2011年7月26日火曜日

OM 135mm F4.5マクロレンズのゴミ取り

去る7月3日(日)、OLYMPUS E-620用のバッテリーグリップHLD-5、いわゆる「縦グリ」を購入しましたが、じつはこの日は買い物が目的だったわけではなかったのです。


前日発見したOM 135mm F4.5マクロレンズ中のおおきなゴミ(金属片のようなもの)を除去・清掃してもらうためにヨドバシカメラ仙台店に赴いたわけです。

そして、昨日(25日)修理から戻ってきました。
料金は3,150円、ヨドバシカメラの修理専用ポイントで支払い。

135mmレンズでは、ほかにRICOH XR RIKENON 135mm F2.8も所有しており、PENTAXのK接写リングを併用することでマクロ撮影似も対応できる組合せがありますが、やはり描写力という点ではこのOMマクロに分があります。

かつては無謀にも、飛び回るチョウを追いかけたりしたこのレンズ、まだまだ活躍して欲しいです。

2011年7月11日月曜日

ブログのれん分けしました

このshinodak-photostockも、なんとか続けられています。
でも、撮影フィールドが広くなり、また記事も増えてくると、だんだん内容が雑多になってきました。

そこで、この7月から仙台市青葉区片平周辺で撮った写真と撮影場所に関する情報を独立させて、その名もズバリ「仙台市青葉区片平界隈情報」として立ち上げることにしました。

どうぞよろしくお願いします。

すでに、7月4日、7月6日(その1その2その3)のお散歩撮影日記を投稿しております。

暑い一日 -2011/07/09青葉の森

OLYMPUS E-420
OLYMPUS E-620

OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-W 28mm F2.8
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 80mm F4
RICOH XR RIKENON 135mm F2.8

土曜日の昼前から、昼食を挟んで夕方まで、一日青葉の森を歩きました。
この日は気温も30度を超え、かなりの暑さでした。

夏とはいっても、やはり長袖のシャツが必要だということで、山登り用のシャツを購入し準備を整えました。

新しく導入したE-620用のバッテリーホルダーHLD-5も持って行き、その使い勝手を試すためにエクステンションチューブ65-116mmと80mm F4マクロも。
135mm F4.5マクロレンズは、いまゴミ取り修理中ですので手元になく、試すことができないので、代わりにXR RIKENON 135mm F2.8とPENTAXのK接写リングを持って行きました。

午前中は、三居沢から入っていきました。
登り始めてすぐ、おもしろいつぼみを見つけました。

E-420: 7095836
OM ZUIKO AUTO-W 28mm F2.8
F4, 1/50sec, ISO200

とがった3枚の葉がセットになっていて、その上に顔をだしたつぼみが複数固まっています。

E-620: P7094034
OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5
F5.6, 1/20sec, ISO400

つぼみの先をアップで見ると、手前のぱっと広がったつぼみ群と、奥のこれから広がろうとするつぼみ(?)が見えます。

小さな花がたくさんつくのでしょうか?
名前は分かりませんが、どんな花が咲くのか楽しみです。

【後日追記】
このつぼみは「カノツメソウ」のものということがあとでわかりました。
2011年8月16日の記事「カノツメソウ? -2011/08/07青葉の森、三居沢付近」
2011年9月10日の記事「久しぶりのOM 28mm F2.8マクロ撮影 -2011/09/10青葉の森」


さらに、また違う花のつぼみも見つけました。

E-420: P7095837
OM ZUIKO AUTO-W 28mm F2.8
F4, 1/60sec, ISO200

葉は三裂、真ん中から伸びた茎の途中途中に方向を散らしてつぼみがつきだしています。

アップで見てみると・・・

E-620: P7094038
OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5
F5.6, 1/30sec, ISO400

下の方のつぼみは小さな葉の上に乗って、茎から柄を伸ばした先に2,3個ついています。

E-620: P7094036
OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5
F3.5開放, 1/80sec, ISO400

