OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0SWD
去年(2011年)の大晦日に購入した、OLYMPUS E-5。
このカメラには、アートフィルターの新しいバリエーションとして「ドラマチックトーン」なるものが装備されています。
発売当初から、このアートフィルターが「ウリ」のひとつだったわけですが、私はいままで1年近く使ってきて、一度もこのドラマチックトーンを試したことがありませんでした。
それは、私の中に「写真は記録」という気持ちが強くて、「このアートフィルターを使うのは芸術家だけ。私には無縁の機能だ」と思っていたからです。
2012年12月1日から1週間、出張でフランスのレンヌに行きました。
昼間はもちろん用務先であるレンヌ大学へ出向き、用務をこなすわけで・・・自然、オプションである趣味に許される時間は朝か夜となってしまうわけです。
この時期、フランス北部地方は夜明けが遅く、朝8時くらいまであたりは薄暗いです。
それでも、出かける前にレンヌ旧市街のあたりを歩いてシャッターを切ります。
でもどうしても・・・
E-5, PC060405(original) |
夜が明ける微妙な時間帯では、空の感じもつぶしたくないし、街の風景も明るくしたい。
でもコントラストが大きすぎて、うまく行きませんでした。
この写真も、いつもなら「あ~あ、ダメだった」と、即ボツになっていたところでした。
ふと、どうせボツになるならアートフィルターで遊んじゃえ!と、偶然ドラマチックトーンをかけてみたのです。
そうすると、
dramatic-toneかけ |
やっぱりどこか、芸術家気取りな雰囲気が出てしまっているように感じられるものの、ボツ写真が一転!ちゃんと人に見せられる作品になってしまうとは・・・
被写体が「異国の街」というのも、なんだか私の中で許せてしまうように思われます。
この一枚をきっかけに、いろいろと「ドラマチックトーン」で遊んでみたくなったきっかけを与えられました。
そして、エクスカーションで連れて行ってもらったモン・サン・ミッシェルで、このドラマチックトーン効果が絶大に発揮されることとなりました。
到着直後に撮った写真・・・
E-5, PC060479(original) |
それでも、なんだかありきたりな記念写真感は否めません。
そこで、この写真にドラマチックトーンをかけてみました。
dramatic-toneかけ |
とくに、空のダイナミックさがググッときます。
快晴よりも、晴れ間が残りながらちょこちょこ雲がいるというくらいの空がちょうどよい感じがしますね。
この写真は、フォトパスにも投稿させていただきました。
作品のページはこちらです。
まだまだ、ドラマチックトーン初心者ですが、これからこのアートフィルターへの向き不向きや効果的な露出条件などを少しずつ検討していきたいと思います。
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