2017年3月19日日曜日

「超広角」の魅力 -2017/03/19

OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5
KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8

2017年も3月に入り、ときどきグッと冷え込んだり雪が降ってきたりするものの、確実に暖かい春へ向かって季節は進んでいます。

そうなってくると、楽しみなのが「道端の花」。
たいていは、お散歩中のスナップとして、いつも持ち歩いているコンパクトデジカメ、OLYMPUS STYLUS XZ-2か、もしくはもっと手軽にスマホのカメラで撮ったりします。

今日は、E-M1といくつかの交換レンズを持って、仙台市街をブラブラとお散歩しました。
やはり期待通り、あちらこちらでイイ感じの花に出会います。

花壇から評定河原橋へ降りて行く坂の途中で、いい具合に咲くタンポポを発見。
マクロの50mmレンズをつけて、まずは一枚。

E-M1, OM50/3.5macro, P3191829
OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5
F3.5, 1/320sec, ISO200

このレンズは、OLYMPUSのフィルムカメラ時代のマクロレンズで、コンパクトかつ高い描写力で定評のものです。中古で手に入れたこのレンズ、デジタル時代のいまでも十分に使えるので、デジタル用のレンズ(OLYMPUSでいえば、4/3の50mm F235mm F3.5、m4/3では60mm F2.8やつい最近出た30mm F3.5)なんてのがありますが、特に必要性を感じません。

この50mm F3.5マクロレンズは23センチまで寄ることができ、35mmフィルムカメラでは1/2倍までのマクロ撮影が可能です。4/3, m4/3カメラに取り付けて使えば、100mm換算の中望遠マクロレンズとなり、等倍マクロが可能となります。

このレンズや、80mm F4, 135mm F4.5などのオールドマクロレンズを次々手に入れたときは、とにかくどアップで撮ることに夢中になってました。
しかし、ZUIKO DIGITAL 12-60mm F2.8-4.0や、M.ZUIKO DIGITAL 12-40mm F2.8で24mm相当の広角でのマクロ(というほどではないですが25センチくらいまで寄れます)を撮るようになり、ついにはボディーキャップレンズBCL-0980(9.0mm F8.0)で20センチまで寄れる魚眼マクロ、そしてKOWA PROMINAR 8.5mm F2.8超広角レンズへと続いてくるわけです。

上の写真と同じタンポポを、KOWAの超広角レンズで撮ると・・・

E-M1, KOWA8.5/2.8, P3191830
KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8
F2.8, 1/2000sec, ISO200

このタンポポが実は、道端の石の間から顔を出していたことが分かります。
水平レベルで撮っても楽しいですが、下から見上げれば普段見ることのない迫力の写真が撮れます。

たとえば、

E-M1, KOWA8.5/2.8, P3191833
KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8
F2.8, 1/1600sec, ISO200

こんな、石垣から生えて咲いているヒメオドリコソウを下から見上げれば、

E-M1, KOWA8.5/2.8, P3191835
KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8
F2.8, 1/1600sec, ISO200

小さな花が、こんな迫力に。
KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8レンズ、特殊なだけにそれほど出番は多くないですが、常にバッグに忍ばせているレンズです。

2017年3月11日土曜日

セリバオウレン -2017/03/11青葉の森

OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5
KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8

この日、三居沢入口から青葉の森へ入り、セリバオウレンが咲いていないか確認しに行きました。
・・・あ!いました。

E-M1, KOWA8.5/2.8, P3111687
F2.8, 1/320sec, ISO400

このあたり一帯は、あまり日も差し込まず少し薄暗くて、ひっそりした森のムードで満たされた絶好の場所です。
森に入ったときは、曇っていて(ときどき雪が落ちてくるくらい)落ち着いた暗い森の雰囲気が出ていたのですが、ちょうどこのエリアにさしかかる少し前から晴れてきて、木々のあいだから日も差し込んできたりして、ちょっと残念(?)だったわけですけれども。

KOWA(コーワ)の8.5mm F2.8レンズは、超広角であるにもかかわらず、歪みを極限まで抑えた素晴らしいレンズです。どちらかというと工業用レンズのような、「カッチリ」した画像を追求した厳格さを感じます。

フィルム時代の古いマクロレンズである、OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5レンズに付け替えて、今度はセリバオウレンに寄っていきます。