一方、先端には短いつぼみが集まっています。
下と上でつき方が違うのか、上のかたまりはさらに上へ伸びて下と同じような形になるのか・・・

別の株を見てみると、

E-620: P7094042
OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5
F5.6, 1/30sec, ISO400

下の方の葉が三裂していません。別の種類?
葉はみごとに喰われています。

E-620: P7094045
OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5
F3.5開放, 1/80sec, ISO400

こちらも葉を喰われていますが、喰われ方が異なっています。たぶん別の種類の虫に喰われたのでしょう。こちらの葉の形は三裂です。

【後日追記】
こちらは、「オヤリハグマ」のつぼみだったようです。
9月24日現在、まだ公開できるような花の写真はゲットできていません。
もしかしたら来シーズンに持ち越しとなるかも。


もう少し上に上がっていくと、またつぼみを発見。

E-620: P7094085
OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5
F3.5開放, 1/200sec, ISO400

少し紫がかった白いつぼみです。
葉はニラのように細長いです。
あとで、開いている花も発見しました。

E-420: P7095898
E-420: P7095901
OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5
F5.6, 1/80sec and 1/100sec, ISO400

E-420とOM 50mm F3.5マクロレンズとの組み合わせは、おそらくこの日がはじめてだと思います。
さてこの花、来週は満開になっているでしょうか。

【後日追記】
この花は、「ジャノヒゲ(別名リュウノヒゲ)」というそうです。


うしろの葉(バラ科の野草?)の上に小さな虫を発見。この虫はいたるところにいました。

E-620: P7094091
OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5
F5.6, 1/60sec, ISO400

ここで、OM 80mm F4マクロレンズにスイッチ。

E-620: P7094094
OM ZUIKO AUTO-MACRO 80mm F4
OM EXTENSION TUBE 65-116mm
F4開放, 1/30sec, ISO400

結局、エクステンションチューブの三脚座は使わず、HLD-5の三脚穴で固定することになりました。
三脚から外さずにそのままレンズを交換したからです。

もしかすると、今後も三脚座で固定するということはほとんどないかもしれません。

ミヤマタムラソウもたくさん咲いていましたが、なかなかきれいな花がなく、素通りが続きました。
ようやく見つけた花。RIKENON 135mm F2.8レンズで狙ってみます。
PENTAXのK接写リングNo.2(長さ18.5mm)をつけています。リングなしでは1.5メートルまでしか寄ることができませんが、この接写リング併用で、結構寄ることが可能になります。

E-620: P7094109
RICOH XR RIKENON 135mm F2.8
PENTAX K MACRO RING No.2 (18.5mm)
F4, 1/80sec, ISO400

過去の経験から、絞り開放では収差が強くてぼんやりしてしまうと考え、F4に絞りました。

【後日追記】
この写真をもう少し編集して、花と、葉に写る花の影をより強調した雰囲気に仕上げる試みを記事にしました。よろしかったら比較してみてください。
2011年9月24日付「トーン調整ひとつで -2011/07/09ミヤマタムラソウ」

でも、せっかくなので開放でも1枚。

E-620: P7094110
RICOH XR RIKENON 135mm F2.8
PENTAX K MACRO RING No.2 (18.5mm)
F2.8開放, 1/160sec, ISO400

背景だけでなく、白い花もにじみが出てソフトな雰囲気になっていますが、これはこれで悪くなさそうです。
暗めの背景に白く輝く花、というシチュエーションだったからでしょうか。

ついでに、もう一つ絞ってF5.6とした場合を比較してみます。

E-620: P7094111
RICOH XR RIKENON 135mm F2.8
PENTAX K MACRO RING No.2 (18.5mm)
F5.6, 1/40sec, ISO400

このRIKENON 135mmレンズは、画質に定評があるとか、有名というわけではないですが、十分な描写性能を持っていることが確認できます。接写リングで設計上は想定外の近接撮影でもここまでの画が撮れれば、十分です。

