058163

大きな木と大きな石の間をすり抜けて先へ進むのですが、少々狭くなっています。
左側はそれほど急ではない斜面の下を沢が流れています。
このところ雨が降っていなかったために沢の流れはわずかで、取り残された水がところどころ小さな水たまりをつくっています。

なにげなく左足を大きな石にかけた瞬間、「ずるっ」と滑ってからだが左に大きく傾いてしまいました。
そして、左肩に下げていたバッグから
縦グリ(HLD-5)、OM 50mm F1.8レンズをつけたE-620が「ぽろり」とこぼれ、左の斜面を転がっていきました。

ちょうどこの写真の状態です。



(過去の記事「E-620用にバッテリーホルダーHLD-5購入 -2011/07/03」より)
※事故当時、フードは装着していませんでした

ゴロンゴロンゴロン・・・パカーン!(レンズカバーが外れて飛んだ)・・・ゴロンゴロンゴロン、ポチャ!(着水)
ペンタ部から背面跳びで突っ込んだようです。



E-420 + ZD14-42, PB058162
 この写真の左上隅にある石の手前の小さな水たまりに向かって一直線でした。
この写真は、カメラを拾い上げて現場へ戻ってきた直後にE-420を使って撮ったものです。

後から考えてみると、
石の上に落ちなくて良かった
斜面にソフトランディングして転がったのが幸いした
長いズームレンズなどでなくコンパクトな50mmレンズでよかった

不幸中の幸いとはまさに!
なのですが、水をおおまかに拭き取って試しに何枚か撮ってみると

・・・なんとかいけそう

かなり落ち込んだ気持ちをなんとか立て直して、旧わんぱく広場下の沢周辺で被写体探ししばし。
赤いカサのキノコを茂みの中に見つけました。
あとで訊いてみたら、「ドクベニタケじゃないか?」とのこと。
けっこう森のあちこちで目にするありふれたキノコですが、やはり危険ですね。

E-620, PB057272
 F4超開放(?), 1/60sec, ISO400

この写真は、OM 135mm F4.5マクロレンズのマウントを緩めて、絞りが完全に開放となるような状態にして撮ったものです。いわば「超開放」?

そして、同じアングルで通常のF4.5開放で撮ったのがこちら

E-620, PB057273

F4.5開放, 1/50sec, ISO400

600x450にリサイズしているので、違いはほとんどわかりませんね。
シャッター速度の値に、絞り値の違いがわずかに反映されているのかもしれませんが。
レンズがポロッと外れて落ちる危険性を考えたら、積極的に実践するほどのこともなさそうです。

右奥のほうのキノコに、ショウジョウバエのような小さなハエがやってきました。


E-620, PB057287
 F4.5開放, 1/15sec (+0.7EV), ISO400

絞りをF8まで絞ったものも撮りましたが、この開放での写真はほんわかボケた背景の中に、ハエさんが浮かび上がってキレイです。

FotoPusにも投稿しました>>>こちら

日常生活でハエを見ると「あら汚い」となりがちですが、森の中だと違和感なく受け入れられてしまいます。不思議ですね。

ここで、フラッシュを使って撮ってみようと思い立ち、内蔵フラッシュをポップアップ!
さらに、ちょうど今回持ってきていた外付けフラッシュFL-36Rも使って、クッキリ撮影を狙ったのですが・・・
内蔵フラッシュが、チャージ中の「赤いイナズマ」マークのままスタンバイ状態になりません。

当然、FL-36Rをスレーブ発光モードにしてもRC(リモートコントロール)モードにしても光らず。
そこで、内蔵フラッシュをあきらめ、FL-36Rを直接アクセサリーシューに接続。
横を向けてレフ板で柔らかく照明することを狙ってみたのですが・・・


E-620, PB057294
 F8, 1/100sec, (ISO400)

光量不足だったのか、かなり暗~い写真になってしまいました。
RAW現像で大胆に持ち上げてみると


E-620, PB057294
 まずまず見られる写真になりました。
しかし、135mm(35mm判換算で270mm)の望遠撮影では、ガイドナンバー(GN)36のフラッシュでも光が足りないのでしょうか。
今回やむなくボディに直づけしてバウンズ照明だったのも原因の一つかもしれませんが、けちらないでGN50のFL-50Rにしておけば良かったかも・・・

しかし、FL-36Rをつけて電源をONすると、ボディの液晶モニターが点滅し、撮影後の再生も真っ暗でした。(今思うと、表示されなかったのではなくバックライトが点いていなかったのでしょう)

さっそくその日のうちに、ヨドバシカメラの修理コーナーへ直行!
実際に起動して試してみると、内蔵フラッシュの問題は解決していたようにみえました。
濡れていたのが乾いてきたからかも。

しばらく様子を見るということになって、預けずに持って帰ってきました。
さて、しばらく様子見です。
なんともなければ良いのですが。

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