2013年2月13日水曜日

GXR + RIKENON 135mm F2.8 -2013/02/11

2月の3連休中日、東京に行く機会がありましたので、
RICOH GXR
RICOH A12 MOUNT UNIT
RICOH XR RIKENON 135mm F2.8
を持って行きました。

東京駅から皇居へ。
お堀にいたカモ(キンクロハグロ)を撮ってみました。

GXR+R135, R0013531
F5.6, 1/750sec, ISO200
思いの外きれいに写ることに、びっくりしました。
ただし、ピント合わせはとても難しいです。

GXR+R135, R0013533
F5.6, 1/200sec, ISO200

まだまだ修行が必要ですが、うまく撮れたときはなかなかです。

2013年2月10日日曜日

RICOH GXR - RIKENON system

先日誕生した、「新旧RICOHコラボシステム」。

そのときは、GXRボディにA12 MOUNT UNIT、液晶ビューファインダーVF-2と、ライカMーペンタックスKマウントアダプターを介して、RICOH XR RIKENON 50mm F2Lレンズと組み合わせた雄姿をご紹介しました。

でも、せっかくKマウントレンズがGXRで使えるようになったので、今回はもう一本のRIKENONレンズ、RICOH XR RIKENON 135mm F2.8とのコンビネーションを試してみました。

by OLYMPUS XZ-2, P2090517
このフォルムでライカ判200mm相当の望遠レンズに。

by OLYMPUS XZ-2, P2090516
F2.8の明るさが全面に押し出された、大きな前玉レンズ。

by OLYMPUS XZ-2, P2090514
内蔵フードを引き出してみました。「あまり効果ない」という噂がありますが、実際どうでしょうね。
このレンズは、同じXR RIKENONでも50mm F2ほど高い評価を受けているわけではない(というか、あまり話題にも上らない)ですが、F4~5.6くらいに絞れば十分シャープで、開放で撮ると甘い収差がかえってソフトなムードを出してイイと思うのですが・・・

まだこの組合せで撮ってみたことはないですが、機会があれば試してみたいです。
K接写リングを入れれば、200mmの望遠マクロとしても使えます。三脚が必要になるかもしれませんが。リモートケーブルも必要になるかな?

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ついでに、RIKENON 50mm F2Lレンズとのコンビネーションも

by OLYMPUS XZ-2, P2090519

by OLYMPUS XZ-2, P2090522

2013年2月3日日曜日

手ブレ補正機構搭載の是非

しばらく出番がご無沙汰になっているOLYMPUS E-420。
データを見返してみると、最後にシャッターを切ったのは実に10ヶ月以上も前の2012年3月22日でした。

このE-420は、2008年4月17日発売ですから、以来すでに4年9ヶ月も経っています。
その間、デジタル一眼はどんどん進化し、今となってはかなり古いスペックとなってしまったので、もう過去の機種・・・

と思っていたら、
価格.comE-420クチコミ掲示板には、未だに新しい書き込みがあったりして、もしかするとこれは「名機」と呼ぶに相応しいカメラだったのかもしれません。

この機種には、今となっては当たり前にすらなっている「手ブレ補正機構」がありません。
したがって、しっかり構えて意識していないとすぐにブレてしまいます。

上位機種のE-620(こちらも名機と呼べるでしょう)にメインの座を明け渡して、MFオールドレンズとの組合せでのいわばマクロ撮影専用機のような使われ方をするようになると、ますます手ブレ対策を意識するようになりました。

でも、きっちりポイントを抑えて臨めば、どアップ接写撮影においても、暗い状況での撮影であっても、かなりの打率できっちり撮れます。

むしろ、機械が高度な技術で人間の起こす手ブレを補正してくれる今のカメラのほうが、機械を過信し油断してブラしてしまうことが多くなった気がします。











常に主役であるE-620やE-5が三脚を占有してしまうので(?)、E-420は必ず手持ち撮影となります。

それでも、(まあボツも多いですが)ビシッと決まったときには最新カメラとデジタルレンズの組合せではゼッタイ撮れないような、個性的な作品が生まれます。その瞬間の高揚感を味わえるのが、E-420ならではの醍醐味なのかもしれません。

E-420に中間リングを介して、あるいは逆付けにしてオールドレンズを装着し、ファインダーを覗くとなぜか「攻め」の撮影になります。
やっぱりこのカメラは手放せないし、出番は少なくなっても時々は引っ張り出してきて感動を味わいたいですね。

