2012年4月1日日曜日

ちょっと遡りますが(雪の青葉山) -2012/02/25青葉の森

OLYMPUS E-5
OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD

ようやく春を感じる気候になってきた仙台。
なのに、1ヶ月以上も前の話題で恐縮です。

2月25日は、朝に雪が降り市街でもけっこうな積雪になりました。
ならば当然、青葉の森はもっと雪が積もっているだろう、ということで
午後3時頃からに森へ入りました。

今回は、「こもれび広場」駐車場からトイレの下の「チゴユリの道」へ入り、旧「わんぱく広場」の下を通って花木広場、そして中央散策路を駐車場まで戻るお馴染みのコース。

まず散策路に入ってびっくり!

E-5, P2250556
予想以上の雪です。

E-5, P2250559
アキノキリンソウ(たぶん)の枯れ花にも雪が乗っています。

E-5, P2250560
木の枝の上にも雪が乗って、重そうです。
日が出て溶け出すとやっかいなことになるのですが、この時点では全く心配無用でした。

E-5, P2250563
ヤブムラサキの実です。
秋に落ちそびれて枝についたまま萎びてしまっています。

E-5, P2250570
林のほうは、時々木の上から雪が「ばさーっ」と落ちていました。
落ちる瞬間を撮ろうとがんばってみたのですが、なかなかタイミングと落ちる場所がこちらの思惑通りにいかず、一枚も成功せずでした。

E-5, P2250571
あしあとのない散策路。
こんな雪のあとの寒い日に、森に入る物好きもそうはおりますまい。

E-5, P2250576
1月にしつこく追いかけ回した「ホツツジ」です。

ホツツジは、花から実までをまとめてフォトパスに投稿していますので、よろしければご覧ください。
ホツツジ~花から実へ

雪の重みのせいか、風のせいか・・・きちんと(?)上を向いていたのはこの一穂だけでした。

E-5, P2250591
木の枝に絡みついた蔓の先が「くるくるっ」と、そのまま枯れています。
雪がなければ、茶色一色の背景に溶け込んで気がつかないのでしょうが、雪が積もって周囲が真っ白だとよく目立ちます。

E-5, P2250599
沢を渡るために一度降りて、また上り、左の方へ行けば「チゴユリの道」のつづきでそのまま出発地点の「こもれび広場」駐車場へ戻ります。
右へ行けば、沢に絡みながら旧「わんぱく広場」へ出ます。

E-5, P2250560
「さあ、降りるぞ!」と視線を前に・・・すると「オケラ」の枯れ花が視界に。

フォトパスにもこの枯れ花オケラを投稿しました。
木枯らし紋次郎?

「木枯らし紋次郎」君、襟巻きがすっかりなくなって寂しい姿になっています。
真っ白な雪から一本頼りなく立っているのが、さらに寒い雰囲気を醸し出します。

E-5, P2250604
何かわからないけれどあちらこちらで見かける木(ツツジじゃないかと思っているのですが・・・)を右手に見ながら・・・

E-5, P2250606
さらに沢のほうへ下っていって・・・

E-5, P2250607
橋の上で左手の沢を見ると、水が流れる音は聞こえますが、ほとんど雪に隠れてしまっています。
橋を渡って少し上がり、丁字路を右へ折れて松林の中を抜けて・・・
先ほどの沢の少し下流のところでもう一度橋を渡り、沢を左手に見下ろしながら進みます。
途中、あの忌まわしい事故があった現場も通り過ぎてどんどん行きます。

E-5, P2250611
沢を見下ろす崖沿いに上がっていくと、旧わんぱく広場の下に出ます。
このあたりは、小さな流れがあって、春にはニョイスミレ、アギスミレなど白いスミレたち、夏にはコバギボウシやクリンソウ、マイヅルソウ、コゴメウツギなどいろんな花が楽しめるスポットです。

でもこのときは、ただ雪に覆われている狭い平地・・・
スルーです。

入り口から、右手にわんぱく広場の大きな遊具があった斜面を見ながら崖沿いにまっすぐ進むと、また狭い散策路に通じる出口が。
この道を行くと花木広場に出ます。

散策路に入ってすぐのところに、

E-5, P2250613
伐られた木にびっしり生えたキノコです。
向かって右側は日陰になるので、こちら側に多くついているのでしょう。
雪でわかりにくいですが、この木の左側が散策路、さらに左は柵があって沢へと落ちる崖・・・というぐあいになっています。

さらに行くと、

E-5, P2250616
さきほど斜面で見た(P2250604)のと同じ木が。
こちらは平地に生えているからか、枝はあまり上を向いておらず、やや下に向かってひろがっています。

E-5, P2250621
枝の先には葉になると思われる木の芽と、実が。
これ、ツツジだと思うんですが・・・
花の時期にはあまり注意していなかったのがいけないですね。
今シーズンはちゃんとこの先を見届けたいと思います。

やがて道が少し下りになって、花木広場に出ます。
ここも雪が積もって、背の低い草木は埋もれ、トウゴクミツバツツジなどの木々もまだ冬ごもり中。

ただ歩いて通り過ぎるしかありませんでした。
中央散策路に入り、駐車場目指して上ります。

旧わんぱく広場の上を通ってどんどん行くと、散策路の左手にこんな面白いものが。

E-5, P2250645
ジグザグの茎。
何の植物なのか?
葉もすべて落ちてしまっていて、手がかりがほとんどありません。
鋭いトゲがまばらについているので、もしかしたらバラ科の何かかもしれません。

もう少し行くと今度は右手に・・・

E-5, P2250651
これはクルマユリ(たぶん)の残骸です。

E-5, P2250656
これはナンブアザミ?

E-5, P2250660
これはオカトラノオです。
夏には、この散策路脇にたくさん咲きます。

花の記事
その1
その2
その3

フォトパスに投稿した写真は
オカトラノオとヒョウモンチョウ?
花にスポットライト
オカトラノオばたけ
オカトラノオと?
オカトラノオの花です 
見上げてごらんオカトラノオの花だよ 
ハナグモとオカトラノオ
オカトラノオの花とつぼみ

こうしてみると、オカトラノオは大活躍です。
でも、夏の花の時期ばかりで、花が終わったあと、ましてやまったくのシーズンオフである冬なんて、ほとんど注目していませんでしたが、こうしてみると趣があります。

この記事を書いている今はもう4月。
ちょっとタイムリーではない話題でしたが、このままにしておくとこの2月25日に訪れたときの「青葉の森」のようすが日の目を見ずにお蔵入りになってしまいますので、がんばってまとめてみました。

きれいな花は咲いていなくても、雪の日の森ではたくさんの発見があります。

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