OM 135mm F4.5マクロの立場が微妙になってきますね。
無限遠まで連続的に対応可能というのがメリットということになるでしょうか。

最後に、同じミヤマタムラソウをE-420とOM 50mm F3.5マクロレンズとの組み合わせで撮った一枚。

E-420: P7095880
OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5
F3.5開放, 1/400sec, ISO400

ちょうど日当たりのよい場所に咲いていたので、葉(実はミヤマタムラソウのものではなくチゴユリなのですが・・・)の上に花の影がくっきり映っています。

昼食後、午後にも2,3時間歩き回りましたが、暑さでばててしまいました。
ほとんどしゃがんで撮ることもできず、枚数も午前中より長い時間いたにもかかわらず、それほど伸びませんでした。

暑い夏の日は特に、狙いを絞って短い時間で効率的に回る必要がありそうですね。

2011年7月10日日曜日

E-620用にバッテリーホルダーHLD-5購入 -2011/07/03

以前から悩んでいた、HLD-5(いわゆる縦グリ)を半ば衝動的に購入してしまいました。


バッテリーを2個装填可能です。
E-620本体のバッテリーを抜いてふたを外し、でっぱりを差し込んで装着します。
外したふたをなくしてしまいそう・・・と、心配していましたが杞憂でした。

 

外したふたは、バッテリー室に突っ込むでっぱりに設けられた凹みにはめ込んで保管可能!すばらしい。

 

装着してみると、袴をはいたようなフォルムに。バッテリーを後ろから差し込む形になっているので、前後の幅が大きめで、前にかなり出っ張ります。このでっぱりが縦位置で持つときのグリップになるのです。
縦位置で構えたとき用のシャッターボタン、そして親指で回すダイヤルもついています。


OM 50mm F1.8レンズを装着してみたのが上の写真です。なかなか違和感なくなじんでますね。
構えてみると、縦位置での持ちやすさはもちろんですが横位置のときも、思ったほどでっぱりがじゃまになることはなさそうでした。左手のひらの付け根に乗せる感じで、むしろ安定感が増す感じです。

縦グリとしての本領が発揮されるのは、大きい望遠レンズを装着したときの縦位置撮影のときでしょう。


横位置で撮るときでも、たとえばこの写真のZD 70-300mm F4.0-5.6ズームのように大きめのレンズをつけたときは、右手の小指がかかる場所がなく遊んでしまうので、すこし安定感に問題がありました。
HLD-5を装着することによって、横位置のときも安定感が増し、安心して撮影できそうです。縦位置の場合は言うまでもなく持ちやすいです。

ただ、横位置のときはシャッターボタンがファインダーよりも低い位置にきますが、縦位置にするとシャッターボタンがかなり高い位置にくるので、右手を上に掲げるような感じの構えになります。
最初は慣れなくて、カメラを持ってからファインダーを覗こうとして、実際よりずいぶん上の方に目をあててしまい、視界が真っ暗・・・なんてことも。

これから慣れていくしかないのでしょうが。

最大の心配は、OMの可変エクステンションチューブ65-116mmを使う場合です。
そのときは、ほぼ100%三脚に固定してのマクロ撮影になりますが、このエクステンションチューブに装備されている三脚座が使えなくなるのではないか、と考えて購入を躊躇していた訳です。

実際につけてみると・・・


ほぼ確実にレンズ側の三脚座は使えませんね。
なんとか90度回して縦位置専用とするか、それでも横位置が必要となれば雲台のほうを横に倒す(通常ボディの三脚穴に固定して縦位置にする場合と同じ要領)しかなさそうです。


HLD-5の三脚穴で固定してしまうという手もありますが、エクステンションチューブを伸ばしたときに重さのバランスがとても心配です。


あいだに25mmのエクステンションチューブをひとつかませれば、三脚座を使用可能かもしれませんが、この場合はチューブ長さの合計が最短でも89mmと長めになってしまいます。

これから実際に使ってみて、どうするか考えてみようと思います。