OLYMPUS E-620
SMC PENTAX 24mm F2.8
1月4日のお散歩で偶然見つけた、冬のオオイヌノフグリ。
その日はE-420とRIKENON50mmで臨んだものの散々な結果に終わりましたが、翌5日にはE-620とOM50mmF1.8で再チャレンジ、通常順付け、25mmエクステンションチューブ、逆付け、エクステンションチューブ+逆付けという組合せを試して、それぞれの拡大具合を確認しました。
そして6日、今度はPENTAXのKマウントレンズ、24mm F2.8を持ち出して、再々チャレンジです。
目的は、
広角レンズの逆付けが手持ちで扱えるか
さらにエクステンションチューブとの組合せはどうか
カビの影響はないか
この3点です。
結論からいうと、「いける」
ただし、地面に這いつくばって、あるいはなにか支えになるものの助けを借りれば
という感じです。
フィールドは、金研の低温センター西側、駐車場脇の斜面。
金研の西側を南北に通る道路の歩道に面しています。
ここは、ちょうどお昼時に日を浴びる絶好の場所です。
しかも、地面に這いつくばる必要がなく、楽にアクセスできるのも大変良いコンディションです。
ただし、午後1時頃ではまだ花が開ききっておらず、1時半~2時頃まで待つ必要があります。
さて、カビカビのPENTAX 24mm F2.8レンズ、まずは逆付けから。
今回の装備は、4/3ボディにOMマウントレンズをつけるアダプターMF-1、OMマウント用リバースアダプター(フィルター径55mm)、52mm径である24mmレンズをつけるための52-55mmステップアップリング、そしてOM用エクステンションチューブ三種。
したがって、KマウントのPENTAXレンズを普通につけることはできません。
最初に被写体に選んだ花は、どうしてもカメラと私の頭の陰になってしまうので、やむなく内蔵フラッシュを焚きました。
P1066585
F2.8開放, 1/180sec, 内蔵フラッシュ1/64, ISO200
なんともクリーミーな仕上がりに。
横位置ですので、フラッシュの光は上から当たっています。しべの影がふたつ、花びらの上に見えますが、完全にピンぼけになっているために、うるさくありません。
今度はカメラを縦位置にして、フラッシュの光が花の前面から(向かって右から)当たるようにしてみました。
P1066586
F2.8開放, 1/125sec, 内蔵フラッシュ1/64, ISO100
今度は花びらに落ちる影は全くなく、ますます滑らかになりました。
肉眼でこの花を見るときは、5,6ミリしかない小さな花のしべの先と花びらのあいだの数ミリの差なんてほとんどありませんが、アップでカメラのファインダーを覗いてみると、ほんの少しのピント位置のずれで、ずいぶん違った印象になることがわかりました。
同じアングルで、絞りをF8まで絞って比較してみます。
P1066589
F8, 1/100sec, 内蔵フラッシュ1/64, ISO400
オオイヌノフグリファンの方にはお馴染みの、青い筋がはっきりと写るようになりました。
私はこの花のめしべが大好きで、写真を撮るときはいつも、めしべの先のぼんぼりを狙ってピント合わせします。
なので、たいていおしべのほうはピンぼけになるのですが、F8まで絞ると両方にピントが来ます。
花粉がまん丸ではなく米粒のような形をしていることがわかります。
いろいろ試しましたが、最後にこの日最大の拡大率を出す組合せ、
逆付け24mmF2.8に7+14+25=46mmのエクステンションチューブで撮った一枚。
P1066608
F4, 1/500sec (-0.7EV), ISO400
何枚か撮りましたが、みなピンぼけで、唯一生き残った一枚です。
直射日光を遮ることなく撮れたので、フラッシュは焚いていませんが、シャッター速度を稼ぐためにアンダー露出の設定にしました。
あとでRAW現像時に明るさを持ち上げています。
そのため、やや粒状が粗いですが、致し方なしです。
2011年1月7日金曜日
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