E-420最後の出番? -2012/03/22

今はもう2013年1月末。
この記事のネタはなんと、10ヶ月も前の2012年3月22日のはなしです。

どうしてそんな日のことを今さらなのか。それは・・・

「E-420の今後の処遇をどうするか」

について、心が揺れ動いていたからです。
というのも、2008年5月末にこのE-420を購入してから4年8ヶ月、しかも初めてのデジタル一眼レフカメラとして、私のフォトライフの幅を大きく拡げてくれたカメラだからです。
オールラウンドなメイン機として使っていた期間は、2010年2月にE-620を導入するまでの2年弱でしたが、当初はそれほど出番が多かったわけでもなく、被写体といえば、コンパクトカメラでも事足りるようなスナップや記念写真程度のものでした。

むしろ、サブ機の位置に一歩下がり、ちょっとした「冒険」や「チャレンジ」の道具となってから、その存在感がグッと増したような気がします。

E-620では、マクロ撮影のおもしろさに目覚め、OMシリーズの高性能マクロレンズを手に入れて、通常の視点からは見えないような精細かつ緻密なミクロの世界を追求するようになりました。フリーアングルの液晶パネルのおかげで、地面すれすれから上を見上げるアングルも撮影可能に。三脚が必需品となりました。

これに対してE-420では、こちらもマクロ撮影の方向に向かったのではありますが、三脚を立てライブビューでじっくり構図やピントを考えながら撮るE-620での撮影とは違って、手持ちでなければ得られないアングルや構図を追求し、マクロ専用レンズではない一般レンズを使うことによって、あえて描写の甘さや収差を強調するような絵作りを意識するようになりました。

光学ファインダーを覗いて見た映像
撮影直後、背面の液晶モニターで見た映像
あとでじっくり、PCのモニターで見た映像

すべてが異なり、3回感動を味わえる。
PCで見たものが最終状態となりますが、最初にファインダーを覗いたときや背面モニターで見たときの印象が強く残っていれば、現像のときそれをできるだけ再現するように調整できる。

最新のカメラのような精細かつ鮮やかな液晶とは違って、画質や再現性が良くない分、1ショットでいくつもの驚きや感動が生まれると考えれば、なかなか良い機材ともいえるのではないでしょうか。

さて、2012年3月22日に撮影したのは「センニンソウの実(たね)」と「オオイヌノフグリ」でした。
その日のようすは日記ブログ当日の記事にも書きました。

E-420, P3228974
OLYMPUS E-420
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8
OLYMPUS OM EXTENSION TUBE 14mm
F2.8, 1/800sec, ISO400

センニンソウのたねにはひょろっとしたひげがついており、ピントをどこに合わせるか悩みます。もっと絞り込んで被写界深度をかせぐ手もありますが、そうするとうしろの木の幹がはっきりしすぎてしまって困ります。

このOM 50mm F1.8レンズでマクロ撮影するときは、絞りを開放にするとボケが広がりすぎて全体がぼやけた感じになってしまうので、このときはひとつだけ絞ってF2.8、もしくはぐっと絞ってF5.6の2種類の設定で撮っていました。
(あまりいろいろやると覚えきれない(絞り設定は記録されないので)という事情も・・・)

E-420, P3228989
OLYMPUS E-420
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8
OLYMPUS OM EXTENSION TUBE 14mm
F2.8, 1/1600sec, ISO200

E-420, P3228999
OLYMPUS E-420
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8
OLYMPUS OM EXTENSION TUBE 14mm
F2.8, 1/1000sec, ISO200

E-420, P3229001
OLYMPUS E-420
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8
OLYMPUS OM EXTENSION TUBE 14mm
F2.8, 1/1250sec, ISO200

ここまでは、OMエクステンションチューブ3種(7, 14, 25mm)のうちの真ん中の14mmを使って撮りました。
オオイヌノフグリは高さがなく地面に近いので、角度をうまく考えないと背景がうるさくなってしまいます。面倒になると絞りを開けて後ろをぼかしてしまうのですが、そうするとピント合わせが本当に難しくなってしまいます。
このときも、かなりボツを量産しました。
RICOH XR RIKENON 50mm F2(L)と比べて、おなじ50mmレンズでもボケの出かたが少し違っているように思います。このレンズでは実にソフトにボケます。RIKENONのようなねっとりした濃厚さはなくあっさりした印象です。

E-420, P3229008
OLYMPUS E-420
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8
REVERSE
F2.8, 1/1250sec, ISO200

これは、おそらくつぼみのうちに先を虫にかじられてしまった花だと思います。花びらの先がくっついた(あるいは絡んでひっかかった)まま開いたためにおもしろい形になっています。おしべの先の花粉袋である葯(やく)がありませんが、花の時期を終えて落ちたのか、それともつぼみのうちに先をかじった虫がなかの葯を食べてしまったのか?