E-M1, OM50/3.5Macro, P3111690
F3.5, 1/80sec, ISO400

芹葉黄蓮の名の通り、セリのような葉をもつオウレンです。
雄花と雌花がありますが、これは雄花です。まだ花が開ききっていないので、おしべがギュッと中に固まって押し込まれていますが、これが広がると、小さく白い火花のようできれいです。
まだ、花の時期は始まったばかりですので、これからじっくり楽しみたいと思います。

E-M1, OM50/3.5Macro, P3111695
F3.5, 1/40sec, ISO400

こちらは、まだつぼみが出てきたばかりで開いてません。下を向いていますが、これから茎がピンと伸びて花も持ち上がってきます。

~~~
この日は、イワウチワのようすも見に行ったのですが、こちらはまだまだでした。
いままでは、花のシーズンが終わりかけのタイミングでしか見ることができていないので、今シーズンこそはと意気込んではいるのですが、まだ時期が早すぎたようです。

2017年3月5日日曜日

ふきのとう -2017/03/04青葉の森

OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5

このブログで最後に取り上げたこのボディとレンズの組合せを探してみると・・・なんと一番新しい記事は2016年4月3日に青葉の森へ行ったときのシュンランの話題ナガハシスミレの話題

それ以後も写真は撮っていましたが、ブログに記事として挙げるほどのネタでもなく・・・

そんなこんなで2017年3月4日、久々にこのマクロレンズの出番がやって参りました。

相手はフキノトウです。

E-M1, P3041636
F8, 1/250sec, ISO800

このフキノトウ、脇からなにやらひょろひょろと伸びてます。
これは昨シーズン茂らせていたフキの葉が枯れてそのまま残っていたということです。

なかなかこんなシチュエーション、お目にかかれないのではないか?いやけっこうある?
とりあえず、花も咲き始めているようなので、そちらに注目します。

E-M1, P3041639
F8, 1/250sec, ISO800

さらに、いっぱいまで寄ってみます。

E-M1, P3041642
F5.6, 1/320sec, ISO800

フキはキク科なので、キクやタンポポのような小さい花がたくさん集まっています。
雄花と雌花が別々とのことで、こちらは雄花と思われます。

とりあえずつぼみが開いていくつか花が咲いているのはこれだけでしたので、まだこれからというところでしょうか。

青葉の森では、あちらこちらに見られるので、これからが楽しみです。

OM 50mm F3.5マクロレンズとE-M1

2010年2月7日に買いたてホヤホヤのOLYMPUS E-620の使い方にもボチボチ慣れてきたころ、2010年5月12日に中古で買ったOM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5レンズ。

相棒も、E-620からE-5、そしてE-M1と変わりました。
オークションなどでほかにもOMマクロレンズ(80mm F4や135mm F4.5)を手に入れ、使ってきましたが、もっとも出番が多かったのはやはりこの50mm F3.5レンズでした。

画角が手頃だったからかもしれません。
コンパクトかつ23センチ1/2倍(フォーサーズでは等倍相当)の近接撮影から無限遠までカバーするし、丸ボケが大きさも適当でボケ具合も良好、けっこうシャープによく写るというのが、一番使いやすかった要因でしょうか。

それでも、最近ではそんなに被写体に寄ることも少なくなり、50mmならボケがやわらかなOM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8レンズを使うことが多くなりました。
寄りたくなったらエクステンションチューブを噛ませればいいや、とバッグに常駐していますが、それもめったに出すことはありません。

そんな状況ではありますが、2017年2月25日の青葉の森歩きから、もしかしたらなにか花が咲き始めているかも・・・という淡い期待から、このマクロレンズを標準50mm F1.8レンズとともに持って行くようになりました。

XZ-2, P3041599
OLYMPUS STYLUS XZ-2

OLYMPUS OM-D E-M1ボディと組み合わせると、往年のOMフィルムカメラのようです。
E-5につけたときはちょっと「おちょぼ口」になってましたが、

XZ-2, P3041601
OLYMPUS STYLUS XZ-2

ビシッと決まってます。
このレンズ、マクロですから当然ながら近くによってアップの撮影が可能です。
近くへ寄っていくと、

XZ-2, P3041602
OLYMPUS STYLUS XZ-2

こんな風にレンズが前に繰り出します。

XZ-2, P3041603
OLYMPUS STYLUS XZ-2

23センチまで寄れます。
スミレやセリバオウレンなど、小さい花もこのレンズでバッチリです。