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あらためて、この日撮影したすべての写真をよく見てみると、手ブレ補正機構をもたないE-420を手持ちで、しかもかなりのマクロ撮影となっているので、絞りを開けてピンぼけ、絞って手ブレという惜しい写真が多かったです。

オオイヌノフグリは、風がある状況では小刻みに震えるのでこれもやっかいな問題です。ISO感度の設定をぐぐっと上げればシャッター速度は稼げますが、そのぶんノイズが乗ります。
敢えて画像を荒らすという表現法もあるかもしれません。今後機会があれば試してみたいと思います。

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価格.comhttp://kakaku.com/のクチコミ掲示板にも、ごく最近も新しいスレッドが立ったりして、まだまだ現役なE-420。もう少し手元に置いて、ときどき出番を作ってやりたいです。

GXR+RIKENON初撮影 2013/02/02

RICOH GXR用にA12レンズマウントユニットとVF-2、PENTAX Kマウントアダプターをそろえてからすでに2週間弱が経ち、なかなか出番の来なかったこの特殊なカメラセットに、ようやく今日出番がやってきました。

お昼のお散歩、ちょっと時間がなくて慌ただしかったのですが、なんとか片平丁通り沿いに歩くコースを早歩きで通りかかりつつ、仙台高等裁判所石垣で去年の夏から追跡中のスミレを、この組合せ最初のターゲットに。

記念すべき初ショットはこちらです。

GXR+RIKENON50mmF2L, R0013423
R0013423
RICOH GXR body
RICOH GXR MOUNT A12
RICOH XR RIKENON 50mm F2L
PENTAX K CLOSE-UP RING No.2 (19mm)
F2, 1/290sec, ISO200

このスミレは、2013年1月13日、そして18日にOLYMPUS XZ-2で撮影しています。
1月13日のほうでは、OLYNMPUS E-5にRIKENON 50mm F2Lレンズをつけて撮影しました。

E-5+RIKENON50mmF2L, P1130988
P1130988
OLYMPUS E-5
RICOH XR RIKENON 50mm F2L
PENTAX K CLOSE-UP RING No.2 (19mm)
F2, 1/3200sec, ISO200

全く同じ花をほぼ同じ角度から撮っています。偶然にも使用した接写リング条件まで同じでした。
1月13日の時点では、まだ実がはじけていませんでしたが、18日には実がはじけてタネが2,3個しか残っていませんでした。今回はすっかりタネを飛ばして、完全に枯れています。
2枚の写真を比べてみますと、同じレンズで撮っても(これは当たり前ですが)画角が違います。のみならず、背景のボケ具合もなんとなく違うような気がします。

GXRの液晶ビューファインダーは、噂通りピントの山がつかみにくかったですが、MFアシスト機能(ピントが合ったところが白く表示される)があれば、なんとかピント合わせはできます。
画面の(中心部限定ですが)拡大も可能なので、手ブレ対策さえきっちりできていれば、なんとか使えそうです。

シャッターの音と振動の感触は・・・ちょっといまいちな感じですが、 E-420ともE-620ともE-5とも違う、RIKENON 50mm F2Lレンズの描写を楽しめそうです。

GXR, RIKENONコンビ誕生 -2013/01/20

これまでお散歩カメラだったRICOH GXR + S10 24-72mm F2.5-4.4VCがその座をOLYMPUS XZ-2に明け渡し、しばらく出番もなく眠っていました。

しかし、ついに2013年1月20日、液晶ビューファインダーVF-2とともに、A12レンズマウントユニットを導入して「ほぼRIKENONレンズ専用MFカメラ」としてよみがえりました。

XZ-2, P2020404
 お散歩のお供カメラだったいままでとはまったく別の姿になりました。30年の時を超えて、XR RIKENON 50mm F2LレンズとGXRボディ、そして23.6×15.7mmの大型 CMOSセンサーを装備したA12レンズマウントユニットとのコラボレーション!

XZ-2, P2020403
 なかなかうまくまとまったバランスの良いフォルム。PENTAX K接写リング1,2,3も必ずお供につれていかなければ。